辻村深月のレビュー一覧

  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘、この本を読むまで存在すら知らなかった。
    読んでみて思う。行ってみたい。
    きっと高級でうんと背伸びして行くんだろうけど、その緊張を解きほぐしてくれるような人たちと素敵な時間を過ごせるのではないだろうか。小説に出てきたモチーフもあわせて体感してみたい。

    上巻のはじめこそ眠くなりながら読んだが、歴史が紡がれ人の繋がりを感じ始めてからはじっくり味わいながら読むことができた。
    金婚式。
    東日本大震災と料理教室とカレー。
    直木賞と親子。
    どれも、「くるぞくるぞ」とわかっていても泣いてしまった。

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    2025年09月07日
  • 本日は大安なり

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    400Pくらいあったけど面白くて一気に1日で読んだ!
    正直うまく行きすぎ感というか、そこ幸せになっていいのか、、!?みたいなのはあるんだけど
    まあ物語だしね、、て感じだった笑

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    2025年09月06日
  • 光待つ場所へ

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    辻村深月先生の初期作サブキャラクターたちの織りなすスピンオフ集。本編でも煌めきを放った彼らの魅力をもう一度。
    個人的には、青春を絵画に捧げる少女、清水あやめの長い長い失恋と大恋愛を描いた「しあわせのこみち」がとてもとても良かった。孤高の天才であり、故にどうしようもなく不器用な若者たちの言葉には、一つ一つ鮮烈な光が宿る。これが若さか。

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    2025年09月06日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    第31回メフィスト賞受賞作品。

    雪の降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

    止まない雪、内側から開かない扉、繋がらない携帯電話、無人の教室、5時53分で止まった時計。

    凍りつく校舎の中、2ヶ月前の学園祭の最終日に死んだ同級生のことを思い出す。

    しかし、それが、誰だったのか、思い出せない。
    どうして、忘れてしまったんだろう。

    どうやら、自死した人物の精神世界に閉じ込められたらしい。

    この世界から脱出するためには、早く、誰が自死したのか、思い出さなければ・・。

    591ページ。ようやく読み終えた先に、
    (下巻につづく)の文字。
    長い・・。

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    2025年09月05日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    後半になればなるにつれ楽しくてサクサク読んでしまった。今までの辻村美月さんの本とは少し違う雰囲気だったけど楽しかった。月子が生きていてよかった。

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    2025年09月03日
  • 本日は大安なり

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    中盤からの不穏な雰囲気からの最後の回収までが鮮やかでかつ優しくて、途中翻弄されながらも最後には温かい余韻が残る作品でした。

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    2025年08月31日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    この話はフィクションなんだぞ、と何度も思い直さないといけないほどに、そこにはリアルがあった。
    浅葱と恭司の人間離れしてるところには、あれこの人たち人間だよね?超人かな?って何度か思いましたし、偶然も必然もご都合展開も、こんなの現実的じゃないって思うこともあるけれど、そもそもこの話はフィクションなんですよね…それを忘れさせる没入感あります。
    次にぼくのメジャースプーンを読んで、子どもたちは夜と遊ぶを再読するのが楽しみです。

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    2025年08月31日
  • ふちなしのかがみ

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    ホラー、ミステリー、そして少し切ない感じが混ざっていて、どれも続きが気になる短編集!
    数話、「つまりどういうことだ…」となる話もあったけど、謎が解けていく空気感がよい!

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    2025年08月30日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    大好きな辻村深月さんの作品!
    ライトノベル感が強く、ティーンにオススメされていたので、はるか歳を重ねた私には向いてない、、、と思って避けていました。
    読んでびっくり、というか、割と重め。これティーンにオススメなのか⁈なかなか刺激的。

    思春期の学校内での揉め事、カースト制、あるいは教師と生徒の関係、、、
    はるか昔の事でも私にも思い当たる事がたくさんあった。
    ここまで辛い経験は無いが、大なり小なり似たような思いをして学生時代を過ごしてきた人は多いだろう。読んでてヒリヒリ、なんとも言えない感情で胸がいっぱいになった。私が中学生の頃は、こんなに冷静で大人びてなかっただろうな、、

    辛さから逃げ出した

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    2025年08月29日
  • かがみの孤城 上

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    主人公は不登校になってしまってて。
    中学生なら、そりゃそう考えてしまって悩んで苦しんでしまうよなーって、
    今なら、そんな奴ら、ギャフンと言わせてしまえばいいのに、それでほっときゃいいのに、と、変に度胸のついた中年になった私は思ってしまいます(笑)
    (でも、後編読んでくと成長するこころちゃんたちがみられて、私なんかより強くなってる!と思うのだった。)

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    2025年08月26日
  • 名前探しの放課後(上)

