辻村深月のレビュー一覧

  • こどものころにみた夢

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    各小説家の夢を覗いているような本。

    夢では、めちゃくちゃな展開や風景が不自然じゃないのよね。

    あの現実と夢の境目が分からないような浮遊感が色々なお話に盛り込まれて、共感しつつ読める部分もあった。

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    2022年12月24日
  • こどものころにみた夢

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    感想
    夢を物語ることの楽しさ。子供の頃は誰でも行っていたのに今はしなくなってしまった。楽しさと朗らかさを覚えながらもどこか郷愁を感じてしまう。

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    2022年12月07日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    上下巻共に中々厚みのある肥えたページ数に引けを取らない壮大な世界観。毎回感じているのに改めない非行少女な私は置いといて、日を跨いでチマチマ読み進めるのには向かない作品だろう。
    .....少女へのツッコミは言語道断

    鞄内に忍ばせる日数が長すぎたので、恐らく今私を悩ませる肩凝りの起因八割くらいはこの本の重量感が占めていると思われる。(冤罪)

    ある程度著者の作品を読んだ実績が実を結んだのか、この出木杉君と出木杉子ちゃんだらけの世界観に酔うことは無かった...ギリギリだが。

    同著者「冷たい校舎の時は止まる」の構成に近いものがあり、俗に言う「主人公」なる人物は存在せず人物皆にスポットが当たっている

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    2025年11月21日
  • スロウハイツの神様(上)

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    読み始めてすぐ、環が苦手だと思った。それだけじゃなくて出てくる人物のほとんどがなんか苦手かも、と。
    でも、物語の展開は気になって飽きない。
    なんでだろう、環の癖の強い性格はスロウハイツの全員が認識しているはずなのに受け入れて、莉々亜は誰からも敬遠される。環はその才能から一目置かれているからか、書かれていないけれど飴と鞭の使い分けが上手いのか・・・
    でも、発言を読めば読むほど「痛い」なと感じる。自分で自分を傷付けている。
    チヨダ・コーキはもっとクールな印象だったのに、その真逆の性格なので意外だった。

    p.36
    「子ども」の概念について常々思ってること。
    確かに今みたいに保護したり慈しんだりする

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    2025年11月19日
  • 水底フェスタ

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    地方の閉塞感を描いた辻村作品の中でも息苦しさ、後味の悪さはトップクラス。理不尽で救い難い展開が続き、ラストの“光”も微か。どうにもやり切れない気持ちになる。日常的に平然と“異物排除”が行われるムラ社会、怖いです。

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    2022年10月07日
  • 青空と逃げる

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     母と息子とが逃げ続ける物語であり、いく先々での人々との交流や文化、景色が楽しい。ただ、最後まで読んでも、こうまでして二人が逃げ続けなければならない理由は理解できなかった(作中に説明はあるし、その説明はわかるけど、納得できない感じ)。

     作者のインタビューを読んで、「島と僕らは」を読み返そうと思った。

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    2025年12月07日
  • 時の罠

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    面白かった。複数作家の短編集は良いものだなあ、と思った。一番面白かったのは米澤穂信か。ああいうヘンテコな短編が好きなのかもな。よって万城目学のものも好きだった。湊かなえのものはシンプルに良い物語だと思った。辻村深月の作品はやはり俺の体質に合わない。女性だからか? と思ったが湊かなえもいるので違うらしい。なんというかな、人物が単調で「良い話」を見せられているとだけ。回想形式を交える物語が好きなのかもしれない。短編というのはどれも、それぞれの人生のハイライトを切り取ったような、一人だけの物語という気がした。

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    2022年07月25日
  • 時の罠

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    ”時間“をテーマにした4人の作家たちの競演

    辻村深月「タイムカプセルの八年」
    不器用な父親と息子の物語、ジワリと涙腺がやられるやつです。

    万城目学「トシ&シュン」
    この人の感性は本当に面白い。
    “時間”をテーマにしたとき、よくこの発想へたどりつくなと、感心してしまう。

    米澤穂信「下津山縁起」
    今度の時間は気の遠くなるほどの長さ。
    “時間”という概念について少し前いろいろ本が出ていたけど、”知性“という概念と合わせて編年体にして描く、お上手です。

