辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    【 亡くなった人に会いたいですか? 】
    亡くなった人に会うなんてタブーな行い。でも使者(ツナグ)を介して会いたくなる気持ちもわかる。

    私だったら、亡くなった人で会いたい人は誰かな?
    もし今私が亡くなったら、誰に会いに来てほしいかな?
    これを読んだら、きっと考えてしまうと思います。
    そうすると自然と「後悔のないように伝えたい」「大切な人との時間を大切に生きよう」と思わせてくれる、とても素敵な小説でした。
    読んだ後の何とも言えない気持ち、皆さんにも味わっていただきたいです。

    亡くなったはずの人に会いたい理由。
    未練なのか、後悔なのか、問題解決なのか。
    また、会った後の気持ちも人それぞれ違う。

    0
    2025年12月21日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    上下巻の長編作品。
    上巻では意図して複雑に、これでもかというくらい伏線になり得ることが描かれていて、下巻はどんな展開になるのか、読み始める前、私は全く予想がつきませんでした。
    この作品の中で回収できた伏線、別の作品で回収する伏線といろいろですが、辻村さんの頭の中はどうなっているのかと思いました。
    放ったらかしになってしまうのかなと思う登場人物もきちんと意味を持つ、改めて凄い方だと思いました。

    0
    2025年12月21日
  • スロウハイツの神様(下)

    Posted by ブクログ

    上巻は正直、スロウハイツの住人の関係だとか時系列が分かりづらく読み進めていくのも少し辛かったのですが、下巻で全ての伏線が回収されスッキリしました。

    0
    2025年12月21日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    幼馴染みのチエミが母親を殺し失踪して半年。
    みずほは彼女が逃げ続ける理由を探っていく。
    母と娘の関係性、女同士のしがらみが鮮明に描かれていました。チエミの全体像が見えてきたとき、辻村さん作品の『傲慢と善良』の真実に似たものを感じました。女同士の仲の良さの裏に、同情や嫉妬が絡んでいる描写に心が抉られます。そんな感情と同居しながらも、相手の考えることがわかってしまう所も女同士の友情ならでは。
    チエミが母親を殺して逃げている真相は、みずほでなければ気づけなかったこと。2人の強い絆を感じられるラストでした。

    0
    2025年12月21日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    見知らぬ7人の不登校の学生が、鏡の中を通る事でたどり着ける城で過ごす約一年間のお話。
    頑張れと応援したくなる話でした。
    アニメで映画をやってるみたいだが見るか悩み中。

    0
    2025年12月20日
  • 青空と逃げる

    Posted by ブクログ

    この母子が平和に長く暮らせますように…と願いながら読みました。
    生きていくために強くなる二人にジーンとしつつ、ちょっとミステリーっぽい要素もあり、最後まで一気に読みました。
    傲慢と善良との繋がりは知らなかった…

    0
    2025年12月20日
  • ぼくのメジャースプーン

    Posted by ブクログ

    愛とは何か?泣くことの意味は?人間について深く深く考えさせられる小説だった。少年のぼくは純粋で一生懸命でとても美しい。色んな意味で【まっすぐ】な彼にとても魅力を感じた。『子どもたちは夜に遊ぶ』で張られた伏線がまさか小説をまたいで回収されるとは、辻村深月ワールド恐るべし。ファンにはたまらない二重の感動を与えてもらった。もう一度、凍りのくじらも読み返したくなった。

    0
    2025年12月19日
  • ぼくのメジャースプーン

    Posted by ブクログ

    心を閉ざしてしまった優しくて賢いふみちゃん。
    未知の力に怯えながらも、罰を与えることの意味と向き合うぼく。
    少年少女が年齢に見合わない苦労を背負い込む姿はとても切なくて、そんなにひとりで抱え込まなくていいんだよと涙してしまう場面がちらほら。

    しかしぼくが賢すぎて小4の設定に無理があるだろうと感じてしまったり、世界観に没入しきれなかったりという部分があったため★4。

    0
    2025年12月19日
  • 凍りのくじら

    Posted by ブクログ

    同じ作者の作品『傲慢と善良』『かがみの孤城』が刺さったので読んでみたが、今作はそれほどだった。
    まず要素が多い、ドラえもん、失踪した父、重病の母、金持ちの知り合い、ミステリアスな青年、失語症の少年、メンヘラ元彼、内心人を馬鹿にしてる主人公、などなど…要素が渋滞を起こしている、だがその割に物語が動く終盤まで展開はもたもたと動かない。
    終盤に作品に散りばめられた、ピースがハマって行くが…
    終盤の展開を『S•F』と納得できるかでも評価が分かれるかと…自分的には『スコシ•フヒョウ』だった

