辻村深月のレビュー一覧
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良かった。
通り過ぎた若かりし頃や幼かった頃を思い出し、あぁそんな事を想ったよな、あったあったとジンと来た。今子どもである者たちに接する時に忘れずにいたいと思います。
辻村深月さんは、あの頃を忘れずにいられるのが、今でも想像できるのが凄い。
そしてあの作品のあの人やあの人や色んな人に再会できるのが楽しかった。
・樹氷の街
クラスの中でこんな事あったよなぁ。
そしてこれは大人になってからの集団でも同じ事がある。
心当たりありすぎる。成長出来ていないのか、人間が集まればこうなるのは仕方ないのか。
それでも若い時の方がちゃんとぶつかれた気がするな。う〜ん、若さっていい!
登場した人たちを含めて一番 -
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ネタバレ下巻に続き再読です。
最初に読んだ時には、ただただツラくて痛いてコワイ、そんな感想だったけれど、改めてゆっくり読んでみてちょっと違う見方もできるかもしれないと感じました。
浅葱の境遇には同情はするけれど、それでもやっぱり狐塚もいうように、浅葱がしたことは到底納得できることではない。心理学的に同情と共感の違いっていうことがよく言われるけれど、これほどわかりやすい例もないな、って思ってしまった。
辻村深月さんの作品は、過去の登場人物たちが後の作品にも出てたりするのが魅力のひとつでもあるけれど
この作品で最後に大きな仕事をやってくれた恭司が、後の「本日は大安なり」で当たり前のように狐塚の隣にいた -
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昔の自分を見てるようだった。
昔の同級生が何をしているかネットで探してみた自分と。
本の内容ではなく、自分のことだが、、だけど、もう囚われないと決めている。人と比べても悲しくなるだけだから。今を楽しみたいと思ってSNSはやめた。
本の話に戻ると、自分を強く、良く見せようとするキャラクターたちは自分にもそんな事あったなと思い出す。一つ一つの話は、ちょっとずつキャラクター達の勘違いからボタンが掛け違えていくようだった。
個人的には、佐栄子と貴恵の話が良かった。大人しく、子どもを連れて電車に乗るのは周りに迷惑だからと言ってた友人が、自分と浮気をした男を殴り、夜中に子どもを乳母車に乗せて化粧もせず -
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ネタバレp587〜578にある言葉が頭から離れない。
・悪くない、悪くない_とくり返されるたびに、ミカは気づいた。すべては、自分のせいにされているのだと。
・美夏は悟る。守られたいなら、このまま、受け入れなければならない。
・本当に悪かったのが誰か、「誰も悪くない」「誰のことも傷つけない」と言いながら、全部を美夏のせいにする。すべては、美夏を守るために。なかったことにするために。
私にも同じような経験がある。みんな口を揃えて「そういう事もある、気にするな」「反省してくれれば良い」などと言ってきたが、誰一人として「あなたのせいでは無い」と言ってくれる人はいなかった。はなから私は加害者として話され、そ -
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三ヶ月後から、過去に戻ったと主張する、高校生の依田いつか。自殺する同級生がいることを同級生の坂崎あすなに相談を持ちかけ、友人たちを巻き込んで、その同級生を探すことになる。
宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を想像しながら、読み進めました。登場する同級生たちも、天才的な頭脳を持つ天木をはじめ、いつかの親友の秀人、その恋人で、お嬢様で学業優秀の椿と、いつかとは、また違ったタイプの同級生たちが集まる。
あすなは、自分を学校で決して目立つタイプではないと考えるが、高校や中学って、どうしても似た様なタイプで、一緒にいることが多かったなと思う。
当時、自分にも色々なタイプの横の繋がりがあったら、学生生活を