辻村深月のレビュー一覧

  • 図書室で暮らしたい

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    辻村深月さんのエッセイ。
    エッセイを読むと、作家さんが身近に感じる。私と変わらない感覚を持っている『普通』の人なんだな、と思う一方で、普通の人が聞き流したり忘れてしまうような一つひとつに心が動く、豊かな感性が違うと感じる。

    「食事を美味しくするのはきっと、誰とどんなふうに食べたか、その時どんなことがあったかという味付けだ。」
    「あなたのことを、あなた以上に信じてくれている人たちが、きっといる」

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    2026年05月06日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    2026.05.04

    ホラーアンソロジーはなかなか満足できるものがないんだけど、作家さんたちが錚々たるメンバーだったので久しぶりに購入してみた。
    いつもそう思って購入して期待外れだけど、このアンソロジーは読み応えがあって総じて大満足。

    小野不由美の短編は名作すぎて覚えていたけれど、読んだはずの常川光太郎と岩井志麻子はまったく忘れていた。小林泰三はこういうアンソロジーでしか読んだことがないけれど、一度も面白いと感じたことがない。正直、小池真理子と小林泰三がアンソロジーに入ってると、その話は「捨て」だなと思ってしまう。

    澤村伊智「シュマシラ」
    UMAや妖怪に絡むテーマは面白いかったし読んでる

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    2026年05月04日
  • この夏の星を見る 上

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    青春と天体観測は切っても切り離せないなー。

    コロナ禍であらゆる活動を自粛せざるをえなかったあの時。部活やイベントに向けるはずだった熱力を放つ矛先が必要だった。
    そんな彼らが選んだのは科学部による天体観測。
    スターキャッチコンテストというイベントだった。

    東京、茨城、長崎と距離を隔てた場所で星空を見つめ、確かな繋がりを確かめ合う。
    まだ、上巻を読み終えたばっかりだが、後半が楽しみ。沖縄で天体観測しているグループとかないかなぁ。天体望遠鏡を買ったというのに使い方がわからない、、、

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    2026年05月04日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親とは、親友とは、女とは、結婚とは、を考えさせらる20代後半に刺さる本だと思いました。

    田舎の閉鎖的な人間関係や考え方の傾向を複数の登場人物の視点から表現されていて、高校とか大学とかでて数年経つだけであーこうなっちゃうよなあと思った。

    人は人を相手がどのレベルの人間か、どのカーストか、ラベル付けして見ているんだというのを思い知らされる。

    第一章を読んでいて、チエミの印象から自分の友人を思い浮かべた。いつまでも母親から世話を焼かれてご飯も作れない、流行りに敏感ででも無駄遣いはしない、保守的で人と違うことを恐れる、必要以上に人を誉めて自虐が常、心配性で視野が狭い、どうしようどうしようという

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    2026年05月02日
  • 家族シアター

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    いろんな家族の物語の短編集

    兄弟や親子、祖父母と孫、色々あるけど、どの物語もなんやかんやで互いのことを思っているのだなと思った

    1番好きな話は1番最後のタイムマシンの永遠

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    2026年04月29日
  • 琥珀の夏

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    途中までは引き込まれるように読んでいけたが最後のほうは、なんだか真相も含めてちょっと拍子抜けだったので前半の迫力に比べて物足りなさがあった。

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    2026年04月28日
  • スロウハイツの神様(上)

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    日常生活と登場人物の紹介が上巻って感じかな
    最後の2ページで何かしらの出来事が起きて
    下巻に続く・・・
    下巻読むの楽しみです。

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    2026年04月27日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    この中では澤村先生流石です。と言うべきか。ユウマと都市伝説と妖怪が不気味に混ざっていく。ホラーと好奇心はやっぱりセットなんだなと確認する。これ以上は、、、まずい、、これ以上は、、でも見てみたいと思う。後一歩でやめようと思った時にはモウオソイ。

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    2026年04月26日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ちえみの生き方マジで怖い、それはそれとして10年後自分が結婚していなかったら、結婚していない自分を自分はどう咀嚼して飲み込むんだろうと思った。
    常に他責思考母親頼みのちえみが周りにイライラされるのは本当に当然だと思ったし、私もイライラするなあなんでみずほは肩持てるんだと思ってたけどきっと私も大地や政美側なんだろうと思った。しれっと大地とかみずほとか学生時代に勝ち組認定されてた人達は全員結婚しててちょっと遅れてるって言われてたちえみとかかほとかが誰も結婚できてないの、かなり現実的すぎて怖かったな

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    2026年04月25日
  • サクラ咲く

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    短編3作品。

    「約束の場所、約束の時間」を読み始めて、展開があまりに稚拙で設定にも無理がある、子ども向けだろうか、と思ったら。進研ゼミ中学講座の掲載作品でした。
    学校の裏山。タイムスリップ。ドラえもんをモデルにしたかのよう。

    これは外したかな、と思ったら。
    「サクラ咲く」と「世界で一番美しい宝石」は良かった。
    あえて平易で使いまわされた表現を選んでいるように思える箇所が見られたけど、心地よい辻村ユニバースで連作短編のようにまとめあげるのはさすが。

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    2026年04月25日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    辻村深月ワールドすごろく、最後の作品。

