辻村深月のレビュー一覧

  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    なんだかんだ一気に読んでしまったが、ミステリかと言われるとミステリとしての爽快感は薄い気はしている。
    登場人物の1人を作者と同じ名前にしていること、菅原が同じ見た目をしていること、不必要にいじめた側のストーリーを盛り込んでくること、名前の表記ゆれがあること(名前のトリックは凍りのくじらでもあったが)などなど
    それでも学校社会という大人からしたら狭い世界でも学生からしたら世界の全てである感じとかcherishな人間関係の描き方(むしろここが辻村作品の好きなポイントかもしれない)とかはやはり読んでて楽しい部分だった。

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    2026年04月26日
  • あなたの言葉を

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    毎日小学生新聞にて、2020年4月〜2024年1月まで月に一度連載していた記事をまとめた本。連載は、まさにコロナで学校が一斉休校になった時からスタートし、当時の状況がよく伝わってくる。作家の辻村さんらしい、子どもたちに寄り添った分かりやすい文章で、「あなたの言葉」を見つけてほしいと書いている。
    ご自身が子どもだった時のこと、疑問に思っていたこと、困ったこと、友だちに助けられたこと、子供時代の色々なことが今に繋がっていること、新聞で辻村さんの文章を読んで、勇気づけられた子どもたちがたくさんいたのではないかと思う。

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    2026年04月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    どうしても傲慢と善良やかがみの孤城と比較してしまうけれど、デビュー作、として考えるとすごく面白くてたので辻村作品は順番に少しずつ読んでいきたいと思える。
    ただ、いわゆる広い意味でのフーダニットがラストに明かされる作品としては、限られた登場人物の中に作者と同姓同名がいるのはノイズになるなぁと思った。

    あと、最後まで読んで振り返ってみると各個人のエピソードがしっかり長めに語られることに関して、そのエピソードが語られることでこの子が自殺した子じゃない、または自殺した子だ、と判断する材料とはならず、すぐにお話から退場してしまうことで違ったことが明かされるのであれば、そのエピソードは必要だったのかな、と思った。それでも、長くても読ませる筆力や、ありきたりというよりかはやや特殊な、そういうことが苦しむ原因になることもあるんだな、というそれぞれの苦悩のバリエーションが多くてすごいなと思う。

    ということで、賛否両論ありそうな作品

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    2026年04月24日
  • 闇祓

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    辻村深月初めての本格ホラー長編作品。
    設定・展開は完全なホラー小説なのだが、
    高校、団地、会社、小学校を舞台に構成されるエピソードに
    確かなリアリティがあり、怖さを感じながらグイグイ引き込まれていく。
    視点人物の心情や会話のやり取りがリアルで、
    現実の恐怖とホラー世界の恐怖を行ったり来たりする読書体験。
    章を追うごとに舞台が変わるので新鮮な気持ちで読める。
    個人的には第二章がよかった(ゾクッときた)。
    エピローグが意味深。日常の恐怖。

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    2026年04月20日
  • 家族シアター

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    家族という特殊な距離感の関係性が原因で起きる色んな摩擦や問題の切り取り方が絶妙で、読んでいて感情移入してしまう話が多かったです。
    家族だからといって共感できないものは当然にあって、でも距離が近いからこそ、考え方の違いを別の何かで補うことができるところもあるのかなと感じました。

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    2026年04月19日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    退屈な上巻がすべて伏線だったなんて。やられたなぁ

    コウちゃんのストーキングも、環が傷つかないようにダークウェルの作者として名乗り出るところも正義の言う愛だった。すべては愛の物語。
    辻村美月の本たちを読まざるを得なくなった。

    悔しい!最高!

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    2026年09月05日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    これは見事。
    カースト上位の死にたい中二女子。カースト下位の殺したい昆虫系男子。
    本気を問われて狼狽える女子。

    序盤は辻村深月お得意のスクールカーストの話だなぁと少し辟易したけど、殺人の話に入ってから一気に面白くなっていく。

    死にたいと本気で思ってるはずだけど突きつめると本気じゃないかも。そんな思春期の感情の表現はさすが。

    ストーリー的には全く無理のない、自然な流れなのに、マジで?と思わされた。素晴らしいプロット。

    アンと徳川が、『蹴りたい背中』のセツとにな川を彷彿とさせた。

    チヨダコーキも間接的に登場。

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    2026年04月19日
  • はじめての

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    いやー面白かった!
    なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
    宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑

    "はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
    女流作家あんまり読まないんだよね、という人にもおすすめしたい一冊だった〜

