辻村深月のレビュー一覧

  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    テーマとお話が刺さらなかったのですが、1度読み始めると止まらないのはさすが辻村さんだなと思いました。

    ユイちゃんから電話がかかってくるところが、リアルで嫌です。簡単に想像できてしまうし、自分もユイちゃんの立場だったらそうするような気がします。

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    2026年01月02日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    とある青年の、孤独と、罪と、愛の話。

    ものすごく正直な感想を言うと、残酷な殺人ゲームにも、よくある可哀想な多重人格設定にも、あまりときめかなかった。かなり最後の方までふわふわした気持ちで、いまいち没入感が得られないまま読んでいた。

    この物語の感想は、木村浅葱に対して抱いた感情によって大きく変わると思う。私は正直、冷めていて、病んでいて、すべてを諦めている浅葱のことはあまり好きになれなかったけれど、月子という他者を求めながらも愛に怯え、最後まで生を諦めきれない、そんな不器用で人間くさい木村浅葱を心底愛おしいと思った。愛し方も愛され方も分からなくて、大切なものまで全部その手で壊してしまう青

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    2025年12月31日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    続きが気になって気になって、読んでしまうそんな物語。辻村さんの作品。かがみの孤城から読みましたが、今も変わらず作品に対して、向き合う姿勢が読んでて感じました。向き合うって、なかなかむずしくて逃げたくもなるし、誤魔化すし、認めることも出来ない時もあって。それでも真実を通す辻村さんの作品がだいすきです。辻村さんの作品で、「向き合う」ことを学んだ。

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    2025年12月30日
  • 時の罠

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ・「タイムカプセルの八年」辻村深月
    大学講師の孝臣には妻の温子と小学校の教諭になった幸臣という息子がいる。
    幸臣が小学6年の時に親父会に参加することになった孝臣は、小松ユカリの父親や洋菓子屋の主人、沢渡などと交流をもつようになる。その時の担任が比留間先生で、彼に憧れて幸臣は小学校の先生になりたいと話すようになる。タイムカプセルを埋めるといっていた比留間は土に埋めずに学校を移ったと知った孝臣は(幸臣は後輩に知らされる)、息子達に黙ってに親父会のメンバーでタイムカプセルを探しにいき土の中に埋めた。息子が憧れていた比留間先生が埋めてくれたことにして。
    親父会メンバーで時々集まることにな

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    2025年12月28日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    二章の紗江子、三章の由希のストーリーが抜群に良い。
    ここからかぁ。辻村深月の十八番、ありふれた心の動きを言語化してドラマを成立させる技術。素晴らしすぎる。

    今回は名前の叙述トリックですね。響子と今日子。リンちゃんは倫子じゃなく、鈴原今日子。
    女優になったから「キョウコさん」と呼ぶ。めちゃくちゃうまい。
    そうは思うんだけど、でも、各主観人物の思考の中で、キョウコの話題の後で響子の回想をするシーン多かったような。別人て分かってたらそんな思い浮かべ方はしないはずだと感じ、ミスリードのために思考の流れが不自然になってる気がした。

    それに、叙述トリックは、もうお腹いっぱい。
    冷たい校舎の〜でも、子ど

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    2025年12月28日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    初詣くらいまではすごく良かった。
    水泳も、河野も、クリパも、ピアノも。
    でも、終盤のネタバレが好きになれなかった。

    あすなが自殺者だっていうのは、無理があるように思えた。もしそうならいつか主観のパートでの思考の描写は、あのようにはならないんじゃなかろうか。

    友春と河野が協力者だったってのも、無理がある。絶対に、二組の生徒から話が漏れるはず。
    友春がカースト上位の天木やいつかに粛清されなかった理由は納得できたけど。

    「凍りのくじら」の郁也と理帆子が出てきたのはファンサービスですね。無理なくストーリーに馴染んでて良かったです。
    一方で長尾秀人と椿が、「ぼくのメジャースプーン」の「ぼく」とふみ

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    2025年12月22日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    簡単に言うならば「厨二病」を患っているカースト違いの男女の秘密の関係って感じの物語ですが、アンと徳川の関係性は共犯者という言葉がしっくりくるのかな?と思います。普通だったら交わらなかったであろうカーストの違う2人ですが、思春期という同じ時期を生きている子供なんだなと実感しました。やっぱり辻村さんは思春期の子達のドロっとした人間関係を描くのが上手だな…と思います。中学2年生位の時期の、不安定で周りに振り回されるリアルな心情がひしひしと伝わって来ました。

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    2025年12月21日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    カルト宗教の話ということで想像していた話とは全く異なっていて、自分の思い込みで決めつけてはいけないなと思いました。世間的には良くないイメージを持たれていたとしても、そこで暮らす子供達にとってはその世界が全てになってしまうのは危うさを含んでいると思います。幼い子供時代に親と離れて暮らさざるを得なかった子供達のやるせない寂しさがひしひしと伝わって来る様でした。

