辻村深月のレビュー一覧
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著者のラインナップに惹かれて手に取った。本作は「はじめて」小説に触れる人を想定したアンソロジーのようだ。各編読みやすいながらも、それぞれの作家さんのカラーがしっかり出ていて、元々抱いていたイメージとすんなり繋がる。あまり小説を読んでいない人が、このうちのどれか一編が気に入って、同じ作家さんの本を読んだら、きっとその本にも満足できるはず。それぞれの作家さんの入り口になれる本だ。
森絵都さんの描く中学生はやはり生き生きとしていて良いなと思った。私はこの話が好きかな。島本理生さんの作品は儚くて切ない。はじめて人を好きになったときか‥
YOASOBIとのコラボとのことで、読後にYouTubeで全曲を視聴した。歌詞の中にほぼ物語が入っていてびっくりした(YOASOBIさんはいつもそうなのかもしれないが)先に曲を聴くと物語の内容がわかってしまうので、聴くのは読み終えてからの方がいいかもしれない。
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ネタバレメジャースプーンでのキャラ達がいくつか出てきて良かった。また出会えたっていうのが嬉しい。
自殺者を探しながら、いつかとあすなが少しずつ成長していく。
水泳で事故があり、夢を諦めることになったけど改めてコーチとして関わっていっている。あすなも、水泳に苦手意識があるようだけど取り組もうってところで終わり。希望を感じた最後だった。
続きが早く読みたい。
自殺の代償行為が遺書を書く。死にたい、自分を傷つけたい、自殺したい、、、そういう思いがあっても死なないために代償行為を行う。それを頼りに死なずにすんでいる人間のことを馬鹿にせず、理解する雰囲気が良かった。代わりに友達を作る、軽いことをやって積み重ねていく。希死念慮のある人間に対しとても良い提案だと感じた。 -
Posted by ブクログ
著者を共にする"傲慢と善良"に登場する親子、早苗と力つながりで手に取った著作。早苗の夫であり力の父である舞台俳優の拳と大物女優との間に突如としてスキャンダル疑惑が沸き起こり、その父が忽然と姿を消してしまう。世間が騒ぎ立てる中で大物女優が所属するプロダクション、エルシープロに追われる身となった二人は、地方を転々としながら様々な人からの手助けによって逞しくなっていく――
今作もハートフルで泣ける場面もあるのだけど、小学5年設定の力が有能すぎてとても小5とは思えず、それで感情移入がし難かったように思う。展開もちょっと無理くり感あったかなと。読み手の能力の問題かな...? -
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ストーリーは興味をそそられるが、ミステリーなのに画が温かみがあるところが少々ミスマッチな気がする。
【主人公】結婚願望のある会社社長の男性
【概 容】マッチングアプリで知り合った女性と結婚寸前で女性が消息不明となり、彼女を探していく物語
【文字の量】少なめ 〇〇●〇〇 多め
【コマ割り】少なめ 〇〇●〇〇 多め
【非日常性】薄め 〇●〇〇〇 濃いめ
【目の描写】薄め 〇●〇〇〇 濃いめ
【このマンガ好きな人にオススメのマンガ】
・走馬灯株式会社 菅原敬太先生
・すばらしきかな人生 北原雅紀先生
・スカイハイ 高橋ツトム先生
・僕だけがいない街 三部けい先生
・テセウスの船 東元俊哉先生 -
Posted by ブクログ
終始、ミステリー特有の不穏な空気の中、話が進んでいく展開で、暗い気分のまま読み進めたが、中盤で、お腹を空かせた2歳児の前で炊飯器のスイッチを入れ忘れた法子が、「ハンバーグとメロンパン半分を皿に乗せて夕食にする母親はどうなのだろう」と自分ツッコミをした場面では、あまりにも絶望的でカオスな状況が目に浮かび、クスッと笑ってしまった。
法子とその夫の瑛士の関係がとてもよかった。ミカの弁護を引き受けるか迷っている法子に対して、信じて、選ぶ自由を託す瑛士がかっこよく、二人の関係性がとても素敵だった。
それと、ミカ、シゲルの関係についても、純愛で素敵だった。
法子が、ミカに、「ミライの学校を訴えることもできる」と提案しようとしたが、提案しなかった判断は賢明だったと思う。ミカにとって、ミライの学校は、悪いことばかりではなく、この場所で、シゲルと出会い、子供に恵まれ、家族になれた場所でもあり、ミライの学校を訴えるなどして、全否定する必要はない。
ただただ、ミカ、シゲル、そして子供たちの未来が明るいことを願う。