辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

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    面白い。短編小説の側面がある本だった。
    「死者に会う生者を描く」という縛りのもとで、「誰となぜ会うのか」というところから章ごとに登場人物の過去を浮き彫りにしながら人としての成長を描いていく。
    死者に会えるというファンタジーの設定があるので、読む人を選ぶかなと思った。自分は小説にファンタジーの要素は求めていないので、好きな類の小説じゃなかったが、それなりに面白かった。
    特に「待ち人の心得」の章は面白かった。ロマンチックでもあり儚くもあり、、自分が辻村深月に求めているのは「恋愛」のストーリーなのだと再認識した。

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    2026年07月22日
  • ぼくのメジャースプーン

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    罰を恐れて課題をこなすか、罰を選ぶか。

    主人公の気持ちを思うと、自分なら生きて罰を受け続ける言葉を発するんじゃないかと思った。
    考えながら読むのは面白かった。

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    2026年07月21日
  • スロウハイツの神様(上)

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    ①色々な個性のある人が同じ屋根の下で暮らせているのがすごい。
    ②まぁ、面白い…かな?
    ③好きなことで稼げない。好きじゃないことで稼げる。どっちが幸せ?

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    2026年07月20日
  • あなたの言葉を

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    店頭で平積みされていて目に留まった辻村さんのエッセイ。
    辻村さんってどんな人なのか興味が湧いて購入した。

    小説家らしい?人だなと思った。
    作品の登場人物達と同様に思慮深く、他者を傷つけないように配慮して、考え込んで、自分なりの優しい答えを見つけて進んでいく気がした。

    普段読んでいる小説の作者がどんな人か少し覗けたような面白さと、納得感。

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    2026年07月20日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    作中、宇宙飛行士の女性が学生たちに向けて「好きという気持ちを大切に」と語るシーンが、響きました。
    大人になるにつれて、子どもの頃のように無邪気に何かに打ち込むことは難しくなり、どうしても「将来の役に立つか」という視点で物事を選びがちになります。けれど、もっと自由でいい。たとえ趣味であっても、自分のなかの「好奇心」を何より大切にしようと思わせてもらいました。

    また、休部を申し出た円華に対し、顧問がかけた言葉も忘れられません。
    コロナ禍という誰も経験したことのない世界で、「今はしょうがない」と割り切って諦めることもできたはず。しかし顧問は、高三のこの1年間は二度と戻らない、人生に一度きりのかけがえのない時間だからこそ、諦めてほしくないと伝えます。

    彼らが「スターキャッチコンテスト」をリモートで開催し、かけがえのない経験や仲間を見つけたように。
    この先どんな未来が待ち受けていたとしても、その時々で自分にできる最大限の選択をしていきたい、と強く思わせてくれる素敵な一冊でした。

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    2026年07月19日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    今はまだ点だけの段階。描写がリアルで目背けたくなるところもあるけど、これがどうやって繋がっていくのか気になる、、
    メジャースプーンの秋先生出てきた。

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    2026年07月19日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    嘘から生まれる絆の物語

    誰しも生きていれば、嘘をつかざるを得ない場面が
    一度や二度はあるはず。
    俯瞰で見られる読者としては、
    それぞれの主人公に対して、なんでそんな嘘を?
    と思うけれど、こんな人がいても
    おかしくはないかもな〜なんて思いながら
    一気読みしました。

    どの作品もイヤミスで終わることもできそうなのに
    一度どん底に落として、結末が好転するところが
    救いがあって好き

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    2026年07月19日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親を殺して逃走した幼馴染を探していく物語で、事件の真相だけでなく、田舎特有の人間関係や世間体、生きづらさ、周りの目を気にして本音を言えないことや、「幸せとは何か」を他人の価値観で決められてしまう空気は、ホント田舎あるある

    母親に妊娠を相談して、反対され、揉み合いの末に殺してしまい、そのまま逃亡するという展開には少し無理がある

    その後、目的地へ逃げに逃げ、幼馴染に見つかる
    警察は何してたんでしょ?富山へ向かっているひとりの女性をそんな半年も見つけれない?

