辻村深月のレビュー一覧

  • オーダーメイド殺人クラブ

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    辻村先生はこの年代の内面を描くのが本当に上手い、グルーピングや教師とのやり取りや恋愛、加えて死への渇望も。もがき苦しんできた過程を読んできたからこそラストは感じるものがあった。良作でした。

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    2026年02月18日
  • 琥珀の夏

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    小学生の言葉にできない気持ちが上手く表現されている作品でした。ミカの章を、ずっとミライの学校ってなんだろうと思いながら読んだ。不穏な、怖くて怪しい感じがしました。だけど、ミライの学校という〝正体〟を知りたくてほとんど一気読み。自分がもしミライの学校に小さい頃からいたらどうだっただろうと考えずにはいられなかった。ある程度の年齢までは、やっぱり親と子は一緒に生活したほうがいいし、例え優秀になれたとしても寂しさなどでその力を発揮できなければ意味がない。何事もバランスが大事なのかもしれない

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    2026年02月18日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    「スロウハイツの神様」や「かがみの孤城」、「冷たい校舎の時は止まる」がすごく好きなのですが、この作品は今まで読んできた作品とは違いかなりグロテスクな描写があり驚きました。
    個人的には主要登場人物の誰かがiなのでは、と思ってどきどきしながら読み進めていたので、突然出てきた上原愛子の関与や、翼くんの「iは浅葱とは似ても似つかなかった」という証言が早々に嘘だったと判明し結局二重人格だったという顛末には少し物足りなさを感じました。
    ただ、物語全体を通して重い過去を背負った浅葱のキャラクターと徐々に崩壊していく心情の描写には惹き込まれました。特に、浅葱が月子を殺しかけ絶望する場面は、教室の中で立ち尽くす

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    2026年02月17日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    だいぶ前に読んだので、記憶は朧げですが…

    再開シーンに感動した気がします。

    亡くなった人と今を生きる人を「ツナグ」事ができるなら、自分だったら…と色々考えながら読みました。

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    2026年02月17日
  • 琥珀の夏

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    読み始めてすぐにその世界に引き込まれて、ずっと飽きることなく読んでしまう。展開が気になり、また描写が上手で自分もその世界を追体験している気持ちになる。主観はくるくると変わるが、まるでそれぞれの登場人物が自分かのように共感できる。どちらの視点も、きちんと噛み合う緻密さが辻村さんの凄さでありさすがだと思う。とても楽しめる作品だった。

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    2026年02月15日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    メフィスト賞受賞している小説はやっぱ面白い。
    文章から冬の冷たさとやるせなさを感じる。
    現状ではホストが誰なのか全く分からない。

    あと生徒が自殺した件に関して、生徒会長が何か忙しくなることなんてあるか?
    何かしらの意図があるのか、単純に過ごしてきた学校の違いなのか。
    とりあえず僕の学校に生徒会の権力なんてなかったし、責任の所在が全て生徒会にあることなんてなかった。

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    2026年02月15日
  • 太陽の坐る場所

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    登場人物みんな、ちょっとずつ嫌な奴。
    だけど綺麗事でなく、その感情を理解できる。
    私は特にサエコに自分に近いものを感じた。
    それにしても学生時代って暗黒期だと思う。
    もう自分はそこに囚われていないと思って過ごしてきたけど、どうなんだろう。

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    2026年02月12日
  • 青空と逃げる

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    ネタバレ

    有名女優の車に同乗して事故を起こしその後、その女優が自殺をすることで生活が一変した相手男優の妻と息子の逃避行?四万十から始まり最後は北海道まで。そこで触れ合う人たちの温かさと、時折挟み込まれる筆者のスピンアウトしたストーリーが小気味よく進みあっという間に読んでしまった。
    最後はいつもながらそういうオチ?と驚かされた。
    個人的には主人公である早苗だけが苦労したような感じになるのは少しモヤモヤした。

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    2026年02月11日
  • サクラ咲く

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    青春って感じで中高生向けかもしれないけど、仕事して疲れてる年齢になっても、瑞々しい文章で心にささやかな希望をくれる。

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    2026年02月09日
  • 青空と逃げる

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    逃げながらもそれぞれが家族のことを思っていた。
    子どもだと思っていた力が1番大人だったかもしれない。

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    2026年02月07日
  • 図書室で暮らしたい

