辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
登場人物もそこそこ多くて、取り留めもなく冗長な展開が続いて、上巻を読み終わったときは「ただなんとなく読んでた」状態でした。
でも下巻に入って少しずつストーリーが今まで以上のスピードで展開していくと次第に引き込まれていった。
環と公輝はキャラが立ってて、すぐに頭の中にイメージできた。
「あのドラマに出てた俳優ならぴったりだなあ」とか。
これってどう言うジャンルの物語なんだろう。
青春群像劇?
作中にも出てたけど頭の中はトキワ荘のイメージがピッタリだった。
人の気持ちや感情ってとても複雑で、しかも20代の若者。
色んなものに満ち溢れてて、「これが答えで正解」って出せない。
そんな中で、最後のシ -
Posted by ブクログ
不妊治療の末に養子縁組を受け入れることにした、栗原夫婦と望まぬ妊娠のために我が子を手放すことにしたひかりという2つの視点で物語は進んでいく。
佐都子パートでは当たり前にできると思っていた子供を授かることができないこともあるという事実に佐都子の同じような絶望感を感じた。
自分は同じような境遇に陥った時、夫婦2人で暮らす選択をしそうだが相手はもちろん両家の親の気持ちまで考えると複雑な気持ちになりそうだ。
この物語を通じて養子縁組という制度を知れたことは良かった。
佐都子パートだけを読むと突然訪ねて息子を返してほしいというひかりを煩わしく思うがひかりパートを読むと思いは一変した。
ひかりの人 -
Posted by ブクログ
Audible!!
聴いていたら、無性に星が見たくなった。
ってことで河原へ。久しぶりに、ちゃんと空を見上げた。冬の大三角を見つけた瞬間、思わず「おっ」と声が出た。
オリオン座も確認できたけど、真ん中の三つは少し心もとない。街の光か、視力か、時間か。
次はもっと暗い場所でリベンジかなw
それでも、ただ空を見ているだけで十分に癒されました。
物語はコロナ禍の空気を正確に切り取ってた。
あの頃の過剰な緊張、距離感、同調圧力。
今なら「騒いでいた」と言えるけれど、当時は本気だったよな、、と思う。
群像劇ゆえに、人物の流れを追いきれない部分もあったけど「それぞれの場所で、それぞれが同じ空を見上 -
-
Posted by ブクログ
満を持して、という意気込みでデビュー作である本作を手に取ってみれば、いきなり登場人物にご本人の、辻村深月の名前があるではないか。
そのことと、冬の高校生の学校でのミステリー小説、と認識でことで読み進めてみたものの、
ミステリーを越えてホラーなシーンが、後半に連れて増えてきて、これは読み進められないかもしれないと、諦めかけました...。
そして、...長い。
下巻も同じ文量あるなんて、長い。
しかしそれほどの深月さんの20年以上前の強い意気込みを受け止めないわけにはいかない、という思いもありますし、終盤は誰がXなのかと展開がかなり目まぐるしく面白味を帯びてきたので、
少し間を空けて、下巻に挑みた -