辻村深月のレビュー一覧

  • V.T.R.

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    『スロウハイツの神様』の作中作品、チヨダ・コーキによる小説。
    その位置づけを知らない時に、ずいぶん毛色の違うアニメ風の表紙だなと思っていました。
    中身も装丁が凝っていて、なんと解説は赤羽環!粋な設定にワクワクです。

    設定はライトノベル風なのかな?
    200ページくらいなのですぐに読めます。
    国認定『マーダー』という殺人が認められている千人の殺し屋がいる世界。
    その中で物語が進んでいきます。

    ネタバレなしで書くのに自信がないので詳しく書けませんが、最後の二章くらい急展開でハラハラしました。
    ロボットのペロッチがとても可愛いくて、そして物語の重要なキーとなっています。
    しかけを作ったアールの気持

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    2025年06月01日
  • 光待つ場所へ

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    凍りのくじら、名前探しの放課後が大好きなので、彼らの新たな物語が読めたのが何より嬉しい!そして過去作品であまり深堀りが行われなかったキャラクターたちのその後が知れたのもよかったですね。いい作品集でした。

    物語全体としては、10代、20代のときの、周囲に置いてかれるんじゃないかと焦る気持ち、世間への焦燥感などがありありと思い出されて、かなりダメージくらいました。相変わらずこちらの心が見透かされてるんじゃないかと思うほど、人間の内面を描くのが上手い。さすが辻村先生、最高でした。

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    2025年05月31日
  • 名前探しの放課後(上)

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    ネタバレ

    「3か月後にクラスメートが自殺する」という未来を視てきた少年とその友人たちが、自殺を止めるべく奮闘する。上巻では自殺者が誰なのかもわからない中で、少しずつ協力者を増やして結束を深めていく過程が描かれる。
    上下巻ミステリの宿命として、どうしても上巻は驚きが少なく展開も穏やかでやや退屈。とはいえ、癖のある高校生たちがそれぞれ異なる理由で荒唐無稽な話に協力し、チームが出来上がっていく流れは気持ちが良い。

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    2025年05月30日
  • きのうの影踏み

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    通勤電車内でしか読書をしないので、手軽に読みたいなと思い、読みました。短文でもグッと話に引き込まれて、とても面白かったです。
    特に好きなのは①「ナマハゲと私」と②「タイムリミット」です。
    ①はこの作品の中では1番物理的な怖さがあるなと思いましたし、②は臨場感がとてもあって、短編ながらもハラハラさせられてとても好きです。

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    2025年05月29日
  • はじめての

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    島本さん目当てで読んだんだけど、宮部みゆきさんに驚いてしまった。短編でこんな世界繰り広げられるの凄い。yoasobiの曲も良かったよ

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    2025年05月29日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    やばい面白すぎた。
    4つの短編。1つ目の作品があまり刺さらなかった(★-1)ので気が進まなかったけど渋々続きを読み始めたら面白くて一気読み!アドレナリン出てしまった。

    3つ目の「ママ・はは」がグサグサ系なうえにホラーすぎてリアルに寒気。読みながら背後に気配感じてしまうレベルで怖かった。なんなんだこれは、、オカルト的な部分もあって全部を理解できたわけではないけどなんかすごい。

    あとの2つも自分に思い当たる節がないとは言いきれない話、過去の解釈歪めてしまってることはあるだろうしほんと無自覚とか傲慢さって怖い。自戒。

    そして解説が面白かった。臨床心理士の視点から、人間のトラウマや負の感情から起

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    2026年01月08日
  • はじめての

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    yoasobiとコラボした4作が詰まった短編集。「私だけの所有者」AndroidのAIの人権について考えさせられる。「ユーレイ」主人公の辛い経験も含めて青春だなと感じた。「ヒカリノタネ」タイムリープものだけど、思わぬ結果で面白かった!

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    2025年05月27日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』の彩度ストーリを集めた短編集。他愛なく、そして誰にでも覚えのある日々を悩みながら一生懸命に過ごす "彼ら" の近況報告。
    単体エピソードとして見れば大掛かりな伏線もなく、仕掛けられたトリックもやや突飛な印象を受ける。ただ、スピンオフ作品として読めば納得の仕掛けになっていると思うし、何より作品のキャラクターたちがとても大事に扱われていることがわかる。あの時の彼らが地続きで元気に生きていることがわかって嬉しい、そんなファンに向けた贈り物。

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    2025年05月25日
  • はじめての

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    4人の作家による4つの「はじめての…」をテーマに書かれた短編小説集。
    明確に異なる文体を楽しみながら、どれも適度に短くて読みやすく、これらの作者の他の作品を読んでみたいと思いました。

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    2025年05月25日
  • ふちなしのかがみ

