辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不思議な力をもつ「ぼく」。
幼なじみの「ふみちゃん」。
凄惨な事件と
「ぼく」はどう闘ったのか。
ぼくは幼なじみのふみちゃんを
尊敬していた。
何でもよく知っていて、
ズルはしない。
一人でいるのに、
クラスメイトに誘われると拒まない。
ぼくはふみちゃんを大切に思っていた。
ある日、学校で凄惨な事件が起き、
ふみちゃんの心が壊れ、
学校へ来られなくなった。
実はぼくには不思議な力があった。
同じ力をもつ大学教授の
秋山先生のもとへ通い、
その力の使い方を学ぶぼく。
ぼくはたった一人で
学校で事件を起こした
大学生の市川雄太と
闘うことを決めていた。
ぼくがもつ不思議な声の力。
そこで語られるのは、
正しいとは何かということ。
どんな正義を選ぶかということ。
小学生の男の子が主人公だが、
内容は重い。
そして、ぼくが
どんな決断をして、
どう闘うのかということへ
興味をかき立てられ、
一気に最後まで読み進んでしまう。
その本の吸引力は
辻村深月の他の本にも
共通する特徴だ。
物語には必ず謎が隠されている。
その謎の正体を知ろうと
読者は引き込まれる。
もちろん、その謎の裏には
真実への希求がある。
辻村深月の描く物語は
ある意味とても残酷だ。
しかし、なぜかやさしい。
この相反する側面から
目が離せなくなる。
その根底にあるのは、
人間に対する深い愛だと思う。
残酷さも、やさしさも、
人間のもつ側面だから。
時折立ち寄りたくなる
不思議な異空間。
それが辻村深月の世界だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ星3.5
普段読みやすい小説ばっかり読んでるからか、初辻村みつきさんの作品で、少し読むのに時間がかかった。けれど、半分超えたら一気に読めるくらい最後は引き込まれる。
登場人物全員が実際こう言う人いるなあというキャラでとてもリアルだった。チエはとても可哀想だし最後は泣いたけど、及川さんの言っていることは正論だよなあと正直共感できた。
私もお母さんと仲が良いので、チエちゃんのお母さんの最後はとても泣けた。
ただ、ところどころ理解できないところがあったのでまた自分が歳を重ね、チエちゃんたちと同じ年くらいになった時にまた読み返してみたい。