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    2025年12月21日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    「スロウハイツの神様」の登場人物であるチヨダ・コーキ著の小説。
    あまり身構えず軽い気持ちで読み進め、わりと淡々とお話が進むかと思いきや、後半の章でやられた⋯と思いました。
    最後の解説が赤羽環なのは胸熱ですが、子供の感性に大人は劣る、大人は愚鈍だと書かれていてちょっと極端だなと⋯少しモヤっとしました。
    あと解説なので、本の内容についてもう少し触れてほしかったなと思いました。

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    2025年12月21日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    中学生のリアル
    自分も世界も
    気持ちの上では何度でも死んでるのに
    外から見れば全く普通の中学生で
    何事もなく可もなく不可もなく
    ただ普通に生活していて
    ただ普通に卒業していくだけ
    それが異常にリアル

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    2025年12月21日
  • 琥珀の夏

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    辻村深月さんの作品は本当に、子供の頃を描くのが上手い。自分の見えるものだけがすべてだったあの頃に戻ったかのような気持ちになる。
    学校以外の居場所を見つけて嬉しいノリコ、小さい頃から寂しい思いを抱えながらも優しいミカ。チトセちゃんの存在が好きだった。
    心がじんわりとあたたまる終わり方。

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    2025年12月20日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    Another を彷彿させる設定
    ページ長いし展開もゆっくりと進んでくけど一人一人の心情や過去にも焦点を当てていて読み応えはバ
    ッチリ
    下巻が楽しみ...

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    2025年12月16日
  • クローバーナイト

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    雑誌VERYに連載されていた短編集。子育て世代が直面する様々なできことに夫婦が自分たち、子どもたちを信じて立ち向かう姿に共感を覚えた。
    各家庭それぞれの価値観や子どももそれぞれの成長があり、まわりと比べることなくそれぞれを受け入れたり、見守っていくことの大切さを強く感じた。
    個人的には最後の話、実母が孫の成長によかれと思って、母親である娘に容赦なく口を出すところ、気をつけなければと感じ、家族だから何でも言っていいのか、踏み込んでいいのか、その距離感の大切さを痛感した。

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    2025年12月13日
  • きのうの影踏み

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    ホラーなのに、少しファンタジーに傾いてしまう感じがするのが辻村さんの作風なんだろうな。

    短い作品が多いので、話の世界観が掴みにくかった作品もチラホラ…。
    昔、子ども時代の不思議な話に近いかな。

    個人的には『十円参り』『手紙の主』『だまだまマーク』が面白かった。

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    2025年12月06日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    仕事が忙しく途切れ途切れで読んだ。ホストは誰なのか。。続きが気になるのに睡魔に勝てない。゚(゚´Д`゚)゚。

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    2025年12月06日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    大学受験を控えた雪の降るある日
    8人の高校生が学校内に閉じ込められた
    はじめは何かの悪戯かと思われたが、事態は次第に息詰まる緊迫した状況に
    そこで次々と起こる不可解な出来事…。

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    2025年12月03日
  • この夏の星を見る 上

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    私も大学生活半分がコロナとかぶってしまったけど、大事な中学・高校生活がコロナのせいで制限された子達はもっと大変だったし悔しかったと思う。
    上巻は今のところ、登場人物たちの人となりや状況説明で終わったけど、2020年ごろの大変だった時代がはっきりと思い出せるくらい丁寧に描かれてた。

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    2025年12月03日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    すごく歩美の洞察力には驚かされた。
    何度かウルっとくるシーンがあった。
    自分が死んだ後に自分に会いたがってくれる人は果たしているのか、自分はもし会えるなら誰に会いたいかをすごく考えさせられた。
    いつ誰がどこで亡くなるかわからないから今を大事に生きたいと感じた。

    ⭐️3.4

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    2026年06月03日
  • ハケンアニメ!

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    アニメ業界を舞台にしたお仕事小説。

    登場人物達の思いが強く、それぞれに意識しあってより良いものを作ろうとする姿に熱くなりました。

    膨大な手間暇かけて、評価は一瞬。それをずっと続けていく怖さは凄く感じるところ。それでも評価に挑んでいくのは想像以上にハードなことでしょうね。そんな王子さんのパートをもっと見たかったのが正直なところではあります。もっと制作過程の苦しみや熱量を感じたかった。

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    2025年11月28日
  • サクラ咲く

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    学生時代に読んでいた時の方が好きだった気がしますが
    大人になってから読むのもすごく良かったです。

    とくに3つ目の世界で一番美しい宝石が好きでした。

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    2025年11月27日