辻村深月のレビュー一覧

  • 図書室で暮らしたい

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    今の私が小説を書いていられるのは、もう二度と会うことはないかもしれないその人たちのおかげだ。もう連絡できないくらいの後悔や過ちの記憶まで含め、彼らが、私と、私の小説を作ってくれた。

    若さというのは傲慢だ。私は、その後、自分が彼女と疎遠になってしまう日がくるなんて、考えもしなかった。私が人生で抱える、大きな後悔の一つだ。その後、自分が作家になれた時、私は、彼女にその報告ができる立場に、もうなかった。

    辻村さんも、僕と同じような経験をしていて、それでも、小説家という人生を歩み続けていて、励まされる思いがした。
     家族とは大好きで大嫌いなものだと気付かせてもらえた。

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    2025年04月30日
  • 光待つ場所へ

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    良かった。
    通り過ぎた若かりし頃や幼かった頃を思い出し、あぁそんな事を想ったよな、あったあったとジンと来た。今子どもである者たちに接する時に忘れずにいたいと思います。
    辻村深月さんは、あの頃を忘れずにいられるのが、今でも想像できるのが凄い。
    そしてあの作品のあの人やあの人や色んな人に再会できるのが楽しかった。

    ・樹氷の街
    クラスの中でこんな事あったよなぁ。
    そしてこれは大人になってからの集団でも同じ事がある。
    心当たりありすぎる。成長出来ていないのか、人間が集まればこうなるのは仕方ないのか。
    それでも若い時の方がちゃんとぶつかれた気がするな。う〜ん、若さっていい!
    登場した人たちを含めて一番

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    2025年04月29日
  • クローバーナイト

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    どこにでもいる親子たちの、どこにでもある事件がいかにグロテスクか。露悪的なのではない。辻村の見る世界に単純な悪人などいない。

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    2025年04月26日
  • V.T.R.

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    サクッと読めてすごく面白い。
    スロウハイツの神様を呼んでから、チヨダコーキの書く本がどんなものかと思い読んでみましたが予想以上に良かったです。

    展開が全然読めなくて、アールを探して会うんだろうなとか、トランスハイと戦うんだろうかとか思ってましたが全然違う(笑)

    これからティーはどうなるのか気になります。

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    2025年04月24日
  • ロードムービー

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    辻村深月作品7番目に読んだ。
    『冷たい校舎の時は止まる』との関わりが、ところどころで見られる作品。

    辻村作品から感じる「世代も性別も違うけど、なぜか共感する」ところが出て来ている。
    「道の先」と「トーキョー語り」でより感じた。

    『冷たい校舎…』で出てきた人の再登場に少しテンションが上がったけど、「道の先」と「トーキョー語り」の繋がりがわかった時のほうが上がった。

    作品をまたいでリンクするのはこのあたりまでなのかな。
    次作からどんな楽しさがあるのか、期待しちゃう。

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    2025年04月22日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    越路吹雪さんの慣れない才能の部分が凄く共感した。
    常に全力で手を抜かない。
    すべての仕事に通じるのかなと。
    今仕事に自信をなくしているからか。。

    慣れず、常に謙虚に目の前の事を全力で頑張ろう

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    2025年04月18日
  • クローバーナイト

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    家庭を守る育児世代のお父さん騎士(ナイト)の視点から描かれる、連作(5編)ミステリー×家族小説。

    「人生の前半は親に台無しにされ、後半は子どもに台無しにされる」(P240より引用)

    こんなネガティブな言葉も、本書を読むことで、ポジティブな格言かもしれないと考えさせられ、
    「家族にとっての普通」って一体?という謎に向き合い、救いの手を差し伸べてくれる、もはや辻村さんにしか書けないのではという作品でした。

    これにて、現時点での辻村深月さんの文庫本は全て読破!(「のび太とドラえもん月面探査機」は除く)
    かけがえのない読書時間に感謝です。

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    2025年04月09日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    シンプルに友情&感動を味わいたい方におすすめ。

    壮大な宇宙とのび太達の友情の物語。
    ドラえもんの秘密道具『異説クラブメンバーズバッチ』で月にうさぎがいる世界に。
    転校生ルカとうさぎとのび太達の月面探査機が始まる。戦いに行く時のスネ夫の覚悟のシーンがお気に入り。辻村先生が脚本という事で読んでみたがとても良かった。最後のルカ達の願いも納得する作品でした。

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    2025年04月05日
  • ふちなしのかがみ

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    少し怖い短編集。後書きで著者が書いているように、寝る前に読んで「後ろめたい気持ち」になり、「明日も早いのだからもう寝ないと」と思いながら読むことをやめられなかった。またしても著者に上手く乗せられた。

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    2025年04月07日
  • レジェンドアニメ!

