辻村深月のレビュー一覧

  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海に浮かぶ島に暮らす4人の同級生達の青春群像劇。
    島暮らしならではの葛藤やしがらみが嫌味なくサラリと語られる。それも高校生たちの純粋な目を通しているからだろうか。
    そして終幕で親友同士の約束が果たされる。

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    2025年07月23日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    辻村深月作品を順番に読むチャレンジ実施中。
    もう何冊目だろう。
    思いがけず、自分の中でスマッシュヒット。
    群像劇が好きなのだろうか。

    めんどくさい人だらけの結婚式場。
    なりすましの双子や、放火や、物隠し小学生。
    子供はしょうがないとして、双子の拗らせが凄まじい。

    一番好きなのは、東くんだな。
    コミュ障が似ていることもあるけど、火事のときの一言がかっこいい。

    鈴木はクズすぎるけど、最後に救われるのはほっとした。というか、家族が救われたことになるのか。

    出版社をまたいで、ほかの辻村作品の登場人物が出てきたのは嬉しい。
    講談社だけかと思っていたのに。
    今後も期待してしまう。

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    2025年07月23日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    閉じ込められた高校生たちの過去そして今に抱える悩み、苦悩、迷いについて一人一人が思い出すような形で書かれた後編。閉じ込められた校舎と昔の記憶の時代を行ったり来たりする、どこか現実で何が夢幻の世界なのか。この小説の後にもずっと続く辻村ワールドの原典は初々しいような気もして、おじさんでもドキドキしながら読み進める。
    全てがあきらかになってスッキリとする訳でもないけど、そういう話なんだ、高校生たちもそうやってその後の現実世界を生きていくのか、という感じで応援したくなるような終わり方もよい。親の目線でもあるが。

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    2025年07月23日
  • レジェンドアニメ!

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    高校生の時に前作のハケンアニメ!を読んだ。その時は、働く人たちってなんでこんなに生き生きと輝いて見えるんだろうと思った。社会人になってこの作品を読んで、私は果たして未来の自分や過去に一緒に働いていた人たちに誇れる働き方ができているだろうかと考えた。
    「好き」を仕事にすることはできなかったけれど、それでもいつかどこかで仕事の中に好きを見つけて育てていきたい。

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    2025年07月23日
  • きのうの影踏み

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    久しぶりにゾクッとした。個人的に1番面白かったのは、「手紙の主」。読み終わった後の後味の悪さがえげつなくて、私が想像していたホラーよりもはるかにホラーだった。(というか、チェーンレターめっちゃ懐かしくないですか?笑そういえばそんなのもあったなぁ~とかも思いながら。)解説も読んだ上で、またもう一度読んでみたいと思いました。

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    2025年07月22日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海の冴島が舞台。わたしが高校の時は、よく似た名前の離島でそこも中学校まではあるが、高校は船で通っていた人がいた。帰りの船がなくなると、体の大きな友人は泊まったり、泳いで帰っていた。泳いで・・・というのは冗談だが。
    その友人はバレー部だったが、しっかり練習していた。

    この物語は、4人の高校2年生の島を思う気持ちが描かれている。
    池上朱里(いけがみあかり)、榧野衣花(かやのきぬか)、矢野新(やのあらた)、青柳源樹(あおやぎげんき)の4人が島から出て高校に通うことで成長していく。その成長とともに、小さな島の村民や村長の思いが見えてくる。

    島にIターンで帰ってくるものの中に霧崎がいた。胡散臭

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    2025年07月29日
  • 家族シアター

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    姉弟、姉妹、親子でも母親と娘だったり、祖父と孫だったりで家族って人それぞれ絶妙な距離感があるな〜と言うのを温かく描き出してる大好きなお話たちでした。
    世代で、姉弟でも違う価値観があってそれに傷ついたり受け止めたりしながらそれでも何処かで折り合いをつけているのが家族だな…としみじみしました。

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    2025年07月20日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
    表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。

    興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。

    10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出

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    2025年07月20日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    この辻村深月のデビュー作は8人の高校生が雪の降る日に校舎に閉じ込めらるところから始まる。文庫本上巻で591ページと長い物語は、閉塞した場所の中にいる高校生たちの爽やかな青春の裏にある不安、疑心、後悔、様々な葛藤が丁寧に、綿密に描かれる。
    すでに何冊もこの作家の本を読んでいるから、この人はこれを描きたかったのだなあと思うが、ページ数に制限のない賞に本作を応募したいうから、どこも端折ることはできない思いがある話なのだなぁと感じて読み進む。
    ストーリーはまだ半分だが10年以上後に書かれたかがみの孤城や傲慢と善良にどう繋がるのだろうなどと余計なことも考えてしまう。とは言え、物語はまだ全く先が見えない。

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    2025年07月19日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    辻村深月のメフィスト賞受賞作。
    本格的なレビューは下巻にまとめて書きますが「鏡の孤城」の前身のような印象を受ける作品。

