辻村深月のレビュー一覧

  • 噓つきジェンガ

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    星3.5
    安心?の辻村ワールド。
    これどうなっちゃうのというハラハラな展開なんだけど、最後に救いがちゃんとあって読後感は悪くない。ストーリー構成がいつも上手だなと思います。

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    2026年09月06日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    描写がグロくて気持ちが悪い。
    実際似たような事件は起きたことがある訳で
    本当に胸糞悪くなる。
    動物を殺しても器物損壊にしかならないと
    初めて知った時本当に驚いたものだ。

    同じ相手に力を使えないことは
    酷いことをもう言わなくていいという進化
    という考え方は印象に残った。

    自分ならたとえ犯人が本気で悔い改めていても
    だから許せるとはならない。
    全てが元に戻る訳でもないのに、
    自分で勝手に始めて勝手に後悔してもただの身勝手だ。
    この手の人間に反省や罰を与えることは難しいと思う。
    経済封鎖が本当に罰になるだろうか。
    味わったことがないことを想像できる能力があるとは思えない。

    動物を賢いと思うことは見下していることではないかとは
    自分も考えてみたことがある。
    命は平等というエゴについても。

    秋山先生の印象は割と良かったのだが
    子供が来るとわかっているのに珈琲を出すだけでなく
    禁煙の場所で来訪の直前まで煙草を吸っているのが
    昭和感があってちょっと嫌な気持ちになった。
    人に手作りのお菓子を渡すのも微妙だし、
    味見をしていないというのにモヤっとしたが
    仕掛けのひとつだったので納得はするし
    秋先生周りの話が明かされることで
    前作で気になっていたことが回収できるのは気持ち良かった。

    自分なら事件のことを忘れて楽しく生きることで
    復讐を考えたいところだが
    主人公はよく頑張ったし闘ったと思う。
    正解なんてないと思うし、先生は厳しく優しかった。
    少し光の見えるラストでほっとできた。

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    2026年09月04日
  • かがみの孤城 下

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    不登校のこころはある日光る鏡の中に入り込む。
    そこはお城のようなところで同じ境遇の子供達が7人集められていた。
    子供ならではの繊細なところが凄く読み取れた。
    読み手である私が中学生だったのはもう大昔の事なので、共感というよりも、もどかしさはあるが時に微笑ましくもあった。
    学校だけが全てではない事がわかってよかった。他の選択をしても良いと言う事がわかってよかった。勇気を出して友達を守れてよかった。
    生きていてよかった。
    出逢えて、よかったね。

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    2026年09月04日
  • かがみの孤城 上

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    いじめにより不登校になった中学生のお話。
    久しぶりにファンタジーを読んだ。
    ファンタジーと言うには辛いメンバー構成だった。
    いじめのところは怖かったし、怖かっただろうなぁと胸が痛む。
    光る鏡の中に入り込むとそこには同じ年代の子達が。
    引き続き下巻へ。

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    2026年09月03日
  • スロウハイツの神様(下)

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    それぞれの過去が明らかになっていき「あのときのあれって!」「だからこんなこと言ってたのか!」と付箋回収の場面が多く、最初から最後まで飽きずに読み進めることができました!

    これまで読んできた作品(ファイアドームや朝が来る等)とは違った作風で、楽しめたけど、青春の雰囲気強めがやや苦手な私は⭐︎3でした。

    ここ最近、辻村深月さんの作品をたくさん読んだ中の印象として
    ナイーブな登場人物が多いな、、と。
    気持ちわからんでもないけど、そこまでやっちゃう?そこまで言っちゃう?とか
    たまにふと冷める場面もあったりします。

    設定や展開は好きだし、読みやすくて好きなんだけど、登場人物の感情表現が、自分の現実感覚よりちょっと繊細すぎて、少し引いてしまうのかも。

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    2026年09月03日
  • ハケンアニメ!(上)

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    アニメ制作関わるスタッフの悪戦苦闘が
    天才監督の自由奔放に翻弄。
    番組の座を狙う監督。会社や制作スタッフ
    様々なスタッフ奮闘ぶりが映像ドラマの様な痛快さも楽しい

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    2026年09月01日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍の学生生活はこんな感じか…と
    改めて感じることができた。
    不自由なものも増えたけれど、オンラインのつながりなど、新しいつながりもあるのだなと感じた。
    星の勉強をしたくなった。

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    2026年09月01日
  • 噓つきジェンガ

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    読書会で選べられた本で、読んでみた。
    嘘が崩すまでどんだけ話が展開するのが面白いポイントだ。

    「2020のロマン詐欺」が非常に印象が残った。

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    2026年08月31日
  • 闇祓

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    【闇祓】
    『凍りのくじら』以来の辻村深月作品✧*。

    独立した短編集かと思いきや3章で真相が見えたときには震えました:( ;´꒳`;):

    ミステリ要素もあって伏線回収が楽しい作品になっていました

    最後は色々衝撃Σ(゚д゚;)

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    2026年08月30日
  • 名前探しの放課後(下)

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    辻村さんの作品(上下巻もの)はちょっと長いな…って感じる事もあったけど、この作品では感じなかった。
    自殺者の予想はかなり付けやすいけど、終盤の他作との繋がりには驚きました。たまたまこの作品を後回しにしてたので、順番次第で、他作を読んだから読んでないかで印象はだいぶ変わるかな。

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    2026年08月30日
  • 鍵のない夢を見る

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    「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」

    苦しかったり、にがい話が多かったけど…
    なんか描写が上手いところはさすがだなと思った。

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    2026年08月29日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる「使者(ツナグ)」が、様々な想いを抱えた生者と死者を繋ぐ。

