辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。
今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。
この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。
作者の罠だったりもする。
初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。
『夫の余命』乾くるみ
タイトルからして罠だった
『崖の下』米澤穂信
凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです
『投了図』芦沢 -
Posted by ブクログ
辻村深月さんのすべてがまるわかり!っと言ったらいいのか、とにかく知らなかった一面も覗ける本。
宮部みゆきさんとの対談から始まり、伊坂幸太郎さんと凄い作家が続くわけで…。
その合間に新作『この夏の星を見る』のスピンオフ書下ろし短編の薄明の流れ星があって…
これがとてもよくて、絶対に新作読むわ!となる。
交流のある作家さんから見た辻村深月ってこんな人っていうのも面白い。
100問100答もポンポンと答えているなかに本音が見えて楽しめた。
西加奈子さんからの夢は何ですか?に死ぬまで小説家でい続けること。
カッコいい。
終わりに全作品リストが載っている。
記憶をたどってみたらツナグ以降しか詳細 -