辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ友人にすすめられて手に取った辻村深月さんの『ツナグ』。最初はファンタジーのような設定に戸惑いましたが、読み進めるうちに、この作品が描く人間関係の深さに引き込まれていきました。
もし亡くなった人に一度だけ会えるとしたら、私は誰を選ぶだろう。
『ツナグ』を読み終えたあと、自然とそんなことを考えてしまいました。
この物語は、“死者に一度だけ会える”という特別な機会を仲介する「使者(ツナグ)」をめぐる連作短編集です。一つひとつのエピソードが丁寧に描かれていて、どれも心を揺さぶられました。
「会いたい」という気持ちには、いろんな形があるんだと気づかされます。感謝を伝えたい人、謝りたい人、答えを求め -
Posted by ブクログ
初めて辻村深月さんの本読んだ。
どんな本を書く人なのか何も知らない状態で読み進めていって、登場人物が中学生の男女だったから中学生特有の、思春期特有の、人間関係の面倒さやスクールカーストみたいなのがリアルに書かれていて、懐かしさを感じつつ、面倒さを思い出しにイライラしながら読んでた笑笑。自分もそうだったけど、思春期で周りのもの全てに怒りを感じてるアンの気持ちに共感しつつも、グロいものとか過激なものを好きな気持ちに気味悪さを感じて、これどういう結末なん?って常に思いながら読み進めていってた。周りに敏感で、常に自分がどう思われているのかが気になる女子・アンと、常に何を考えているのかわからない、自分の -
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Posted by ブクログ
アニメ好きとして、素直にとても楽しめた。
アニメ制作の裏側新鮮で非常に興味深かった!
1つのアニメに想像以上にたくさんの人が関わっていて、それぞれに思いが込められているとしみじみ感じた。
ただ一つの作品ではなく、リデルとサバクという2作品の制作視点で話が進むので、どちらが覇権を取るのだろう?と展開を読めないまま読み進められるのが楽しかった。
みんな愛すべきキャラクター!とても良かったです。
アニメ描写が凄く細やかで映像がありありと思い浮かんできた。
アニメ制作の話なんて、本より映像の方が伝わるだろうと思ったけれど、本でここまでアニメの様子を伝えられるものなのかと感銘。
さすがは辻村深月とし -
Posted by ブクログ
直木賞受賞作品ということで期待していましたが、私の中では「傲慢と善良」「凍りのくじら」「ツナグ」の方が上回ってしまい、短編ということもあってか期待とは少々掛け離れていたように感じました。
特にどの短編も刑事事件要素が含まれていること、加えて恋愛系にはモラハラ気質で勘違いな男たちが登場するなど、「こういう人いそうだな」に留まるだけに終わってしまい、あまり共感や響くことはありませんでした。
一方で不妊や育児に悩む母親の短編はとてもリアルで共感できる部分も多く見受けられたのでおすすめです。男性にこそ女性の育児の大変さを知っていただきたいです。