辻村深月のレビュー一覧

  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    辻村深月の2作品目。
    デビュー後の初作品で上下巻の大作。さすがです。

    ただ、冷たい校舎〜で感じた読みづらさを冒頭から感じた。
    描写が詩的というか、抽象的というか。場面を想像するのにエネルギーを使う。
    過去形よりも現在形が多いのも特徴。最近の作品からは感じないから、書きまくってるうちに彼女の文体が完成していったんだろうか。

    やはりアラは見える。
    ・教授と学外でも会うくらい親しくなる理由が不明
    ・時が2年経過しているのが分かりづらい
    ・三人称多視点における視点の変化が多いように感じて読みづらい

    でもそれを吹き飛ばすほどに入り組んだストーリーと人物の深掘り。
    藍と翼の公園のシーンには心震わされ

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    2025年10月24日
  • 水底フェスタ

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    黒辻村深月の本領発揮した作品。特に、序盤から見下していた母親と自分がだんだん似ている事が分かってくるのが皮肉的で切なくて印象に残った。

    睦ッ代村全体の隠蔽気質が恐ろしく、いつも登校中に笑顔で座っているおじさんの豹変する場面で鳥肌が立った。

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    2025年10月23日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    不妊治療の末に特別養子縁組を選択した夫婦と、若くして子供を手放さざるを得なかった生みの親を描くヒューマンミステリー。
    序盤の不妊治療の描写がとにかく辛い。夫婦が地獄の中でもなんとか希望を掴み取ろうともがく様子が、とてもリアルに描かれていた。
    そんな地獄を乗り越え、養子縁組を選択した夫婦のもとに、6年後に突如現れて金を無心してくる生みの親である片倉ひかり。読者の誰もが「なんだこの無責任な母親は」と片倉ひかりに反感を持ってしまう。
    しかし、その後に語られる片倉ひかりの人生で、読者の誰もが表面的に人を判断してしまうことを反省させられる。
    教師の両親のもとで厳格に育てられ、姉のように勉強もできず、誰に

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    2026年05月16日
  • 家族シアター

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    兄弟の話が特に印象にある本でした。家族のつながりを見つめ直すことができる一冊。自分は女兄弟ではないけれど、女兄弟ってこんな感じなんだと味わわせてくれる。本って違う人生に転載できるようなもんですね!もっと他の本を読みたくなる!

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    2025年10月19日
  • 本日は大安なり

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    久々の辻村深月。この方の作品はやはり裏切らない。とあるホテルで大安の日に行われる4組の結婚式、どの組も色々なことを抱えていて先が読めないドタバタ展開が面白かった。ちょっとミステリー仕立てだったのが良かったかな。特に双子の結婚式の話が好きでした。
    自分の結婚式の時はどんな風に準備したっけなあとか思い出したり、最近結婚式に参列してないし久々雰囲気味わいたいなあとか思ったりしながら読んだ作品でした。

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    2025年10月17日
  • 島はぼくらと

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    なにが、というよりは、全体的によかったあ。島の自然も人々も、なんかもうまぶしくて、あったかくて、なによりきらきらの青春を過剰摂取して死んだ(嬉)島やみんなのことについて、このままあと1000ページくらい続いてもたぶん余裕で読めると思われ。辻村深月作品自体、すごく久しぶりに読んだけどたのしかった。仕事のお昼休みも、お昼ごはん返上してこの本を読んじゃったくらい。読みやすくて、すべての要素を拾ってくれて、ちゃんと面白いってのがすごいよね。

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    2025年10月17日
  • きのうの影踏み

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    朝ドラ、ばけばけの影響で怪談を読みたいなと思い!

    怖いけど今ここで読むのをやめてしまったら先が分からずもっと怖い、、
    そんな気持ちで最後まで読んでいました。

    (後味を想像するのもまた怪談、、、)

    ファンタジー系から、子供時代にあったあったこんな話し、怪談にも色々種類があるのだな〜っと

    特に最後のお話しは
    別視点から見た怪談の話もあるのかと
    自分は普段大丈夫だろうか、無意識に誰かを傷付けていないだろうかと思ってしまいました。

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    2025年10月17日
  • 島はぼくらと

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    辻村作品にしては、ミステリ要素が控えめなお話。でも、学生とか、田舎とか色んなとこが抱える色んな歪みをリアルに描いていて、読んでいて心地よかった。これもまた別作品との繫がりがあって、裏話的な要素もあって楽しかった。

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    2025年10月16日
  • 青空と逃げる

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    早苗と力の、逃避行旅を見て、勇気と覚悟を感じられた。

    p231でも、やるしかない。
    p232負けられない、と、目を開けて、天井を眺めながら、噛みしめるように思う。

    縁もゆかりも無い場所で、仕事を頑張る早苗の勇気と覚悟を見て、自分も今のバイトをうつ状態で休んでいたが、頑張っていきたいなと思わされた。

    今僕は、自分にあった仕事がないか探しているけど早苗のように覚悟を持って飛び込んでみるのも本当に大切な事だと感じた。

    「勇敢に、誠実に耐え抜くものにのみ、幸運は微笑みかける」ゲーテ

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    2025年10月16日
  • 名前探しの放課後(下)

