辻村深月のレビュー一覧
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『まあ、いい先生だったんだろうけど。』比留間先生の真実。親父会のその後。
タイムカプセルの八年 辻村深月
『縁結び一本、ざっと千年のお勤めを果たしてきたところであります』
トシ&シュン 万城目学
『意識らしきものはあった。だがそれは知性ではなかった』
下津山縁起 米澤穂信
『研究室からパクってきた』『優介の好きなように使えばいい。』
長井優介へ 湊かなえ
最初の比留間先生の衝撃が凄くて(親父会にすくわれましたが、さすが辻村深月さん)、その後の万城目学さんの語り口の神様にほっとしました。
山との通信の不思議(米澤穂信さんの)におっと思い、最後もタイムカプセルで、湊かなえさん独特の途中の不穏な経過にどきどきしましたが結末に安堵しました
時をテーマに、四つの上質な短編に浸れました
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『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』というフレーズがチラつく新年度。まとまった読書時間を作り出せていなくて、細切れの時間では読書にのめり込むことができないなぁ、と残念に思っている。だから、この本の感想は、気になったフレーズを引くだけに留める。
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人の中に入り込むことと、自分の庭に人を入れること。人に、自分の中に入ってきてもらうこと。
それはたぶん、どちらも等しく時間が必要で、そしてまた時間だけではどうにもならないものでもある。
人が乗っかるのは、栄誉だけではない。人間は、自分の物語を作るためなら、なんにでも意味を見る。
精一杯軽い声で、冗談めかして言わないととても口にできない。それくらいの不安は、衣花の胸にも常にある。 -
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ネタバレホラー短編集
○踊り場の花子★★★
面白かった。さゆりが可哀想でならない。
相川の良い人の皮がじわじわと剥がされていくのが怖くて心地良い。
○ブランコをこぐ足★★
わかるようなわからないような。
インタビュアーは茜?
みりちゃんは茜のシミュレーションのようにふと「ここから飛んだらどうなるのかな」って魔が刺したのだろうと思った。
坂田さんはちゃんとみりちゃんを大事な友達と思っていそうで良い子だと思った。
○おとうさん、したいがあるよ★
全然わからない。
ネズミの死体ってことでいいのかな?
でも近所の子供と配達員は現実?わからない。
死体の表現がグロテスク。
親の認知症に向き合えるか不安でならない。
○ふちなしのかがみ★★★
面白かった。
叙述トリックだよね?友人は学生じゃなくて教員とかなのかな?香奈子を本当の年相応に見ているから友人も成人なのだと思うけど確信が持てなかった。
○八月の天変地異★★★
面白かった。
ゆうちゃんは幽霊だったのかな。
プロローグからは悪い結末しか想像していなかったから、最後は爽やかなハッピーエンドに感じた。
二人はずっと親友でいてほしい。 -
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前振りが長い。130ページがなかなか退屈であった。それでもギリ読めた。情景表現が小学生の視点だった。だからなかなかしんどく感じた。ただ前振りを終えて始まると気付いた。いつもの辻村構文に戻っていることに、やっぱりすごい。
読み終えて思ったのは、話が長い。ページを費やしすぎてる。面白いけど、面白くもないパートも長いためかなり退屈。最終的に性的な、子育てにおいて触れにくい部分をブラックボックスとしてしまうことの愚かさを描いていたが、、うーんイマイチ。良い話として終わった?のか??ぐらい。
もっと良い作品を描ける著者だと思うので物足り無さを覚えた。
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文体が読みやすく1日足らずで読み終わってしまった。さすが辻村作品。
3つの話はどれも思春期の学生を描いた物語だ。
思春期特有のわだかまりや葛藤を描きつつもどの話もサクラが咲くようにパッと笑顔になるようなラストでほっこりとした。
話中での伏線回収は少ないが流石は辻村深月。
話を超えて「あれこの人ってもしかして?」と思えるような伏線回収が気持ちよかった。
特に「世界で一番美しい宝石」の海野先生や一平の父としてマチや朋彦が登場したときは嬉しかった。
数いる登場人物の中でも自分は「サクラ咲く」のみなみが好きだった。リーダーシップがあり何でもそつなくこなすがどこか無理してしまっているようなところもあり、支えたくなってしまう。
どちらかといえば重めのテーマが多い印象の辻村深月だが本作はスっと心が軽くなるような短編集なので読書初心者にもおすすめしたい。
窓からサクラが見える新学期の教室の窓際の席で読みたい1冊。 -
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ネタバレコロナ禍を経験した世代の思いや感情が描かれていて、共感できる部分も多かった。
辻村深月さんは登場人物が多いにもかかわらず、それぞれの人物やそれぞれの高校での出来事ををしっかり平等に描き分けていて、改めて構成の上手さを感じた。
自分自身はもともと天文にあまり興味がなかったけど、作品を通して少しずつ関心を持ちながら読んでいる。
作中では天文に夢中になり、自分の考えをしっかり持っている登場人物が多く、その点も魅力的だった。
面白かったが、他に読んだ星4評価の作品と比べると、現時点では評価は星3くらいだと感じている。まだ上巻しか読んでいないため、下巻も読み進めていきたい。