辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これ、読んでも読んでもまだ続くんか、終わったとおもったらまだエピローグあるんか!という感じで、ちょっと飽きそうになったけど、細かく細かく語ってくれてスッキリ読み終えました。
7人それぞれの境遇がたっぷり語られ、そこからの真相もムリヤリ感がなくて、練りに練りに練られてる感じ。
舞台が進学校ということで、登場人物全員賢く物分かりがいい。常識的で優しく、なんと容姿もいい!なのでそれぞれの境遇がどんなに辛くてもどこか「へー」と思ってしまい、感情移入はしなかった。全員に心配してもらえる深月に対しては、中盤から「アンタなにやってんの」としか思えず、そうなっちゃうとこの話、もうダメですよね。いやでも、面白 -
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Posted by ブクログ
不妊、妊娠、出産、養子。
女性であれば経験することの多い出来事が、2人の女性を軸に描かれている作品。
ひかりの脆さと繊細さ。若い人たちが皆それぞれに抱えているものをそれとなく乗り越え逞しくなっていく過程を、ひかりは辿れなかった。歯車が少しずつズレていって、それが瞬く間に修正できなくなっていった。
どうしてなんだろう。誰が、あの時助けてあげられたんだろう。
そんな悶々とした思いが込み上げてきた。
中学生、高校生。まだまだ未来は選べるし世界は広いのに、その時は今が全てだと思ってしまう。
広い世界を知らないまま、ひかりは子どものまま止まってしまっていたのかもしれない。
そうなってしまったことには -
Posted by ブクログ
ネタバレ悪くはなかったけれど、前作の方が好きだったというのが正直なところ。主人公が社会人になって大人の話が増えたからか、以前ほど心を動かされるような、刺さるような毒のある話は少なかった気がする。
本家のお嬢様が時おり見せる雰囲気のあるキャラクター性は良かったが、物語自体にはあまり深く関わってこなかったのも少し物足りなかった。歳をとって感じ方が変わっただけなのかもしれないけれど。
それでも印象に残ったのは、不注意で目を離した隙に娘を海で亡くしてしまった母親が、娘と再会するシーンだ。自分にも娘ができたばかりということもあり、どうしても自分自身に重ねてしまい、読んでいて苦しく、悲しい気持ちになった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ作中、宇宙飛行士の女性が学生たちに向けて「好きという気持ちを大切に」と語るシーンが、響きました。
大人になるにつれて、子どもの頃のように無邪気に何かに打ち込むことは難しくなり、どうしても「将来の役に立つか」という視点で物事を選びがちになります。けれど、もっと自由でいい。たとえ趣味であっても、自分のなかの「好奇心」を何より大切にしようと思わせてもらいました。
また、休部を申し出た円華に対し、顧問がかけた言葉も忘れられません。
コロナ禍という誰も経験したことのない世界で、「今はしょうがない」と割り切って諦めることもできたはず。しかし顧問は、高三のこの1年間は二度と戻らない、人生に一度きりのかけが