辻村深月のレビュー一覧

  • ふちなしのかがみ

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    1本目がしっかりホラーで、ゾッとすると同時に一気に引き込まれる。
    しっかりしたミステリの構成で逐一頭から読み返したくなる1話も多く、やっぱりミステリ作家さんなんだなぁ〜と。
    私の読解力が足りない為にオチがふわっとして分からない話もあって、またゆっくり読み返したいです。

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    2024年07月04日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    内容の濃い長編でした。
    ⭐︎5に限りなく近い⭐︎4です。最後のエピローグにゾクっとしました。
    色んな感情が入り組んで、読んでる最中の自身の顔すごい顔になってたんじゃないかなぁ。とにかく夢中になれるミステリー作品でした。毎度のことですが辻村作品は他の作品との繋がりが強く、読んでる最中に鳥肌が立ちます笑

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    2025年03月31日
  • ハケンアニメ!

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    面白かった!
    三者からなる構成で、プロデューサー、作画の人、監督からの視点です。

    なんか、最後の方泣きそうになってしまいました。
    大人の青春だった。

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    2024年07月02日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    「スロウハイツの神様」を読み終えて、時間が経つ前に読みたいと思ってたチヨダコーキのデビュー作。

    トランスハイの正体に驚愕。
    結局アールが空白の3年間どんな思いで何をしていたのかよく読み取れなかった部分もあって、奥深い心の動きを全部を理解できた感じはしないけど、それでも面白かった。

    スロウハイツ読んでコウちゃんの人間性をわかった上で読むと、コウちゃんはこんな作品を書いていたのかぁ、、それはスロウハイツの神様だと思った!

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    2024年06月10日
  • クローバーナイト

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    いい家族だなー!!志保みたいな母親になりたいし、裕みたいな旦那さんがいてくれたらいいなって思う。
    辻村深月はどの作品でも丁寧で小さな伏線もあって、その時によってよい感情とか悪い感情が揺さぶられるのが好き。

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    2024年06月10日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘にまつわるエピソードが上巻から繋がっていている。東日本大地震当日のお話は最近のことなので、心に残った。本当に良く取材して資料を読み込んで小説を書かれた著者の題材の取り上げ方が素敵だと思った。

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    2024年06月03日
  • 神様の罠

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    コロナ禍を舞台にそれぞれの作家さんの罠に楽しくハマれるアンソロジー
    特に乾くるみさんは初読みでしたが、張り巡らされた罠があまりにも自然すぎて真相がわかった時は思わず「えっ!」と声が出たほど
    他の作品も読んでみたくなりました!
    コロナ禍の息苦しい感じも思い出しました

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    2024年06月01日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    同名の映画の小説版。
    地の文があるので、ルカとゴダートの心情が解りやすくてよかった。
    短編のゲストはちょっと意外な人物。

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    2024年05月31日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    匿名

    購入済み

    子供の時に感じてた心の内を細かく再現されてるように感じました。
    今ならそんな事と、思うような事で人に傷つけられ真剣に悩んだり、人をバカにしたりと、すごく懐かしくて、今こんなにも鮮明に読書に伝えらる作品素晴らしかったです。

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    2024年05月26日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘という建物を舞台にその建物に関わる人のエピソードを短編で繋いぐ話。
    戦前から現代まで時代の流れとともにリニューアルされた建物の説明も含んでいるが、史実ではなく物語の印象をうけた。辻村さんが描くとどのキャラクターも感情がはいっていて身近に感じるので読みやすい。
    東京會舘行きたくなった!

    小説家の話と料理教室の話が良かったかな。

    他にも歴史ものを書いてほしいなぁと思いました。

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    2024年05月22日
  • レジェンドアニメ!

