辻村深月のレビュー一覧

  • レジェンドアニメ!

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    「ハケンアニメ!」のスピンオフ短編集。
    本編に登場したキャラクターたちのプロローグ的な話もあります。

    音響監督五條さんのストーリーには胸が熱くなり、有科香也子と王子千晴のその後を描いたストーリーには胸キュン(死語?)しました。

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    2025年07月01日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    筋肉少女帯のコンサートに行ったっけ…懐かしいです。一緒に行った人たちにこの本の存在を教えたい!知らない曲もあったけど、世界観は筋少。選ぶならやはり福耳の子供かなー。大槻ケンヂさんのは筋少の演奏まで頭の中で蘇りましたよ。そうそう、オーケンって呼んでたわ。藤田和日郎さんの装画も効いてる。

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    2025年06月30日
  • 名前探しの放課後(上)

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    久しぶりの辻村深月さん、過去に時間が移ってしまう物語。上巻なのでまだ話は穏やかに進みます。
    いつか、あすな、秀人、椿、天木、河野、あすなのおじいちゃん、この先どうなるのかな。どんな伏線が散りばめられているのか。下巻が楽しみです。

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    2025年06月28日
  • かがみの孤城 上

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    不登校になった中学1年生の女の子の話。ところが鏡の中の世界で7人に増えた。
    それぞれの心に不登校になった理由がある。
    子供の世界の話だけど、この物語を読みながら、あれっ!辻村深月の小説ってこんな感じだったっけ?と以前読んだ2冊の内容を思い起こしながら、だんだんと下巻を読むのが楽しみに。

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    2025年06月27日
  • レジェンドアニメ!

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    アニメ業界の裏側お仕事小説、前作から大分時間が空いてしまってたので人物を思い出しながら読む。
    作者さんの取材が深いのか、アイデアがすごいのかそのまま演出で使えそうなのばかりに驚かされる。普段からちょくちょくアニメは観るので、文面からすぐに変換できたけどホント面白そうに思えてくる。

    ハケンじゃないアニメ
    教育番組でやるアニメ、まず見ないジャンルだけどその奥深さに感心させられた。長くやることに変化はないわけがないけど30年継続できるって素晴らしい。
    また七神さんから和山への引き継ぎ、左近寺先生の7年待ったという心持ちにカッコ良さが響いた。こういうベテランに憧れる。
    前作でも多分思ってたけど劇中作品本当にアニメで見たくなるよ。特に今回のニイ太の特別OPね。

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    2025年06月27日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

    樹氷の街が1番好きだった。名前探しの放課後が好きだからってのもあるかもだけど、やっぱこの学生の感じが好き。合唱コンクール懐かしい。樹氷の街、動画で観てみたけどこりゃ難しい!さらっと弾ける松永くんはさすがやし、梢ちゃんには荷が重いなと思った。
    ついにすごろく終わりましたー!!(VTR飛ばしたけど)全部読むつもりなかったけど、途中からは完全にハマって読んでた。辻村さん最高すぎる!ほかの作品も読みたいけど、読み終えちゃうのもさみしいから一旦他の人も読もうかな。

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    2025年06月19日
  • 傲慢と善良(2)

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    色々な方に勧められて読んだ作品。年齢が近くなるにつれて、理解できる部分もあるし、とても現実的だと感じた。

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    2025年06月16日
  • 神様の罠

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    6人の作家の短編アンソロジー。
    巻頭作品、乾くるみさんの「夫の余命」にはやられました。騙されたと言っても良いかな。
    「イニシエイション・ラブ」、「セカンド・ラブ」と騙され続けたのにまたまた。
    本作を読みながら乾さんの作品って時系列を追いながらってパターンが多いなあとそちらに気が入っていたのもあって罠にはまった。
    「イニシエイション・ラブ」の時、「必ずもう一度読み返したくなる」というコピーが貼られてあったが今回の作品も読み返してしまった。

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    2025年06月15日
  • レジェンドアニメ!