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    後半楽しい‼︎彼らの頑張りが実ってハッピーエンド‼︎ほっと胸を撫で下ろしました。おじいちゃんのあすなへの愛情。あすなのおじいちゃんへの愛情。とても良かった。やはり家族愛は泣ける。
    この作品は過去作のいろんな人が出てきて楽しかった!あっ、松永くんが喋れるよーになってる!あっ、写真家の光ちゃんに家政婦さんだ!声が出なかった女の子が賢い子になってる!とか1番驚いたのは最後かな。ふみちゃんとぼく。。ぼくの名前がやっと分かった!色々繋がっていく⭐︎知り合いの子供の成長を見ているみたいで楽しいし嬉しい♪

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    2025年10月15日
  • 朝が来る

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    今年読める冊数も、もう限られてくるな…。
    ということで、文庫新刊も結構積んでいるのですが(日々増殖中)今年中に読み終えたい作品を優先して読んでいこうと思います!
    でも、どうしても読みたい新刊単行本は発売されたら読みます( ー̀֊ー́ )︎︎︎︎✧

    「あの本、読みました?」の辻村深月さんスペシャル回を観てから、読みたかった作品。

    長く辛い不妊治療の末、特別養子縁組という手段で子どもを授かった夫妻。平穏な日々を過ごしていた彼らの元にかかってきた電話。それは、子どもを「返してほしい」というものだった。

    親子の在り方を問う作品なのかな、と感じた。
    本書に出てくる、主に二組の親子。
    かたや、子ど

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    2026年05月02日
  • 青空と逃げる

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    早苗さんが四季の唄を歌い。親になると捉え方、目線が変わるところに納得。私自身は障害を持つ子の親として岩を砕く波のような父になれているのか自問自答しました。私の母親が死んだ時も、男の子は強くないと駄目だと、息子の前では泣かなかったが四季の唄のくだりはやられてしまいました(泣いた)

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    2025年10月14日
  • ハケンアニメ!

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    ラストの爽快感?と締め方が素晴らしい.ᐟ.ᐟ

    サバクもリデルも観たくなる~ .ᐟ

    表紙は下から有科、斉藤、並澤
    裏表紙は右から王子、宗森、??
     かなぁ

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    2025年10月12日
  • 光待つ場所へ

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    やっぱり大好き 辻村深月さん。
    優しい気持ちになって何故か読んでて泣きたくなる。
    大好きな人物たちのその後。
    もっともっといつまでも読んでいたい。そう思える本をありがとうございます!

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    2025年10月11日
  • 名前探しの放課後(下)

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    すごくひき込まれて、どんなラストになるのか予想もできなくて、最後に明かされた秘密?に気づいた時にバラバラだったパズルのピースが一気に収まるべきところに収まりました。メジャースプーンと同じく、ラストはほっとしました。

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    2025年10月10日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    クローズドミステリーみたいな設定でホラーみたいな学園もの。高校生の人間関係を心理的な面かリアルに描いたある意味怖い作品。「いじめ」までは行かない生徒同士の微妙な関係が引き起こす残酷な結末。一人一人の心理をもどかしいほど丁寧に描いている。誰がホストなのか…

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    2025年10月10日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    上下巻どちらも分厚くて読み応えがあった。
    途中からなんとなく結末が見えてきたが、最後まで楽しく読むことができた。
    虐待、いじめ、殺人など辛い表現も出てくるが、最後はすっきり終われたと思う。

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    2025年10月09日
  • 家族シアター

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    辻村作品をデビューから追うチャレンジ中。
    ずいぶん進んだ。

    家族のツンデレ集。
    2作目くらいから、読んだことあることに気づいた。
    手に取るまで(というか手に取ってからも)全く気付かない。
    でも楽しめた。

    家族という関係に甘えて、言わなくていいことを言ってしまうこと、ある。
    きちんと謝ることが大事だし、他の家族がいることで、素直になれることもある。

    最後の作品、短いけれど、これで終わるのがいい。
    作風は全然違うけど、村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』の中の「蜂蜜パイ」的なポジションだな、と感じた。
    色々あるだろうけど、未来に期待しようよ、と言うスタンス。

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    2025年10月08日
  • この夏の星を見る 上

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    2020年4月、『緊急事態宣言』。
    コロナ禍で、これまでのような学校生活が送れなかった中高生たち。

    砂浦第3高校天文部2年生、亜紗は、コロナ禍でくラブ活動が制約される中、『スターキャッチコンテスト』ができないかと、考えていた。

    渋谷区立ひばり森中学に入学したたったひとりの男子、真宙は、クラブ活動もできず、コロナ禍でこのまま学校の休みが続けばと、考えていた。

    長崎県五島列島の和泉高校3年生、円華は、吹奏楽部の活動が制約され、家業の旅館であるために、友だちとの関係もぎくしゃくする中、同級生・柊から島の天文台に誘われる。

    離れた場所に住む中高生たちが、『スターキャッチコンテスト』でつながって

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    2025年10月08日
  • ハケンアニメ!

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    自分が小説にハマるきっかけを作ってくれた本。
    アニメ好きにはたまらなかった。
    アニメ制作の裏側だったり、大変さを知ることができつつ、内容もとても面白かった。
    章ごとに話が分かれてると思いきや、どんどん繋がっていくところも良かった。
    この本を読んでから、アニメを見ているときに、少し制作の裏側を想像するようになった。
    楽しすぎて、すぐに読み終わった。

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    2025年10月07日