    序盤、微妙に読みづらい。
    辻村深月の作品を複数読んでるから比較してしまうんだろうけど、デビュー作だからか、地の文に文学的表現を使おうと頑張ってて、不自然とまではいかないけど消化不良になりかける量、というか。
    だが、後半にかけてどんどん自然になっていく。執筆経験がまだ浅い作家は一つの作品の中でも成長すると聞いたことがあるが、それを感じさせられた。

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    2025年07月16日
  • 名前探しの放課後(下)

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    自殺をするのは誰かなのか周りの生徒の行動とかすっかり騙された。
    成長したふみちゃんと秀人が出てきたのはエモかった。先に「僕のメジャースプーン」読んでてよかった。

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    2025年07月14日
  • きのうの影踏み

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    辻村深月さんのホラー短編集。
    楽しかった、怖かった。
    辻村深月さん、ホラーてイメージがなかっただけに意外でもある!
    あぁ〜もっと読みたい!

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    2025年07月13日
  • 本日は大安なり

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    Audibleで。
    テンポよく、大安吉日の1日が描かれていて、先に先にと進む物語でした。
    私は双子の姉妹の下りがむちゃはまりました。
    入れかわった花嫁。
    両親でさえ気が付かないのに、旦那になるであろう人は気づくのか気がつかないのか。聴きながら(笑)これ気づいてるよねって、読者には解る(笑)
     「かんべんしてよ」って呟く旦那さん(笑)

    ウェディングプランナーは過酷だが、やりがいがあると。どのカップルにもそれぞれに歴史があり、家族があり、思い入れがあり決して一つではない。だからこそ面白い

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    2025年07月13日
  • サクラ咲く

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    辻村作品デビュー
    著名なこの作者の作品を読んだ事がないのは多分映画「ツナグ」の予告編を見て自分には合わないのかなと思ったからだと思う。
    今回書店で文庫になっているこの作品のカバー装丁のタイトル文字が気に入って手にした。
    中編3作のうち2番目に収録されているタイトル作「サクラ咲く」を最初に読んだ。
    「ツナグ」の予告編で感じたものがあれば残り2作は読まなくても良いと思って。
    結果3作とも少年から青年に移る若者の純な心が素直に美しく描かれていると感じた。
    ただ、老年期に入った自分が読むには少し純粋すぎるというような感覚。中学生の頃に当時の学習月刊誌「〜時代」や「〜コース」の付録になってついてきた小説

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    2025年07月12日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    正直、おそらく自殺するのはあすなだろうなと、うっすら予想しながら読んでいました、前半まるまる使って微妙な会話で伏線を貼るのが辻村深月だと知っているのでね。
    ただまさかこんなふうに回収してくるとは〜〜やっぱり大天才。メジャースプーンを読む前に読んでしまったアホなので、もう一周します。
    メジャースプーンのあの能力があることで、もう一回話がひっくり返るやないかい。おいおいおいおい。

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    2025年07月12日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

    何作目かわからなくなったけど、わかる範囲で出版順に辻村深月作品を読んでいる。

    講談社の作品で楽しみなのは、他の作品で登場したキャラクターの時系列を追えること。

    特に気に入っているのはふみちゃん。
    『名前探しの放課後』で登場したときはテンション上がった。
    こんなに元気になって、と。フィクションなのに。

    今回は中学生だったから、名前探しよりも前。
    秀人との関係性や性格はすでに高校生と変わらない。
    どのように頑張って回復したのか、他の作品で読めると良いな。

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    2025年07月12日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘に携わってきた人の歴史を読むと、激動の時代を乗り越えてきたんだなぁと、覚悟を感じられた。今この瞬間をもっと楽しく情熱的に生きられるようになりたいと思わされた。

    会館のバーについての話が、特に惹かれて、一気読みしてしまった。モーニング・フィズとマティーニを飲んでみたくなった。

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    2025年07月09日
  • 光待つ場所へ

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    久しぶりに辻村さんの作品を読んでみました。やっぱり私が読書にハマったきっかけの小説家の1人でもある辻村さんの物語はいつも私にマッチしてくれます。
    特に面白かったのはチハラトーコの物語です。主人公は題名にもなっている千原冬子。冬子は世間で言ういわゆる「嘘つき」でした。実は私にもそういうことを言う人がいるのですがその人はなんで嘘をつくのかという気持ちがわかったような気がしました。

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    2025年07月06日
  • クローバーナイト

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    ネタバレ

    私に全然関係ない子育ての話じゃんとは思ったものの面白かった。お受験とか保活とか縁がないけど、そのしんどさは他の物事にも共通していて、自分にも近いものなんだなぁと思った。また、こんなパートナーに出会えたら幸せだろうなとも思った。

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    2025年07月04日
  • レジェンドアニメ!

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    「ハケンアニメ!」のスピンオフ短編集。
    本編に登場したキャラクターたちのプロローグ的な話もあります。

    音響監督五條さんのストーリーには胸が熱くなり、有科香也子と王子千晴のその後を描いたストーリーには胸キュン(死語?)しました。

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    2025年07月01日