辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の法子にとって〈ミライの学校〉は、幼少期と大人になってからで大きく見え方が変わるところが面白いと感じた。側から見てカルト集団として揶揄されているかと思えば、高い理想の元、良い学び屋として受け取れる面もあり…と、物事には二面性があるなと考えさせられた。
また、法子の母親として子供と一緒にいたいが、預け先の保育園が見つかった際、心から安堵したという点に、人間の二面性を感じた。
原因や理由は一つだけではなく、様々な感情が混ざり合って一言では語れないというのが人間だよなぁと思った。
総じてお話は面白かったが、分量が多く、少し中弛みしてしまっているように感じた。 -
Posted by ブクログ
もう少しホラー感があると期待していたけど、イラストがホラーっぽいだけで、内容はイヤミスファンタジーに感じた。どうしようもない負の感情や絶対悪、嫌悪感を感じるキャラクターを作っていないので、ホラーっぽくない。
(どれを対象に怖がればいいか分からない)
神原家(闇ハラ)の家族が替え玉がきく感じが、固定のキャラクターを憎ませない優しさに感じた。
(でも優し過ぎてファンタジーなんだよな…)
(神原家に入ったら絶対死ぬまで抜け出せないくらいじゃないと…)
呪われた一家を祓うのが闇祓の人。
闇ハラ一家 vs 闇祓仲間
闇を押し付けてくる人は、あなたの周りにもいるかも知れませんよ、…という終わり方。
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Posted by ブクログ
辻村深月さん20代の頃の作品
ある高校の同級生の今の物語を、過去の出来事を
5人の登場人物の視点から描きます。
各章のタイトルが個人名ではなく、出席番号なのも意味があります。登場人物の名前も意味を持たせてあったり?
辻村さんのいろんな仕掛けが読者である僕を惑わせすぎた感がある。理解を追いつかせるのがやっとだった。
それでも繊細に突き刺してくるところが辻村深月だった。
この読書に息を切らせたのは辻村さんの若さじゃなくて、きっと自分の衰えなのだろうとは思う。
だけどやりようはあるよな、と思えたのも事実。
もう少しさりげなく安らぎを手に入れる、その術を知らない。のがキョウコをはじめとする登