辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ辻村双六9/11
短編3章からなります。(後に皆さんのコメント見ていたら文庫本には5話あるということなので、そのうち追記。追記しました。)
冷たい校舎のときは止まるとのリンクが多くて、リアルタイムで読んでると全く気づかず。最後のネタバラシが楽しいです。
基本的に学生時代の話で、まだまだ考えが若く、自身の学生時代を思い出させる内容でした。
無謀なことをやるし、なんでそんなことやったんだろう。とか、喧嘩したと思ったらすぐ仲直りする。
現在の考えでは到底できないような気持ちを思い起こさせられました。
懐かしい時代の空気を味わえる一冊です。
◯ロードムービー
小学5年生のワタルとトシ時に家出をする話。
学校において、ワタルがいじめられていて、次の標的がトシとなる。いじめられてもめげないトシだが、容赦なくいじめられて、ワタルも巻き込まれてしまいます。
トシを児童会長にしたい、ワタルの気持ち。
ワタルと離れたくないトシの家出作戦。
小学生のときの、忖度のない純粋な友情は清々しく、両者が互いに思う気持ちが心を熱くします。
トシが慧恵 女の子!?で最後ビックリして、さらに『冷たい校舎のときは止まる』の
諏訪ゆうじと景子の子どもだとは…
また、これ読んだ後に気づいたことですが、タカノのおじさん。博嗣(弁護士)
お姉さん深月
なぜ読んでいる時に気がつかない!!
と思いながら楽しめました。
◯道の先
とある大学生が塾のバイト先の生徒である大宮千晶との話。
千晶は賢く、家も裕福で頼りにされるけど敬遠される存在。
大学生と千晶がどんどん心を打ち解けていく中で、千晶が急に塾を辞めて、大捜索します。
その時に千晶にかけた言葉が沁みます。
「いいから聞いて。千晶ちゃんは、いつか絶対に平気になる。僕たちは、どこにでも行けるし、変わっていく。僕には言える。いつか、絶対に平気になる日が来る」
現状について目を背けたくても、変わっていくことができる。今が苦しいだけで、未来は大丈夫。安心していいこと。
千晶は理屈で考えがちでしたが、この言葉に響いたみたいでよかったです。
大学生は充 電話相手はリカ でしたね。
東大生誰かわからず。博嗣ですよね?
◯雪の降る道
小学2年生の深月と博嗣の話。
博嗣はヒロが亡くなってから、メンタル不安定。長いこと風邪をひいていた。
毎日のように深月が来るも、煙たがる始末で、深月が可哀想でしたが。小学2年生ですもんね。
菅原榊もでてきて、やっぱかっこいいです。深月が男の子に喧嘩売ったときに、『女に自分のケンカをやらせるな』的なこと言ったところが、菅原兄らしかったです。
この話を元に冷たい校舎につながると思うと、3人の人間関係に色々と納得の部分ありですね。
◇文庫本追加部分
◯街灯
博嗣と深月の大学生の時の様子。
◯トーキョー語り
さくら
水野篤志
久住薫子
一美
遠山さん
がメインで、道の先からの繋がりがあるということでしたが、何のことかわからず。
最後のあたりを読んだところで、遠山さんが千晶だったことに気づく。東大目指して頑張ってるようですね。
一美が薫子やら遠山さんが気に入らなくて、いじめに走るところとかは現実味があって、嫌な感じでしたが、最後は皆協力して一美も遠山さんに謝るハッピーエンドな感じで良かったです。
さくらのあんみつの件は、やたら出てきたので何か関係あるかと思いきや、そんなことなかったですね。 -
Posted by ブクログ
前々から気になっていて欲しかったけどなかなか書店に置いてなくて発見した時に衝動買いした一冊。
「友達だから助ける」最強の哲学。
脚本:辻村深月ということで読みたい読みたいが先行してしまった。辻村イズムはあっても前提は『ドラえもん』なのだ。そこに物足りなさを感じた。
ふと、思い出した。あれはまだ実家にいた頃。高校生くらいだったと思う。
父親がふと評判を聴いてONE PIECEを5巻まで買った。しかし、すぐに「お前にやる」と言われた。「当たり前のことしか書いていない」と。愕然とした。それ、おまいう???と思ってしまった。我が親ながら。
今、家を出て働いている。はたからみたら大人になった、と言える。果たしてあの時の父親を今、軽蔑出来るか?
ドラえもんは国民的で全年齢対象だから子供達も見れるように作っている。それはそうだと思う。ただし、大人になったからといって満足出来ないというのは果たして作品が悪いのか? -
匿名
購入済みなんとも言えない
登場人物たちの気もちがどれもわかる感じがしました。特にタイトルの意味がわかった時、チエママが最期に思ったであろう気もちを想像すると、自分の母親も同じなのかなぁと思い、なんだか胸がしめつけられました。