辻村深月のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
「人・で・なし」
宮部みゆき上手いよねえ。
極めて普通の(もしかしたら宮部自身が遭遇したかもしれない)居酒屋の、よくある話から、「人でなし」のワードを引き出して、ひとつの現代の「怪談噺」が始まる。まあ、やり過ぎ(ありきたり)のオチだったけど。リレー・アンソロジーどうなるんだろ?
「ママ・はは」
宮部からバトンを受け取ったのは、辻村深月。話の導入方法と「表題」「写真」というキーワードを引き継いだようです。果たして何処を引き継いで何処を引き継がないのか。ちょっと推理したくなりました。
「わたし・わたし」
辻村からバトンを受け取ったのは、薬丸岳。初めて読む作家。確か実際にあった犯罪に取材した小説 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ恐ろしい。全ての話、自分にも思い当たる気がする。
気がするというのは、思い出せないからです。
思い出せないというのがこの本を読んだ後だとまた怖い。
無意識下の残酷な行動ってやった方は都合良く記憶が改ざんされ、一方された側はずっと鮮明に覚えていてそのせいで許せない。わたしも知らないところで恨まれてるだろうな。こわい。
早穂とゆかりが一番後味悪かった。
この女性たち「結構いい大人になったけど、振り返ってもわたしの人生ってなかなか幸せだし、今の生活も結構充実してる笑」と言わんばかりなんだけど、読んでる方は不安と劣等感と猜疑心の塊やないかいって心の中で突っ込めるような余地がある語り口なのが秀逸。
-
-
購入済み
ほっこりする島の話
島で生きる少年少女の物語
『冒険』というほどの事件も、謎も、ないけれど
少女と少年たちは一緒に日常を過ごして、
色々なことを感じながら成長していくんだなと思いました。
もはや紛れもなく『冒険』がそこにある。
んじゃないかな。
閉鎖的な島だから苦労することもあるし、
そんな島だからこそ得られる絆もある。
とても良い話です。