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    ネタバレ

    素敵な彼らにまた会えてうれしい!
    「愛を言い訳にしない」という言葉にプロの気概を感じました

    それにしてもニイ太のOP見たすぎる

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    2025年04月03日
  • 時の罠

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    人気作家4人による「時間」をテーマにしたアンソロジー。
    それぞれの作家性を読み比べることができて、とても楽しかった。それと同時に、自分の好みの作風を再確認でき、よい読書体験だったと思う。

    辻村さんはいつもの作風と少し異なる人情もの。米澤さんはなかなか壮大な裁判もの(?)地名は架空だけど、地元の話で興味深かった。湊さんは初めて読んだけど、なかなか好みだった。

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    2025年03月30日
  • 名前探しの放課後(上)

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    三ヶ月後から、過去に戻ったと主張する、高校生の依田いつか。自殺する同級生がいることを同級生の坂崎あすなに相談を持ちかけ、友人たちを巻き込んで、その同級生を探すことになる。

    宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を想像しながら、読み進めました。登場する同級生たちも、天才的な頭脳を持つ天木をはじめ、いつかの親友の秀人、その恋人で、お嬢様で学業優秀の椿と、いつかとは、また違ったタイプの同級生たちが集まる。

    あすなは、自分を学校で決して目立つタイプではないと考えるが、高校や中学って、どうしても似た様なタイプで、一緒にいることが多かったなと思う。
    当時、自分にも色々なタイプの横の繋がりがあったら、学生生活を

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    2025年03月25日
  • 名前探しの放課後(上)

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    タイムトラベル物に辻村深月エッセンスを加えるとどうなるのか。

    上巻は人物紹介と状況の提示。
    そしてそれだけでも面白く読めてしまう。
    上巻の中だけでもちょっとした違和感やモヤモヤが解消したり。
    下巻へ向けてのワクワク感がすごい。

    主な登場人物は色々抱えながらも今のところはいい奴ばかり。
    辻村深月の伏線回収力はこちらの期待度を軽く超えてくるので、今作は果たしてどうなるのか。

    下巻はすぐに読むか一呼吸置くか悩ましい。

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    2025年03月25日
  • ふちなしのかがみ

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    友人に勧められて、最後の話だけを読みました。
    子供の頃、自分がついた嘘が本当になればいいのにって経験をしたことがあったと思い出した。
    特に、嘘が原因で怒られた時なんかはそう思ったな。
    今思えば子供の時にしかそんな気持ちは味わえなかったんじゃないかなって思う。
    自分に都合の良いおかしな展開や、人を作っては妄想して楽しんでいたけど歳を重ねるにつれて現実から離れたことはしなくなってしまった。
    昔は不思議な夢もたくさん見れたのになって。

    少し逸れてるかもしれないけれど。笑

    辻村さんの後書きはすごく良くて共感できました。
    紹介してくれた友人に感謝です。

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    2025年03月25日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    久々に再読しました。辻村深月さんの作品の中で唯一と言っていいほど、どういう感想を持ったらいいのかが未だにわからなくなるお話です。

    当たり前にこのお話はフィクションなんだけど、それでも浅葱の境遇はフィクションであって欲しいと作中の狐塚と同じ思いを願ってしまうほど感情がリアルで痛くて光がない。
    まだ上巻ではそこまで重要な登場人物でもない真紀ちゃんや恭司や紫乃だけれど、それぞれのエピソードを通して狐塚や月子の人となりがよく分かるし、それがまたリアルな感情で余計にフィクションであることを忘れてしまい余計に気分が滅入ってしまう気がします。

    前作「冷たい校舎の時は止まる」の菅原の件もそうだけど、本作も

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    2025年03月24日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のエピローグまたはプロローグに当たる短編集。
    少し大人になった彼らのその後が愛おしい。

    事前に前作を読むとより楽しめるが、本作から入っても問題ない。特に誰が前作の誰とは明示されず、終盤にヒントが出る構成であり、作者の力量と読書体験の素晴らしさが秀逸だった。

    特に「トーキョー語り」がおすすめ。著者特有の壮絶なクラス内闘争からの、加害者側も含めたさわやかな大団円が新鮮だった。少ないページ数ながら、どの登場人物も瑞々しく、描かれている。
    本作はスピンオフのスピンオフに該当するが、彼らのその後もまた、気になるなあ。

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    2025年03月23日
  • 名前探しの放課後(上)

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    上巻はタイムスリップモノ×青春モノ

    登場人物は全員魅力的で好きだなぁ。
    打算的ではあるけど、何だかんだで人助けに付き合ってくれている天木が特に好き。

    いつかとあすなは他にも抱え事がありそうな雰囲気?下巻も楽しみ!

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    2025年03月21日
  • レジェンドアニメ!

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    前作を読んでいることが必須です。未読であれば⭐️➖1ですね。主に前作の脇役たちの背景が掘り下げられています。アニメ現場は、昨日の友が今日のライバルということもあるけれど、どこかで繋がっているし、アニメ業界が一つのチームであるという感覚を覚えました。アニメに関わる全ての人に感謝したいです。

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    2025年03月20日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメを読んでからしばらくたってから、
    スピンオフのこの作品。
    懐かしいエピソードが出てきて、覚えていたり
    忘れていたり。
    各ストーリーでも、登場する人がリンクしたり
    するのも面白い構成だった。

    ハケンアニメの映画を観た影響か、王子=
    中村倫也のイメージしか湧いて来なかった

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    2025年03月15日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    辻村深月作品では珍しい、寝る前に読むと怖くて眠れなくなるような話だった。500ページほどあるが読みやすく、早く下巻を読みたくなった。

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    2025年03月11日