辻村深月のレビュー一覧

  • 家族シアター

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    人の心を描く、逃した感情を描く辻村深月さんらしさを感じれた作品だなと思っな。家族というコミュニティを通じて、そこにある人間の感情を描いている。確かにこんな感情を抱えていたかもって思える温かい作品だった。単話ずつ毎回心が優しくあったかくなる感触があった。

    特に好きなのは、1992年の青空。2人の姉妹の話だけど、グッと来た。隣の芝は青い的な、でもそんなことは一人間単位としては見えないことで。だからこそ妬ましく見える、でもどうしようもなく切れない姉妹の繋がりに、泣きそうになった。

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    2026年04月12日
  • 青空と逃げる

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    「傲慢と善良」に少し登場する母子の物語があるのを知って読んでみました。ロードムービーのように転々とする土地で出会う人々とのやりとりに心が温まります。サスペンス的要素もあり読み応えありました。

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    2026年04月10日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

     エンタメのジャンルにしましたが、ミステリーの要素を十分に含んでいました。
     学生時代からの幼馴染の友達から成るストーリーで、これぞ「辻村小説」っていう感じでした。青春時代の難しい年頃の時代を経て社会人になり、一人が失踪し親友といわれた女性が探すというあらすじでした。
     短大・四年制大学、未婚・結婚、契約社員・正社員の中での無意識の差別意識の中で女性たちが団結して強く生きていくことの素晴らしさを感じました。「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」っていう言葉が印象に残っています。確かに事件も母親の言葉がきっかけで起こってしまったのですから。
     「チエミ」という女性が母を刺殺してしま

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    2026年04月08日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    一気に読み進めてしまった。オーダーメイド殺人、と謳っているので、最終的にはまさか本当に死んじゃうのか?と思いきや、細かい伏線を回収しつつ、辻村作品らしい誰も悲しまないエンドに落ち着いたのはさすがだなと思った。
    ミステリと思わせつつ、10代の頃の女の子同士のややこしさとか、危うい心理状態を描くのが本当に上手い。
    死は救済だと思ってるのは10代だけであって、結局二人は現実を生きないといけなくなったわけだけど、結局生きた先に幸せがあるんだよね、などと思わせられる一冊でした。

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    2026年04月05日
  • 太陽の坐る場所

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    面白かったけど性格悪い人ばかりで少し疲れた。
    サエコの話が好き。
    自分の価値観フィルターを通して物事を見ていること。
    自分の見ている世界が正解とは限らないことがよくわかる。

    同窓会から抜け出した人は今を生きているのだろうか。

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    2026年04月05日
  • ハケンアニメ!

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    アニメを作ることに関わる人々の、リアルな生活や日常の人間関係がよくわかって、読んでて楽しかった。アニメ監督とプロデューサーのタッグ、信頼関係の濃密さも面白かった。
    王子千春や斉藤瞳といった「才能のある人」が、一生懸命に仕事に打ち込んで、凄まじいプレッシャーと戦いながら悔いのない作品を完成させようと1話1話格闘しながら絵コンテをつくり、関わるスタッフたちが同じ思いを持って全力で形にしていく。
    自分がまるでアニメ業界で働いているような感覚になれて、なんだか読むのが楽しかった。

    原画を描く、アニメーターという仕事のすごさもわかった。神原画を描く和奈は、あくまで監督の世界観を体現する「働きアリ」とい

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    2026年04月04日
  • 闇祓

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    最初の章、どんでん返しがいい感じだった。闇ハラしてくるのは白石かと思いきや、、。
    澪が闇ハラされている場面は、わたしの最初の彼氏みたいでもうこれはモラハラじゃないか!と思った。その後の章はホラーみが増して怖かった。

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    2026年04月03日
  • 名前探しの放課後(下)

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    「ぼくのメジャースプーン」を読んでから読んだ方が確かに良いと思う、今まで辻村さんの作品に出てきた登場人物も何人も出てきたし、名前出てなくてももしかして?とか途中から、あの2人ももしかすると?とか思ったり、どんでん返しもあって面白かったし感動した

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    2026年04月02日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメのスピンオフ短編
    またあの人たちに会えたのが嬉しい。

    クリスマスケーキ売り
    音響監督さん
    ザクロ
    左近寺先生のところはちょっと泣いた
    結婚するのお前たち2人じゃないのかーい!
    セリフ第一声であの人だ!とわかる赤羽環
    みんなにバレてる王子

