辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメ業界の裏側お仕事小説、前作から大分時間が空いてしまってたので人物を思い出しながら読む。
作者さんの取材が深いのか、アイデアがすごいのかそのまま演出で使えそうなのばかりに驚かされる。普段からちょくちょくアニメは観るので、文面からすぐに変換できたけどホント面白そうに思えてくる。
ハケンじゃないアニメ
教育番組でやるアニメ、まず見ないジャンルだけどその奥深さに感心させられた。長くやることに変化はないわけがないけど30年継続できるって素晴らしい。
また七神さんから和山への引き継ぎ、左近寺先生の7年待ったという心持ちにカッコ良さが響いた。こういうベテランに憧れる。
前作でも多分思ってたけど劇中作品本当にアニメで見たくなるよ。特に今回のニイ太の特別OPね。 -
Posted by ブクログ
11月22日(いい夫婦の日)で大安吉日の休日という日にあるホテルで結婚式披露宴を行う4組のカップルとウェディングプランナーをめぐる物語。
同時進行で進む物語が時には少し交錯したり、辻村深月の他作品の登場人物が出てきたり。
どの新郎新婦も幸せな様で、裏では今にも爆発して結婚が台無しになる様な爆弾を抱えている。
結婚式というハレの日だからこそ抱えてしまう問題だったり、そんな日そんな場だからこそ色々と考えてしまったり。
主役である新郎新婦はもちろんの事、ウェディングプランナーってのも大変なんだな。
双子の話が気に入りました。
狐塚君、恭司君お久しぶりです。二人とも変わっていない様で懐かしかった。月ちゃんは名前だけ少し。 -
Posted by ブクログ
辻村深月さんの永久保存版ガイドブック…と帯に書かれているが、内容的にも物理的にも(!)重厚で、ファンのために作られた公式ファンブックのようなもの。
この本で必読なのは、何と言っても辻村さん本人による作品解説だ。デビューから2022年までに刊行された、全39作品についてそれぞれ語られている。
普段読んでいる小説では、作品に対する作者の思いに触れることはできない。だから「こういうのを求めていた…!」という気持ちで嬉々として読んだ。
だが欲を言うならば、執筆にあたってどういう経緯でペンを取り、どういう取材を行い、どういう悩みがあったのか、もっと詳細に知りたかった。各作品1ページしかないというのは、ファンの欲求を満たすには少なすぎる!
一方でさまざまな著名人の言葉で語られる辻村さんの人格や作品は、とても読み応えのあるものだった。
宮部みゆきさん、伊坂幸太郎さん、朝井リョウさん、松坂桃李さんとの対談。西加奈子さん、村田沙耶香さん、森見登美彦さんから辻村さんへの個性あふれる質問コーナー。小畑健さん、羽海野チカさんが描くイラスト…などなど、推しと推しのコラボレーションに喜ぶファンは私だけじゃないはず!
過去十数年間にわたって雑誌の企画として掲載された内容をかき集めた部分も多いが、それでもこれだけの著名人たちの協力を得られる辻村作品の凄さたるや…彼女の作品には、人間の本能レベルで惹かれるものがあるのかもしれない。
とまぁここまで語ってきたが、まだまだ読めていない辻村作品がたくさんある。新しい辻村作品を読むたびに、この本に戻ってこようと思う。 -
Posted by ブクログ
『スロウハイツの神様』の作中作品、チヨダ・コーキによる小説。
その位置づけを知らない時に、ずいぶん毛色の違うアニメ風の表紙だなと思っていました。
中身も装丁が凝っていて、なんと解説は赤羽環!粋な設定にワクワクです。
設定はライトノベル風なのかな?
200ページくらいなのですぐに読めます。
国認定『マーダー』という殺人が認められている千人の殺し屋がいる世界。
その中で物語が進んでいきます。
ネタバレなしで書くのに自信がないので詳しく書けませんが、最後の二章くらい急展開でハラハラしました。
ロボットのペロッチがとても可愛いくて、そして物語の重要なキーとなっています。
しかけを作ったアールの気持ち、投影された優しい眼差し、主人公ティーの最後の心情。
やっぱりチヨダ・コーキ、愛を書く人だわ。
赤羽環による熱のこもった解説も必見です。