辻村深月のレビュー一覧

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    「口は災いの元」だし、忘れたい過去ってあるなぁと感じました。読んでいて嫌な気持ちになるお話でしたが、不思議とそういうのって、続きを読みたくなってしまいますね。

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    2026年01月09日
  • 傲慢と善良

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    自分が感じてる今の状況と、自分の親との関係が重なりすぎて苦しかった。かつ真美が自分が一番嫌いなタイプでその苛立ちも自分の性格の悪さとか嫌いなとこが露呈してるように感じて辛かった。刺さるのはわかったけど、辛かったから星3。また状況が変わった時に読み返したい

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    2026年01月08日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    ストーリーは、意外な結末かと思いきや尻すぼみ的な収束で物語を終えたなーという印象。ただ最後は真実の本当の自分の人生がこれから始まるって感じで良かった。
    善良と傲慢、ここまでタイトルの言葉が出てくるのも珍しいんじゃないか?笑
    ま、そんだけ善良と傲慢とは何かを考えさせられた。
    以下はわたしの解釈。

    善良とは他者に合わせたり、他者に害のなく振る舞うことではないかと思う。要は都合の良い人。それでいくと真実は母親の都合の良い人だなーと思う。また歯科助手の人は他人に危害も加えずその時にいる人に委ねる都合の良い人かなーと思う。
    逆に傲慢は自分本位だったり、他者への配慮が欠ける人かなと思う。要は自己中心的な

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    2026年01月09日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    四日ほどで読んだ。年始1冊目。
    リアルにかける部分が気になったが、誰かに認められたい、誰かの特別に選ばれたいと思ったことはみんな少なからずあると思う。自分自身小中高そんな子供だった。努力をして誰かの親友ポジションになろうとする、その姿を誰かに見せつける。結局他者からの肯定って満たされないから虚しい。瑠璃絵は美波にずっと勝ちたかった。容姿や性格にコンプレックを持ちながらでも、ひとつの席を奪い取ることで存在意義を得たかったんだと思う。しかしどこまで経っても微笑に怯えてしまう。いくら瑠璃絵が親友ポジションになろうとも、誰かに選ばれようとも、幸せにはなれなかっただろう。

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    2026年01月07日
  • V.T.R.

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    「スロウハイツの神様」からのスピンオフ。
    作家チヨダ・コーキの作中作「V.T.R」が約200ページの単独小説として文庫化。

    カバーには著者チヨダ・コーキとして書かれ、解説はスロウハイツの主人公、赤羽環が脚本家として書いている。王子千晴の名前も。

    これ、辻村さん楽しかっただろうなー。
    他人の作品として書くのって、文体も発想も別物になる。それがちゃんと成り立ってる。
    ただ、軽口のティーの脳内発言は鼻につく。ライトノベルみたい。と思ったけどチヨダコーキがラノベ作家なんだから、これでいいのだ。

    ラストはさすが。
    でもそこまでがちょい退屈ではあったかな。

    環の解説も、響く。良い。

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    2026年01月07日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    結婚式直前に失踪した彼女の行方を追いながら、彼女の生い立ちや今まで知らなかった内面が徐々に明らかになっていく、マッチングアプリや婚活がテーマの物語。

    現代人に対する解像度が非常に高く、登場人物の考え方やセリフにリアリティを感じた。こういう人たちは周りにいくらでもいると思う。かくいう自分も、男としては主人公に共感してしまう部分も多く、「お前は傲慢だ」と筆者に言われているようだった。「在庫処分セール」とか「ピンとこない=自分自身につけた点数よりも相手の点数が低い」とか、いちいちギクッとさせられる言葉が多かった。

    紆余曲折ありながらも、最終的には主人公たちが考えを改め、思い出深い土地で結婚式を挙

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    2026年01月07日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    一人一人それぞれの事情がって同じものはない
    居場所は学校だけではないし、どこに行っても必ず嫌な人は居るという言葉はとても心に残った。

    また年代が違うことは少しも頭になかったので、なるほど!そうか!となった
    現実世界で既に出会っていたことも最後繋がってスッキリした

    最後、喜多嶋先生の正体も知れて驚いた!
    ちゃんと大人になったんだなって嬉しく思った

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    2026年01月06日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    少しずつ、コロナ禍の小説が増えてきたなぁという第一印象。
    サロンの話は、少し違和感を感じながらも読み進め、主人公像が少しずつ分かっていくのが面白かった。

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    2026年01月05日
  • 朝が来る

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    父親の存在感の無さに腹が立った。
    養母から実母、最後にその2人が交わった時という流れは非常に読みやすくよかった。解説にある通り、少しではあるが朝斗視点があったのはよかった。

    意見を一言も聞いてもらえず、また意思が全く尊重されなていないひかりが可哀想でならない。
    もし私がひかりで、朝斗という希望の光を失ってしまったら、同じような心境となり、心に空いた大きな穴が埋められず自傷に走ると思う。
    家庭内で親が子供に対してどう接するべきかを考えさせられる点は非常に勉強になると感じた。

