辻村深月のレビュー一覧

  • スロウハイツの神様(上)

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    ちょっと、長いかな。
    というのが正直な感想。
    それでも最後まで読まされてしまう、
    これが辻村さんのうまさなんだろうな

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    2025年10月11日
  • ぼくのメジャースプーン

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    正しい復讐…について小学生の「ぼく」が考える。まわりくどい思考の描写が多すぎてうんざりなところもあったけれど、読み終わりはほっとしました。

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    2025年10月10日
  • スロウハイツの神様(上)

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    1回目 ⭐︎⭐︎⭐︎
    2回目 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
    このような本なんだと思う。
    下巻に向かって点という点を蒔いて、下巻でそれを全て摘んでいく。その点がかなり淡々と置かれているから、正直1回目は読むのが大変でした。登場人物一人一人を丁寧に描くことでキャラクターに愛着を持たせる意もあるのかもしれませんが、にしても少し長すぎるかなという印象。

    辻村先生の本は何度かチャレンジしたものの、途中で読む手が止まり積読へ…という流れだったので、辻村すごろくの最初のこの本だけはなんとしてでも読もうと気合を入れて読みました。上巻最後の最後で面白くなり、下巻は一気読みしました。

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    2025年10月09日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    数年前に読んだ「冷たい校舎の時はとまる」ぶりの辻村深月作品。
    伏線回収がおお!となっておもしかったが、ヒロイン的存在を救うところ、死や罪悪感などがある仲間たちが被っているように感じてまたか〜と思ってしまった。
    読む順番が大事。

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    2025年10月10日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    自分が読んだ本の中でも一番長かったけれど、体感では一瞬だった。
    それくらい読みやすかったというのが一番の感想。
    ただ、登場人物一人ひとりにはあまり共感できなかった。(進学校って、みんなあんな感じなのかな?)
    どうしてあの7人があそこまで仲良くしているのか、最後までわからなかった。
    自分は春子のことをなんとなく理解できたから推理も当たっていたけど、読み終わったあとに少し虚しさが残った。

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    2025年10月07日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    人の黒い部分が見えるヒトコワ短編集。
    記憶って怖いなって思った。
    言った本人たちは、記憶が薄れてその記憶を勝手に改ざんしてるかもしれないけど、言われた当事者たちはずっと心の奥の傷として深く刻まれてる。
    わたしも学生の頃に同級生や先生の言われた一言で傷ついて今でも忘れられないことがあるけど、その一言でわたしはその人たちが嫌な存在として残るし、そういう人としてしか見ることができない。いい印象なんて残らない。 

    記憶にも会話にも歪みがでて、人は都合よく記憶を変える。
    そんな誰にでもあり得るような話たち。
    その部分があまりにも繊細に書かれてるから読んでいてあまり気持ちよく読めなかった。
    けど、人と人

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    2025年10月07日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    あたたかい印象の物語。終盤、凛久がナスミス式望遠鏡を作ろうとしていた理由が明らかになり、静かな感動が残った。天体にはあまり関心がなかったが、この作品を読んで、一度望遠鏡で星を見てみたくなった。

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    2025年10月05日
  • この夏の星を見る 上

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    亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。

    コロナ禍で一番被害を

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    2025年10月05日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    こわっ(笑)パッとしない子なんて読んでいて気持ち悪くて。
    で、同じく、早穂とゆかりも。
    私自身がどの立場で生きてきたか考えると、パッとしないままパッとせずにきたので、そんな怖がることもないんだけど(笑)
    それぞれの、立場で記憶が違う。
    それと、これは幼少の時から気をつけているが、なるべく「自分が嫌なことは人には言わない」と、言うことだけど、この「自分が嫌なこと」の観点がそれぞれ違う。だから怖い。
    だけどさあ(笑)
    佑やゆかりのように、先生や早穂を追い詰める?
    かなりな地位にいて、今が幸せでないのかと思ってしまうんだけど。
    なんて思う私もいろいろ間違ってる。

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    2025年10月04日
  • 青空と逃げる

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    長編小説があまり得意ではない私だが、辻村さんの世界観に今回も引き込まれ、一気に読み進められた。
    行く先々の人たちがみな親子に優しく寄り添ってくれていて、ほっこりした。
    また、終盤の背負うものがあるものは強いという表現が自分の中で刺さった。
    人は、多かれ少なかれ何か背負うものができるとより強くなり、生きていく糧となるのかなぁと改めて感じさせてくれた。