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    過去作『ハケンアニメ!』のサイドストーリー集にして、天才クリエイターたちが一期一会する群像劇。
    絶対に本編を読んでから読んだ方がいい。登場人物が言う「アニメ業界には悪い人がいない」という言葉を体現する作品で、ひたすらに良いものを作りたいと願う人たちの苦闘と感動が詰まっている。
    個人的には「音と声の冒険」が特に好きで、本編では「強い主張がなく扱いやすいから選ばれたのだろう」とされていた音響監督の五條さんが、王子監督との古く強い信頼関係で選ばれていたことがわかる。本編から落ちた伏線の回収という感じで、とても良いと思う。

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    2025年06月07日
  • 本日は大安なり

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    11月22日(いい夫婦の日)で大安吉日の休日という日にあるホテルで結婚式披露宴を行う4組のカップルとウェディングプランナーをめぐる物語。
    同時進行で進む物語が時には少し交錯したり、辻村深月の他作品の登場人物が出てきたり。
    どの新郎新婦も幸せな様で、裏では今にも爆発して結婚が台無しになる様な爆弾を抱えている。
    結婚式というハレの日だからこそ抱えてしまう問題だったり、そんな日そんな場だからこそ色々と考えてしまったり。
    主役である新郎新婦はもちろんの事、ウェディングプランナーってのも大変なんだな。
    双子の話が気に入りました。

    狐塚君、恭司君お久しぶりです。二人とも変わっていない様で懐かしかった。月ちゃんは名前だけ少し。

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    2026年06月02日
  • 図書室で暮らしたい

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    小さい頃から作家になると信じて疑わず小さい炎をずっと大切に灯していた強さと文章力を持つ。努力はさることながら作家になるべくしてなった人だと思う。子育てネタが微笑ましかった。これからも楽しみ。

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    2025年06月05日
  • Another side of 辻村深月

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    辻村深月さんの永久保存版ガイドブック…と帯に書かれているが、内容的にも物理的にも(!)重厚で、ファンのために作られた公式ファンブックのようなもの。

    この本で必読なのは、何と言っても辻村さん本人による作品解説だ。デビューから2022年までに刊行された、全39作品についてそれぞれ語られている。
    普段読んでいる小説では、作品に対する作者の思いに触れることはできない。だから「こういうのを求めていた…!」という気持ちで嬉々として読んだ。
    だが欲を言うならば、執筆にあたってどういう経緯でペンを取り、どういう取材を行い、どういう悩みがあったのか、もっと詳細に知りたかった。各作品1ページしかないというのは、ファンの欲求を満たすには少なすぎる!

    一方でさまざまな著名人の言葉で語られる辻村さんの人格や作品は、とても読み応えのあるものだった。
    宮部みゆきさん、伊坂幸太郎さん、朝井リョウさん、松坂桃李さんとの対談。西加奈子さん、村田沙耶香さん、森見登美彦さんから辻村さんへの個性あふれる質問コーナー。小畑健さん、羽海野チカさんが描くイラスト…などなど、推しと推しのコラボレーションに喜ぶファンは私だけじゃないはず!
    過去十数年間にわたって雑誌の企画として掲載された内容をかき集めた部分も多いが、それでもこれだけの著名人たちの協力を得られる辻村作品の凄さたるや…彼女の作品には、人間の本能レベルで惹かれるものがあるのかもしれない。

    とまぁここまで語ってきたが、まだまだ読めていない辻村作品がたくさんある。新しい辻村作品を読むたびに、この本に戻ってこようと思う。

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    2025年06月04日
  • V.T.R.

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    『スロウハイツの神様』の作中作品、チヨダ・コーキによる小説。
    その位置づけを知らない時に、ずいぶん毛色の違うアニメ風の表紙だなと思っていました。
    中身も装丁が凝っていて、なんと解説は赤羽環!粋な設定にワクワクです。

    設定はライトノベル風なのかな?
    200ページくらいなのですぐに読めます。
    国認定『マーダー』という殺人が認められている千人の殺し屋がいる世界。
    その中で物語が進んでいきます。

    ネタバレなしで書くのに自信がないので詳しく書けませんが、最後の二章くらい急展開でハラハラしました。
    ロボットのペロッチがとても可愛いくて、そして物語の重要なキーとなっています。
    しかけを作ったアールの気持ち、投影された優しい眼差し、主人公ティーの最後の心情。
    やっぱりチヨダ・コーキ、愛を書く人だわ。
    赤羽環による熱のこもった解説も必見です。

