辻村深月のレビュー一覧

  • スロウハイツの神様(上)

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    講談社の辻村さんスゴロク?の1冊目ということで。上巻はつまらなくはないのだけど、正直長い。伏線がいっぱい埋まっているのだろうけれど、気づけずない部分も多く、やや盛り上がらず読み終える。

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    2025年12月18日
  • 琥珀の夏

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    最初宗教チックでとっつきにくかったけど読んでるうちにどんどん先が気になって600ページ超えてる長編なのにさらっと読めました! 
    うちはこんなに自分のために動いてくれる友達おらんから
    すごくミカちゃんと法子の関係が羨ましかった、、
    あと、子供は親のそばで育つのが1番って言葉にぐさっときた。

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    2025年12月17日
  • 本日は大安なり

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    やはり文章が上手く、読みやすい。それぞれの人間の微妙な関係やあまり人が表立って言わないけど考えていることを巧妙にまとめるから、面白い。

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    2025年12月17日
  • 鍵のない夢を見る

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    一人ひとりに理想があり目的がありそれが夢にもなる。
    けれど、なかなか思い通りにならず見た夢とは違う現実がある。
    夢見ることは良いことだとは思います。しかし、それだけが生きる道ではないとも思います。

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    2025年12月17日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    Another を彷彿させる設定
    ページ長いし展開もゆっくりと進んでくけど一人一人の心情や過去にも焦点を当てていて読み応えはバ
    ッチリ
    下巻が楽しみ...

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    2025年12月16日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    1つの物語を「恋」と「友情」2つの視点から読むのはとても面白かったです。
    盲目的に夢中になれるというのは素晴らしくもあり、それと同時に醜く恐ろしいものでもあるということを知りました。

    私にとって、依存・盲目・執着で最初に連想されるものといえばやはり恋愛なのですが、友情というものも拗らせてしまえば恋愛に匹敵するほど恐ろしいものに変わってしまうのかと驚きました。

    「恋人」「親友」という特別感のある立場に固執し、徐々に狂っていく人間の姿が繊細に描かれており
    読み応えのある内容でした。辻村深月先生の文才がひしひしと伝わってきました。

    『友情』の章の途中から結末を想像していたのですが、その上をいく

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    2025年12月16日
  • かがみの孤城 上

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    辻村深月作品では好みの方だなと思えた作品。
    まずは上巻。

    学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた安西こころの目の前で、
    ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
    輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような建物。
    そこには狼の面をつけた少女・オオカミさまが待ち受け、
    こころを含め、似た境遇の7人の少年少女が集められていた。
    城の中にいられるのは日本時間の午前9時から午後5時まで。
    そして翌年の3月30日までの間の期間。
    その間に城に隠された鍵と願いの部屋を見つけだした1人だけが
    1つだけ願いを叶えられるという。
    城にいられる間なら家との行き来は自由。
    鍵を探すも良し、ダラダラ過ごすも良し。

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    2025年12月16日
  • 傲慢と善良

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    年齢を重ねる度読みたくなる一冊
    善良な人ほど傲慢な人で、日常の中で葛藤を事細かく表現されていた。
    内面の描写に共感できて、2人だけの世界を繰り広げていく所すごく感動した( т т )

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    2025年12月16日
  • 闇祓

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    ネタバレ

     人の心に踏み込み、悪い感情を浸透させていく闇ハラをテーマにした文章。
     第一章を読んでいる時は、闇家族や闇祓という非現実な存在にフィクションを感じていた。しかし、読み進める内に、闇ハラという名をつけるのが相応しい行為が、現実で横行している憂慮すべき行為で、それを具現化したのが闇家族なのだと気づかされる。そこで、普段自分が受ける、またはしてしまっているかもしれない行為の凶悪さを知った。そして、このホラー小説を通じて、そういう人たちが世の中には溢れかえり、絶えることがないのだと悟った。

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    2025年12月15日
  • 本日は大安なり

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    同じ日に結婚式を予定する4組&プランナーの話。

    辻村作品としては普通の面白さかなと思います。
    難しい話はなく、サラサラ読めます。
    グロテスクな表現もないので、安心して読めます!

