辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初なんか難しいかもって思ったけど読み進めてくうちに人間関係の構図が見えてきて、読めば読むほど面白かった。
さすが辻村深月さんって感じの人間の感情とかヒエラルキーとか心のうちで考えてる暗い部分とかの表現が綿密ですごく引き込まれた。
響子とキョウコが同一人物じゃないとわかった時の衝撃と倫子でリンちゃんかと思ってたのになんか謎の違和感があって、実際違う人物だったのもすごすぎて面白かった、、
前に読んだ食堂かたつむりの主人公が倫子でりんこ読みだったからめちゃくちゃ騙された(笑)
フリガナがなくてともこなのかりんこなのかと思ってたけどみつこっていう読み方もあるんだと初めて知った。 -
Posted by ブクログ
新型コロナウイルスが流行した2020年。
さまざまな活動が自粛される中、住む場所も学年も異なる亜紗、真宙、円華たちは、宇宙を通してつながる。
手作りの望遠鏡で星を捕えるコンテストに向けて、試行錯誤が始まった。
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コロナ禍の、どこにも逃げ場がない苦しさを思い出して、息苦しくなった。
だけど爽やか。
辻村深月さんの作品だったので、もう少し痛みを伴うのかなと思ったが、終始爽やかだったのは、そもそもコロナ禍が舞台だからか。
理不尽な環境の中、状況を受け入れて、その上で自分たちのできることを探していく子どもたちが愛おしい。
若いからだろうか。
コロナ禍、活動域が狭くなる中、もともと痛めていた足が一層悪化した。
寝ていても何をしていても痛みが主張し、僻み根性が著しくなった。
と、私はこうしてコロナのせいにしている。
一方で、コロナ禍だからこそできたこと、変化したこともたくさんあったと、今更ながら感じ入る。
周囲のせいにしていては一歩も前に進めないと、自分を省みた。
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ミスったなーと思ったのは、つばさ文庫で読んだこと。
大きな齟齬はないだろうけれど、やっぱり文芸版で読むべきだった。
子どもたちが読むにはいいと思う。
ぜひ読んでほしいと勧める。
でも、私はどうしてもイラストがチラついてしまったことと(イラストはかわいいけれど)、文体が気になって深く内容に入り込めなかった。 -
Posted by ブクログ
下巻は東京會舘が新館になってからの短編集。「金環のお祝い」と「あの日の一夜に寄せて」が好き。金婚式の老婦人が長く連れ添った夫を思い出しながらロッシニを食べる話と、東日本大震災の時に東京會舘に一時避難した老婦人の話。どちらも夫婦愛を感じられる話でよかった。「あの日の一夜に寄せて」では東京會舘のクッキングスクールの話もメインになっていて、その内容も面白かった。最後に夫がカレーを作っていてくれたのもとても好き。
どの話も東京會舘のスタッフが気配りに溢れているところが好きだ。東京會舘のような高級感あふれる施設のスタッフの、ホスピタリティに溢れている描写がとても好き。