    幼なじみが殺人事件の容疑者となり、主人公が過去をたどりながら彼女の本当の姿と事件の背景に迫る物語。

    まず初めに読んでみて、女性の打算的な思考に痺れました。
    女性からすると、女性同士のリアルなやりとりがわかると共感するようですね。
    自分は男であり、友人のほとんどが男という環境にいるので、こういったやりとりが日常で交わされていることに、少し驚きました。

    地方の地元から出ることがなければ、閉鎖的空間の中で、外の世界を知らずに、自分の目の届くところだけで完結している物語(人生)は良くも悪くも盲目だと思いました。
    自分は、それが幸せであるのなら別にいいじゃん

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    2026年04月24日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    三宅夏帆がオススメしてたので購入。文体に拙さを感じたけどよく帯を見たら高校生のときに書いたってあってそれなら納得。上下巻ものを高校生で書いたのはすごい。

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    2026年04月26日
  • 名前探しの放課後(下)

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    自殺を止める話
    最初河野基かとおもってたらあすなだった
    チヨダコーキもうさぎのふみちゃんも出てきてめちゃ伏線回収
    未来をみたのは声で命令できる前の主人公のせい
    くじらの理帆子とドラえもん好きの松永くんもでてくる
    松永くんはふみちゃんの前に演奏した人

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    2026年04月23日
  • 島はぼくらと

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    辻村さんらしさ溢れる内容。
    これって実話?と思い込んでしまうほどのリアリティ溢れる描写や人間関係、高校生のある意味繊細な心理表現の言語化の上手さはさすが辻村さんという感じ。
    多分、この本を執筆するにあたり相当な取材を重ねたんだろうなと思う。

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    2026年04月22日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

    辻村氏の作品は久しぶりです(高くて…)。

    本作、女友達グループのじとじと・ジメジメした人間関係、そして母子のどうしようもなく歪んでしまった関係、そういう所が一冊通して通底するテーマだったと思います。

    そして、あれほど仲が良かったと思えた母を殺し逃亡したチエミ。彼女の失踪先とその理由を追うサスペンス要素。そこもまた読み応えに重厚感を加えたと思います。

    チエミを助けた大学生の翠ちゃんが少しずつ心を開く様子も良かったですね。あと大地のゲスさも悪い意味で絶品でしたねー。

    ただ、全体的にはイヤミスっぽい感じでしたかね。母子関係・女子グループのドロドロというと、湊かなえ氏のテイストとも似ていたと思

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    2026年04月22日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    前に読んで、記録してなかった。
    女性らしい関係性や田舎独特の空気感がすごくリアル。ミステリー要素もありつつ面白かった。

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    2026年04月20日
  • スロウハイツの神様(上)

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    ネタバレ

    3.1

    まだ下は読んでいないので上まで

    ストーリーが文学系の人間たちのストーリーで自分に響かない。でも流石辻村深月。読みやすい。
    ただ、今まで読んだ数冊の辻村深月作品と比べるとやや読みにくい。語り手が変わるからか?最初は時系列もやや分かりにくかった。

    トキワ荘みたいな、駆け出しの文学系の人間たちのアパートでの生活ストーリー。それぞれの登場人物にそこまで感情移入ができる訳でもなく、特に主人公の性格に関しては癖が強く共感は全くない。

    面白くない訳では無いが、まだ自分に響いていない。下巻を読んで感想を考えたい。

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    2026年04月19日
  • 時の罠

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    『まあ、いい先生だったんだろうけど。』比留間先生の真実。親父会のその後。
    タイムカプセルの八年 辻村深月

    『縁結び一本、ざっと千年のお勤めを果たしてきたところであります』
    トシ&シュン 万城目学

    『意識らしきものはあった。だがそれは知性ではなかった』
    下津山縁起  米澤穂信

    『研究室からパクってきた』『優介の好きなように使えばいい。』
    長井優介へ  湊かなえ

    最初の比留間先生の衝撃が凄くて(親父会にすくわれましたが、さすが辻村深月さん)、その後の万城目学さんの語り口の神様にほっとしました。
    山との通信の不思議(米澤穂信さんの)におっと思い、最後もタイムカプセルで、湊かなえさん独

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    2026年04月19日
  • 青空と逃げる

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    小さな町ではよそ者は目立ち訝しまれるが、小さな町だからこそおせっかいが届く距離感。人の温かさに助けられながら今を必死に生きる親子の絆と逞しさを感じられた。

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    2026年04月17日
  • 島はぼくらと

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    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』というフレーズがチラつく新年度。まとまった読書時間を作り出せていなくて、細切れの時間では読書にのめり込むことができないなぁ、と残念に思っている。だから、この本の感想は、気になったフレーズを引くだけに留める。

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     人の中に入り込むことと、自分の庭に人を入れること。人に、自分の中に入ってきてもらうこと。
     それはたぶん、どちらも等しく時間が必要で、そしてまた時間だけではどうにもならないものでもある。

    人が乗っかるのは、栄誉だけではない。人間は、自分の物語を作るためなら、なんにでも意味を見る。

    精一杯軽い声で、冗談めかして言わないととても口にできな

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    2026年04月16日