辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレふとした事をきっかけに日常の綻びが生じ、本来視えてはいけないものを覗き見してしまった気分。瞬きした直後に自分も目の当たりにしてしまうのではないかと、王道の心霊や人怖ホラーというわけではないのにずっと薄ら寒かった。ただ短編であるせいか、話によってはこれで終わり?と感じるものもあり。
「十円参り」、「殺したもの」、「噂地図」がよかった。
「十円参り」や「噂地図」は得体の知れないものなのに現実味があるから怖い。相手を消してしまったかも知れないと不安がっているが実は自分が世から消されていると気づいたときの恐怖、事故や事件などもっとわかりやすい不幸が身に迫るかと思いきや「噂」を認知できなくなるという罰。 -
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ネタバレ辻村双六9/11
短編3章からなります。(後に皆さんのコメント見ていたら文庫本には5話あるということなので、そのうち追記。追記しました。)
冷たい校舎のときは止まるとのリンクが多くて、リアルタイムで読んでると全く気づかず。最後のネタバラシが楽しいです。
基本的に学生時代の話で、まだまだ考えが若く、自身の学生時代を思い出させる内容でした。
無謀なことをやるし、なんでそんなことやったんだろう。とか、喧嘩したと思ったらすぐ仲直りする。
現在の考えでは到底できないような気持ちを思い起こさせられました。
懐かしい時代の空気を味わえる一冊です。
◯ロードムービー
小学5年生のワタルとトシ時に家出をする -
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ネタバレ日常のちょっとしたことに「もしもこうなら怖いな」が詰まってる感じ。
内容はすごい面白いのに本当に個人的に文章が合わない。
下手とかじゃなくて本当に個人的な相性。
自分は「十円参り」「だまだまマーク」「7つのカップ」が好きです。
十円参り
あくまで自分は怪異の外にいるはずだったのに実は当事者だった、という怪異的な怖さと異常なまでに友人に固執するふたりにその二人を消すために十日間おまじないをし続けた子の人間的な狂気が読んでいて薄ら寒い。
だまだまマーク
昔の話ならその子はもう中高生かな、と何事もなく子どもが成長することを前提とした一般的な思考回路からラストの母として悟ってしまった「今、高校生 -
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前々から気になっていて欲しかったけどなかなか書店に置いてなくて発見した時に衝動買いした一冊。
「友達だから助ける」最強の哲学。
脚本:辻村深月ということで読みたい読みたいが先行してしまった。辻村イズムはあっても前提は『ドラえもん』なのだ。そこに物足りなさを感じた。
ふと、思い出した。あれはまだ実家にいた頃。高校生くらいだったと思う。
父親がふと評判を聴いてONE PIECEを5巻まで買った。しかし、すぐに「お前にやる」と言われた。「当たり前のことしか書いていない」と。愕然とした。それ、おまいう???と思ってしまった。我が親ながら。
今、家を出て働いている。はたからみたら大人になった、と言 -
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ゾワッとするお話が13作品の短編集。
じんわりと怖いものヒイッとする怖いもの
そして切なくなるもの、そんなお話。
どのお話も良かったんだけど
「手紙の主」
の不穏な感じ、終わり方、全てが好みだった。
“なに”か分からないっていちばん怖い。
「十円参り」
もめっちゃ好き。
ありそうでなかった気がするお話。
物事ってやっぱり因果応報だよね。
どの物語も、無さそうでありそうな話。
ここで終わりなの…?続きを教えてくれ…。ってものも多い。
けどその読後感を考えてのものだと思うと、また背中がソワッとする。
結末を託されるのが嫌な人には嫌な作品だと思う。
けどこういう作品って、そこを含 -
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10年前にスピンオフだと知らずに読んでしまい消化不良だったが、ようやく冷たい校舎〜を読んだのであらためて再読。
彼らのことを知っているか否かでかなり読み心地が違う気がする。「ロードムービー」はすぐに両親の顔が浮かんでさもありなんとなるし、「雪の降る道」は直前のエピソードとこれから先の彼らを知っていると一層グッとくる。
でも一番気に入ったのは「トーキョー語り」かもしれない。田舎暮らしの厄介なところを上手く煮出していて、天然コケッコーを思い出した。この話は単行本には入っていなかったらしく、今回は文庫本にしてよかった。
エピソードによっては丁寧な書き込みを長いなと感じることもあるのだが、(作家)辻村 -
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13編の短編集だが、題名が意味を持っている。
ホラーというか、非科学的な事象を辻村深月さんのエッセイのように記述されている。
人は誰しもが過去に傷を持っている。その過去の思いが、しっぺ返しのように起こると、ある意味怖いものだ。人の心理に面白い角度で切り込んでいる点は、さすが辻村深月さんだと感じた。
記憶というのは主観的で曖昧なものだと思う。この世は科学では解明できない事象は存在する。ただ、それが主観的データに基づくものだから、科学的に証明することができないのが現状だろう。
不思議な出来事は、科学的に証明されないからこそ面白いと思うのである。わかってしまうと興醒めだったりする。私には文学的