辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    使者と書いてツナグと呼ばれる窓口に依頼すれば、生きている間に1度だけ、もう死んでしまった1人の人間に会うことが出来るという話。1人しか選べない中で誰を選ぶのか、会って何を話し何を得るのか。設定は面白く、どんな心の動きが描かれているのか期待して読み進めた。色んなパターンの依頼者が登場するが、依頼者たちの気持ちにあまり共感ができず、個人的には物足りなさを感じた。
    自分なら誰を選ぶだろうと考えながら読んでしまう。

    0
    2025年11月21日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    ✩3.6
    クラスメートの一人の視点で話が進んだあとに、また別の人の視点、また別の、また別の…
    話が進んでいくと、1人目の話で思ってたこと、考えてたこととあれ?なんか違うな?と思い、そのまた次で違うな?と思いの繰り返し

    それぞれの視点でそれぞれの人生
    実際に私も学生時代に勘違いしていてあとから言われて気づいたことだってある。
    些細なことやけど、喧嘩してちょっとの間口聞かない時期だってあった。もったいない…

    逆にみんな自分に本気で向き合ってるからこそ、相手との関係に差がうまれてしまうんやろか…

    0
    2025年11月20日
  • 凍りのくじら

    Posted by ブクログ

    ドラえもんと辻村さんなんて最高じゃん!!と思い読んでみました。
    ひみつ道具のチョイスが良い上に、本編とドラえもんの話との混ぜ合いが個人的にすごく好きでした。
    後半の伏線回収も良かったですが、少し物足りなさを感じたので星3つです。
    しかし500ページ超で読むのに気が進まないという方がいたら迷わず背中を押せるような素敵な作品です。

    0
    2025年11月18日
  • スロウハイツの神様(上)

    Posted by ブクログ

    下巻があるから覚悟していたけど推進力は弱め前振り。
    青春群像劇は流石にキツいお年頃、こやつらの成長し損ねた先に自分が居るなと謎の俯瞰視点で見ちゃったよ。

    0
    2025年11月17日
  • 凍りのくじら

    Posted by ブクログ

    愛ですね。
    ま、みんなそれぞれ身勝手なんですが。
    人間そんなもんですかね。

    もう少し、どろっと。生身な人間関係も感じたかった。

    0
    2025年11月16日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    物語としての完成度はもちろん高いんだけれど、やっぱりこれは若い青さをまだ色濃く持っていた頃に読みたかったかなあ。

    0
    2025年11月16日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

    Posted by ブクログ

    辻村ワールドすごろく5マス目の上巻。
    4マス目までの作品を読んだから手にとってみたって感じで、あらすじや前情報など大して把握しないまま読み始める。
    ん?これはどうやら先生の黒寄りの作品だぞって、そこで初めて気がついた(汗)

    序盤はなぜだか波に乗れずに苦労した。登場人物の関係性や立ち位置を整理しながら、ようやく主要なキャラを把握する。その後は、この作品の世界観が見えてきて、没頭することができた。

    カバーイラストから受ける印象とは違い、少しエグい殺人の描写が含まれている。大学生たちが織りなす青春モノって感じだけではない、ダークな雰囲気にザワザワさせられる。過去の虐待経験から復讐心を抱いた人物が

    0
    2025年11月15日
  • 家族シアター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家族に焦点を当てた短編集。
    「家族」という枠組みの中にいるだけで、縁を簡単には切れないし離れたくても離れられない。家に帰れば同じ空間で過ごさなければならない。
    そんな呪縛に苦しむ不穏な流れがありつつも、最後は心温まるオチでほっこり。
    もっとも印象的だったのは『「妹」という祝福』。
    学生時代によくある、周りからの視線を過剰に気にするくせに客観性がない、そんな主人公の内面に共感した。

    0
    2025年11月15日
  • きのうの影踏み

    Posted by ブクログ

    ホラー短編小説大好き、面白かったー!
    なんか、オチとかなくて曖昧に濁される感じがリアルな終わり方というか本当に誰かの実体験を聞くとしたらこういう感じなんだろうなと思った。ありきたりじゃなくて面白かった

    0
    2025年11月12日
  • 神様の罠

    Posted by ブクログ

    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

    0
    2025年11月12日
  • 島はぼくらと

    Posted by ブクログ

    島で起きる主人公たちの家族と地域と、社会の関わりの物語
    小さい島のはずなのに、登場人物がたくさんで一人ひとりのキャラクターが印象に残る

    0
    2025年11月11日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    やっぱり学園モノは素晴らしく
    皆それぞれキャラが立っていてコレまたアニメになる予感。
    コロナ禍のあの閉塞感の中で学生達は何を感じてたのだろう。
    夜空に輝く星々は未来の希望に見えたかもしれない。

