辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前々から気になっていて欲しかったけどなかなか書店に置いてなくて発見した時に衝動買いした一冊。
「友達だから助ける」最強の哲学。
脚本:辻村深月ということで読みたい読みたいが先行してしまった。辻村イズムはあっても前提は『ドラえもん』なのだ。そこに物足りなさを感じた。
ふと、思い出した。あれはまだ実家にいた頃。高校生くらいだったと思う。
父親がふと評判を聴いてONE PIECEを5巻まで買った。しかし、すぐに「お前にやる」と言われた。「当たり前のことしか書いていない」と。愕然とした。それ、おまいう???と思ってしまった。我が親ながら。
今、家を出て働いている。はたからみたら大人になった、と言 -
Posted by ブクログ
ゾワッとするお話が13作品の短編集。
じんわりと怖いものヒイッとする怖いもの
そして切なくなるもの、そんなお話。
どのお話も良かったんだけど
「手紙の主」
の不穏な感じ、終わり方、全てが好みだった。
“なに”か分からないっていちばん怖い。
「十円参り」
もめっちゃ好き。
ありそうでなかった気がするお話。
物事ってやっぱり因果応報だよね。
どの物語も、無さそうでありそうな話。
ここで終わりなの…?続きを教えてくれ…。ってものも多い。
けどその読後感を考えてのものだと思うと、また背中がソワッとする。
結末を託されるのが嫌な人には嫌な作品だと思う。
けどこういう作品って、そこを含 -
Posted by ブクログ
10年前にスピンオフだと知らずに読んでしまい消化不良だったが、ようやく冷たい校舎〜を読んだのであらためて再読。
彼らのことを知っているか否かでかなり読み心地が違う気がする。「ロードムービー」はすぐに両親の顔が浮かんでさもありなんとなるし、「雪の降る道」は直前のエピソードとこれから先の彼らを知っていると一層グッとくる。
でも一番気に入ったのは「トーキョー語り」かもしれない。田舎暮らしの厄介なところを上手く煮出していて、天然コケッコーを思い出した。この話は単行本には入っていなかったらしく、今回は文庫本にしてよかった。
エピソードによっては丁寧な書き込みを長いなと感じることもあるのだが、(作家)辻村 -
Posted by ブクログ
13編の短編集だが、題名が意味を持っている。
ホラーというか、非科学的な事象を辻村深月さんのエッセイのように記述されている。
人は誰しもが過去に傷を持っている。その過去の思いが、しっぺ返しのように起こると、ある意味怖いものだ。人の心理に面白い角度で切り込んでいる点は、さすが辻村深月さんだと感じた。
記憶というのは主観的で曖昧なものだと思う。この世は科学では解明できない事象は存在する。ただ、それが主観的データに基づくものだから、科学的に証明することができないのが現状だろう。
不思議な出来事は、科学的に証明されないからこそ面白いと思うのである。わかってしまうと興醒めだったりする。私には文学的