辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「スロウハイツの神様」のスピンオフ作品。
まず、「スロウハイツの神様」のあの本を現実で手に取れるというのが嬉しい♡
それだけでも十分テンションが上がるのですが、本の作りにさらにテンションが上がった♪‹‹⸜(*ˊᵕˋ* )⸝›‹⸜( *)⸝›‹⸜( *ˊᵕˋ*)⸝››♪
細かいところまで、「スロウハイツの神様」の世界観で、本当に感激した…!
しかも、解説が環だなんて、最高すぎません???
これが、チヨダ・コーキの世界観なのね…!
「電撃文庫」などのラノベが大好きだった10代の頃の私だったら好みだったかも…( 'ᵕ' ; )
世界観にはイマイチ入り込みに -
Posted by ブクログ
ネタバレ感動ファンタジー系小説。
泣けると評判の作品のようだ。
友人に勧められて読んだ。
なんだろ、最近読んでいた小説がハマり過ぎていたからかな、普通にはおもしろかったんだけど、
読み終わった直後の率直な感想は、これで終わりか、だった、笑
泣けなかったというか、あまり感情移入できなかった、、、
主人公が小2〜4の話で、ちょうどうちの子と同じなんだよね。
だからか、頻繁に現実に引き戻されて、
声の力がある時点でフィクション?ファンタジー?なんだけど、最後まで小説の世界に入り込めなかった感じ。
でもおもしろかったし、復讐とかやり返すことに関して考えさせられたりして、また別の良さがある小説ではあった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後に衝撃の事実が、、でもなんとなくそんな気もしていたような、、
前後半比べると客観的な見解の部分については前半の方が共感できたが、「盲目的」になっている対象は後半の友情の方が共感できた。
自分も第三者から見たらルリエールみたいな存在だったらどうしよう、、、と怖くなってしまった。
女子の世界ではお互い自覚無く相手を傷つけてしまう言動が誰にでも少なからずありそうだと感じた。
最終的にとてもドロドロとした暗い感情になったから、自信を無くしている時は読まない方が良い。
彼氏がいない私にとって、ルリエールの蘭花に対するモヤモヤした気持ちや、友情より恋が尊いとされている世間の風潮を疑問に思う気持ちがと -
Posted by ブクログ
辻村深月による青春群像ミステリーの傑作。クリエイターが共同生活するアパート「スロウハイツ」を舞台に、夢や現実に悩む登場人物たちの心情が丁寧に描かれている。
序盤は人物紹介中心でやや進行が遅く感じる読者もいるが、下巻での怒涛の伏線回収は圧巻で、多くの読者が「涙した」「再読したくなる」と絶賛している。特に最終章の感動は格別で、「人生で一番泣いた本」と評する人も。
創作に関わる人には特に響く内容で、才能・嫉妬・友情といったテーマが心に刺さる。キャラクターが個性的で好みが分かれるが、共感できれば深い没入感を得られる作品。静かながらも力強い人間ドラマを求める人におすすめしたい名作である。