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    『ハケンアニメ!』のスピンオフ的作品で短編集となっている。『ハケン』に登場した人物達のその後なども描かれており興味深い。
    何よりもアニメに向かう人々の熱さが実にいい。読んでいて背筋を伸ばした。一見華やかに見える現場でも皆がもがき、壁にぶつかったり、迷ったり悩んだりしているのだ。それでも前を向く瞬間が人生にはある。この人たちの背中を追っていきたい、ついていきたい、そう思えた。

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    2024年05月21日
  • 時の罠

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    万城目学さんと、湊かなえさんのお話がおもしろかったです。
    時間をテーマにしたいろんな作家さんの短編が読めてよかったです。

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    2024年05月19日
  • 図書室で暮らしたい

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    辻村さんのエッセイ集。
    一つ一つが2〜3ページのもので、軽く読めた
    こんなに短い中でもちゃんと面白いの
    すごいなあ...

    次は小説も読もうっと!

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    2024年05月18日
  • 水底フェスタ

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    ムラ社会シリーズ?…田舎のこの感じを知ってる人が読むとツライ…自分だけが何も知らない感覚…わかりすぎてツライ…

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    2024年05月17日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部さんから始まり、他4人の作家さんたちが繋いでいくアンソロジー。どれも、意思を持っているかのように思える無機物に人生を翻弄されてしまった人たちが出てくるところが共通してたように思う。最後の宮内さんの作品だけ違ったかな。辻村さんの「ママ・はは」は「噛み合わない会話と〜」で読んだことがあったのだけど、今作で宮部さんの作品を受けて書いたものだと分かると理解が深まった気がして良かった。

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    2024年05月16日
  • ぼくのメジャースプーン

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    辻村さんは、物語の力を果てしなく信じているんだろうなと思う。
    説教めいた伝え方ではなく、価値観を誇示するでもなく、真摯に物事に向き合って、考えて、言葉に乗せて、ひとつひとつの物語を紡ぐ。
    たくさんのひとを救って、気づかせて、支えて、促して、ときには立ち止まらせる作品を生み出せて羨ましい。

    本作も、テーマとしてはよくあるかもしれないが、切り口や人物設計によるおもしろさが大きい

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    2025年12月17日
  • クローバーナイト

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    ほんわかする素敵な家族の話。
    ファミリーものだけどちょっとした謎解きが毎回あるのでわくわくする。
    育児、家事、保活、受験、いろんな価値観と何が当たり前なのか、何を大事にしたいのか考えさせられる。
    こんな家族が羨ましい。

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    2024年05月01日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    旧館から新館へ。
    そして、令和となる年に新たな新館へ。

    新館となっても、流れつづける東京會舘の伝統、
    そこで働く人々のお客様への想いは変わらない。
    本当に東京會舘が大好きなんだろう。

    亡くなった夫との金婚式の日に、夫が見ることのなかった東京會舘へ出かけた茂木芽衣子。
    『ロッシニ』でひとり食事をすることした芽衣子。
    亡き夫との金婚式のディナーであることを知った渡邉の対応が泣ける…

    東日本大震災で帰宅できなくなり、クッキングスクールで通った東京會舘で一夜を過ごすこととなった三科文佳。
    そんな文佳を1人自宅で待つ、夫・敏美。
    定年後、東京會舘クッキングスクールに通い始めた敏美。
    が、まだ料理を

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    2024年04月23日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    大正11年に皇居の見える丸ノ内に誕生した社交場、『東京會舘』。

    旧館を舞台に、関東大震災や第二次対戦など激動の時代から東京オリンピックへと、そのなかで誇りをもって働くスタッフ、利用したの方々の人間模様。

    ほのぼのとした時間が流れていく。
    そして、少しずつつながっている。
    『東京會舘』は本当の社交場だったんだと。

    『パピヨン』をきっかけに、『東京會舘』を知り、『東京會舘』に来た夫婦。
    田中の願いが叶ったんだと。
    勝目の喜びが。
    本当に『ベストセラーよりロングセラーを』だと。

    『パピヨン』と『ガトー』、食べてみたくなった。
    勝目がこだわりにこだわりぬいた。
    今も売っているんだろうな…

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    2024年04月20日
  • 琥珀の夏

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    辻村深月さんの書く文章は、古傷が開くというかものすごく心を抉る
    こんなに心を晒して大丈夫だろうかと心配になる。


    読んだあと物語から浮上するのに時間がかかる。
    登場人物の彼女らには幸せになって欲しいと願う。

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    2025年07月21日