辻村深月のレビュー一覧

  • 太陽の坐る場所

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    青春の歴史を追いながら、ミスリードにかかってしまいました。
    辻村深月さんは、どうしてこんなにも心理描写を描くことができるのか不思議でならない。
    とても楽しめました。


    高校卒業から10年。クラス会で再会した仲間たちの話題は、人気女優となったクラスメートの「キョウコ」のこと。彼女を次のクラス会に呼び出そうと目論む常連メンバーだが、彼女に近づこうと画策することで思春期の幼く残酷だった“教室の悪意”が、まるでかさぶたを剥がすようにじわじわと甦り、次第に一人また一人と計画の舞台を降りてゆく……。28歳、大人になった男女5人の切迫した心情をそれぞれの視点から描き、深い共感を呼び起こす。圧巻の長篇心理サ

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    2025年11月03日
  • 闇祓

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    私たちの間で、「先輩」と言ったら、神原先輩一人のことを指すようになるまで、澪は神原に憧れたし、夢中になった。
    けれど、その神原一太とはどんな人だったのだろう。憧れていたけれど、澪も神原のことを------この人のことを、何も知らない。こんなふうに澪を「わかってる」「知っている」と断言してしまうような人だなんて、思わなかった。

    こんなふうに、友達のために真っ当にやるせなさから涙を流せる、そういう世界に、わたしは帰ってこられたんだから。沙穂のこの正しさを、優しさを、誰にも否定させたくなかった。
    けれど、花果は行ってしまったのだ。
    澪が気弱さを繰り返し、神原に責められ

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    2025年11月02日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍の中、色々な経験出来なかった学生さんたちの、とある部活の話。

    色々な葛藤があるけど、今出来ることを学生さん達が、一生懸命探して忘れられない思い出を作っていく。
    特にハラハラドキドキは無いけど、暖かくてほんわかした雰囲気。
    読み進めるのに時間はかかりましたが、オンラインでの繋がりとかあって良かったと思います。

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    2025年11月01日
  • 水底フェスタ

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    村の閉ざされた社会についてのリアルを知らないのでなんとも言えませんが、『本当にありそうだな』と感じました。
    ただ、由貴美の復讐の動機や復讐のための手段が私の中でしっくりこず、読み終わりもスッキリとした感じにはならなかったです。
    辻村深月作品の黒バージョンと私あるあるで、読んでいる時はなんとなく楽しいけれど、『え?で?』となってしまうことが多く今回も漏れなく…という感じでした。

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    2025年11月01日
  • あなたの言葉を

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    最初の方は「なるほどー!いいこと言う」と思いながら読んでいたのですが、後半だれてしまいました。ずっとフワフワ優しい感じでした。
    子供向け新聞の連載だったようなので、毎週一つ読むならいいかもしれません。

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    2025年11月01日
  • 家族シアター

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    7つの家族の日常の一場面が描かれる短編集。
    家族という関係だからこそ、いざこざが起きて衝突して。
    面倒で一度拗れると複雑かつ厄介で、それでも関係性が切れずにいつか修復できる。
    それが家族というものなのだなぁと感じた。

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    2025年10月29日
  • 琥珀の夏

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    カルト団体「ミライの学校」敷地内から、白骨遺体が見つかった…という話し。
    事件性に焦点を当てているのではなく、その当時と今の人間の心理描写メインに進む。誰が!何を!したのか。というより、どうしてそんな風に行動したのか、そう思ったのか、を深く掘り下げるストーリー。
    カルトや白骨遺体、というワードのせいでダークなミステリーなのか、と思いがちだが。どちらかというと、ヒューマンドラマ?みたいなイメージだと思う。

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    2025年10月29日
  • 名前探しの放課後(下)

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    途中までめっちゃ良かったけど、最後のどんでん返しでガッカリしてしまった。でもこの方が書くあっさりだけどまっすぐな感情の文章も、キャラも好きだからほかの作品もまた読むと思う。本作に関してはもやもやして終わった。

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    2025年10月27日
  • この夏の星を見る 下

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    久しぶりに上下巻の小説でした。
    コロナ感染症が世界中に拡大し
    たのは数年前だけどずっと昔のような感じがする。序盤の方は学校や日々の生活の描写が多くスピード感も薄くあまり読むページの量は、進まなかったが、人の縁が繋がリそれが広がるところが不自由の日々の中で見つけた光のような感じがした。登場人物が多く少し読み難さも感じたが、柔らかな暖かさを感じる一冊でした。

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    2025年10月26日
  • この夏の星を見る 上

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    最後のは無い方が良い コロナだから感が強すぎる気もするが総じて良かった。ただ、文庫本化で追加された最後の(薄明の流れ星)は無い方が良い。いきなりコロナ前に戻され特に何もない。

