辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城

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    鏡を通り抜けたら異世界に、みたいな物語を嫌厭してたのでこの世界観に入っていくのに大分時間かかった。
    また主人公が最初の方、あまりにも気弱でとても中1の女の子と思えないほど幼くて序盤はずっとイライラしてた。
    ただ中盤以降はとても引き込まれるストーリー。
    助け合えるんじゃないかと希望を持ったのに結局は一人で立ち向かうしかなく、しかし人間関係に臆病だった彼らの城での繊細なやり取りが徐々に現実世界の状況も変えていく。
    主人公も最初はこっちがイライラするぐらい臆病だったのに、徐々に強く逞しくなっていく。自分の力で進む彼女の姿はとても眩しい。
    ぜひ彼らと同じ世代の子供たちに読んでほしいと思う。
    助けてくれ

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    2026年08月03日
  • 島はぼくらと

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    高校生の甘酸っぱい恋模様かと思いきや、
    起承転結のしっかりとした青春群像だった。

    良い人が多いなと思いつつ、嫌な人もしっかりと居る、村社会のリアルと時代の移り変わり。

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    2026年08月02日
  • 水底フェスタ

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    閉鎖的な村の雰囲気がなんともじめじめしている。
    田舎の村でやるフェスに行って温泉に入って帰ってくるっていうのは最高の遊びだけど、久しくそんな遊びをしていないのでなんだか懐かしくなる場面が多々あった。

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    2026年08月02日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    なかなか友達に心を開けない女子高生
    少し・不在
    意外にも父親の影響でドラえもんが大好き
    SFを使って少し○○な遊びをしてる

    父親は有名写真家
    がんが見つかり、死期を悟って失踪
    母も余命わずか
    色んなものを諦めた女子高生

    モデルになって欲しいと現れた別所の存在で
    少しずつ変わっていく

    元カレが怖すぎて
    ああいう無自覚無敵キャラ
    全ての悪いことは他責にする人
    実際にいるからなぁ…

    2/3あたり中弛みで面白くなくなってきて
    読み進めるのがしんどくなる
    でも最後まで読んで良かった

    実はファンタジーだった

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    2026年08月02日
  • 鍵のない夢を見る

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    全員クセありで犯罪レベルの男性ばかりに巻き込まれる短編集だが、そんな男から逃れられない女性も同じ穴の狢かもしれないし、一見幸せな人生を送っている男女は正しいのかとも考えさせられる、辻村ワールド。

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    2026年08月02日
  • 噓つきジェンガ

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    嘘がテーマの短編集。
    ロマンス詐欺、中学受験塾、オンラインサロンなど題材は特殊で別世界の出来事のように思えるが、そこで嘘をつく彼ら彼女らの心情や苦悩はとても身近なものだった。
    ドロドロになりそうな展開から、思った以上に希望のあるラストに着地するので読後感も悪くなかった。

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    2026年08月01日
  • かがみの孤城

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    不登校の子達、時空を超えて助け合えたのかな?と、本当に救われたのか分からなかった。少なくとも主人公は救われたのかもしれないが、あとの子供たちが救われたのか。いじめ自体は解消されない(相手は変えられず、変えられたり成長できるのは自分自身のみ)というのがリアルで良かった

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    2026年08月01日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    古本屋さんで見つけた本です。装丁に惹かれて手に取りましたが、思っていた以上に辛辣なお話でした。
    相手が嫌な思いをしているかどうか、自分から考えに行かないとなかなか気づけない。そんな痛いところをついてきます。自分は覚えていなくても、相手は覚えている。人生に影響を与えている。その自覚を、持って生活することの大切さを改めて感じました。

    最初の話は、主人公の「幸せなんだよ」という言葉でものすごく腑に落ちるところがあって好きでした。

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    2026年08月01日
  • 青空と逃げる

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    夫が失踪し、母子の日常生活が脅かされることになり逃げるように日本各地を転々と暮らすことを余儀なくされる。気持ちの整理がつかないままの旅だが、現地の人々の優しさに触れ、逞しく生きていく姿が良かった。

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    2026年08月01日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    「#わたしの講談社文庫」というキャンペーンで、凪良ゆうさんが推していたので読んでみました。

    ゾッとさせられました。

    この小説に登場する人物のようなことを、過去の自分もしていなかっただろうか。
    そう振り返らずにはいられませんでした。

    とはいえ、過去は変えられません。
    あの時の自分を反省しつつ、それでも生き続けていくしかないのです。

    「パッとしない子」と「早穂とゆかり」は、弱者からの反逆を描いた二編です。

    かつては「パッとしない子」だった人物が、大人になって成功し、世間の注目を浴びるようになる。
    主人公は、そんな相手と再び関わらなくてはならないのですが、過去のやらかしが次々と明らかになっ

