辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10人による、怖い話。
題名通り、夢で見たり、白昼夢だったり。
うっかり思い出してしまわないためにも
日が高いうちに読んだ方がいいかもしれません。
いや、思い出すような読み方をしなければ大丈夫?
ぎょっとする終わりなのは、そらみみ。
これが現実なのか、あちらが現実なのか、と
思わせるような最後の一言。
非常に混乱させられます。
目的だった、辻村さんは…子供のせいか
やたら無邪気に怖い。
世の中、知らない方が…気がつかない方が
幸せ、という選択もあると思われます!
言ったら相手に移る夢、かと思っていたのは、琥珀。
さすがにそれはない内容でしたが
とり憑かれたと表現するのがぴったりな感じで -
Posted by ブクログ
色々な作家さんの実話系。
実話『系』なのは、本当なのか違うのか…。
香月さんの話は、これによってあの話ができた? と
ものすごく分かりましたが。
実話…実話だったら恐ろしいですが
現実は小説や漫画よりも恐ろしい…。
1月に死ぬと7人連れて行く、は言い伝えだと思ったら
結構最近の話だったのにびっくりです。
目的だった辻村さんは、占い師。
不確かな言い方をしたりして、当てはまる事を
占われる人間自身に探させる。
とはいえ、本当にそう言われてしまったら
驚きを通り越してぞっとします。
それ以外の話は特に…というよりも
お話のような感じで、実話っぽくなかったです。
漫画はすごく分かりやすかったで -
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Posted by ブクログ
おもしろかったんだけど、期待値が高かったことと、朝井リョウさんの桐島を読んだ後だったので、ちょっと構成が似てる感じがして、インパクトが薄かったです。
全体的に、コンプレックスを隠し、外面良く生きている人ばかりで、それぞれ共感も出来るし、面白いんだけど、やっぱり、その中に変化や、意外性があって欲しかった。読み終わったときに、この人の話が良かったなーみたいな感じがあまりなく、結構きつい話ばかりだったなーと感じた。辻村さんらしい最後のどんでん返しは、読んでいて納得でした。
映画化で、水川あさみさんが主演ということで、是非見てみたいと思います。ただ、二人のキョウコをどう映画で見せるんでしょうか? -
購入済み
コミカライズの難しさ
コミカライズの難しさをしみじみ感じる作品である。原作 辻村深月の作品は、心理描写が多く、逆にアクションシーンが少ないので、コミカライズには不適当な作品だと思う。この作品も、地の文こそ少ないがやたらと台詞が多く半分小説を読んでいるような気がする。
絵柄のタッチはとてもいいだけに残念な作品である。