辻村深月のレビュー一覧

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    いやあ〜、容赦なかった!!
    他人の自意識はどうしてこんなにも恥ずかしく思えるのか…。イタすぎて共感性羞恥心って感じ。

    視点が変われば捉え方も変わる。主人公目線と、相手目線で全然違う記憶になるところが面白かった。

    ドスドス突き刺される感覚が好きな人におすすめ。

    辻村深月は教師に対して恨みでもあるのだろうか….とか思ってしまう。アイドル然り、カリスママダム然り、小説家然り、有名人になるって大変よね(他人事)

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    2026年02月08日
  • 鍵のない夢を見る

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    5つの短編集で構成されているので、移動の隙間時間でちょっとずつ読むことができました。
    こういう短編集だと登場人物が連動しているのを期待したがそれぞれの話が独立していて、その繋がりはなさそうでした。けれど後書きの対談で林真理子さんは繋がりが感じられたと言っていたので、何か見落としてたようです。
    5人の女性視点で話は進んでいくが、5人とも主人公らしくないというか、少しズレた感性を持っているところが独特。読んだ後のちょっとした後味の悪さは、自分自身に多少でも通じるものを感じてしまったからなのでしょうね。

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    2026年02月08日
  • ぼくのメジャースプーン

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    Audibleで聞いたのだけど、流し聴きしているとゲームのルールが言葉遊びみたいになって内容がわからなくなる。
    でも、この物語、若い頃に読みたかった。
    ちょうど中山七里さんの作品を読み漁っていたせいか、正義とは復讐とはみたいなことを深く考えてしまった。

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    2026年02月08日
  • ぼくのメジャースプーン

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    命令ゲームのルール説明が物語の大半を占める構成。
    面白さというより、結末が気になって読み進めてしまう。
    没入するタイプの物語ではなく、一歩引いて、傍観するような感覚。
    現代の道徳や価値観を突きつけられる、感情よりも思考に残る読後感。

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    2026年02月07日
  • 青空と逃げる

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    逃げながらもそれぞれが家族のことを思っていた。
    子どもだと思っていた力が1番大人だったかもしれない。

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    2026年02月07日
  • 噓つきジェンガ

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    p278 犯罪もまた、背景なんてない時もあるのだろう。あまりに短絡的で呆れてしまうし、悲しいけれど、人はそういう割に合わないことをなぜかやってしまう。

    あの人のサロン詐欺の終わり方の、嘘がバレてどんな結末を迎えても、バレた後の現実と共に生きていくという終わり方が好きで、また読み返したいと思った。 

    一度嘘をつくと、それを本当にするため嘘に嘘を重ねる事になり、いずれ崩壊する。それをジェンガと表現する辻村深月が好きだ。

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    2026年02月07日
  • かがみの孤城

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    ファンタジーは基本的に好きでは無いけど、本屋大賞作品なので。

    丁寧な伏線回収、感動のフィナーレ、そして…

    前半なかなか読み進められず時間がかかった。
    きつー。
    後半は一気に読破。
    ミステリーじゃないけどちょっと謎解きみたいで。

    結果読んでよかった。

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    2026年02月07日
  • 朝が来る

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    泣いた。わたしにも娘がいる。色んな事を思った。

    出産してからのひかりはもう見てられなかった。
    一般的には反抗期を迎えてその後また親に対して見方や気持ちが変わっていったり、自分の傲慢さや思い上がりに気づいたり、なんだと思うのだけど、必要な成長過程を通れずに、自分が犯したことも、暖かい言葉も、素直に受け取れず人のせいにして、どんどん心が捻じ曲がっていくひかりを見てて辛かった。

    娘たちとの成長過程での今後の向き合い方を考えさせられた。

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    2026年02月07日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    設定や描写があまりにもリアルで読み入ってしまった。命の儚さ、生きている者としての責任について考えさせられる。死者にはもう2度と会うことができない現実だからこそ、今生きている人たちを大切にしようと思える。

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    2026年02月06日
  • 噓つきジェンガ

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    3つの作品が収録されている。人はふとしたきっかけで小さな嘘をつく。最初はほんの小さな嘘でもやがてそれが積み重なり、もう自分ではあれは嘘だったと言えなくなってしまう。そんな後悔や葛藤を描いた作品群で面白かった。

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    2026年02月06日
  • 図書室で暮らしたい

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    辻村先生は、本を読むことで世界と繋がり、文章を書くことで自分の世界を広げていったのだなと感じた。
    強くてあたたかい文章に何度も涙が出そうになる。
    これを機会に『オーダーメイド殺人クラブ』は絶対に読もうと決めた。

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    2026年02月06日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親を殺して逃亡した娘

    内容はこんなにも重いのに
    最後になんでこんなにも虚しく悲しくなるのだろう
    余韻がいつまでも残り続ける物語です。

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    2026年02月06日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    「盲目的な」という形容動詞が恋にも友情にも掛かっていて、まさにタイトル通りの作品だった。前半は盲目的な恋、後半は盲目的な友情でそれぞれの歪んだ視点が面白かった。

