辻村深月のレビュー一覧
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2025年15冊目『ふちなしのかがみ』
ホラーはあまり得意ではないのですが、芦田愛菜ちゃんが「夏休みにおすすめの本」として紹介されていたのをきっかけに手に取りました。
短編集なので、ホラー初心者でも読みやすく、ドキドキしながらページをめくる手が止まりませんでした。
印象に残ったのは《踊り場の花子》。学校で働いている身としては、リアルに想像できて、じわじわと背筋が冷たくなる感覚がありました。《ふちなしのかがみ》も不気味で引き込まれました。お気に入りの話です。《おとうさん、したいがあるよ》は少し難しく、ふわっとしたまま終わってしまった印象です。
どの作品も、「日常にひそむ怖さ」をじんわりと感じさせてくれました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ政府から公式に殺人を許可された『マーダー』の1人でありながら引きこもり同然の生活を送る青年が、元カノからの意味深な電話をきっかけに彼女を探す決意をする。殺伐とした都市に生きるアウトローたちの西部劇風恋愛ライトノベル。「今を切り取る偉大なライトノベル作家」の鮮烈なデビュー作! …という体裁で、辻村先生の『スロウハイツの神様』で準主役を務めるチヨダ先生の小説を作中作的に描いたもの。
一つの作品として完結していて、意図的に崩された文体、突き抜けた世界観、過度に粗削りな展開でチヨダ・コーキの作家性を醸し出しつつ、終盤の展開は辻村作品の期待を裏切らない。煽られているほど「鮮烈」という印象はあまりしなかったが、これは荒んだ世界の中で荒んだ救いを届ける人たちの物語。 -
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ネタバレ踊り場の花子
The学校の階段(現代版)って感じで分かりやすかった。花子さんにしちゃいけないことを自分はしてないか!?!?って焦って冷や汗ダラダラな描写が上手すぎてこちらもヒヤヒヤした。
ブランコをこぐ足
何回か読んでなんとなく理解した
小学生でもヒエラルキーとかあるんだね(遠い目)
おとうさん、したいがあるよ
これ何回読んでも分からない全部夢みたい
ふちなしのかがみ
わたし的にはまさかのオチだったから面白かった!オチ分かってからもう一回読むと主人公の友達の言葉も意味が違く聞こえる
八月の天変地異
少年漫画のようですごく面白かった!でまかせに自分大きく見せるために嘘つくことあるよね。友情に泣いた -
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ネタバレ
①乾くるみはイニシエーショラブの印象が強すぎて(小説は読んでないけど映画は観た)、
絶対なにも無いまま終わるはずない。所々セリフの違和感あるし、と思ってたら案の定。
どっちとも読める文章書けるのさすが。
読み返したら男がクズすぎた。元120キロというのにも笑った。痩せたらちょっとモテ出して調子乗っちゃった?
②崖の下、の凶器は氷柱だと思ってました!
溶けたら証拠なくなるし
そしたら骨てwwリアリティなさすぎて
骨、ねえ、、(╹◡╹)くらいでした
③コロナ禍でのお話は割と好きだけど、全体的にぼんやり地味な感じ
張り紙しちゃうのはちょっとお子ちゃまかなあ
④ストーカー気質がキモくて好き。
⑤あとで読む
⑥辻村深月さん好き、コロナ禍でお話割と好き(2回目)
いや、ストレス溜まるよ学生なんて特に。
痛い目見たーーという黒歴史になんとかおさまってよかった。ほっこりラストでよかった。
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Posted by ブクログ
★3.4
鏡の中の城で、私たちは何を見つけたのか。
優しさ? 逃げ場? それとも——。
とある理由を抱える中学生たちが、鏡の中の“城”に招かれる。閉ざされた日常から、少しだけ遠ざかる場所。
だけどこれは、現実逃避のファンタジーじゃない。その痛みは、実体のようにじわじわと…
人は誰しも、何かしらの傷を抱えている。
本作はその傷に、丁寧に、少しずつ触れていく。作中の誰もが他人に無理に踏み込まず、でも確かに歩み寄る。その距離感が、とてもリアルだった。
ただ、だからこそ、少し物足りなさも感じた。
優しすぎるのだ。
痛みの深度が浅いと思ってしまったのは、"あの頃"の自分ではなくて、今の目で見てしまっているせいだろうか。
物語を読む中、見え過ぎていた結末をずっと傍らに携えていた。この本はミステリーとして読む本でないのもまた、わかっているのだが。
彼らの傷には寄り添うだけでいい、そう思っていた一方で、もう少しだけ踏み込めんでもよいのではと思ったのも本音だ。
でも、それはこの作品の欠点ではない。
"あの頃"の我々は、きっとこれくらいの傷を伴っていた。
あなたなら、どうする?
その問いかけは、悲しい哉、今の私にはあまり響かない。