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    2026年01月03日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    公輝の環への「お久しぶりです」の伏線が(;_;)

    環の過去と公輝が見守ってきたことがリンクするところに感動。

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    2025年10月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    飛び降りた人物、あと、菅原の正体が明かされて、エピローグへ。時空のゆがみ、感じました。ファンタジー&ミステリー。上巻と同じく、ストーリー全体よりも個々の内面ストーリーの方に魅力を感じた。景子さんと家庭教師の牧村さんの関係性とか。
    榊さんが飄々と秘密主義だし、上からな感じでどうも好きになれなかった。深月ちゃんの揺れ動く弱さに、回りの強力なサポート体制があることはとても恵まれていると思った。春子さんにも誰か手を差しのべてあげて欲しかった。

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    2025年10月25日
  • はじめての

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    全員好きな作家さんでYOASOBIもよく聴かせて頂いております。

    島本理生と宮部みゆきは世界観の設定が短編としては複雑過ぎて置いてけぼり感が強かった。
    辻村深月はまぁ少しの驚きはあるものも普通かな、と。
    この中では森絵都が一番キャラ造形と笑いと青春が混ざりあっていて面白かったです。

    YOASOBIの歌詞と併せて読んで聴くととまた違う感動がありました。

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    2025年10月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    前半、閉じ込められる状況設定完了までが長いと感じ、綾辻さんの「Another 」に似たイメージで、なかなか話が進まず少し退屈してしまった。
    後半は充くんの自殺してしまう心情の描写が印象に残っている。清水さんは外から見たら悩みなんてなさそうな人に見えるけど、かなり孤独で。
    誰にもどこかにある気持ち。
    一人一人の話だけで短編として、出版できそう。

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    2025年10月24日
  • V.T.R.

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    「スロウハイツの神様」のスピンオフ作品。

    まず、「スロウハイツの神様」のあの本を現実で手に取れるというのが嬉しい♡
    それだけでも十分テンションが上がるのですが、本の作りにさらにテンションが上がった♪‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬›‹‪⸜( *)⸝‬›‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››♪
    細かいところまで、「スロウハイツの神様」の世界観で、本当に感激した…!
    しかも、解説が環だなんて、最高すぎません???

    これが、チヨダ・コーキの世界観なのね…!
    「電撃文庫」などのラノベが大好きだった10代の頃の私だったら好みだったかも…( 'ᵕ' ; )

    世界観にはイマイチ入り込みに

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    2025年10月24日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    知恵も、頼れる友達も、愛する人も、仕事における地位も、何もないチエがすごく可哀想でした。
    展開は傲慢と善良にちょっと似ている感じが…

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    2025年10月22日
  • 闇祓

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    ネタバレ

    久しぶりの辻村作品でした。
    流行りの「ハラスメント」かと思いきや「闇祓」。
    立場の異なるヒトのそれぞれの物語かと思いきや・・・実は繋がってた!最終章の集結ぶりが爽快だった。

    言葉と行動で、ヒトのココロを掴むことって、意外と容易いのかもしれない。
    いつの間にか存在している〇〇家。っていう設定だけ、ちょっと鼻じらんだけれど。

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    2025年10月21日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ禍の中高生たちの話。

    修学旅行や部活の大会など、生涯で1度きりな大事な思い出が作れなかった学生さんたちは、とても辛かったと思います。

    この物語を読んで、一段とまたそう思いました。

    友達との距離感も、家の仕事への偏見も、色々凄かったのを改めて感じ、かなしくなりましたが、コロナ禍だからこそ気付いた事や良かった事もあったのだとも思います。

    とりあえず下巻へ。

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    2025年10月21日
  • 太陽の坐る場所

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    辻村深月3冊目なんだけど、ここにきてこの人のスタイルがなんとなくわかってきて、これは辻村深月が書いてるなっていうのをよくよく感じる本だった。登場人物の作り方が上手なのかな。小説の中の住人っていうよりは、実際こういう人いるよね、が近い。かがみの孤城大人バージョンみたいに感じた。

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    2025年10月21日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    感動ファンタジー系小説。
    泣けると評判の作品のようだ。
    友人に勧められて読んだ。

    なんだろ、最近読んでいた小説がハマり過ぎていたからかな、普通にはおもしろかったんだけど、
    読み終わった直後の率直な感想は、これで終わりか、だった、笑

    泣けなかったというか、あまり感情移入できなかった、、、
    主人公が小2〜4の話で、ちょうどうちの子と同じなんだよね。
    だからか、頻繁に現実に引き戻されて、
    声の力がある時点でフィクション?ファンタジー?なんだけど、最後まで小説の世界に入り込めなかった感じ。

    でもおもしろかったし、復讐とかやり返すことに関して考えさせられたりして、また別の良さがある小説ではあった。

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    2025年10月20日