辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった〜
タイトル通り「嘘つき」が出てくる短篇集。
嘘を重ねていく様が、何か身に覚えがある感じ。もちろん作品に出てくるような犯罪的なものでは無いですが、バレたらまずいと思って嘘を積み重ねていく。でもそれはいつか破綻する。それが分かっているだけに、あぁどうなるんだろう、辻村深月はどうオチをつけるんだろうと気になって読み進めてしまう。
そしてそのオチに向かうなかで、騙した者、騙された者の心情をしっかりと読ませてくれる。
どの嘘ジェンガも崩れた後もその人は生きていくわけで、そんなことも思わせてくれる余韻のある作品ばかり。とても面白かった。
コーちゃんの名前がでてきたのもちょっと嬉しく、あれ?本 -
Posted by ブクログ
★4.1
子どもを望まないのに授かった者、
子どもを望んでも授かれなかった者、
その両者が直面する感動、葛藤、苦悩…。
「特別養子縁組」という言葉は知っていたが、
具体的な仕組みや流れ、そして親の心情などを
本気で考えた事が無かったので知れて良かった。
現在子どもがいる人、今後子どもを授かりたいと
考えている人など読者の立場によって感じ方は
かなり違うとは思う。
現在の私としても本当に、本当に決して他人事ではない内容なだけに、深く考えさせられた。
読んでいて胸が締め付けられる内容でもあったが、
子ども、について改めて本気で考える機会をくれた本作に出会えて良かった。 -
Posted by ブクログ
本作は辻村深月作品の初期キャラクターたちが成長した姿で登場し、青春の痛みとミステリーが見事に融合した、ファンにとっての初期「辻村ワールド」の集大成ともいえる作品。
最初はタイムリープものとして始まるが、そう単純な物語ではない。そもそも肝心の名前だけが思い出せないってどういうこと?と思いまながら読み始め、最後には「やられた!」というどんでん返しが待っている。それにしても相変わらず辻村深月が十代の内面描写が上手い。思春期特有の自意識、嫉妬、憧れ、そして言葉にできない閉塞感を、毒を含みながらも温かく描き出す筆致が存分に発揮されている。とりわけ教室という閉鎖空間で、他者の目を気にしすぎるあまり、本当の -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって感じたことは、え!?ここで終わり!?続き気になる〜!!ってこと。
育ての親と生みの親とその子どもの行く末気になる!続編求む。
不妊治療の末、養子縁組で子どもをもらう決断をした夫婦とその生みの親との話。
自分は当たり前に妊娠して出産してってそうなるだろうと思い描く人がほとんどだから、そうでない側に立った時の辛さやりきれなさは当事者じゃないと語れないし語っちゃいけないよなと改めて感じた。
この物語の夫婦は品があって前向きで素敵だなと思った。
所謂毒親に育てられたひかりちゃん、自分の思う通りの良い子であって欲しいし良い子でないなら良い子になるようにコントロールしたいひかりちゃんの親