辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメ好きとして、素直にとても楽しめた。
アニメ制作の裏側新鮮で非常に興味深かった!
1つのアニメに想像以上にたくさんの人が関わっていて、それぞれに思いが込められているとしみじみ感じた。
ただ一つの作品ではなく、リデルとサバクという2作品の制作視点で話が進むので、どちらが覇権を取るのだろう?と展開を読めないまま読み進められるのが楽しかった。
みんな愛すべきキャラクター!とても良かったです。
アニメ描写が凄く細やかで映像がありありと思い浮かんできた。
アニメ制作の話なんて、本より映像の方が伝わるだろうと思ったけれど、本でここまでアニメの様子を伝えられるものなのかと感銘。
さすがは辻村深月とし -
Posted by ブクログ
直木賞受賞作品ということで期待していましたが、私の中では「傲慢と善良」「凍りのくじら」「ツナグ」の方が上回ってしまい、短編ということもあってか期待とは少々掛け離れていたように感じました。
特にどの短編も刑事事件要素が含まれていること、加えて恋愛系にはモラハラ気質で勘違いな男たちが登場するなど、「こういう人いそうだな」に留まるだけに終わってしまい、あまり共感や響くことはありませんでした。
一方で不妊や育児に悩む母親の短編はとてもリアルで共感できる部分も多く見受けられたのでおすすめです。男性にこそ女性の育児の大変さを知っていただきたいです。 -
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