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    2025年12月14日
  • 噓つきジェンガ

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    騙す人、騙される人それぞれの視点で三つの事件を描いた短篇集。
    取り扱う詐欺事件も、ロマンス詐欺、裏口入学詐欺、オンラインサロン詐欺、とよくニュースで聞くような身近なものが多い。
    ニュースでは事実報道がベースで、騙す人も騙される人も動機がわからないことが多く、どうしてそんなことしてしまったの?と思うことが多いけど、辻村さんの丁寧な心情描写を通して、あぁこういう状況なら私も..と納得させられた。

    ただ唯一、最後の短編は主人公の女性があまりにも無責任で、未熟で、リアルで、イライラが消化しきれなかったので⭐️3つで。

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    2025年12月14日
  • 本日は大安なり

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    結局心の底から悪いやつはいないじゃないかと読み終わって憤慨したけど、まあ、そこに辻村深月さんの人柄があらわれちゃってるんでしょうか…1人くらい、なんの気兼ねもなく糾弾できる奴を登場させてください…私がストレス溜まってるだけですか…

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    2025年12月14日
  • 噓つきジェンガ

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    相変わらずちょっとドキッとさせられるような短編集。
    1作目は別の本で読んだことがある作品だったが、以前よりコロナ禍が過去のことになってきていることもあり、当時の様子を改めて思い出させられた。
    よく人を幸せにする嘘、という表現がなされることがあるが、本作を読むと、結局誰かしらが辛い思いを抱えているように思う。ただ、現状を変えるには、嘘というものは非常に大きな影響力を持つと感じた。

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    2025年12月13日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    幹永舞と鼓動チカラの正体とか、全員で環を助けるシーンとかはとても良かった。
    エピローグも、締めとしてとても良い。

    ただ、詰め込みすぎに感じる。
    これは辻村深月さんの初期作品ほぼ全てに言えるけど。
    ほぼ全員のエピソードをその人主観で丁寧に。それはすごいんだけど、主軸がわかりにくくなるし、長くなる。
    既出の話に再度触れるため、引用。それが多いのも毎回長長編になる要因じゃなかろうか。

    今回は登場人物にあまり心惹かれなかった。
    環もスーも加々美も黒木さんも好きじゃない。特にスーはすごく嫌い。
    チヨダコーキは好きだった。

    「チヨダ・コーキはいつか、抜ける。」
    この言葉の意味が最初全然わからなかった

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    2025年12月13日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めの方の話は断片的だったが、それらが繋がっていったとき、良いなと思った。
    個人的には嵐と御園の話、キラリの話が好きだった。
    歩美の家庭に起こった過去の不幸は悲しかったが、その詳細を本人が知ることができて良かったなと思った。

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    2025年12月13日
  • 傲慢と善良

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    タイトルにある、善良と傲慢は紙一重だと感じた。
    自分がどう感じているか、相手がどう感じたかはどちらにも分からないし分かり合えない
    でも結局のところ、自分の人生を自分がどうしたいかで考えていくのがセオリーなのかな
    初オーディブルでながら読聴、意外と時間かかりました。

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    2025年12月13日
  • クローバーナイト

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    雑誌VERYに連載されていた短編集。子育て世代が直面する様々なできことに夫婦が自分たち、子どもたちを信じて立ち向かう姿に共感を覚えた。
    各家庭それぞれの価値観や子どももそれぞれの成長があり、まわりと比べることなくそれぞれを受け入れたり、見守っていくことの大切さを強く感じた。
    個人的には最後の話、実母が孫の成長によかれと思って、母親である娘に容赦なく口を出すところ、気をつけなければと感じ、家族だから何でも言っていいのか、踏み込んでいいのか、その距離感の大切さを痛感した。

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    2025年12月13日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    人間の愚かさ、弱さ、執着心、嫉妬、おぞましさがこの1冊にあります。
    女同士って本当に面倒なことが多い。
    群れてワーキャー言っている女子って幸せものだと思う。

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    2025年12月12日
  • かがみの孤城

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    個人的な好みだけど、字が大きく余白が狭いので読みにくかった

    いじめ、不登校、そんな現実から逃げられる場所で
    改めて自分を見つめ直す子どもたち。

    最後は何となく予想していた通りではあったので、
    良かったな、という印象。

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    2025年12月12日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    いじめから不登校。
    ほぼ後半にかけてこころちゃんの心情がえがかれていた。

    なんとなく中盤で時代の差を感じていたのが大当たり!
    オオカミ様の正体は気が付かなかったけど、最後多少のバタバタ感があった。

    個人的には後半(特に戻ってからのみんなの状態)をもっとしっかり書き上げて欲しかった。
    中学生で読みたかったなーって作品。面白かった。
    ただ本屋大賞にしてはやや期待はずれ。

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    2025年12月12日