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    2026年04月19日
  • 光待つ場所へ

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    過去の出来事や人とのつながりに悩む若者たちが、それぞれの葛藤を乗り越えながら、自分の進むべき道や希望を見つけていく姿を描いた連作短編集。

    本作は短編集だが、登場人物の考えの深さに感動しました。
    天才がゆえに、周囲の考えが浅く見え、本音で付き合うことができない孤独な人。
    他人との関わりを断ち切って海外へ渡航する人。
    世間に認知されていない芸能事務所でくすぶっていても、自分は他の子とは違うと言う人。

    みんな、自分は他人とは違うと思い、悩み、繋がりを拒んでいます。
    しかし、はたして本当に他人と違うと言えるのでしょうか。
    思春期のころは、やっぱり自分は特別で他人とは違うと考えてしまうものです。
    (イタイってやつですね笑)

    自分は特別でなくてもいいんだ、他人との繋がりは切っても切れないものだと気づいた時、世界は新しく見え、次の「光待つ場所へ」進むことができるのかもしれないと思いました。

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    2026年04月18日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    展開が終盤まで読めなくて、想定を裏切ってくれて終盤は楽しかった。
    終盤までは少しだけ冗長に感じてしまった。

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    2026年04月18日
  • この夏の星を見る 上

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    ネタバレ

     コロナ禍の日本。離れた場所で同時に手作りの望遠鏡で天体観測をしようとする中高生。

     中高生の青春群像が淡々と、しかし生き生きと描かれる。

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    2026年04月18日
  • スロウハイツの神様(上)

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    日頃感じることや情景、なかなか言葉に表すのが難しいような表現をされていて、
    言葉選び?というか、当たり前だけど言語化が素晴らしいなと思った
    わかる、この状況、気持ち、わかる、という場面がちらちらと書かれていて、いいなと思った

    上なのでまだ展開がわからないが、下も読みたいと思った

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    2026年04月17日
  • 島はぼくらと

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    孤島で暮らすことのしんどさも素敵さも描かれてて感動した。
    4人の表面上には現れない固い固い絆に心揺さぶられた。衣花の別れに対する悲しみと島への深い愛情との葛藤の末の涙は本当に泣いた。
    故郷と呼べるものが欲しいなと感じた。

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    2026年04月17日
  • はじめての

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    好きな作家さんのお話が楽しめました。それぞれの作家さんの世界観が素敵でした。曲のMV見ちゃうとネタバレになっちゃうので少しひねりは欲しかった気がしました。必ず小説読んでから曲を聴く方がいい。

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    2026年04月16日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ渦真っ只中の中高生たちが、限られた活動範囲内で何ができるか、模索しながら自分たちの夏を作っていく。
    集まれないもどかしさ、マスクを外せない息苦しさ、イベント開催判断の理不尽さ。
    「日常」を取り戻すのに、疲弊したり諦めたり。あれから数年経って、あの時の閉塞感はだいぶ薄れて、忘れかけていたかも。
    やりたいことができることに感謝しなければ!
    下巻に続く…。

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    2026年04月16日
  • 島はぼくらと

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    「傲慢と善良」からのヨシノさんが登場するとの事で読みました。青春小説なのかな、と思っていたけど島に住む人々や訪れる人々のあれこれが飽きさせず面白かったです。高校生4人の事をもう少し掘り下げたらもっと良かったかな。

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    2026年04月16日
  • 闇祓

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    怖がりな方、、読まない方がよいかもしれません。少しだけ大丈夫な方、なるべく一人は避けて読後誰か隣にいてもらうようにして下さい。人間関係疑い始めるかもしれないから未成年の方は父母、兄弟が良いです。私は定年前の爺さんだから大丈夫でしたが、あらすじを家内に説明したら可哀想に夢に出てきたようです。

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    2026年04月15日
  • ロードムービー

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    「冷たい校舎の時は止まる」を読んでから読みました。
    本作に出てくる登場人物は、あの人?と考えながら読むことが楽しく、各人物の過去・背景が鮮明に描かれていました。

    物語としては、いじめやスクールカーストなどダークな内容。
    登場人物の葛藤や逆境に立ち向かう思いに感動しました。

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    2026年04月14日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    上下まとめての感想

    自分の予想とリンクする展開とそうじゃない展開にワクワクした!
    前半は大学生の日常のようなところも多くちょっと飽きてた部分もあったけど、事件が深まるにつれて面白さも深まった!
    下の後半のスピード感には圧倒されたし、長かったけど読んでよかった!

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    2026年04月13日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    梨花の、
    それなのに生きてるリカなんてもっとバカみたいじゃん!という言葉が印象に残る。
    自殺したのは誰?それだけを求めて下巻へ

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    2026年04月13日