辻村深月のレビュー一覧

  • 太陽の坐る場所

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    昔の自分を見てるようだった。
    昔の同級生が何をしているかネットで探してみた自分と。
    本の内容ではなく、自分のことだが、、だけど、もう囚われないと決めている。人と比べても悲しくなるだけだから。今を楽しみたいと思ってSNSはやめた。

    本の話に戻ると、自分を強く、良く見せようとするキャラクターたちは自分にもそんな事あったなと思い出す。一つ一つの話は、ちょっとずつキャラクター達の勘違いからボタンが掛け違えていくようだった。

    個人的には、佐栄子と貴恵の話が良かった。大人しく、子どもを連れて電車に乗るのは周りに迷惑だからと言ってた友人が、自分と浮気をした男を殴り、夜中に子どもを乳母車に乗せて化粧もせず

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    2025年04月16日
  • 家族シアター

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    家族に関する短編集。

    価値観が違っても、長い間付き合わざるを得ないのが家族。価値観の違う登場人物の人生が交錯する話はもともと好みだが、本作は、家族というある種逃げ場のない関係性に焦点を絞っていて新鮮だった。

    特に「私のディアマンテ」、「孫と誕生会」の2編は、登場人物の距離感が他作より遠いが、そんな中でよりハートフルな結末が描かれているため、感動はひとしおだった。

    辻村作品の中でも、ダークさとハートフルさのバランスがよく、多くの人におすすめできる作品だと思う。

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    2025年04月13日
  • サクラ咲く

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    中学生と高校生。善人と悪人のような単純な物語ではなく、日々の中で悪が善に変わったり、善と思いきや悪だったり、各物語に主人公が成長して変化していくところに感動がある。

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    2025年04月12日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    まず、これがデビュー作、そして高校生の頃から書いていたというのが凄い。

    菅原のパートがやけに多いし掘り下げるなと思ったらなるほどね。

    高校生あたりの苦悩を書かせるとさすがの辻村作品。初期からこれほどだったとは。
    そして物語を収束させる力もさすが。

    ヒロ君みーちゃんそう来るか。

    いじめや自殺そして親子心中などという重いテーマを扱って、でも暗くなるだけではなく希望も提示してくれる。
    苦悩の提示の仕方が寒さであったり閉じられた世界であったり、その様な感覚で読み手に伝えてくる。そしてそれは成功している様に感じた。
    読んでいても苦しくなったもんなぁ。

    長いけど読んで良かったな。

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    2025年04月12日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    種を蒔きに蒔いた上巻。

    果たして下巻でこれを育ててしっかり収穫できるのか。
    でも、辻村深月なら大丈夫という安心感。

    学校の校舎に閉じ込められるというクローズドサークル。
    しかも時間も止まっているようで、クローズしてしまった理由も分からない。
    もしかしたら自殺した人物が関係しているのでは?とたどり着く。

    閉じ込められたのは男女4人ずつで計8人の高校生。
    自殺したのはその中の1人かもしれない…

    登場した8人はそれぞれ悩みや葛藤を抱えて高校生活を送っている。
    それが表面化して周りから助けられた人、自分で抱え込んでいる人。

    高校の頃ってこんな悩みあったよなと思ったり、生きていればいつになって

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    2025年04月09日
  • クローバーナイト

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    家庭を守る育児世代のお父さん騎士(ナイト)の視点から描かれる、連作(5編)ミステリー×家族小説。

    「人生の前半は親に台無しにされ、後半は子どもに台無しにされる」(P240より引用)

    こんなネガティブな言葉も、本書を読むことで、ポジティブな格言かもしれないと考えさせられ、
    「家族にとっての普通」って一体?という謎に向き合い、救いの手を差し伸べてくれる、もはや辻村さんにしか書けないのではという作品でした。

    これにて、現時点での辻村深月さんの文庫本は全て読破!(「のび太とドラえもん月面探査機」は除く)
    かけがえのない読書時間に感謝です。

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    2025年04月09日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    シンプルに友情&感動を味わいたい方におすすめ。

    壮大な宇宙とのび太達の友情の物語。
    ドラえもんの秘密道具『異説クラブメンバーズバッチ』で月にうさぎがいる世界に。
    転校生ルカとうさぎとのび太達の月面探査機が始まる。戦いに行く時のスネ夫の覚悟のシーンがお気に入り。辻村先生が脚本という事で読んでみたがとても良かった。最後のルカ達の願いも納得する作品でした。

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    2025年04月05日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    p587〜578にある言葉が頭から離れない。

    ・悪くない、悪くない_とくり返されるたびに、ミカは気づいた。すべては、自分のせいにされているのだと。
    ・美夏は悟る。守られたいなら、このまま、受け入れなければならない。
    ・本当に悪かったのが誰か、「誰も悪くない」「誰のことも傷つけない」と言いながら、全部を美夏のせいにする。すべては、美夏を守るために。なかったことにするために。

    私にも同じような経験がある。みんな口を揃えて「そういう事もある、気にするな」「反省してくれれば良い」などと言ってきたが、誰一人として「あなたのせいでは無い」と言ってくれる人はいなかった。はなから私は加害者として話され、そ

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    2025年11月18日
  • ふちなしのかがみ

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    少し怖い短編集。後書きで著者が書いているように、寝る前に読んで「後ろめたい気持ち」になり、「明日も早いのだからもう寝ないと」と思いながら読むことをやめられなかった。またしても著者に上手く乗せられた。

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    2025年04月07日
  • レジェンドアニメ!