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    2026年01月04日
  • 傲慢と善良

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    あるある、こういう気持ち。というのが散りばめられていてリアルだったし、自分みたいで気持ち悪かった。(褒めてます)言語化しづらいリアル感が見事に表現されていて、だからこそ想像しながら読み進められて解像度高く読み終えることができた。身近に居たら嫌かも…

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    2026年01月04日
  • 朝が来る

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    内容は重め。女性に読んでほしい一冊。
    現代社会の問題が詰め込まれている。
    思春期特有の少女の親への反抗心はとても共感できた。あの頃の感情表現は見事だと思う。幼稚な気持ち。だが、自分に共感できたのはそこだけ。
    物語はわかりやすかったから、読むのに苦労しなかった。

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    2026年01月04日
  • ぼくのメジャースプーン

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    勧められて読みました。
    少しみんなより大人になったフミちゃんが学校で飼っているうさぎの世話当番で朝早く、風邪を引いた僕の代わりに登校した時、市川雄太という医大生が、うさぎをバラバラにして殺していた。その時から気持ちを失ったフミちゃんをなんとかしたいと思う僕。実は僕には家系的に人に〇〇しないと、〇〇になると暗示をかける力があり、もう1人の子の力の持ち主、大学教授の秋山先生に、この力の使い方について、詳しく教えてもらう。僕は市川雄太と面会するにあたり、この力を使い、市川を懲らしめようとする。先生とは反省しないと人間以外の動物が見えなくなるということを約束したが、実際は。僕の首を絞めないと医学部には

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    2026年01月04日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    美貌のヒロイン・蘭花の「恋」パートと、彼女に執着する留利絵による「友情」パートで構成。恋も友情も拗らせてしまえば、行き着く先は愚かで残酷なものなのかも。軽薄に見えた美波が一番マトモなのでは?
    山本文緒さんによる解説も秀逸で、モヤモヤが腑に落ちました。

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    2026年01月04日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    同じ学年の女子といさかいがあり学校に行けなくなった女の子のお話。
    部屋に飾る鏡から異世界に飛んで、その先で同じ境遇の中学生達と過ごすことになる。
    そこでは「オオカミさん」と呼ばれる狼面を被った女の子がいて、一つだけ願いを叶えるための鍵探しゲームがスタートするファンタジー。

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    2026年01月03日
  • 噓つきジェンガ

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    中学受験の話、おもしろかった。
    母親にも父親にも次男にも共感できる。

    サロンの話は紡がなんの制裁も与えられてないのが嫌。詐欺しといてハッピーエンドみたいになってるのが嫌。

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    2026年01月05日
  • 朝が来る

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    ひかりの自分はこんな素敵な人に愛されているのだ、と誰かに言いたいような自分の中に切り札としてとって起きたいような優越感のような気持ちは少なからず自分も思春期の時に抱いていたような気がする

    ずるずると堕ちるところまで堕ち、孤独だったひかりに朝斗がいたから佐都子とつながることができ希望の光が差し始めたのかな、と感じた
    罪を償い人生をやり直すことができたらいいな、と思う

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    2026年01月02日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    テーマとお話が刺さらなかったのですが、1度読み始めると止まらないのはさすが辻村さんだなと思いました。

    ユイちゃんから電話がかかってくるところが、リアルで嫌です。簡単に想像できてしまうし、自分もユイちゃんの立場だったらそうするような気がします。

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    2026年01月02日
  • スロウハイツの神様(下)

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    物語の舞台は、脚本家、漫画家、画家といった、表現を切望する若きクリエイターたちが集うシェアハウス「スロウハイツ」。 そこは、世俗の喧騒から隔絶された「表現者のための聖域」です。しかし、単なる青春群像劇だと思って読み進めると、結構裏切られる。ここで描かれるのは、和気あいあいとした共同生活だけではなく、さまざまな人間模様や、人生の苦しみも感じられます。これらが、辻村深月特有の繊細かつ鋭利な筆致で、緻密に編み上げられています。
    個人的には展開がゆっくりで、読み進めるのが少し疲れるような内容でしたね。

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    2025年12月31日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    主人公の名前が最後までないことが気になった。

    子供たちは〜の秋先生と、復讐に向き合う対話・問答を通して本質や思考を深めていく。

    ただし超常の能力があるという世界観、豊富な語彙や表現を使ったり、能力を理解して機転を効かせる主人公が小学四年生というのがあまりに現実感がなく、ちょっと入り込めなかった。

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    2025年12月31日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自分たちはもちろん、周囲のすべてをも喰らい尽くしてしまうような。煮えたぎるように熱く、底なし沼のように暗くて冷たい、盲目的な、恋と友情の話。

    とにかく留利絵視点がグロテスクすぎる。自己肯定感が低すぎるあまり肥大化した自己愛や、自他境界の曖昧さ、重度の愛着障害、見捨てられ不安が純粋培養された病的な依存と妄執、どれも直視できなかった。痛々しい、気持ちが悪いと憎悪すらしてしまうのは、私もまた留利絵と同じ種類の人間だからなのだろう。つまりはただの同族嫌悪なのだ。

    自分を守るために目を閉ざし、耳を塞ぎ、自分にも他人にも嘘をつき、どんどん認識の中で事実が捻じ曲げられていくさまに、背筋が凍った。「

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    2025年12月31日