    "死者に会える"という設定はそこまで珍しくないが、心温まる物語から、読んでいて胸の奥が苦しくなるようなお話まで、読者を飽きさせない工夫が施されていて読みやすかった。

    「死んだ人に会いたいか?」
    この問いは人によって答えが異なると思うが、私は会いたいと答えると思う。
    それは、「感謝を伝えきれていない」、「いまの自分を見てもらいたい」、そんな想いが心の底に沈んで残り続けているからだ。

    「もし、自分だったら?」という問いを投げかけ、読者の人生に干渉してくる素敵な小説でした。
    他の辻村深月の作品も読もうと思います。

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    2026年08月30日
  • 凍りのくじら

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    なかなか内容が重い。

    この手の小説は前半を読むのが結構進まない。

    綿矢りさっぽい感じがした。

    悪くはない。

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    2026年08月29日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

    みずほの母がまるで自分の母そのもので、手紙のシーンは本当に息ができなくなってしまった。
    様々な性格の女性たち、全てに見覚えがある。
    その後はやはり出頭するのだろう、お父さんがわかっていてくれて良かった。

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    2026年08月29日
  • 本日は大安なり

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    面白かった。結婚式披露宴。一日の消えものへの出費。でも慶事としての一大イベント、別々の四組のカップルをオムニバス形式で表現し、その繰り返しが迫力感につながっていつの間にか結婚式の会場に入り込んでいた。そこでは人間模様が生き生きと心情豊かに描かれていて大変深みのある物語となっている。主人公の一人、ウェディングプランナーの多香子もプロとして格好良かった。

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    2026年08月27日
  • ぼくのメジャースプーン

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    子ども達は夜と遊ぶのスピンオフ。
    子どもからお勧めされた本だけれど、罪と罰について考えさせられた。(ちなみに子どもはこの本を夏の読書感想文に選んでいた)

    P486
    責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって「自分のため」の気持ちで結びつき、相手に執着する。その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです

    愛とエゴの境目は曖昧だけれど、家族であっても自分以外の本当の心の内は分からない。ただ相手に条件を押し付けずその存在を尊重すること。相手を想う気持ちの中に自身だけでなく相手も存在するのかどうか、それを自問自答することを忘れないことが愛なのだと思う。

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    2026年08月26日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    とにかく読んでいる間中、胸糞が悪くて早く読み終わりたい、早く解決してくれ、と思っていた。
    初めての辻村さんだったが、個人的に苦手な部分と好きな部分がはっきり出てしまう作品だった。

    特に月子のキャラクターが、感情の押し付けのようで好きになれなかった。月子のと紫乃の関係性に期待した以上の救いもなく、楽しくないのに一緒に居る描写が多くて、昔感じた信頼の欠片で一緒に居た描写もあったけどその印象は薄い。
    狐塚と月子が兄妹というのも、あれだけ仲良いのに気づかないとかあり得ないと思う。
    赤川翼の家出は余りに反省してなさすぎる。
    あと、浅葱をあそこまで可哀そうにする必要はあったのだろうか。
    全体的に顔が整ってる人ばかり出てくるのも少し苦手。

    だが、全体的にやはり文章は魅力的で読み進める力がすごい。話は陰鬱で辛いシーンも多いが、ぐいぐい読めてしまう。
    狐塚が狙われているかも、という場面や、月子が浅葱に真相を聞くところなどの緊張感はすごかった。
    ラスト、恭司のふりをして月子に会いに来たのが浅葱と気づいた時は思わず読み返した。とても良いシーンだった。
    「俺は彼じゃないけど」と言ってると言うことは、最後月子に会ったのはiだったのだろうか。浅葱だと良い。どんな思いで月子に最後に会ったのだろうか。どんな思いで月子に触れたのだろうか。月子に病室で語った話は、そうだったらよかったのに、という浅葱の思いだったのだろうかと思うと泣けてしまった。

    個人的には話や描きたいことはすごく好きだけれど、設定面がすごく苦手な、評価が難しい作品だった。

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    2026年08月27日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    辻村深月のデビュー作。
    雪の中、高3の8人が校舎に閉じ込められる。この中の誰かが2ヶ月前に自殺しているようだ。みんな目撃したのに、なぜか誰だったか思い出せない。
    どうやら記憶を操作されて『ホスト』に呼ばれてしまったらしい。

    自殺したのは自分ではないと思いながら極限状態で回想シーンが始まると、どの人もあり得るように思えてくる。
    やがて飛び降りた時間に一人ずつ恐ろしい消え方をしていき⋯。

    とにかく長編で力作。そして怖い。作者はいったい何歳の時にこれを書いたのか気になり調べてみたら高校生の頃から書き始め、大学生の時も書いていた作品のよう。
    それで社会人になって2年で受賞したというから大物だなぁ。

    ホラーと人の内面の両方がたっぷり描き込まれ、下巻まで読み終わったらもう疲労困憊。
    読後感に救われた。この傾向はその後の作品にもあると思う。

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    2026年08月25日
  • 鍵のない夢を見る

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    タイトルからミステリだと思って読んだが
    どちらかというと
    渡る世間は鬼ばかり
    だった。

    女性大変……

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    2026年08月25日
  • 神様の罠

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    ミステリアンソロジー。乾さんの短編はめちゃくちゃらしさが満載でうっわと察してげんなりする。米澤さんの短編は絶対凶器あれやろと思ってたら全然違って拍手した。大山さんの短編が結構好みでどう転んでいく?と先が気になった。有栖川さんと辻村さんは読んだことあったので再読。

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    2026年08月24日