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    辻村先生は、本を読むことで世界と繋がり、文章を書くことで自分の世界を広げていったのだなと感じた。
    強くてあたたかい文章に何度も涙が出そうになる。
    これを機会に『オーダーメイド殺人クラブ』は絶対に読もうと決めた。

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    2026年02月06日
  • 光待つ場所へ

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    読後感がとても綺麗で心が澄み渡るような気持ちになれる一冊。短編集だけど、凍りのくじらやスロウハイツの神様、冷たい校舎の時は止まるや、名前探しの放課後、ぼくのメジャースプーンをもう一度読み返したくなるほど、辻村さんの世界に入り込んでしまう。まだまだこの先続いていって欲しいな、この先が読みたいな、と思える作品。

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    2026年02月03日
  • ハケンアニメ!

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    久しぶりに読後感が爽やかな作品が読めた。
    アニメ好きとしてはたまらないアニメ裏のお話だった。
    もっと王子監督と有科さんが本筋で進んでいくのかと思ったが、斎藤監督や和奈さん目線でのアニメ界が見られて良かった。

    猫を拾った男の子どうなったのかぁ〜、アニメに少しでも救われているといいなぁ〜

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    2026年02月03日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    読書友達にクローズド・サークルでオススメを訊いたところ勧められた作品。校舎に閉じ込められた学生達に共通するのはある同級生の自殺事件。その面々ということは分かるのに、誰も亡くなった生徒の名前も、その事件の詳細も思い出せない。そんなあらすじがまず印象的で、全く想像つかないストーリー展開に期待して読み始めた。
    まず登場人物のキャラクターが立っていて掛け合いが純粋に面白いのと、表面上の付き合いではなく友人の家庭環境や過去の出来事等内側まで理解している皆が人として出来上がっていて、嫌な気持ちにならずに読み進められる。ではそんな出来た彼らが閉じ込められてるのは、同級生が自殺してしまったのは何故か?と考えて

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    2026年02月02日
  • 家族シアター

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    家族だからこその苛立ちやわだかまり。だけど家族だからこその繋がり、優しさが描かれた短編集。
    我が家は家族仲、兄弟姉妹仲が良くない繋がりの薄い家族でそれが劣等感でした。
    友達の家が仲良く集まったり旅行など行く話を聞くたびどこか落ち込んだりして、、、
    この本を読んでいて私のところだけじゃないのだなんて今更ながら思えた。

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    2026年02月01日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    めーちゃくちゃおもしろかった❕
    辻村先生の心理描写、本当にすごい共感できるところもあって、読み進める手が止まりませんでした

    途中でキョウコのことがよく分からなくなっていって、
    謎が解けた時の爽快感もあって、さすがでした

    今回、語り手にならなかった人たち(キョウコ、貴恵、清瀬など)視点の話も見れたらいいなあと思ったり。笑

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    2026年02月01日
  • 名前探しの放課後(下)

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    上下巻で870ページ。読み応えがありました。著者の小説はどれも優しい世界観に浸れます。

    最後は驚く展開でしたが、体育倉庫の件など手が込みすぎている感じも。エピローグに分からない箇所があり、考察記事を見たところ、別作品から読むべきことを知りました…

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    2026年01月31日
  • あなたの言葉を

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    辻村さんの紡ぐ言葉っていいなって読んでいて思わされた。自分もどこか感じたことがあったり、経験したことがあるけどどう表現したり言葉にしたらいいのかわかないことを辻村さんが言語化して伝えてくれた部分があってそれそれ〜っていうのがあって共感してくれる人がいてよかった…って思わされた。辻村さんの中に眠ってる言葉をまとめて文章にしてくれたんだなっていうのが伝わってきて読んでいて寄り添ってくれてありがとうとなった。

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    2026年01月31日
  • 名前探しの放課後(上)

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    上巻を読み終えました。過去に戻されて「誰か」を探す必要があるという設定は面白く感じました。何気ない日常会話が多く、後半にそれらしき人が現れてから話の進みが遅く感じましたが、下巻でどのような展開が待ち受けるのかに期待したいです。

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    2026年01月27日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    主人公の親子エピソードが、一番胸に来た。
    たぶん、似たような親子関係だからだと思う。

    いつかゆるせる、というのが、幻想でないといいのだけど。

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    2026年01月24日