    湊かなえ「長井優介へ」
    “イヤミスの女王“と言われた作者らしい短篇。でも最後に少し光が見え読後感がいい。

    辻村深月と湊かなえが少しかぶり気味

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    2022年07月21日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    映画では尺の都合なのか、説明が駆け足で分かりづらかった部分もちゃんと解説されている。
    本作プレミア版ブルーレイ&DVDセットに封入されていた、特典ブックレットの短編も収録されていてお得感がある。

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    2022年03月28日
  • はじめての

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    両方の

    宮部みゆきさんとYOASOBIさんのファンです!!コラボすると聞き、楽しみに読ませていただきました。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年03月13日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    辻村深月さんがドラえもん好きなのは、凍りのくじらを読んで知っていました。その方が小説を書くとどうなるのか気になります思わず手にとってしまいました。小説を読んでいるのに、ちゃんと映像が出て来る感じで、久しぶりのドラえもんワールド面白かった。

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    2022年03月12日
  • 「いじめ」をめぐる物語

     

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    いじめられた人、いじめた人、友人、家族、教師。いじめには、様々な当事者がいる。7人の作家がいじめを巡る人々の心を描く短編集。

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    2022年01月16日
  • 時の罠

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    〈時〉をテーマにしたアンソロジー。
    辻村さんは父子の人情話、万城目さんは神様が夢を叶えるトリッキーなファンタジー、米澤さんはSF、湊さんはミステリ。
    アプローチも語りも異なった競演。読みやすく楽しかった。タイムカプセルに始まりタイムカプセルに終わったけれど、二つともパンドラの匣にならなくて良かった。
    個人的に意外性No. 1は米澤さん。

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    2022年01月15日
  • 時の罠

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    どの話も面白かったが、
    特に湊かなえさんの話が良かった。
    耳の障害で、音が3秒遅れて聞こえる主人公の話。

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    2021年11月27日
  • かがみの孤城 4

    無料版購入済み

    少し難しいけど面白かったです。考えながら読んだので時間がかかりました。
    最後はどうなるのか、どういう展開を迎えるのかワクワクします。

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    2021年10月19日
  • かがみの孤城 4

    無料版購入済み

    元々小説の方を読み終わっていたので、すらすら頭に入ってきました。
    活字が苦手な人は漫画でっていうのもありかもしれないですね。

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    2021年10月19日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    匿名

    ネタバレ

    読みやすく最後まで一気読みした。この作者はこんなホラー調の文章も書けるんだな、と感心した。
    ただ「i」の正体にはがっかりしたし、今ひとつ全体のまとまりのなさを感じた。
    リアルさがないというか、そうはならないでしょーという感想で興醒めしてしまった。
    全体的に文章の幼稚さが気になった。
    一番最後のオチは素敵だったし、どんどん読み進めたくなる面白さは感じた。

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    2021年08月27日
  • 時の罠

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    再読。
    というよりも、湊かなえさんワールドに浸かりたくて
    湊さんの話だけ読もうと思って手に取ったら
    他のも結局読み返してしまった!

    アンソロジーなので、一つ一つのお話は短くて
    でもしっかりと世界観を魅せてくれる安心の4名……
    湊かなえさんの「長井優介へ」がすごくすき。
    15年は長すぎるけど、またこれからの15年は
    長井にとって明るい15年であってほしいなと思いました!
    そして辻村さんの「タイムカプセルの八年」は
    胸が熱くなった。
    親父たちがすごい!かっこいい!
    小学校卒業から成人までの八年と、
    成人からの八年は本当に全く違うだろな。
    他二編はファンタジー?要素もあり
    不思議な感覚で面白いです

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    2021年08月15日
  • 宮辻薬東宮

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    ネタバレ

    人気作家によるアンソロジー。
    最初に書いた宮部さんの物語をモチーフにした作品を書き連ねる。
    テーマは「ホラー、中黒」といったところ。
    最後の宮内さんの作中に出てくる「Z80」ですが、過去に技術屋をやっていたため、妙に懐かしさと親しみを覚えてしまった。

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    2021年07月29日
  • 冷たい校舎の時は止まる(1)

    購入済み

    原作の小説は未読なので、どの程度忠実に漫画化されているのかはわからないのですが、予想よりも面白かったです。

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    2021年04月01日