辻村深月のレビュー一覧

  • 図書室で暮らしたい

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    エッセイに書かれている好きなものや昔の話が、やけにわかる、しっくりくると思ったら作者と自分は同世代だった。
    子育ての話は、今保育園に預けながら仕事をがんばっている同僚が読んだら勇気づけられるだろうなあと想像した。

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    2025年08月09日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    下巻は東京會舘が新館になってからの短編集。「金環のお祝い」と「あの日の一夜に寄せて」が好き。金婚式の老婦人が長く連れ添った夫を思い出しながらロッシニを食べる話と、東日本大震災の時に東京會舘に一時避難した老婦人の話。どちらも夫婦愛を感じられる話でよかった。「あの日の一夜に寄せて」では東京會舘のクッキングスクールの話もメインになっていて、その内容も面白かった。最後に夫がカレーを作っていてくれたのもとても好き。
    どの話も東京會舘のスタッフが気配りに溢れているところが好きだ。東京會舘のような高級感あふれる施設のスタッフの、ホスピタリティに溢れている描写がとても好き。

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    2025年08月08日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    部活や合唱などそれぞれのイベントに本気になったりなれなかったりする中学生たちが、ふとした出会いをきっかけに日常を変えていく青春短編集。
    中学生向けの作品と言われるだけあって展開はわかりやすいが、登場人物が微妙にリンクして主人公たちを助ける正の連鎖には心動かされる。子供向けと思っていると、ものづくりとは、研究とは何か?のようなエンジニアの本質に触れる話題が出てきたりして油断ならない。研究とは、誰かに託してつないでいくもの。心に刻みたい。

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    2025年08月03日
  • 名前探しの放課後(上)

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    高校生の学園ミステリー
    3ヶ月前から過去に戻されたいつか。
    自殺をした同級生が誰かを突き止めるため、辞めさせるため仲間たちと策を練る。
    下巻へ。

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    2025年08月02日
  • 神様の罠

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    2025.08.01

    米澤穂信氏と辻村深月氏の短編目当てで買いました。やっぱりこの2人の短編が面白かった。
    「崖の下」は、あの新しい警察シリーズの新作だ!クールな葛さんをまた読めて嬉しい!と思いましたがすでに「可燃物」で読んだことのある短編でした。すっかり忘れててショック。

    「2020年のロマンス詐欺」はさすが辻村深月。ソツがなくうまくまとまっててキッチリ伏線回収もして読みやすい。上手。青春小説の類はあまり好みではありませんが、やっぱり売れっ子は違うな…と唸らされた短編でした。

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    2025年08月03日
  • きのうの影踏み

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    今まで自分の中にあったホラーや怪異などとはまた一味違う怖さのある一冊でした。先の読めない、結末を読者に委ねるのもまた想像が膨らみじわじわと面白さと怖さを味わえました。

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    2025年07月28日
  • 図書室で暮らしたい

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    バタやんさんのポッドキャストの影響で読んでみた!子育てネタが微笑ましく、とくに保育園の連絡帳の話が好きだった。京極夏彦さんのサイン会に行く日のことが詳細に書かれていて、とても素敵だった。

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    2025年07月23日
  • はじめての

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    YOASOBIの曲を聞いてから、本を読みました。
    曲のフレーズとして聞いたことある言葉が、物語の至るところに散らばっていて楽しく読むことができました。

    YOASOBIがどれだけ本のフレーズを拾って、歌詞に入れ込んでるのかが分かりました!

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    2025年07月14日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    高校を卒業して10年、毎年続けていたクラス会もメンバーが固定化している。女優になったキョウコと、昔女王様として振る舞っていた響子、それを取り巻く人たちが語り手となって進む。みんな表と裏があるのが現実で。ただ、語り手となった人が次々と退場していくことに何か意味があるのかと思ったが、最後まで明示はされなかったのが不完全燃焼感。

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    2025年07月09日
  • V.T.R.

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    辻村作品デビュー作から順番に読むチャレンジ実施中。

    作中の架空の作品。
    装丁が凝ってる。

    短い作品ながらも、どんでん返しが用意されている。

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    2025年06月30日
  • V.T.R.