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    ネタバレ

    素敵な彼らにまた会えてうれしい!
    「愛を言い訳にしない」という言葉にプロの気概を感じました

    それにしてもニイ太のOP見たすぎる

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    2025年04月03日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    名前に完全に騙された。もう一度読みたい。
    学校の教室の中で登場人物それぞれ矜持を持ち考えて戦っていたのだなと思った。自分の当時の学生生活はこの本のように事件性もなければ自分の中の誇りを持って生きていたわけではなかったけど、苦しみを感じたので、こういう目に見えない立場とかざわざわした感情はいつも覚えているものだなと思う。

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    2025年03月30日
  • 時の罠

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    人気作家4人による「時間」をテーマにしたアンソロジー。
    それぞれの作家性を読み比べることができて、とても楽しかった。それと同時に、自分の好みの作風を再確認でき、よい読書体験だったと思う。

    辻村さんはいつもの作風と少し異なる人情もの。米澤さんはなかなか壮大な裁判もの(?)地名は架空だけど、地元の話で興味深かった。湊さんは初めて読んだけど、なかなか好みだった。

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    2025年03月30日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    非常に読み応えのある大作だった。

    iが誰か予想しながら読んでいたが自分の予想は見事に外れた。エピローグまで秀逸だった。

    タイトルの意味がよく分かってない。読み返した方がいいな。

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    2025年03月27日
  • 名前探しの放課後(上)

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    三ヶ月後から、過去に戻ったと主張する、高校生の依田いつか。自殺する同級生がいることを同級生の坂崎あすなに相談を持ちかけ、友人たちを巻き込んで、その同級生を探すことになる。

    宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を想像しながら、読み進めました。登場する同級生たちも、天才的な頭脳を持つ天木をはじめ、いつかの親友の秀人、その恋人で、お嬢様で学業優秀の椿と、いつかとは、また違ったタイプの同級生たちが集まる。

    あすなは、自分を学校で決して目立つタイプではないと考えるが、高校や中学って、どうしても似た様なタイプで、一緒にいることが多かったなと思う。
    当時、自分にも色々なタイプの横の繋がりがあったら、学生生活を

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    2025年03月25日
  • 名前探しの放課後(上)

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    タイムトラベル物に辻村深月エッセンスを加えるとどうなるのか。

    上巻は人物紹介と状況の提示。
    そしてそれだけでも面白く読めてしまう。
    上巻の中だけでもちょっとした違和感やモヤモヤが解消したり。
    下巻へ向けてのワクワク感がすごい。

    主な登場人物は色々抱えながらも今のところはいい奴ばかり。
    辻村深月の伏線回収力はこちらの期待度を軽く超えてくるので、今作は果たしてどうなるのか。

    下巻はすぐに読むか一呼吸置くか悩ましい。

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    2025年03月25日
  • ふちなしのかがみ

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    友人に勧められて、最後の話だけを読みました。
    子供の頃、自分がついた嘘が本当になればいいのにって経験をしたことがあったと思い出した。
    特に、嘘が原因で怒られた時なんかはそう思ったな。
    今思えば子供の時にしかそんな気持ちは味わえなかったんじゃないかなって思う。
    自分に都合の良いおかしな展開や、人を作っては妄想して楽しんでいたけど歳を重ねるにつれて現実から離れたことはしなくなってしまった。
    昔は不思議な夢もたくさん見れたのになって。

    少し逸れてるかもしれないけれど。笑

    辻村さんの後書きはすごく良くて共感できました。
    紹介してくれた友人に感謝です。

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    2025年03月25日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    久々に再読しました。辻村深月さんの作品の中で唯一と言っていいほど、どういう感想を持ったらいいのかが未だにわからなくなるお話です。

    当たり前にこのお話はフィクションなんだけど、それでも浅葱の境遇はフィクションであって欲しいと作中の狐塚と同じ思いを願ってしまうほど感情がリアルで痛くて光がない。
    まだ上巻ではそこまで重要な登場人物でもない真紀ちゃんや恭司や紫乃だけれど、それぞれのエピソードを通して狐塚や月子の人となりがよく分かるし、それがまたリアルな感情で余計にフィクションであることを忘れてしまい余計に気分が滅入ってしまう気がします。

    前作「冷たい校舎の時は止まる」の菅原の件もそうだけど、本作も

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    2025年03月24日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のエピローグまたはプロローグに当たる短編集。
    少し大人になった彼らのその後が愛おしい。

    事前に前作を読むとより楽しめるが、本作から入っても問題ない。特に誰が前作の誰とは明示されず、終盤にヒントが出る構成であり、作者の力量と読書体験の素晴らしさが秀逸だった。

    特に「トーキョー語り」がおすすめ。著者特有の壮絶なクラス内闘争からの、加害者側も含めたさわやかな大団円が新鮮だった。少ないページ数ながら、どの登場人物も瑞々しく、描かれている。
    本作はスピンオフのスピンオフに該当するが、彼らのその後もまた、気になるなあ。

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    2025年03月23日
  • 太陽の坐る場所

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    あるページのある一文を読んだ瞬間、それまで頭で描いていた風景がガラリと変わり、冒頭から読み直したくなる小説。こういう類の小説はいくつかあるが、今回は思いがけないところでその一文が出てきたので驚きとともに「やられた!」という気持ちにさせられた。
    それにしても、登場人物の誰とも共感できず、「みんな、小物だ」と思った。そんな私も小物。

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    2025年03月22日
  • ハケンアニメ!

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    何気なく観ていたアニメがそんなに大変な作業をしているなんて!同じキャラクターを同じ人が描いているのだと思っていましたが、沢山の人が描いているのですね。
    原作者が亡くなってもアニメは続けられるのは、そういうところもあるからなんでしょうね?

    自分の仕事が楽しいのは素敵です!

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    2025年03月22日