辻村深月のレビュー一覧

  • クローバーナイト

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    お受験、ママ友、保活、実母との衝突。子育てをしていると実際によくある問題。それがリアルだが少しミステリー感もある形で描かれている。
    実際に子供がいる私にはとても読みやすいが、「そんな世界も本当にあるのかなぁ、、、、」と自分と比べ、別世界を覗いているかのような気分に。
    本当にその渦中にいる人としては当たり前の価値観になり、視野が狭くなり、周りの人から見ればどうして?と思うようなことに夢中になってしまう。子供のこととなれば尚更なのかもしれない。

    少し引いた目線から、物事を見ることの大切さ。
    核家族化が進む中、自分たち親がクローバーナイトとして、子供達を守っていかなければならないのだと思った。

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    2024年04月09日
  • きのうの影踏み

    匿名

    購入済み

    首筋のゾクゾクが止まりませんでした。
    どれも日常で起こりそうな身近にある話しでした。だからこそ怖かったです。

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    2024年04月05日
  • 水底フェスタ

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    ミステリーというか、サスペンスというか。
    『言わないことで無かったことにする』悪しき習慣、わたしの属する組織でも少なからずあるな〜と。
    人間の卑しさいやらしさが、わざとらしくなく、言葉尻や表情、目線などで絶妙に描かれています。
    後半は続きが気になり、一気に読み切りました。

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    2024年04月03日
  • Another side of 辻村深月

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    作家同士の対談や作品に対する思いなども、わかって興味深く読んだ。辻村作品は、まだ読んでないものも多数あるので読んでみたい。つぎは、闇祓を是非読みたい。この本を、脇において一緒に読むとより楽しめそう!

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    2024年03月27日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    映画本編は見てないけど、映像が目に浮かぶ。
    本編もさることながら、ルカの地球探査記に「魔美」さんを出してきたのはなかなか。
    解説で触れられていた辻村深月とつじ(点が一つの辻)村深月の違いは驚いた。

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    2024年03月21日
  • かがみの孤城 3

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    原作の小説を読んでから漫画の存在を知りました。これまで、原作を超えられるものはないという考えでしたが、かがみの孤城はそれぞれが素晴らしく、小説と漫画がお互いをまた読みたいと思わせるものがあります。漫画は「なるほど、そういう心の動きがあったのかもしれない」と、小説を読んでいる時に描いていたイメージをさらに膨らませてくれました。
    キャラクターデザインや漫画ならではのニュアンスの表現好きです、私はとても合っていると思います。

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    2024年03月19日
  • 傲慢と善良

    ネタバレ 購入済み

    傲慢と善良

    婚活で知り合った2人の結婚までの紆余曲折の話…と思っていたが、大人しく良い子と周りから言われていたが自分に自信も無く、、決められない人。誰でもそんな部分はあるのではないか?私もそうだし。心を取り出して曝け出されたかのような気持ちになった。ただ、真実のように失踪する程の怒りや勇気は持ってない。

    #深い

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    2024年03月17日
  • 神様の罠

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    コロナ禍の大学生活がここに書かれてて、2020年を思い出した。たまたま特定のコミュニティに参加できたから良かったものの、そうでなかったらと思うと鬱病まっしぐらだったことと思います。
    辻村作品をもっと読みたい。
    また、アンソロジーということもあって、初めましての方もいて楽しかった。有栖川有栖の作品を読んでみたい。

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    2024年03月15日
  • Another side of 辻村深月

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    綾辻さんのAnotherのスピンオフみたいなのを辻村さんが書いた本だと勘違いをしており、開いてびっくりした(笑)綾辻さんと辻村さんならそんなこともありそう…いや、さすがにないか。それはともかく、辻村さんて素敵な方だなと再認識。

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    2024年03月05日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    ネタバレ

    再読。
    震災や、戦時・戦後の接収など、東京會舘と歴史が絡んだ物語で読み応えがある。
    特にバーと、お菓子の話が好き。努力が報われる一瞬にぐっとくる。
    この本を読むと、とても東京會舘に行きたくなる。
    シャンデリア、ジンフィズ、パピヨン…!
    本作では、辻村深月ならではの毒はないかな?