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    2025年06月01日
  • 光待つ場所へ

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    凍りのくじら、名前探しの放課後が大好きなので、彼らの新たな物語が読めたのが何より嬉しい!そして過去作品であまり深堀りが行われなかったキャラクターたちのその後が知れたのもよかったですね。いい作品集でした。

    物語全体としては、10代、20代のときの、周囲に置いてかれるんじゃないかと焦る気持ち、世間への焦燥感などがありありと思い出されて、かなりダメージくらいました。相変わらずこちらの心が見透かされてるんじゃないかと思うほど、人間の内面を描くのが上手い。さすが辻村先生、最高でした。

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    2025年05月31日
  • きのうの影踏み

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    通勤電車内でしか読書をしないので、手軽に読みたいなと思い、読みました。短文でもグッと話に引き込まれて、とても面白かったです。
    特に好きなのは①「ナマハゲと私」と②「タイムリミット」です。
    ①はこの作品の中では1番物理的な怖さがあるなと思いましたし、②は臨場感がとてもあって、短編ながらもハラハラさせられてとても好きです。

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    2025年05月29日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』の彩度ストーリを集めた短編集。他愛なく、そして誰にでも覚えのある日々を悩みながら一生懸命に過ごす "彼ら" の近況報告。
    単体エピソードとして見れば大掛かりな伏線もなく、仕掛けられたトリックもやや突飛な印象を受ける。ただ、スピンオフ作品として読めば納得の仕掛けになっていると思うし、何より作品のキャラクターたちがとても大事に扱われていることがわかる。あの時の彼らが地続きで元気に生きていることがわかって嬉しい、そんなファンに向けた贈り物。

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    2025年05月25日
  • ふちなしのかがみ

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    ネタバレ

    どこにでもありそうな現代の学校や山里を舞台にした理系怪談百物語。超常現象や霊がはっきり描写されるシーンはほとんどないのに、ザラッとした不気味な読後感が残る短編集。
    正統派ホラーとして一番きれいにまとまっているのは1本目の『踊り場の花子』だが、個人的には『おとうさん、したいがあるよ』が印象に残った。タイトルからして異常なのに、その異常さが加速しながら日常が進んでいく、じわじわと怖さが染み出すようなそんな一作。

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    2025年05月24日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    第一の感想として、コウちゃんの本が読めてよかったがある。ストーリーは確かに推測しやすいし、不明な点があったり自身の推測で補う部分が多かったと思う。けれど、そのストーリーが全てティーの視点で描かれ彼の世界を見せてもらっている気がした。
    彼らの関係性が見えてくるたび、アールの現状に心が苦しくなる。文章量はそう多くないものの、ストーリーは決して薄くない。再度言うが、環と同じ読者という立ち位置でコウちゃんの小説が読めてよかった。

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    2025年05月22日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘といえば、官庁系団体に勤めていたうん十年前、隣で経理を担当していた先輩が東京會舘レストランプルニエの請求書が届くと、「良いわねぇ、経費でご馳走がいただけて」と言っていたのを思いだす。時代に翻弄されながらも、古き良き伝統を受け継ぐ歴史ある建物だと改めて知る。心温まる9編の物語。建物に思い出を持つ実在架空の人々の物語がバトンを受け渡すが如く時代背景と共にドラマチックに描かれている。若き作家がこれほどに深く広い知識、豊富な語彙、取材力、想像力と感性を持って作品を紡ぎ出すことに驚かされる。

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    2025年05月24日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘といえば、官庁系団体に勤めていたうん十年前、隣で経理を担当していた先輩が東京會舘レストランプルニエの請求書が届くと、「良いわねぇ、経費でご馳走がいただけて」と言っていたのを思いだす。時代に翻弄されながらも、古き良き伝統を受け継ぐ歴史ある建物だと改めて知る。心温まる9編の物語。建物に思い出を持つ実在架空の人々の物語がバトンを受け渡すが如く時代背景と共にドラマチックに描かれている。若き作家がこれほどに深く広い知識、豊富な語彙、取材力、想像力と感性を持って作品を紡ぎ出すことに驚かされる。

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    2025年09月12日