辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ辻村深月作品。
「傲慢と善良」が良かったので、リンクする所があると聞いて読みました。
全体的には、サスペンス要素とか、辻村作品に多いどんでん返し(?)的な展開も少ないし、平坦な物語に思えます。面白かった!とテンション上がる感じではないかもしれません。
また、早苗は弱かったり、いっぱいいっぱいだったりして、正直、あまり好きなタイプの主人公ではありませんでした。
ただ、何となく、読んで良かったなーと感じます。
それは、「逃げること」について、自分の視野が広がったように感じるからです。
ぼくは、それなりに安定した生活を送れているし、自分の環境には不満はありません。でも、だからこそ、今の居場所 -
Posted by ブクログ
私のとっておきの一冊は、辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』です。
恥ずかしい話ですが、辻村深月さんを読んだのはまだ2作目でした。1作目の『本日は大安なり』は一気読みするほど感動しましたが、この作品は重いテーマゆえ、なかなか読み進めることができませんでした。ところが、小学4年生の主人公が最後に下した決断は、64歳の私にはまったく予想外で、見事に騙されました。小学生ならではの純粋さと、その裏に潜む残酷さを垣間見たような気がして、読後感は決して良いものではありませんでした。
それでも、最後に秋先生が犯人に向かって「でなければ、お前は―」と言いかけて言葉を切る場面には唸らされました。その先を読者 -
Posted by ブクログ
復讐とは誰の、何のためのものなのか。
凄惨な事件を起こし、たくさんの命を、心を奪った犯人に、相応しい罰とは何か。
罰を与える側の罪とは。
人は自分のためにしか泣けない、というフレーズがあったが、泣く以外の全ての行動や感情も、同じく自分のためでしかないのではないか、と考えさせられた。
しかし、罪のない純粋な小学生に、こんなにも重たいものを負わせるとは、、、
私の語彙力ではこの小説の深さを正確に言語化できない。
とりあえずグロ耐性がなく、子供が可哀想な目に合うのが苦手な私にとって、これは手を出してはいけない小説だった。笑
けど最後まで読んでしまったのは、逃げてはいけないと思わせるような、辻 -