辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
辻村深月の2作品目。
デビュー後の初作品で上下巻の大作。さすがです。
ただ、冷たい校舎〜で感じた読みづらさを冒頭から感じた。
描写が詩的というか、抽象的というか。場面を想像するのにエネルギーを使う。
過去形よりも現在形が多いのも特徴。最近の作品からは感じないから、書きまくってるうちに彼女の文体が完成していったんだろうか。
やはりアラは見える。
・教授と学外でも会うくらい親しくなる理由が不明
・時が2年経過しているのが分かりづらい
・三人称多視点における視点の変化が多いように感じて読みづらい
でもそれを吹き飛ばすほどに入り組んだストーリーと人物の深掘り。
藍と翼の公園のシーンには心震わされ -
Posted by ブクログ
上下の感想をひとつに
なんか久しぶりの辻村氏で読む前から鳥肌
読んでて(もし作者を当てるクイズがあったら)ああ誰の作品か分かるな(これよこれ)と
期待を裏切らない繊細なやりとり、少しどんでん返しみたいなのを期待してたけど、作者が今伝えたいとする原点みたいなものが溢れていた気がした
何あの凛久と亜紗の心理戦みたいなやりとり(褒めてる)
長崎の県民祈りの日を想い 人との繋がり 宇宙を感じながら いつか五島の地で夜空を見上げたくなった
好きなフレーズ引用
海と空 二つの青が涙で潤んで溶けだし混じり合っていく 悔しかった
邪魔してごめんって なんかズレてる
しばらくはそれもいいなんてことはない 高校 -
Posted by ブクログ
大好きな辻村深月先生×ホラー
まず「ヤミハラ」言葉の使い方が上手すぎる。
タイトルの闇祓の祓って何だ?ハラスメントだけの話じゃないの?と思ってたらしっかり祓う人いた…(笑)
居そうで居ない人だけど実際は居るんだよなぁ…
懐に入るのが上手い人には気をつけよう!!!!
と思いましたね!笑(単純なので笑)
自分は大丈夫だと思ってても知らない間にねぇ…そうなったらもう手遅れだ!笑
最後は線と線が繋がる大好きなパターン!
特に、団地・同級生 面白かったです、心霊系の怖さはずっとないので読みやすいです。
☆5にしたいけど個人的に最後の終わり方が、「あ、ここで終わり?」って思ってしまった。
そういう -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めからページをめくる手が止まらなかった。
「ぼくのメジャースプーン」という題からは想像出来ないストーリー。すごろくの通りに読んでるので、「凍りのくじら」に出てきたふみちゃんのもともとの人柄にギャップがあってびっくりした。
読んだことがないので合ってないかもしれないけど、現代版「罪と罰」のようだった。罪に対する罰を与えるには何が適当なのか、むしろ罰を与えるべきなのか。ぼくと秋山先生の対話やほかの登場人物の考えなどから色々と考えさせられた。
最後、決戦当日からの展開はもうこの世界に入り込んでしまって感情が大変だった。
読み終わって充実感はあったけど、自分が全てを消化出来てない気がするので、また -
Posted by ブクログ
感想は下巻にて✎☡
✎︎____________
恋っていうのは、故意に作り出す盲目のことだよね。あいつのクリエイターとしての才能はどうだろって思ってたはずなのに、恋人のよしみで脚本を引き受けた。で、いざ一緒に仕事をしちゃうと、そうやって見ないようにしてたとこも無視できなくなった(p.23)
愛は、イコール執着だよ。その相手にきちんと執着することだ(p.58)
思うに人間とは、余裕のある非日常に晒された時、そこにイベント性を見出すことができてしまう生き物なのだ。単調な日々に現れたイベントに縋りつき、それに関わりたいと切実に願ってしまう。(p.150)
自分の言った言葉っていうのは、全