辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
・「タイムカプセルの八年」辻村深月
大学講師の孝臣には妻の温子と小学校の教諭になった幸臣という息子がいる。
幸臣が小学6年の時に親父会に参加することになった孝臣は、小松ユカリの父親や洋菓子屋の主人、沢渡などと交流をもつようになる。その時の担任が比留間先生で、彼に憧れて幸臣は小学校の先生になりたいと話すようになる。タイムカプセルを埋めるといっていた比留間は土に埋めずに学校を移ったと知った孝臣は(幸臣は後輩に知らされる)、息子達に黙ってに親父会のメンバーでタイムカプセルを探しにいき土の中に埋めた。息子が憧れていた比留間先生が埋めてくれたことにして。
親父会メンバーで時々集まることにな -
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ネタバレ二章の紗江子、三章の由希のストーリーが抜群に良い。
ここからかぁ。辻村深月の十八番、ありふれた心の動きを言語化してドラマを成立させる技術。素晴らしすぎる。
今回は名前の叙述トリックですね。響子と今日子。リンちゃんは倫子じゃなく、鈴原今日子。
女優になったから「キョウコさん」と呼ぶ。めちゃくちゃうまい。
そうは思うんだけど、でも、各主観人物の思考の中で、キョウコの話題の後で響子の回想をするシーン多かったような。別人て分かってたらそんな思い浮かべ方はしないはずだと感じ、ミスリードのために思考の流れが不自然になってる気がした。
それに、叙述トリックは、もうお腹いっぱい。
冷たい校舎の〜でも、子ど -
Posted by ブクログ
ネタバレ初詣くらいまではすごく良かった。
水泳も、河野も、クリパも、ピアノも。
でも、終盤のネタバレが好きになれなかった。
あすなが自殺者だっていうのは、無理があるように思えた。もしそうならいつか主観のパートでの思考の描写は、あのようにはならないんじゃなかろうか。
友春と河野が協力者だったってのも、無理がある。絶対に、二組の生徒から話が漏れるはず。
友春がカースト上位の天木やいつかに粛清されなかった理由は納得できたけど。
「凍りのくじら」の郁也と理帆子が出てきたのはファンサービスですね。無理なくストーリーに馴染んでて良かったです。
一方で長尾秀人と椿が、「ぼくのメジャースプーン」の「ぼく」とふみ -
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Posted by ブクログ
祖母が代々やってきた、満月の夜に死者と一晩だけ再会できるボランティア活動「ツナグ」の手伝いをする少年の話。
一度会ったら、会った死者も、会った生者も二度とツナグのサービスを利用できなくなる制限がある。
それでも会いたい理由がある、4人の搭乗人物
みんなから愛されるギャルタレントに会う、死のうと思ったOL
弟家族に劣等感を感じている男と母
親友と嫌な別れ方をした高校生
フィアンセが行方不明になった男性
そして主人公自信
死者と会いたい、というのは生きるもののエゴであり、自己満足かもしれない。
後悔から解放されたい、と思う願いからかも。
自分がこれから一度しか会えないとしたら、誰と会うのか?