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    2026年02月06日
  • 噓つきジェンガ

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    どうして詐欺になんて引っ掛かるのかな、自分は絶対引っ掛からないと普段思っている人が多数だと思う。
    でもこの小説のようにひとつひとつのストーリーに目を向けると、気持ちは分かる…。となる。
    「5年目の受験詐欺」は母が子を思う気持ちに胸が苦しかった。子供を信じる気持ち。それは母自身が自分を信じることに繋がるのかなと思う。
    子供を悲しませたくないという気持ちも、自分を守る気持ちと繋がっているのかも。

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    2026年02月06日
  • 朝が来る

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    長く辛い不妊治療も実を結ばず妊娠を諦めた佐都子と
    中学生で出産した幼い母ひかり。

    特別養子縁組で迎えた子どもが5歳になるころ、
    2人は再び関わることになる。
    それも、とても悲しい形で。

    出産後のひかりの人生はそれはまあ地獄で。
    本来守られるべき子どものはずなのに、
    家庭に居場所を見つけられず、
    各地で出会う周りの人との絆も結べず
    無知で未熟ゆえ、全てが猛スピードで堕ちていく。
    もう…ヤメテアゲテ辻村さん…
    と思っていたら、最後に一筋の光が差した。

    身と心を寄せられる安全基地さえあれば、
    ひかりは救われたのかもしれない。
    多くの場合、家庭がその役割を担う。
    一見「普通」に見えるひかりの親が

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    2026年02月06日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    読み進めていくごとに、それぞれのキャラクターが分かっていって最終的にはみんな好きになっていた。充の優しさのところとか、本来の自分を出せなくなった景子とか、友達のできなかった清水さんの悩みとか、共感できる部分もたくさんあって思い入れが深まった。
    榊さんの正体が判明するところ、お坊ちゃんのヒロ=鷹野でみーちゃんが深月と繋がるところは、声が出てしまうくらい衝撃的で、『辻村深月』を感じることができた。

    マイナス面として、自殺したのが誰かということが気になって、それぞれの過去話でなかなか話がすすまないところに少しもどかしくなったり、7人に対してそこまで怖がらせる必要ある?みたいに思ってしまったところも

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    2026年02月06日
  • 噓つきジェンガ

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    また辻村さんの作品。

    ◆2020年のロマンス詐欺
    コロナによって取り上げられてしまった人生の貴重な学生生活の中で、詐欺をやるつもりなんてなかったのにいつものまにか片足を突っ込んでしまう怖さ。
    SNSが普及し顔の見えない相手とのやりとりに危険が潜むことはわかっているはずなのに、これは大丈夫と思ってしまう期待してしまう心理
    など、細かな人間の心の動きが表されていた。

    ◆五年目の受験詐欺
    正解のない子育ては常に不安を覚える。その心にうまく漬け込む詐欺師。
    自分が子どもの頃は自分で考えるからほっといてよと親に対しては思っていたが、いざ自分が親になると心配でたまらなくなる、あれこれ言ってしまいたくな

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    2026年02月05日
  • 噓つきジェンガ

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    「あの人のサロン詐欺」が最後に配置されていることで、なんだからすごいものを読んだ気持ちになった。

    辻村先生は、騙す人と騙される人の両方の解像度が高い。騙す側も、みんながみんな悪いことをしようと思って騙して始めるわけではないこと。こんなはずじゃなかった感に、なぜか共感してしまった。

    「五年目の受験詐欺」の次男は、優しいいい子でとても推せる。

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    2026年02月04日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    上巻から続けて、いろんなことを犠牲にして読みまくった。
    一気読みできる量でもないのに、一気読みしないと気が済まないような展開組まないでほしい。

    なんだよ結局悲劇のヒロインかよ、と読めなくもないのにギリギリそれで終わらせない塩梅が凄い。
    全員がひとりひとり深く描写されてるからめちゃくちゃ話に潜り込めた。
    最後の方はもう、ヒロじゃん!とかみーちゃんじゃん!とか、あの頃の友達に再会したみたいな感覚で楽しかった。
    そもそも誰かの精神世界に周りの人間が閉じ込められるって発想がすごいよね。
    普段世界をどう見てたらこんなストーリー思いつくんだろ。

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    2026年02月03日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    辻村深月さんにハマったので
    ひさびさに文庫本を買いました

    盲目じゃなくて盲目「的」

    一どうして、いつの日も、友情は恋愛よりも軽いものだというふうに扱われるのだろうか一

    恋のパートも友情のパートも引き込まれた
    僕が感情移入したのはルリエールだったけど、美波と、解説の山本文緒さんによって現実の世界へと突き落とされたのでした。

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    2026年02月03日