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    2026年08月01日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ


    この本を読んだ感想について、正直自分の中では上手く言語化できませんでした。
    それは「未知の世界の物語を見たから」ではなく、この物語が「単に嬉しいとか悲しいとかで表現できないから」だと思ってます。
    それはつまりこの物語には、嬉しさや悲しさ、その他の感情が重層的に凝縮されているように思えたからです。

    例えば
    まず、ノリコ側として
    ミライの学校で過ごしたことを楽しかったとする輝かしい思い出
    シゲルへの淡い恋心
    自分の思い出の地を、一様に怪しいカルト集団と差別する周囲の人間に対する不愉快な気持ち
    白骨死体が、ミカじゃないことを祈る気持ち
    そして、記憶の中で美化されたミカと現実のミカを比較したときの

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    2026年08月01日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    辻村さんの作品は思春期の世代の背中を押してくれるものが多い気がします。

    この作品も多感で傷つきやすい中学生の主人公の少女に寄り添ってくれる作品だと思う。

    人を殺したい、この世からいなくなりたいという目を背けたくなる中学生の願望をしっかり正面から描いていました。

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    2026年07月31日
  • 噓つきジェンガ

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    人は他人との対話の中で嘘をつき続け、その他人もまた嘘をつき返す。過去の嘘を隠すための嘘をまたついて、そうやって積み上がっていった歪な自分の人生はひとつの動きで総崩れを起こす…
    まるでジェンガ!なるほど!

    恋愛感情、現実逃避、子どもへの愛、他人の期待にこたえるため…この世の嘘がすべて悪から始まるものではないけど、ひとつ共通することは昔ついてしまった嘘をなかった事にはできないということ。

    これから積み上げるもののなかに歪さがないか、まっすぐ置けてるか、はたまた…誰かのために嘘を本当にできるチャンスはないか。そんなことを考えさせてくれる本でした。

    にしても最後泣かせにきたぁ!!

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    2026年07月31日
  • この夏の星を見る 下

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    良く言えば落ち着いた心温まる作品、悪く言えば盛り上がりに欠けた作品という感想。
    学生時代に読めればもっと素直に楽しめていたかも。

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    2026年07月31日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    行動も考え方も全然納得はできなかったけど、そういう人種がいるという理解度はあがった。
    メンヘラこええええって改めて思う←

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    2026年07月31日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    上巻で抱いた違和感はやっぱり間違っていなかった。
    なるほどなーそういうことかーが、いくつもいくつも。

    ちょっと長めだけど頑張って読む甲斐はあった。
    やっぱり心が動いた。

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    2026年07月30日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍という異常な時代をテーマにしながら、非常に真っ当な青春小説。

    学生達が、自らの「好き」や「やりたい」で動く姿、それを支えようとする大人の姿が印象的。自分だったら諦めて何となく時間がすぎちゃうんだろうなぁと。好きなことを貫こうとする子が多くて、大人からすると眩しい。
    「向き不向きと好きが両立しないこともあるけど、好きを抱えたまま大人になってください」という宇宙飛行士さんの言葉が響いた。

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    2026年07月30日
  • きのうの影踏み

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    怪談の短編集。すごく短いのもある。

    ・十円参り
    なっちゃんが消えた。ミサキとマヤは、十円とともに名前を書いて10日間続けて神社の賽銭箱に入れると人を消せるという、十円参りを誰かがしたのではと疑う。

    ・手紙の主
    作家に届いたファンレター。鉛筆で弱々しく書かれ、最後は薄くて読めない。他の作家にも似たものが届いていた。その話をすると、近しい作家に次々と届く。

    ・丘の上
    ・殺したもの
    意味不明。

    ・スイッチ
    電車で音楽聴いてたら、知らないゴスロリに話しかけられる。それから不思議なことが起こるように…。

    ・私の町の占い師
    著者が産後に実家で過ごしていた時の、占いの話。

    ・やみあかご
    夜中に起

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    2026年07月30日
  • 凍りのくじら

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    途中から感じながら読み進めた違和感がラストで納得。
    ドラえもんの道具が沢山出てきて、そんなのがあったのか、、、ってなる。

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    2026年07月30日
  • あなたの言葉を

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    毎日小学生新聞で掲載された連載をまとめた本。
    小説家である筆者が、何をこどもたちに伝えたいかがよく分かる、愛が詰まった一冊。
    自分の気持ちを自分の言葉で表現するって、生きていく上で大切なことだと改めて思った。

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    2026年07月28日