辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第31回メフィスト賞受賞作品。
雪の降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
止まない雪、内側から開かない扉、繋がらない携帯電話、無人の教室、5時53分で止まった時計。
凍りつく校舎の中、2ヶ月前の学園祭の最終日に死んだ同級生のことを思い出す。
しかし、それが、誰だったのか、思い出せない。
どうして、忘れてしまったんだろう。
どうやら、自死した人物の精神世界に閉じ込められたらしい。
この世界から脱出するためには、早く、誰が自死したのか、思い出さなければ・・。
591ページ。ようやく読み終えた先に、
(下巻につづく)の文字。
長い・・。
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Posted by ブクログ
大好きな辻村深月さんの作品!
ライトノベル感が強く、ティーンにオススメされていたので、はるか歳を重ねた私には向いてない、、、と思って避けていました。
読んでびっくり、というか、割と重め。これティーンにオススメなのか⁈なかなか刺激的。
思春期の学校内での揉め事、カースト制、あるいは教師と生徒の関係、、、
はるか昔の事でも私にも思い当たる事がたくさんあった。
ここまで辛い経験は無いが、大なり小なり似たような思いをして学生時代を過ごしてきた人は多いだろう。読んでてヒリヒリ、なんとも言えない感情で胸がいっぱいになった。私が中学生の頃は、こんなに冷静で大人びてなかっただろうな、、
辛さから逃げ出した -
Posted by ブクログ
大学進学を機に一人暮らしを始めてもう随分経つけど、淡白なうちの家族は連絡頻度も少なく、必要最低限のやりとりしかしない。
そんなものは関係なく私は家族が大好きだし家族に愛されてる自覚もあって、そう思える理由が具現化されてるような作品の集まりだった。
「タマシイム・マシンの永遠」は、辻村さんらしいドラえもん愛に溢れた作品でほっこりした。
「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「孫と誕生会」の登場人物は、私の持ってるのと少し違う価値観を持った人々で、受け入れ難いように思いながらも読み進めていくと、その真意が別のところにあったり理解できる部分もあったり、現実の人間関係でもそうだよなと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「空の青さと、家ん中の暗さの差がすげえ」
達哉の睦ッ代村イメージは的確でした。
閉鎖的だけれど、開かれたイベント・音楽フェスもある村。
何も知らされてない有力者の息子に、芸能界から離れて村へ戻った元女優が接触してきたことから始まる、2人の世界の崩壊のお話でした。
辻村深月さんの怖いところがきちんと上の方にあってよかった。
もうちょっと巧妙に沈めてあるお作品が多かったイメージでしたが、ここまで浮かび上げられてる作品、面白かったです。
人間関係のドロドロ、善人と怪物がパタパタとひっくり返っていく人物像…楽しみました。
「理解のある大人」と「怪物だと思っていた人」の理解が入れ替わるシーンが、哀し