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    『誰か』を探すために、少しずつ仲間が増えていき、仲間同士の関わりも深くなっていく様子が印象的でした。
    これからどんな結末になるのか今から楽しみです。

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    2025年08月24日
  • あなたの言葉を

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    辻村さんの優しい言葉がじんわり心に染みていく感じ。今、私はどれぐらい"自分の言葉”を持っているのかなぁ、と考えてしまう。10代でこの言葉に出会えた人達がちょっと羨ましい。
    "運動をすると身体が鍛えられると同様に本を読むと心が鍛えられる”という辻村さんの言葉が腑に落ちる。書き手と読み手、両方の視点から読書の醍醐味をやさしい目線で伝えるメッセージにも共感した。

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    2025年08月23日
  • 島はぼくらと

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    青春小説と思っていたけれど、それだけでないいろんな人生に出会えて、とても面白かったです
    私は田舎の人間関係が苦手なのですが、でも冴島で島を愛しながら育っていく子供たちや、Iターンでやって来て馴染んでいく人たち、ヨシノのような人
    みんなに幸あれと思ってしまいます
    どこに住んでもその土地の人間関係はある  
    私は今暮らすこの土地でどんな思いで暮らしていくのかな
    最後の方で突然でてきた環に思わず「オーッと声が出ました
    環に会えて嬉しかったです

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    2025年08月22日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    徳川勝利の好きな子が小林アンって最後に分かって良かった。
    ゲシュタルト崩壊:文字や図形などをちらっと見たとき、それが何の文字であるか、何の図形であるかを一瞬で判断できるのに、これを持続的に注視し続けることで、全体的な形態の印象、認知が低下してしまう知覚現象のこと。

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    2025年08月21日
  • サクラ咲く

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    辻村作品を順番に読むチャレンジ実施中。

    今までで最も黒さ控えめ。
    その分、するする読める。

    短編をまたいで登場する人物が、初期作品を思い出す。
    ただ登場するだけではなく、ちゃんと愛おしくなるのは何でだろう。

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    2025年08月18日
  • レジェンドアニメ!

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    やっぱり辻村深月さんの本は好きだなぁ。読み終わった後の幸福感が何とも言えない。
    今度はハケンアニメを読もうと思う。

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    2025年08月17日
  • 家族シアター

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    大学進学を機に一人暮らしを始めてもう随分経つけど、淡白なうちの家族は連絡頻度も少なく、必要最低限のやりとりしかしない。
    そんなものは関係なく私は家族が大好きだし家族に愛されてる自覚もあって、そう思える理由が具現化されてるような作品の集まりだった。
    「タマシイム・マシンの永遠」は、辻村さんらしいドラえもん愛に溢れた作品でほっこりした。
    「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「孫と誕生会」の登場人物は、私の持ってるのと少し違う価値観を持った人々で、受け入れ難いように思いながらも読み進めていくと、その真意が別のところにあったり理解できる部分もあったり、現実の人間関係でもそうだよなと思った。

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    2025年08月15日
  • 水底フェスタ

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    「空の青さと、家ん中の暗さの差がすげえ」
    達哉の睦ッ代村イメージは的確でした。

    閉鎖的だけれど、開かれたイベント・音楽フェスもある村。
    何も知らされてない有力者の息子に、芸能界から離れて村へ戻った元女優が接触してきたことから始まる、2人の世界の崩壊のお話でした。

    辻村深月さんの怖いところがきちんと上の方にあってよかった。
    もうちょっと巧妙に沈めてあるお作品が多かったイメージでしたが、ここまで浮かび上げられてる作品、面白かったです。
    人間関係のドロドロ、善人と怪物がパタパタとひっくり返っていく人物像…楽しみました。
    「理解のある大人」と「怪物だと思っていた人」の理解が入れ替わるシーンが、哀し

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    2025年08月13日
  • Another side of 辻村深月

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    書き下ろし短編とか対談とか盛りだくさん!
    知ってる人との対談はすごく面白かった。作家って個人プレイなイメージだったから、作家さん同士の繋がりって結構あるんだなと思った。いっぱいいろんな作品読んでるだろうけど、誰々のこのお話とか覚えてるのかな?すごいなーと記憶力のないわたしは尊敬。

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    2025年08月12日
  • 本日は大安なり

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    章ごとに登場人物が変わるため最初は世界観に入り込めず序盤は結構苦痛だったが、章の終わりに少しずつ出てくるそれぞれの【事情】が気になって途中からはもう一気読み。
    最後の方は展開が読めてきたしちょっとうまくいきすぎじゃない⁇と思うところも多々あるけど、このくらい分かりやすいハッピーエンドが読みたいときもある。

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    2025年08月11日