辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやー面白かった!
なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑
"はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
女流作家あんまり読まないんだよね、という -
Posted by ブクログ
過去の出来事や人とのつながりに悩む若者たちが、それぞれの葛藤を乗り越えながら、自分の進むべき道や希望を見つけていく姿を描いた連作短編集。
本作は短編集だが、登場人物の考えの深さに感動しました。
天才がゆえに、周囲の考えが浅く見え、本音で付き合うことができない孤独な人。
他人との関わりを断ち切って海外へ渡航する人。
世間に認知されていない芸能事務所でくすぶっていても、自分は他の子とは違うと言う人。
みんな、自分は他人とは違うと思い、悩み、繋がりを拒んでいます。
しかし、はたして本当に他人と違うと言えるのでしょうか。
思春期のころは、やっぱり自分は特別で他人とは違うと考えてしまうものです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中高生が主人公だったので共感しづらいかなと読まずにいたが、同僚に勧められて。
コロナ禍当時、教育関係者だったので、子どもたちのいろんな活動が制限され、その一方で一部の大人たちが自由に振る舞っていることに憤りを感じていたことを思い出した。ルールが場所によって異なるというのも。また、身内をコロナで亡くしていることもあり、今でこそコロナと共存しているが、本当に怖い病気であったことにも改めて思いを馳せながら読んだ。
上巻は各地の学校の登場人物たちそれぞれの視点で心情が描かれ、ちょっと分かりにくいところもあったが、これぞ群像劇という感じ。下巻はスターキャッチコンテストが山場なのかと思いきや、本番はほとん -
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Posted by ブクログ
「占いですか?」と尋ねた私に、彼は曖昧に笑って、「これは占いではないです」と答えた。
「別口で感じたものですから」
──その“別口”が一体何だったのかを、私は今も知らない。(『私の町の占い師』より)
『傲慢と善良』『かがみの孤城』等の作品で知られる、人気作家・辻村深月氏の全13篇のホラー短編集。と、一口にホラーと言っても、怪異っぽいのもあるし、ヒトコワ系もあるし、不思議系もある。なので、一辺倒ではないところが読み手を飽きさせない。
短編なのにディテールがすごい。メチャ引き込まれる作品がわんさか。
個人的には『手紙の主』『私の町の占い師』『だまだまマーク』『噂地図』『七つのカップ -
Posted by ブクログ
5つの短編
すごいとしか言えないかもしれない、子供と大人の境を描く苦しくも輝きある辻村氏の十八番
物語は優しいだけじゃない理不尽とも呼ぶべきものが重なって目を背けたくなる。それでも真っ直ぐ向かう姿がとても輝いて映る
解説でもあったように今と過去の自分を繋ぐ思い出のスイッチがそこにあった
読んでて学生のころ外されてた子を助けてあげられなかったそんか後悔がずっと残ってることもあり、さくらみたいになるべきだったと悔しいる自分もいる
そしてロードムービーには冷たい校舎〜との繋がりがあり、その記憶がほぼないなってたので哀しかった。薄っすらとこんな人物だったはずとしか思い出せず…
表題作の叙述トリックや雪