    0
    2025年11月11日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

    Posted by ブクログ

    表紙が美しいですよね。内容はちょっとしたホラーな短編集だった。自分に思い当たることがないかと頭を巡らせたり、自分も同じ目に遭ったことがあるような、と思いに耽ったり、不思議な読後感の残る作品でした。

    0
    2025年11月10日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    久しぶりの辻村さんの作品
    なんというか、
    女性ならではのややこしさや
    どろどろした感じに
    なんというかめんどくささを感じながら読んでいました。
    同級生という立場 母という立場
    先生という立場
    いろいろな女性のいろいろな
    しがらみやひずみ、ゆがみが
    複雑にからまってからまって
    いろいろな人をどんどん巻き込んでいきます。
    最後には、いろいろなものが削げ落ち究極なところまで追い詰められ、親友 ちえみとみずほの友情だけが残り
    温かく二人を包むように終わった感じが良かった。

    私には理解が難しいところもありましたが、
    誰しもが、いろいろ複雑な一面を持っていて一つ間違えたら
    同じようにからまっていく気がし

    0
    2025年11月09日
  • かがみの孤城 上

    Posted by ブクログ

    R7.11.9

    400ページあったけど一瞬で読み終わるくらい読みやすかった。

    学校に通えない子たちが少しずつ心を開いて、自分たちの居場所を見つけていく過程が描かれていた。がんばれと応援したくなる。はやく下巻も読みたい

    0
    2025年11月09日
  • ぼくのメジャースプーン

    Posted by ブクログ

    秋先生とぼくの間のやり取りが、ちょっとした哲学書のような印象。サプライズ感がそこまであるわけでは無いが、十分楽しめた。『子供達は夜と遊ぶ』を読んでからがいいというのは納得。

    0
    2025年11月07日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    孝太と月子はずっとカップルだと思って読んでたから、孝太が月子にサーカス断られたあと、真紀ちゃん誘ってて、えー(T_T)となったけど兄妹だったとは!!名前が太陽と月で繋がってるの全然気付かなくて感動⭐︎
    登場人物多くて、誰かが藍のフリをして裏で浅葱を陥れようとしてるんじゃないの?(秋山先生のことちょっと疑ってた。笑)と最後まで期待したけど、多重人格オチでした。。
    オチはあまり好みではなかったけど、面白くて、インフルで発熱中でも先が読みたい!と思える作品でした♡

    0
    2025年11月07日
  • この夏の星を見る 上

    Posted by ブクログ

    夏の物語を夏に読めた。夏だけでは無いけど。
    五島列島、渋谷、茨城が舞台。コンテストがキーワードだから、どこで繋がるのだろう…と思っていたけどコロナ禍で普及したリモートコミュニケーションが遠い場所を結ぶ
    コロナ禍のあの不安感、閉塞感が土台にある。私は人と話をしなくて良くて、人と会わなくて良くて心の平安が守れたのだけど、学生や観光業の人はさぞ辛かったろうな。また10年くらいして、コロナ禍を知らない子供がこの本を読んだら、歴史の教科書で読んだことあるって感覚になるのだろう
    辻村深月さんの本の読み易さはありつつ、舞台があちこち&色んな人が出てくるためにちょっと混乱…没入感は欠けるかも。

    0
    2025年11月06日
  • 鍵のない夢を見る

    Posted by ブクログ

    第147回直木賞受賞作品。地方で暮らす女性達の心の中の闇を描いた、5編の短編集。

    多分この作品から辻村作品に入っていたら、そんなに他の作品を読もうとは思わなかったと感じた作品でした❗️

    そんな中でも、『君本家の誘拐』は自分の息子が同じようにショッピングモールで迷子になってしまい、非常に焦って探し回ったことを思い出しました。

    また、『石蕗南地区の放火』の笙子のような勘繰りは、思わずあるあると納得してしまった話しです。黒辻村作品は、今後も読もうかどうか⁉️少し悩みどころのジャンルです。

    0
    2025年11月05日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    どれだけ近しい間柄で、何もかもを共有してて、常に一緒に居たとしても。
    人は、同じには、なれないということ。

    最後にタイトルの意味がわかった時、ぞわっと身震いした。

    0
    2025年11月03日