    オホーツクブルーを一度でいいから見てみたいなぁ。。。

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    2025年10月02日
  • サクラ咲く

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    みずみずしくて3話とも素敵な話だった!
    井の中の蛙だった中学生の時に読みたかったなぁ
    でもこの良さは大人になって俯瞰してみれるようになったからわかるのかな?
    子どもたちがこの年代になったときにそっと渡したいな

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    2025年10月01日
  • あなたの言葉を

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    毎日小学生新聞に掲載されていた記事をまとめた本。

    辻村さんが子どもの頃に感じた気持ちを綴っていたり、子ども向けへのメッセージのように書かれていたりと、言葉をどのように向き合ってきたかが書かれている。
    著書はいくつも読んできたが、考え方も垣間見れてよかった。

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    2025年09月29日
  • サクラ咲く

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    これぞ辻村作品っていう感じで、青春時代ならではの悩みとか辛さとかがうまく表現されてた。
    大人になるとすごい狭い世界の悩みだなぁと思うけど、子供にとっては本当に学校が世界の全てだからなぁ。自分もどっちかというと学校で目立たない側の人間だったから、当時の悩みとか憂鬱な気持ちとか思い出しながら読めて楽しかった。

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    2025年09月28日
  • スロウハイツの神様(上)

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    正直何度も止めようと思ったけど読み進めたら最後になって面白くなりだしました。下巻は一気に読んでしまいそうな予感。ハリーポッターの出だしを読んでいるようなスローテンポでようやく上巻を読み終えました。

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    2025年09月28日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍って、ホント何だったんだろと、苦々しく思い出す。あんなに色んなことを、いろんな人から奪って。 実態がどんなかもわからんのに、まぁ
    だからこそかもしれないけど、私には全てが過剰反応過ぎて、とてもイヤな記憶だ。

    まぉ、そんな中、いろいろありながら、
    皆んなで星を見よう!という爽やか青春小説!

    素晴らしい。爽やかさ。


    なんだろうけど、スミマセン。
    なんかめっちゃ退屈に感じてしまったダメな大人でした…
    こういうのに感動できないとは、濁ってしまったなーとは思うケド…
    すごーく進まなくてやっと読んだ…

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    2025年09月27日
  • きのうの影踏み

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    十円参り、まさかそっちかと思った。そんなことで…とは思うけど小学生の"消したい"なんてそれくらいの理由だよね

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    2025年09月25日
  • ふちなしのかがみ

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    ダークな短編集なのかな。おとうさん、したいがあるよ は静かにゾッとする。ふちなしのかがみ は最後のページを読んでびっくりする感じ

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    2025年09月24日
  • かがみの孤城 下

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    ちゃんとみんな、同じ世界で生きてた...!
    アキが生きててくれてよかった。おばあちゃんの友達の強引さ、大人が引っ張ってってくれる大切さ、今は親ガチャとか言葉があるけど、やっぱり1番近くにいる大人って子供にとってすごく大事だと思った。たとえ親子ではなくても。
    でも生きられたのはこころのおかげで、本当に最後、勇気を振り絞って目の前にあることをせいっぱい頑張ってよかった。城のみんなのおかげで、友達もできて、こころ個人が成長できてた。大人になると1年ってあっという間だけど、子供の1年ってすごく長いから、本当に辛かっただろうな。でも、ちゃんと自分の気持ちを話せるようになって偉かった。
    東條さんは引っ越し

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    2025年09月24日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    最初なんか難しいかもって思ったけど読み進めてくうちに人間関係の構図が見えてきて、読めば読むほど面白かった。

    さすが辻村深月さんって感じの人間の感情とかヒエラルキーとか心のうちで考えてる暗い部分とかの表現が綿密ですごく引き込まれた。

    響子とキョウコが同一人物じゃないとわかった時の衝撃と倫子でリンちゃんかと思ってたのになんか謎の違和感があって、実際違う人物だったのもすごすぎて面白かった、、

    前に読んだ食堂かたつむりの主人公が倫子でりんこ読みだったからめちゃくちゃ騙された(笑)
    フリガナがなくてともこなのかりんこなのかと思ってたけどみつこっていう読み方もあるんだと初めて知った。

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    2025年09月23日
  • かがみの孤城 下

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    思ったよりファンタジー要素多かったし、まあそういう事なんだろうな〜て途中から思いながら読んでた!でもやっぱり読みやすさは辻村小説て感じかな
    マジで読み始めたらすぐ引き込まれるしすぐ終わる、本当に辻村深月大好き
    でもやっぱファンタジー?現実的じゃなさすぎるところが多すぎたし、いやいやそんなことあるわけなくね?てなってまった、あるわけないものを小説で読むからおもろいんだろーーーーという気持ちはありますが

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    2025年09月22日