    最高ですね。

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    2026年04月02日
  • 朝が来る

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    「子供のまま大人になる」

    どの本かは忘れたけれど、辻村さんが使っていたこの言葉がいちばんに思い起こされた。まともな人生経験を積まず、世間知らずなひかりは子供っぽい。けれど、妊娠、出産の過程で我が子への愛情と、周りの人からの冷たい視線や当事者意識の低さを学んだ彼女は、「ああ、成長したんだな」と思わずにはいられなかった。ひかりにとっての"朝"は、もしかしたら、あの最後のシーンなのかもしれない。

    佐都子、清和夫婦が放った、「あの子の____私たちのお母さんは、」という言葉が忘れられない。6年間も両親として生活してきたのに、実親に対する敬意を忘れない2人の姿勢には、感動させられ

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    2026年08月13日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    辻村深月の小説で初めて読むタイプな気がする
    相変わらずえぐってはくるけど
    予想を華麗に裏切られそうな期待がある

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    2026年04月01日
  • サクラ咲く

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    非常に好みの本

    短くとても読みやすい。
    構成がすごい上手く感じた。
    目次のない理由が最後に分かる。
    内容も心温まる展開が多く、王道の青春物語。

    3編に分かれていて、共通して「自分の居場所」について話していた。

    自分の居場所がわからない人におすすめ

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    2026年04月01日
  • スロウハイツの神様(上)

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    登場人物が多くて、時系列も前後する話の展開だったが、章が分かれているので個人的には読みやすかった。続きが気になる終わり方だった。

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    2026年03月31日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

     読み進めるほどにどんどん面白くなっていった作品だった。
     これまであまり意識してこなかったが、「天文って楽しそうだな」と感じながら読むことができた。

     「誰も悪くない、コロナが悪い」という状況には強く共感した。理不尽な状況の中で、どうしようもない感情を抱えることは多いと感じる。
     しかし、コロナ禍だったからこそ生まれた出会いや経験があるという点も印象に残った。ただ環境のせいにするのではなく、その中で何をするかによって意味は変わるのだと思う。

     この作品を通して、どんな状況であっても、自分の行動や選択次第で前向きなものに変えていくことが大事だと感じた。

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    2026年03月31日
  • この夏の星を見る 上

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    あのコロナ禍での青春ストーリー。そう一言で片付けてしまいたくないほど、読んでいてちょっと苦しくもなるくらいリアルな気持ちが書かれていると思います。
    私たち大人ですら混乱していたあのコロナ禍の記憶がまだ鮮明にのこっているから、だからここに書かれている中高生たちはたまったもんじゃないよなぁと思う。下巻にも期待です。

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    2026年03月30日
  • この夏の星を見る 上

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    ネタバレ

    自分はコロナ禍のときには、大人と呼べる年齢だったし、職業柄仕事面ですごく影響を受けたとか、プライベートにも影響が大きかったとか、そういうわけではなかった。それでも、辛いことや悔しいこと、理不尽なこと沢山あったなと思う。
    その時期に、まだ精神的にも未熟で、色々とその時にしか経験できないことが多い学生だった人たちは、色んな感情や苦悩があっただろうと改めて感じる。そんな、感情や苦悩がすっと入ってくるお話だった。
    家族シアターで出てきた、はるかとうみかが出てきて、もう一回家族シアターを読み直してしまった。

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    2026年03月29日
  • 本日は大安なり

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    11月22日、大安。いい夫婦の日に結婚式を迎える4組のカップルと、一人のウェディングプランナーの話。
    結婚式は、男女と両家の常識と固定概念とエゴと本音と金とがごちゃごちゃになるテーマ。

    双子の新婦。叔母の結婚を心配する小学一年生。辛い過去を持つプランナー。式をしたくない新郎。
    物語中盤に話が大きく展開する。辻村深月さんお得意の叙述トリック満載。
    予想外の展開に驚かされましたが、そんなことある?という気持ちが強かった。漫画やドラマっぽい。
    それでも十分楽しめたんだけどね。

    孤塚と恭司も出てきました。

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    2026年03月29日
  • 闇祓

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    ネタバレ

    1章読んで、2章読み始めたらまったく別の話がはじまった!と思ったけど繋がってた。それに気付きはじめるとゾワゾワする。

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    2026年03月28日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    自分にとっては些細な言葉や何も考えずに言った言葉でも、相手の受け取り次第で、嫉妬、妬み、目的になってしまうことがある。発言する時にどう捉えられるかを考えないとと感じた

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    2026年03月28日
  • 神様の罠

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    アンソロジーはいつも読まない作家さんの作品に出会えるのでたまに読むのですが、正直一作のクオリティがイマイチだなと思うことがたまにあって。今回は作家さんが豪華で期待も大きくなってしまいましたが、見事に期待を超えてきました。さすが!
    大山さんだけ初読み作家さんでした(ドラマでは拝見してました。)が面白い‼︎他の作品もチェックしてみたいと思います。

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    2026年03月27日