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    2024年03月02日
  • 青空と逃げる

    匿名

    購入済み

    父親のスキャンダルで家族がバラバラになる。
    逃げながらも懸命に生きる母親と息子に胸が苦しくなりました。
    ずっと最低な父親を想像していたので、本当の事がわかった驚きました。
    優しすぎる人ってこんな風な決断をしてしまうのか。もっと自分を守ればいいのにとも思いました。
    けれど、そんな優しい人だから家族はまた1つになれるんだろうな。

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    2024年02月25日
  • 傲慢と善良

    人間の本音が浮き彫りに

    この作家さんの本は8割は読んでると自負してるが本当にリアルな人間模様を描くのに長けてると思う。いる!いるよ、こういう奴!とか、人が抱える矛盾とか綺麗事ではどうにもならないリアルを描き出すから刺さると思う。
    が!本当に思うのが恋人やパートナーや伴侶の側に自分より遥か昔から側にいるその相手にとって恋愛対象になりうる性を持つ友人や自分とは真反対で自分をあまりよく思わなそうな人間がいるのは実に厄介だという事、分かっていたが改めて痛感した。
    そういう奴らは自分達の思想や言動が善良だと何ら疑いなく動き、実に傲慢な行動に出て時には、彼、彼女の為!と未来さえ破壊しにかかる。
    関わると碌な事がない。
    だから何か

    #ドロドロ #ダーク #深い

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    2024年02月22日
  • 光待つ場所へ

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    しあわせのこみち、チハラトーコの物語、
    樹氷の街に出てくる登場人物は、過去の
    辻村作品の登場人物とリンクしていると
    いう情報込みで読破。
    樹氷のーは、名前探しの放課後。
    チハラトーコは、スロウハイツの神様。
    とピンと来たが、しあわせのこみちは、
    冷たい校舎の時は止まると分からなか
    った。(読んだのがだいぶ昔だった)
    そのことがあったのか、しあわせのー
    は、あまり印象に残らず。
    アスファルトも、あまり乗らなかった。
    しかし、チハラトーコと樹氷の街は、
    引き込まれた。
    登場人物の性格や生き方、考え方が、
    とても上手く描写されていて、それぞ
    れの人間性が伝わってくる。
    辻村深月は、ミステリーより青春

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    2024年02月21日
  • サクラ咲く

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    3つの物語が入っている、読みやすい。
    すごく良かった。透き通るような青春ってこういう事かと納得した。どれも友情に泣けるし、展開が止まらない面白さ。
    主人公たちの気持ちがこれだけ伝わってきて共感できるのは、辻村深月だけだなと感じる。

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    2024年02月03日
  • 水底フェスタ

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    ネタバレ

    ロックフェスの誘致に成功して、財政的には潤ってきた田舎の村に住む高校生、宏海。閉塞感のある田舎の村に嫌気はさしながらも、柔軟で音楽を愛する父や、医師として村に帰ってきた従兄弟の光弘を尊敬していた。
    復讐のために村に帰ってきた女優、由貴美と出会い、彼女との恋に溺れて、企てに巻き込まれる中で、村の知らなかった事実を知ってしまう。
    村長戦の裏で動くお金や、村全体の隠蔽体質、父の不倫、地域による格差など、後ろ暗い事実がどんどん出てきてしまう。
    読後感は悪いけれど、なんだか惹かれてしまってあっという間に読んでしまった一冊だった。
    辻村さんの田舎への想いは根深いなと思う。

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    2024年02月01日
  • 光待つ場所へ

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    過去の作品の登場人物が出てくるのですね。順番間違えたけど、楽しめました。でも、読んでからの方が良いかもです。

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    2024年01月30日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

    良かったです。スピンオフ短編集という事で、懐かしのあの人やこの人に再会できた喜びや、あれから後の未来を少し覗く事のできた感慨に胸が詰まりました。特に『樹氷の街』。郁也と多恵が大好きで、今回もまた2人に泣かされました。なんでこんなにも優しくて暖かいんでしょう。もっとずっと見ていたくなります。でもこれ、過去の作品知らない人はどんな感想を持つんでしょうか?面白さ半減してしまうんでは??そういう意味では辻村深月ファンブックって感じがします。もちろん私はファンなので大満足でした。

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    2024年01月23日
  • ロードムービー

    匿名

    購入済み

    それぞれの物語に引き込まれました。
    素敵な人達ばかりでした。

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    2024年01月22日
  • ふちなしのかがみ

    匿名

    購入済み

    架空と現実との間にある不思議な話し。
    子供の頃に聞いた事のある怪談話しも多くて懐かったです。

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    2024年01月20日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    マロンシャンテリーが好き!で手にとった本。
    地方出身の私は、こんな風に幼いときから東京會舘が身近にあった人たちに羨望も。
    読み進めていくうちに、あれ?そう言えば、私の結婚式も、本館ではないけれど運営は東京會舘、着付けは遠藤波津子美容室だったのだわ、娘たちの着付けをお願いしてきたのもいつも遠藤波津子美容室なのだし、と。
    還暦を迎えた今年、上京した18才からの42年間を振り返りつつ楽しみました。

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    2024年01月20日