辻村深月のレビュー一覧

  • この夏の星を見る 下

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    コロナのせいでできなかったこともあるけど、コロナだったからころできた経験・繋がりがあったのも事実。
    当時ニュースでも言われてた「制限下で楽しみを見出せる人は強いし、今後どんな困難にも立ち向かえる」って言葉がこの小説を読むとよくわかる。

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    2025年12月03日
  • レジェンドアニメ!

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    以前読んだ「ハケンアニメ!」のスピン•オフ短編集。

    ①前作の主人公三人の過去を描いた「九年前のクリスマス」
    ②前作第一話の監督の成長過程を描いた「声と音の冒険」
    ③前作第ニ話の女性監督を、登場した小学生側から見た「夜の底の太陽」
    ④前作第一話で登場した、フィギュア製作会社員と造型師の物語「執事とかぐや姫」
    ⑤長寿アニメ制作社を描いた「ハケンじゃないアニメ」
    ⑥これまでの登場人物総出演の「次の現場へ」
    発表は①④③⑥②の順で、⑤が書き下ろし。

    楽しく読めました。
    ただし、前作と照らし合わせないと『誰だっけこの人?』となる事が多く、二冊とも手元に用意して読みました。単なる記憶力不足か?『登場人

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    2025年12月02日
  • 琥珀の夏

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    ふぁーーーなんかすごかった、、、!
    今までにないミステリーと人生論の掛け合わせの作品。
    宗教的な要素や、友達、家族、学校、性的描写、色々な要素が混ざってて、一言じゃ表せない読み終わりの感情。
    何を学んだかと言われれば難しいけど、子供の頃の経験や考え、人間関係ってそのまま大人になるんだなと。
    まだふわふわしてます
    でも、好きか嫌いかで言ったら好きではない内容。
    でも良い作品でした

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    2025年12月02日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    どのお母さんも子供を大切に思ってる
    でもそれが干渉しすぎてたりしてて
    改めて子供は親を選ばんし、生まれた瞬間に育つ環境決まってしまうんやなって実感した、
    すごく重くて考えさせられました。

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    2025年12月01日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    1作目の続編となる本書。1作目のストーリーを軸にアップデートされ、多様な登場人物たちの人生や、主人公の成長を垣間見ることができた。登場人物たちの考えが自分のものと近く、1作目よりも共感出来たからか、個人的には本作の方が好みだった。
    作中に登場する、「同じ時代に生きられるということは尊い」という言葉はまさにその通りで、歴史上の憧れの人物や、亡くしてしまった大切な人たちを思い浮かべながら、今共に存在できている周りの人たちとの時間を大切にしたいと強く思わされる。

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    2025年11月30日
  • はじめての

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    小説とYOASOBIの曲、MVと…合わせて楽しむことでそれぞれの魅力が何倍にもなる、すごい組み合わせ。まさに「はじめての」読書体験だった

    アンドロイドと所有者の話を描いた島本理生の「私だけの所有者」、鏡写しのような同じ見た目だけど全く状況・中身が違う世界を描いた宮部みゆきの「色違いのトランプ」は、ちょっと切なく、悲しくもあり、愛もありと心動かされた。
    そこにYOASOBIの「ミスター」「セブンティーン」という楽曲があり、歌詞全体はもちろん、細部の言葉遣いやMVのアニメーションも原作をしっかり解像度高く表現していて、感動がそのまま音楽でも忠実にあって、何回も聴いてしまう。

    森絵都の過去3回同

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    2025年11月30日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    「母親と一体化している」と言われるほど仲の良かった親子。
    その娘は何故、母親を殺してしまったのか。

    読んでる間ずっと、腹が立ったり哀しくなったり、さすがの辻村ワールドでした。
    ラストでタイトルの意味がわかった時が一番哀しかった…

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    2025年11月30日
  • サクラ咲く

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    短編3集
    なんだろ先生が大好きすぎて毎回称賛から始まる
    といっても解説あさのあつこ氏が全ての感想を書かれてるので割愛
    辻村氏の作品は長編が多く普段本を読まない人でもこの作品なら辻村ワールドもありおすすめしやすそう
    本人視点より何故か他の視点から この本人はどういう心境なのかを模索し繊細に描くのがやはり抜群にトップ

    好きなフレーズ引用
    こんなのあんたの偏った主観に基づいた ただの詮索趣味じゃないか
    ものづくりが徒労に終わるかもしれないなんて 決めるのは結局誰かの主観でしかない
    そっぽを向かれたのかと思ってあわてて立ち上がりかけたそのとき 先輩の顔の前に 涙の粒がまるで朝露のように光って飛んだ

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    2025年11月29日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    面白かったです。
    どの人も、筋少の曲に対する想いが溢れていた。もっと他にも、あの曲やあの曲もあるやろ!と思ったら、そう言った曲の歌詞もちゃんと話の中に登場していた。
    また是非いろいろな曲を小説化してもらいたいなぁ。

    辻村深月さん
    中二病の神ドロシー
    ある意味一番それっぽい小説化だった。

    滝本竜彦さん
    レティクル座行超特急。

    自分は、暦15年ぐらいのにわかファンだけど、レティクル座妄想のアルバムは車の運転中に相当な回数きいている。
    そのアルバムの一曲目なので、容易に脳内再生できた。
    それにしてもNHKにようこそ

    柴田勝家さん
    サンフランシスコ10イヤーズアフター

    サンフランシスコは

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    2025年11月28日
  • この夏の星を見る 下

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    好きなことで繋がるって素敵。そしてちょっとでも好奇心があるものに対して、興味を向けようと思った。掘り下げた先に未来の自分の幸せや充実があるのかも。