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    2026年07月19日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    悪意に満ちた後編。
    ラストシーンはハッピーエンドっぽく良かったかな?
    ただ、多重人格オチはうーん。
    ミスリードがうまく噛み合わなかった感。
    恭司が黒幕かなーって疑って読んでたので。
    時系列的な感じだと
    子どもたちは夜と遊ぶ→ぼくのメジャースプーン
    →凍りのくじら→名前探しの放課後
    なのかな。
    残念なことに、ぼくのメジャースプーンから読んでしまったので全部の伏線が回収されなかったのが残念。
    いつか時系列順に再読しようかと思うけど、
    子どもたち…はもういいかな。重すぎる。

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    2026年07月18日
  • ぼくのメジャースプーン

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    今までの辻村深月先生だったら、序章にフックを持ってきてその全容が明かされるのは物語の中盤、そこから違う登場人物の視点を描くっていう流れだったと思う。この作品は一貫して主人公の視点しか描かず、ただただ長く感じてしまった。

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    2026年07月18日
  • 青空と逃げる

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    ネタバレ

    辻村深月作品。
    「傲慢と善良」が良かったので、リンクする所があると聞いて読みました。

    全体的には、サスペンス要素とか、辻村作品に多いどんでん返し(?)的な展開も少ないし、平坦な物語に思えます。面白かった!とテンション上がる感じではないかもしれません。

    また、早苗は弱かったり、いっぱいいっぱいだったりして、正直、あまり好きなタイプの主人公ではありませんでした。

    ただ、何となく、読んで良かったなーと感じます。
    それは、「逃げること」について、自分の視野が広がったように感じるからです。

    ぼくは、それなりに安定した生活を送れているし、自分の環境には不満はありません。でも、だからこそ、今の居場所ではないどこかで、自分が生きていることは想像がつきません。

    もし、何かが起こって、今の生活に乗り越えられない脅威を感じたら。僕は、追い詰められて、どこにも逃げられないと絶望するでしょう。

    でも、それは僕の思い込みであって、本当は、この青空の下のどこにだって、逃げることができる。そこで生きていく事だって、きっとできる。
    早苗と力がそうしたように。

    僕は早苗のキャラはあまり好きではなかったけれど、弱い彼女が様々な土地で生き抜く姿を見せてくれるからこそ、感じるところがあるし、学ぶところがある。

    きっと、自分も、追い詰められれば本当は弱いだろうけど。でも、それでも、生きていけるんですね。
    各地での出来事は平坦で地味だけど、生きることは地味で地道な事です。だからこそ、良い物語になっているとも思います。

    この物語はロードムービーでもあって、特に別府は顕著だけど、観光というか、その土地の魅力を感じる描写が多いですよね。

    単純に知識として面白いけど、それだけじゃなくて。この世界の広さを本当に体感するには、そういう土地の空気感とか、文化とかを味わう体験が大事なのだろうと思います。
    だから、辻村さんは、こうした描写を大切にされたのかなと感じました。

    僕は、美術館が好きでよく旅行に行きますが、あんまり観光地は回らないし、その土地のものも食べず、コンビニで済ませたりしちゃいます。

    それって、すごく勿体無いことをしているなと思いました。もっと旅をして、この世界の広さを感じて生きたいし、どこにでも行けるんだと、そう感じれる自分になっていきたいと思いました。

    面白い、とは違うから、評価は少し厳しめにつけたけど、良い小説だったなと思います。

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    2026年07月18日
  • ぼくのメジャースプーン

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    私のとっておきの一冊は、辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』です。
    恥ずかしい話ですが、辻村深月さんを読んだのはまだ2作目でした。1作目の『本日は大安なり』は一気読みするほど感動しましたが、この作品は重いテーマゆえ、なかなか読み進めることができませんでした。ところが、小学4年生の主人公が最後に下した決断は、64歳の私にはまったく予想外で、見事に騙されました。小学生ならではの純粋さと、その裏に潜む残酷さを垣間見たような気がして、読後感は決して良いものではありませんでした。
    それでも、最後に秋先生が犯人に向かって「でなければ、お前は―」と言いかけて言葉を切る場面には唸らされました。その先を読者に委ねる手法が見事で、読後もその言葉が頭から離れません。
    この作品は、私にとって「読み終えてから始まる読書」の面白さを教えてくれた、とっておきの一冊です。

