辻村深月のレビュー一覧
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購入済み
続きが気になる
一言で言えば、誰かの精神世界に閉じ込められた8人の高校生のお話で、ミステリーとホラーの要素が混じってます。
そしてよくある、この中の誰か1人が実は。。。といった展開なのでしょうか、下巻を読まないと分かりませんけど。
なにより引き込まれるのが、この辻村深月という作家のストーリー作りの巧みさです。無関係に思える各登場人物の細かなサイドストーリーが、複雑に絡み合い1つの大きなストーリーの全体像を徐々に浮かび上がらせていく。それでいて一人一人のキャラクターがしっかりと描かれている。その構成のストーリー作りの巧みさは女性作家の中ではNO.1なのではないかと思ってます。
上巻を読み終えた時点ではまだス -
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今回のテーマは「愛」。
うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。
そんな恋愛したことないですが。
全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。
「犬小屋のこと」が一番怖く。
「ある姉妹」「隣のベッド」で人の -
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Posted by ブクログ
『まあ、いい先生だったんだろうけど。』比留間先生の真実。親父会のその後。
タイムカプセルの八年 辻村深月
『縁結び一本、ざっと千年のお勤めを果たしてきたところであります』
トシ&シュン 万城目学
『意識らしきものはあった。だがそれは知性ではなかった』
下津山縁起 米澤穂信
『研究室からパクってきた』『優介の好きなように使えばいい。』
長井優介へ 湊かなえ
最初の比留間先生の衝撃が凄くて(親父会にすくわれましたが、さすが辻村深月さん)、その後の万城目学さんの語り口の神様にほっとしました。
山との通信の不思議(米澤穂信さんの)におっと思い、最後もタイムカプセルで、湊かなえさん独 -
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「責任」の重要性について書かれた作品だと感じた。
良い人でありたいと思いながら生きるも良し。周囲の人間を偽って生きるも良し。何も言わずに、淡々と周りの人の言うことに従って生きるも良し。
上記以外も含め、どの生き方にも必ず恩恵はある。(「良い人であること」で手に入れられる恩恵等々。)
自分本位で考えると、自身にとって欲しい物が手に入るならば、その生き方がきっと正解なのだろう。
しかし、選んだ自身の生き方で失うものもあるわけで、それに対して不平不満を垂らすようではただの欲張り。即ち、幼稚。
その点で真実さんが作中、幼い子供に見えた。
大人になる為には、失うものについての責任を負う「覚悟」が -
Posted by ブクログ
いい意味で、自分自身や周囲の人たちの生き方・考え方を風刺されてるような作品。
登場人物の様々な価値観に対してなかなか共感できず、むしろ嫌悪感が芽生えてしまう瞬間もあったけど笑、他者から見た自分はきっとあの中の誰かのように思われていたのかもしれないな〜と感じた。特に真実の姉とか自分に近い気がするし、架の女友達みたいに見られてたことだってあったかもしれない。
ただ、物語を読み終える頃には、それぞれの行動や価値観に対して単なる批判をする気にはならなかったかも。
きっとみんな傲慢で善良なんだろうね、素晴らしいタイトル回収ですっ
さすがに人を傷つけるような言動とか嘘はダメだけど!
あと、解説が自分の -
Posted by ブクログ
ネタバレホラー短編集
○踊り場の花子★★★
面白かった。さゆりが可哀想でならない。
相川の良い人の皮がじわじわと剥がされていくのが怖くて心地良い。
○ブランコをこぐ足★★
わかるようなわからないような。
インタビュアーは茜?
みりちゃんは茜のシミュレーションのようにふと「ここから飛んだらどうなるのかな」って魔が刺したのだろうと思った。
坂田さんはちゃんとみりちゃんを大事な友達と思っていそうで良い子だと思った。
○おとうさん、したいがあるよ★
全然わからない。
ネズミの死体ってことでいいのかな?
でも近所の子供と配達員は現実?わからない。
死体の表現がグロテスク。
親の認知症に向き合えるか不安でなら