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    (備忘)「スロウハイツの神様」の外伝。スロウハイツに登場する小説家チヨダコーキが書いた小説と、同じく登場人物であるスロウハイツの管理人環がその書評を巻末で書いているいるという異色の作品。スロウハイツを読んだからこそ、2人が自分の書いた文章にどんな想いを馳せているかが分かる、そんな作品でした。しかし、辻村先生は別人格の小説まで書いてしまうなんて本当にすごい、脱帽です。

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    2025年06月25日
  • きのうの影踏み

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    様々なホラー作品が詰め込まれた小説で、中には驚くような短さの作品も多く、ちょっと消化不良に感じるものもあったが、どれも静かにうっすらとした怖さを感じる作品ばかりであった。ただ1つ、本当に心を温かくする優しい作品があり、親子の哀しい話がベースにはあるのだが、人の持つ思い遣る気持ちの連鎖が、こんなにも哀しい話を、いつしか感動的な話に昇華させてしまうあたり、さすが辻村作品であると感じました。

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    2025年06月14日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    2025年。
    筋少の歌詞からの小説家。それぞれ、言葉のはしばしに筋少の歌詞が入っていて、筋少好きなんだなぁと思ったり。
    辻村深月しか知らんけど。
    最後にオーケンが書いているのが締め。そうそう、オーケンのまわりには楽器上手な人が集まるんだよね。

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    2025年06月18日
  • ロードムービー

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    一人ひとりの心理描写、心境の変化、などを描くのが本当にうまい。やられたー!と叫んでしまう筆力もものすごいものがある。
    辻村深月すごろくを読んできて、あまり今まで感じたことが無かったが、辻村深月はミステリー作家なんだな。しみじみ思う。

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    2025年06月10日
  • ふちなしのかがみ

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    2025年15冊目『ふちなしのかがみ』

    ホラーはあまり得意ではないのですが、芦田愛菜ちゃんが「夏休みにおすすめの本」として紹介されていたのをきっかけに手に取りました。

    短編集なので、ホラー初心者でも読みやすく、ドキドキしながらページをめくる手が止まりませんでした。

    印象に残ったのは《踊り場の花子》。学校で働いている身としては、リアルに想像できて、じわじわと背筋が冷たくなる感覚がありました。《ふちなしのかがみ》も不気味で引き込まれました。お気に入りの話です。《おとうさん、したいがあるよ》は少し難しく、ふわっとしたまま終わってしまった印象です。

    どの作品も、「日常にひそむ怖さ」をじんわりと

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    2025年06月07日
  • ふちなしのかがみ

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    この本はオーディブルで読みました。耳から響いてくるので、本当に怖かった、途中でやめてしまった。面白かったんだけどね、怖くて、眠れなくなると困るから。

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    2025年05月31日
  • ロードムービー

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    たまたま友人の本棚から一冊だけ飛び出てて気になって借りた。辻村さんの本をほとんどよんだこともなく、これがなんの話かもわからないままよみはじめたがとても面白かった。
    時々泣きそうになることもあった。
    じんわりとあったかいはなしだった。
    一つ一つは独立した話なのだが過去作を読んでいるとわかる登場人物などがいるらしく、途中で誰だ??となり友人に聞いてはじめてスピンオフなのだと知った。特になにも知らなくてもたのしめます。

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    2025年05月25日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    政府から公式に殺人を許可された『マーダー』の1人でありながら引きこもり同然の生活を送る青年が、元カノからの意味深な電話をきっかけに彼女を探す決意をする。殺伐とした都市に生きるアウトローたちの西部劇風恋愛ライトノベル。「今を切り取る偉大なライトノベル作家」の鮮烈なデビュー作! …という体裁で、辻村先生の『スロウハイツの神様』で準主役を務めるチヨダ先生の小説を作中作的に描いたもの。
    一つの作品として完結していて、意図的に崩された文体、突き抜けた世界観、過度に粗削りな展開でチヨダ・コーキの作家性を醸し出しつつ、終盤の展開は辻村作品の期待を裏切らない。煽られているほど「鮮烈」という印象はあまりしなかっ

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    2025年05月15日
  • きのうの影踏み

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    日常の中に紛れ込んだ怪異や異変の断片を切り取ったホラー短編集。辻村先生のホラー前作『ふちなしのかがみ』に比べると、良くも悪くも起承転結があいまいで結末もよくわからないものが多い。結末が明示されないことで「薄気味悪い」と感じられ、不安がかき立てられる。
    個人的にはもう少し筋が通った作品の方が好きだが、本来は構成と伏線の緻密さで勝負する辻村ブランドの作品なので、本作は狙ってそういう作りになっているのだと思う。

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    2025年05月11日
  • ふちなしのかがみ

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    ホラーも書くんだなーと、意外な気持ちで読み始めた。

    スタンダードなホラーと言うよりは、心の闇を具現化したようなもの。
    ホラーと判断しにくい作品もある。

    よく分からないものを、よく分からないまま終わらせている印象を受けた。
    そう言った気味の悪さ。
    そこに浸れたら、楽しいんだろうな。

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    2025年05月09日