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    2026年07月18日
  • ぼくのメジャースプーン

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    復讐とは誰の、何のためのものなのか。
    凄惨な事件を起こし、たくさんの命を、心を奪った犯人に、相応しい罰とは何か。
    罰を与える側の罪とは。

    人は自分のためにしか泣けない、というフレーズがあったが、泣く以外の全ての行動や感情も、同じく自分のためでしかないのではないか、と考えさせられた。

    しかし、罪のない純粋な小学生に、こんなにも重たいものを負わせるとは、、、

    私の語彙力ではこの小説の深さを正確に言語化できない。

    とりあえずグロ耐性がなく、子供が可哀想な目に合うのが苦手な私にとって、これは手を出してはいけない小説だった。笑
    けど最後まで読んでしまったのは、逃げてはいけないと思わせるような、辻村深月さんの文章力ですね。

    これから読む方は、心が健康な時に読むようにしていただきたいものです。

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    2026年07月17日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ禍で制限がある中で中高生たちが、天体観測に取り組む姿が印象的でした。いつもとは違う日常生活が始まり、高校生たちが最後の部活動をどう続けるか?何ができるか?を模索している姿に胸が熱くなりました。

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    2026年07月17日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ダーク辻村満載でした。
    前編は人物紹介。
    まだ、点と点が繋がってないので、若干読みづらい感もありましたが、結構グロい描写もあります。
    後編が楽しみ!

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    2026年07月16日
  • 家族シアター

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    いろんな家族のいろんな人の視点から見た、不器用な家族愛のお話が詰まった短編集。
    切っても切れない家族の縁は、その愛情が不器用でうまく伝えられなくてもちゃんとあって、揺るがない。
    心温まるお話でした。
    欲を言えば、ドラえもんの話が出て来た時、凍りのくじらの誰かとつながっていて欲しかったかな。

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    2026年07月16日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親を殺して失踪したチエミ
    幼馴染のみずほはチエミを探し始める
    学生時代の友人や恩師に会いに行き、チエミが失踪した理由、逃走先を探っていく
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    しばらく読書から遠ざかっていたけど再開!
    まずは辻村深月さんから
    やっぱり辻村さんは女同士の確執や微妙な心情を描かせたら天下一品だなと思う
    母娘の確執、友人との確執…
    何だか身に覚えのある感情もあったり…
    胸がちくちくする
    ラストで分かるタイトルの意味…
    そういうことか
    泣ける

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    2026年07月14日
  • 光待つ場所へ

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    さまざまな物語の人物のスピンオフのような作品。
    それぞれがいろんな思いを抱えながらも、少しずつその人なりに前を向いて向いていく姿が見れてよかった。人それぞれ前の向き方も異なれば、背景や感じ方も異なる。相手のことが好きか嫌いかによらず、どんな人との出会いが前を向かせてくれるかはわからないもんだなぁ〜。

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    2026年07月14日
  • この夏の星を見る 下

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    今思えばコロナ禍って色々狂ってたよな。会話の制限、マスクの強要、なぜか赤くなった東京都庁…
    今だからこうやって笑い話にできるけど日々闘いだった。あの時を生きた高校生や中学生は青春を半分以上奪われたこたになると思う。それでも、そんな中でも星を見上げる、青春をする若者たちにはグッとくるものがあった。
    ぜひ同著の「宇宙小説」も読んでみて!

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    2026年07月14日
  • この夏の星を見る 上

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    最初はなんかつまらない感じだったけど、だんだん引き込まれた。花井さんが宇宙飛行士になっていたことに感動した。読書の醍醐味だよね。

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    2026年07月14日