辻村深月のレビュー一覧

  • クローバーナイト

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    どこにでもいる親子たちの、どこにでもある事件がいかにグロテスクか。露悪的なのではない。辻村の見る世界に単純な悪人などいない。

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    2025年04月26日
  • V.T.R.

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    サクッと読めてすごく面白い。
    スロウハイツの神様を呼んでから、チヨダコーキの書く本がどんなものかと思い読んでみましたが予想以上に良かったです。

    展開が全然読めなくて、アールを探して会うんだろうなとか、トランスハイと戦うんだろうかとか思ってましたが全然違う(笑)

    これからティーはどうなるのか気になります。

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    2025年04月24日
  • ロードムービー

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    辻村深月作品7番目に読んだ。
    『冷たい校舎の時は止まる』との関わりが、ところどころで見られる作品。

    辻村作品から感じる「世代も性別も違うけど、なぜか共感する」ところが出て来ている。
    「道の先」と「トーキョー語り」でより感じた。

    『冷たい校舎…』で出てきた人の再登場に少しテンションが上がったけど、「道の先」と「トーキョー語り」の繋がりがわかった時のほうが上がった。

    作品をまたいでリンクするのはこのあたりまでなのかな。
    次作からどんな楽しさがあるのか、期待しちゃう。

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    2025年04月22日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    越路吹雪さんの慣れない才能の部分が凄く共感した。
    常に全力で手を抜かない。
    すべての仕事に通じるのかなと。
    今仕事に自信をなくしているからか。。

    慣れず、常に謙虚に目の前の事を全力で頑張ろう

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    2025年04月18日
  • クローバーナイト

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    家庭を守る育児世代のお父さん騎士(ナイト)の視点から描かれる、連作(5編)ミステリー×家族小説。

    「人生の前半は親に台無しにされ、後半は子どもに台無しにされる」(P240より引用)

    こんなネガティブな言葉も、本書を読むことで、ポジティブな格言かもしれないと考えさせられ、
    「家族にとっての普通」って一体?という謎に向き合い、救いの手を差し伸べてくれる、もはや辻村さんにしか書けないのではという作品でした。

    これにて、現時点での辻村深月さんの文庫本は全て読破!(「のび太とドラえもん月面探査機」は除く)
    かけがえのない読書時間に感謝です。

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    2025年04月09日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    シンプルに友情&感動を味わいたい方におすすめ。

    壮大な宇宙とのび太達の友情の物語。
    ドラえもんの秘密道具『異説クラブメンバーズバッチ』で月にうさぎがいる世界に。
    転校生ルカとうさぎとのび太達の月面探査機が始まる。戦いに行く時のスネ夫の覚悟のシーンがお気に入り。辻村先生が脚本という事で読んでみたがとても良かった。最後のルカ達の願いも納得する作品でした。

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    2025年04月05日
  • ふちなしのかがみ

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    少し怖い短編集。後書きで著者が書いているように、寝る前に読んで「後ろめたい気持ち」になり、「明日も早いのだからもう寝ないと」と思いながら読むことをやめられなかった。またしても著者に上手く乗せられた。

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    2025年04月07日
  • レジェンドアニメ!

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    ネタバレ

    素敵な彼らにまた会えてうれしい!
    「愛を言い訳にしない」という言葉にプロの気概を感じました

    それにしてもニイ太のOP見たすぎる

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    2025年04月03日
  • 時の罠

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    人気作家4人による「時間」をテーマにしたアンソロジー。
    それぞれの作家性を読み比べることができて、とても楽しかった。それと同時に、自分の好みの作風を再確認でき、よい読書体験だったと思う。

    辻村さんはいつもの作風と少し異なる人情もの。米澤さんはなかなか壮大な裁判もの(?)地名は架空だけど、地元の話で興味深かった。湊さんは初めて読んだけど、なかなか好みだった。

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    2025年03月30日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    久々に再読しました。辻村深月さんの作品の中で唯一と言っていいほど、どういう感想を持ったらいいのかが未だにわからなくなるお話です。

    当たり前にこのお話はフィクションなんだけど、それでも浅葱の境遇はフィクションであって欲しいと作中の狐塚と同じ思いを願ってしまうほど感情がリアルで痛くて光がない。
    まだ上巻ではそこまで重要な登場人物でもない真紀ちゃんや恭司や紫乃だけれど、それぞれのエピソードを通して狐塚や月子の人となりがよく分かるし、それがまたリアルな感情で余計にフィクションであることを忘れてしまい余計に気分が滅入ってしまう気がします。

    前作「冷たい校舎の時は止まる」の菅原の件もそうだけど、本作も

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    2025年03月24日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のエピローグまたはプロローグに当たる短編集。
    少し大人になった彼らのその後が愛おしい。

    事前に前作を読むとより楽しめるが、本作から入っても問題ない。特に誰が前作の誰とは明示されず、終盤にヒントが出る構成であり、作者の力量と読書体験の素晴らしさが秀逸だった。

    特に「トーキョー語り」がおすすめ。著者特有の壮絶なクラス内闘争からの、加害者側も含めたさわやかな大団円が新鮮だった。少ないページ数ながら、どの登場人物も瑞々しく、描かれている。
    本作はスピンオフのスピンオフに該当するが、彼らのその後もまた、気になるなあ。

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    2025年03月23日
  • レジェンドアニメ!