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    ネタバレ

    どこにでもありそうな現代の学校や山里を舞台にした理系怪談百物語。超常現象や霊がはっきり描写されるシーンはほとんどないのに、ザラッとした不気味な読後感が残る短編集。
    正統派ホラーとして一番きれいにまとまっているのは1本目の『踊り場の花子』だが、個人的には『おとうさん、したいがあるよ』が印象に残った。タイトルからして異常なのに、その異常さが加速しながら日常が進んでいく、じわじわと怖さが染み出すようなそんな一作。

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    2025年05月24日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    アンや徳川ほどではなくても、自分でも今思い返すとイタイなと思う青春時代がある。
    大人になっても、どんなにたくさんの記憶ができても、忘れられない、上書きされない記憶がある。
    辻村深月さんの、学生の心情の描き方がとても好きです。懐かしさとともに、あの頃はもう戻らないのだなと少し切なくもなります。

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    2025年05月22日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    第一の感想として、コウちゃんの本が読めてよかったがある。ストーリーは確かに推測しやすいし、不明な点があったり自身の推測で補う部分が多かったと思う。けれど、そのストーリーが全てティーの視点で描かれ彼の世界を見せてもらっている気がした。
    彼らの関係性が見えてくるたび、アールの現状に心が苦しくなる。文章量はそう多くないものの、ストーリーは決して薄くない。再度言うが、環と同じ読者という立ち位置でコウちゃんの小説が読めてよかった。

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    2025年05月22日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘といえば、官庁系団体に勤めていたうん十年前、隣で経理を担当していた先輩が東京會舘レストランプルニエの請求書が届くと、「良いわねぇ、経費でご馳走がいただけて」と言っていたのを思いだす。時代に翻弄されながらも、古き良き伝統を受け継ぐ歴史ある建物だと改めて知る。心温まる9編の物語。建物に思い出を持つ実在架空の人々の物語がバトンを受け渡すが如く時代背景と共にドラマチックに描かれている。若き作家がこれほどに深く広い知識、豊富な語彙、取材力、想像力と感性を持って作品を紡ぎ出すことに驚かされる。

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    2025年05月24日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘といえば、官庁系団体に勤めていたうん十年前、隣で経理を担当していた先輩が東京會舘レストランプルニエの請求書が届くと、「良いわねぇ、経費でご馳走がいただけて」と言っていたのを思いだす。時代に翻弄されながらも、古き良き伝統を受け継ぐ歴史ある建物だと改めて知る。心温まる9編の物語。建物に思い出を持つ実在架空の人々の物語がバトンを受け渡すが如く時代背景と共にドラマチックに描かれている。若き作家がこれほどに深く広い知識、豊富な語彙、取材力、想像力と感性を持って作品を紡ぎ出すことに驚かされる。

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    2025年09月12日
  • ふちなしのかがみ

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    ホラー小説系が初めてでも、短編集なのでとても読みやすい、そしてぞくっと鳥肌が立つぐらいちゃんと恐ろしい本だった。ホラー好きの辻村深月氏が書くホラー小説は最高だった。

    p236 言わなくていいことまで、深い考えなしに口にしてしまう。それを聞いた相手がどんな思いをするのかに思い至るのは二の次だ。

    p241「サキちゃんも、冬也くんが好きなの?」

    p317「話の中のそいつは、中身の入ってるヤツらと、もっとちゃんと付き合わなきゃダメだ」


    この3文が、印象に残った。

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    2025年05月20日
  • ふちなしのかがみ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラー短編集。踊り場の花子さんはミステリ要素もありゾクゾクもあり一番好みです。
    おとうさん、したいがあるよは訳の分からない、スッキリしない感じが逆に印象に残り好みでした。

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    2025年05月17日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    つづきがよみたいはやくつづきがよみたいつづきがどうしてもよみたいつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづきつづ

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    2025年05月16日
  • ロードムービー

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    久しぶりに小説を読みました。
    久しぶりに読むのにとっても適した小説だと思いました。あったかい、記憶のカケラを辿る、楽しい時間でした。

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    2025年05月14日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    思いは時空を超えて 亡くなった誰かを思うとき、それはおそらく、時空を超えるのだ。
    使者の役割は再会のセッティングだけではなく、生者死者両方の思いの思いの橋渡しなのだろう。

    さて、連作短編の今作もまた、前作に続き思わず涙ぐんでしまうところが多かった。
    皆がそれぞれ抱える「思い」はどれも美しく清らかで、切なさで胸がいっぱいになる。

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    2025年12月18日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    久しぶりの辻村さん。
    ずっと積読状態だったのですが、やっと手に取りました。

    東京會舘で働く人や訪れる人の物語でした。
    上巻は大正12年から昭和39年までの様子が描かれていました。
    戦前のクラシックコンサート
    戦中の結婚披露宴
    戦後のバーでのオリジナルカクテル
    それからしばらく経っての、東京會舘のお土産用オリジナル菓子
    5つの物語が収められています。
    そして、続きは下巻へ続きます。
    下巻は昭和51年から平成31年の様子が描かれているそうです。
    では、続きを読みましょう(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2025年05月12日