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    2025年11月27日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    女友達、自分の母親・・・周りにいる女性の存在は1人の女性を築いていく大きな存在。強く影響されて、自分の生き方を導いてくれるような存在。けれども、本当はもう1人自分を導く存在がいる。それが、自分自身。
    女性は、周りの言葉や行動に影響されやすいけれど、本当は自分の中にみんな自分という特別な存在がいる。その自分の心や思いは、意識して耳を傾けないと分からない。耳を傾けるのを助けてくれるのも、出会う女性達だったりする。そんな事を考える物語でした。

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    2025年11月27日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    ここに来ても親子関係が目につく。
    成人式の着物のくだりについては、親のお金であることに間違いないんだからここまで根に持つ方に今回は疑問を持つ。
    ただ、最終的には子は地元に戻るもの、そうでなければ親を捨てたもの同然という母の考えに通ずるものはあって溜息。
    決定権は親にあり子の気持ちなんてないのが当たり前。
    それが今の歳になって急にこちらが答えたくもないことに関して意見を求められる矛盾。

    いい記憶ばかりを選択してわるい記憶は捨て去る都合の良さがニンゲンだよね
    逃げずに反省して吸収して捨て去れば十分

    "子育ての正解は、成長期した子どもが、大人になってから親の子育てを肯定できるかどうか。

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    2025年11月27日
  • 鍵のない夢を見る

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    「芹葉大学の夢と殺人」が特に好きだった。「夢」と言い訳して逃げ続けていることにも気づかない感覚、なんとなく自分にもあった気がする。でも現実を知らない時って夢見てる人が美しく見えるんだよね。

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    2025年11月26日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

    タイトルの意味に気づいた時にハッとした。

    ずっと怖いものが徐々に暴かれていく怖さがあったけど、最終的には救いだったとも思えた。

    赤ちゃんポストの話を最初に出しても結末を予想させないようにニアミスさせる感じが辻村深月っぽいなと思った。

    ずーっと親友というわけじゃなくて、疎遠になっても相手に何かあった時に行動してしまうような友情をもちたいなとおもった。

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    2025年11月25日
  • この夏の星を見る 下

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    あの終わりの見えないトンネルの中をマラソンしているような数年間を思い出して胸が痛くなった。
    特に自分のような30代の1年と登場人物の中高生の1年は全く意味が違う。本当に悔しい思いをした子達が多い中、やれることを実現していく静かに漲るパワーを感じた。
    それぞれの拠点から視点を変えることで、コロナ禍の地域の考えの差、子供と大人の視点の差など1人が主人公でないからこそ、多面的にコロナ禍が描かれていて良かった。誰しもがあったなと思う部分があると思う。
    個人的には先生sがやりとりしている姿がよかったですね。自分たちで動いていく生徒たちの今できることを介入ではなくサポートしていく姿が、頼りになる大人でした

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    2025年11月25日
  • 太陽の坐る場所

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    挫折や屈辱、恐怖の体験があるからこそ、囚われてしまう過去。いつか見返してやりたい、そんな気持ちを原動力に前へ進んだ経験も一度や二度はあるはず。

    高校卒業から大学、社会人と時を経て、仕事や私生活の端々で徐々に差が顕れる20代後半。傍流に生きた過去をコンプレックスに持ち、現在まで縛られてきた聡美、島津、紗江子らが、目の前の日々に新たな価値を見出だし、クラス会メンバーを降りていく姿が印象的でした。

    最も恐れるべきは、変わり行く周囲と変われない自分。成功を目の前に見せてしまったのは、自分の責任ではない、と無関心さを醸し出せるほどに今を生きるキョウコこそが真の太陽なのかもしれません。

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    2025年11月25日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    同じ体験をしたことがある訳では無いのにどこか身に覚えがあって、刺さりすぎて息切れがするような気持ちになった。自分が発した(自分にとっては)本当に何気ない言葉が相手の忘れることの出来ない傷になるという当たり前の話が、分かっているはずで、でもなんにも分かっていないのだと鋭く突きつけられているようであっという間に読めてしまった。

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    2025年11月24日
  • 太陽の坐る場所

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    今まで読んだ辻村深月氏の中で、1番トリックに驚かされた。ゾワゾワとさせられた。
     キョウコの同窓会は、十数年後くらい先にしたいという発言に共感した。

    p246狭い教室には、狭いからこそ曲がった法や支配がまかり通ってしまう。

    p384扉は私の内にこそあり、そしてまた、私の内にしかない。

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    2025年11月23日
  • 青空と逃げる

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    逃げることへの肯定のメッセージを単純に伝えるだけではなく、不穏な要素やミステリの要素など、ストーリーとしての面白みも十二分にあって、それが違和感が全くなく両立してるのが凄いなと思いました。
    小学5年生という、周りからは子供として見られることが多い一方で、内面は大人に向けての変化をしていくあの微妙な時期の男の子の心情を見事に表現しているなと感じました。

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    2025年11月23日
  • 太陽の坐る場所

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    スクールカースト、序列、女王様など学生の時の立ち位置や自分の居場所、関係性などを形容する言葉はあるが、アマテラスの神話を織り交ぜこの関係を表したのは、なるほどうまいなと思いました。

    太陽は信仰の対象でもあり、畏怖の対象、天上にあって強烈な光を放つ唯一の存在。スクールカーストの頂点に立つ者を表現するのに、これほどピタっとハマるのはないのではないかと思うぐらい自分の中でストンときました。
    女王だった同級生を語るクラスメートは太陽神アマテラスの伝説や寓話を語る市井の人々のようで面白かった。
    このまま太陽の元で蠢く人々の話で終わるのかな、と思いましたが、その太陽が…という展開はさすがでした。

    最後

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    2025年11月23日