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    前作を読んでいることが必須です。未読であれば⭐️➖1ですね。主に前作の脇役たちの背景が掘り下げられています。アニメ現場は、昨日の友が今日のライバルということもあるけれど、どこかで繋がっているし、アニメ業界が一つのチームであるという感覚を覚えました。アニメに関わる全ての人に感謝したいです。

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    2025年03月20日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメを読んでからしばらくたってから、
    スピンオフのこの作品。
    懐かしいエピソードが出てきて、覚えていたり
    忘れていたり。
    各ストーリーでも、登場する人がリンクしたり
    するのも面白い構成だった。

    ハケンアニメの映画を観た影響か、王子=
    中村倫也のイメージしか湧いて来なかった

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    2025年03月15日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    辻村深月作品では珍しい、寝る前に読むと怖くて眠れなくなるような話だった。500ページほどあるが読みやすく、早く下巻を読みたくなった。

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    2025年03月11日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    何だ何だ?
    下巻までの種まきの上巻かな〜と思ったけど、それでも面白い。
    興味深く読めました。
    登場人物みんなそれぞれ魅力的で、浅葱くんもしかして多重人格なんて思ったりしたけど、そんな単純じゃなさそうとも思ったり。
    すっかりこの世界に嵌ってしまいました。
    狐塚くんいい人だな〜、浅葱くん辛かったね、月ちゃん何かありそう、恭司くんも何かありそう、秋山先生魅力的だけど何か裏があったりして。色々ありつつ下巻期待。

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    2025年03月09日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    ネタバレ

    第六章 金環のお祝い
    第七章 星と虎の夕べ
    第八章 あの日の一夜に寄せて
    第九章 煉瓦の壁を背に
    第十章 また会う日まで
    新章 「おかえりなさい、東京會舘」

    第八章は東日本大震災の時の話。料理教室に通い始めても決して料理を作らなかった旦那さんが、遥か逗子までようやく帰った奥さんにカレーを初めて作るラストシーンは泣けた。

    第九章は直木賞受賞作家の話。辻村深月本人と若干オーバーラップしているような?デビュー年同じに設定されてるよね。直木賞受賞日も、田舎出身っていうのも、親が公務員だっていうのも同じだね。
    母親の性格がなんとなく、辻村深月が他作品で描いている母娘の独特な関係性を暗示させるような雰

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    2025年03月08日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    ネタバレ

    第一章 クライスラーの演奏会
    第二章 最後のお客様
    第三章 灯火管制の下で
    第四章 グッドモーニング、フィズ
    第五章 しあわせな時の記憶

    ミステリー仕立てというより、歴史を舞台にしたストーリー。第三章あたりまで「好みじゃないなぁ」と読むのが若干苦痛だったのだが、第四章で多少持ち直し、第五章は「いい話だなぁ」となった。
    我ながら現金なものである。

    第五章から、私の好きな箇所を抜粋。
    「合理性よりおいしさを。ロスが出ても、それが東京會舘(うち)らしさなのだと思います」

    合理的、効率性に流され支配されがちな現代において、大事にしたい精神ではないだろうか。

    それにしても、美味しいクッキー食べた

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    2025年03月07日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    ネタバレ

    良かった。登場人物一人ひとりの心が感じられて何度も泣かされた。

    それぞれの時代に時代ごとに、さまざまな立場から見え東京會舘の姿を切り取った短編小説集だと思っていたら、最終話で見事に伏線回収してきた。

    まさか出だしのあそこがここに繋がるとは。
    それぞれが人生を物語にしようだなんて思っていなくて、ただ必死に生きてきただけのはず。それが、自分の意図していないところで「縁」となってつながっていく。その事実になんだか生きる希望を感じる。

    この物語は東京會舘というフレームで切り取った人生の集まり。個人はただ必死に生きることしかできないしそれでよくって、それはちゃんと縁としてつなかっていく。何かのフレ

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    2025年02月22日
  • V.T.R.

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    チヨダ・コーキのデビュー作で、赤羽環が解説を書いていて、王子千春監督で映画化も予定されているという前提を含めて楽しむ作品だった。

    色々語られないことが多いけど…、
    アールの「ねえ、ティー。一人ぼっちにならないで。アタシはあなたを愛してる」という言葉がすべてなのだろうと思った。

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    2025年02月22日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    再開発の予定の丸の内界隈の歴史を知ることができた。東京會舘は偶然通りかかったことがあるが、容易に入れないオーラのようなものを纏っている建物。でも大切に思うたくさんの人々の温もりがある建物と思った。ひょっとしたら私なんかでも温かく迎えてくれるかもしれないな。

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    2025年02月20日