辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすくするする読めた。
小さい頃の微妙な自意識や関係構築時の危うさみたいなものの描き方が上手いと思った。
小学生の頃参加したお寺での夏合宿?(1泊2日程度の記憶)が思い出された。
小学生と当時は大人に見えた今思うと大学生?が主のイベントだったように思うあの合宿。
当時は主催者側の「わかってる感」というか「身内感」や「小慣れてる感」を憧れをもって見ていて、こちら側からの目線のみしかイメージが湧いていなかったが、
この小説で描かれているように、仮に日常として特殊環境に身を置く子供がいたとするならば、その子たちからしたら夏の間だけ訪れる「麓の子達」は「非日常」だし「貴重な外部とのつながり」だし、当然に「自分たちの自意識を刺激する存在」になり得るよなぁと読んでいて感じた。
いろんな想いがありながらも、家庭でも「ミライの学校」のような特殊環境でも、自分が置かれた環境に適応していこうとする子供の切実さに胸が痛む思いがした。
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Posted by ブクログ
ある意味ヒトコワ。
同じ会話や記憶を共有したはずなのに、人によって受け取り方が違ったり自分にいいように解釈して記憶していたりして、ずれてることがある。
そりゃ全て相手のいいように対応できるわけないし、多少の悪意をもって対応することもあるじゃん。なのに昔の振る舞いに対して当たられるのは、「理不尽!」って思うのも致し方ないよ。その時の自分にとってはそれが正解だと思っていたりするんだから。
人って良くも悪くも複雑すぎるー。だけどそれが面白くもあるし、ちゃんと寄り添えられればより深く理解できる可能性もある。まぁそこに割く気力と体力も必要だからそれくらいに相手と向き合う気持ちがあってこそなんだけど。言われた側はしんどいわな…潔く自分の人生から切り捨てるのも必要なのかも?
読んでてこっちまで疲れた…笑 -
Posted by ブクログ
大人の思う理想に対する子供たちの振る舞い。
いろいろ考えさせられる物語。
カルト団体と思われる「ミライの学校」
その敷地跡地から、子供の白骨遺体が発見されるところから物語が始まります。
弁護士の法子はその事件にかかわっていくことに。
法子は小学生の頃、夏合宿として、4年生、5年生、6年生と「ミライの学校」で1週間を過ごした経験があります。
「ミライの学校」で暮らすミカと友達となりますが、6年生の時には合うことが出来なかった。
白骨遺体はミカなのか?
30年前の「ミライの学校」での暮らし、当時の子供たちの生活と想い、そして、今回の事件と語られていきます。
子供たちの振る舞いや想いがリアル!
「ミライの学校」が単なる田舎体験ではなかった。
カルトとしての話が徐々に明らかになっていきます。
「ミライの学校」は子供たちに考えさせる教育。理想を目指す親や大人たち。しかし違和感ありますね。
ある意味、切ない。
当時、いったい何があったのか?
何が起きたのか?
徐々に明らかになる30年前の真相
「子供の事を思って、子供の未来の為に」
として大人たちがとった行動
それが子供を傷つけ、子供を琥珀に閉じ込めることになります。
本当の意味の「問答」が必要なんだろうなって思いました。
翻って自分の子育てってどうだったんだろう?
たくさん、子供を傷つけてしまっていたような気がする。
お勧めです