    0
    2025年12月18日
  • スロウハイツの神様(上)

    Posted by ブクログ

    深月さんの小説は近作の方が多く読んでいたため、ブクログ上でも登録数・高評価の本作品を読んでみました。これまで読んだ深月さんの中でも、群を抜いて読みやすい、早く読めるという印象でした。人物の会話(発言と発言)の間に細やかに心理描写や状況描写をされるのが深月さんの作品の特徴だと思っていたのですが、本作は人物の比較的短めな会話が続く場面が多く、スロウハイツというひとつ屋根の下に暮らす7人全員に主人公級の役割を充てた結果なのかなと感じました。
    上巻を読んだ限りでは、オーナーの赤羽環でも、有名なチヨダコーキでもなく、狩野や長野といった漫画家等の卵的存在(ハイツ内の立場が上ではなく脇役的存在)の人物か

    0
    2025年12月18日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    幸いにも自分はコロナの頃は大学を卒業していたので、
    学生時代を潰されることはなく同じ境遇ではなかったが、それでもなおあの期間は今思い返してみても異質なほどに閉塞感が蔓延していた。

    学生時代の青春をコロナで潰された人たちの想いは計り知れないが、それでもなお自分たちの好きなこと、熱中できるものに対して真っ直ぐに取り組む登場人物たちの姿に心を打たれた。

    どうしようもない状況に立たされ、行き場もなく陰鬱とした感情に呑み込まれそうな時、自分を救ってくれるのは心から熱中できるものなのだと教えてくれた。

    0
    2025年12月18日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    序盤は慣れない設定に戸惑いもあったが、
    途中から引き込まれるように読めた。

    読みながら自分が会うなら誰だろう、
    また死後は誰か会いに来てくれるような
    生き方をしてるかな、が頭の片隅に
    浮かんだまま読み進めた。

    死は身近なものなのに、
    自分には関係ない様な遠い存在だと
    思ってしまう。
    そうで無いと人間は生きられないのかもしれない。

    でもいつか必ず自分にもやってくるその日を
    良い形で迎えられる人生にしたい。
    良い読書体験だった。


    0
    2025年12月19日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    やはり文章が上手く、読みやすい。それぞれの人間の微妙な関係やあまり人が表立って言わないけど考えていることを巧妙にまとめるから、面白い。

    0
    2025年12月17日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    伏線やミスリードが含まれていて最後まで読んだ後すぐに最初から読み返した
    響子と今日子がいるとは、、予想もしなかった
    途中で1人1人集まりから離れていくのをマイナスに捉えていたけれど
    島津や聡美は過去の居場所より今の自分を受け入れて一歩踏み出したのかな、と感じた

    ミステリーとしても面白かったが
    紗江子の男と縁がなさそうなのにイケメンでクラスの一軍に相手にされている、だけど本当は小物の男だとわかっていて離れられない描写がリアルだった

    どんな環境でも自分という芯があり誰にでも同じような態度で接するキョウコは太陽のような存在だな、と思った

    0
    2025年12月17日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

    Posted by ブクログ

    下巻はどうなるんだろう。
    登場人物の少し不自然な感じがする人柄や性格や特徴などの描き方、登場人物同士の複雑な関係性、いかにも伏線になりそうな表現の数々、具体的には描かれていない浅葱の兄、やっぱり気になるi、分かりやすく提示してくれているiとθが出すメッセージ。
    ワクワクとも、面白そうとも違う不思議な感覚ですが、下巻が気になります。

    0
    2025年12月17日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大学生である浅葱は、論文コンテストをきっかけにネット上で兄である藍と再会を果たす。生き別れた兄と再会することを希望に生きてきた浅葱は、すぐにでも会いたいと伝える。しかし兄の藍からは、まだ会うことはできない、会うためには人を殺す必要があると殺人ゲームを持ちかけられ…といったストーリー。

    辻村美月さんでこうも殺人が起こる作品は初めてで、新鮮だった。浅葱が兄に会いたいと気持ちとこれ以上人を殺したくない気持ちの間で揺れ動いているのは、読んでて心が痛かった。そんな中救いの手を差し伸べようとしてくれた月子に、月子に対する誤解から浅葱は手をかけてしまうが、それでも月子が命懸けで浅葱を庇おうとするシーンには

    0
    2025年12月16日
  • 鍵のない夢を見る

    Posted by ブクログ

    直木賞を受賞した小説。五つの短編オムニバスで構成される。いずれも物語の中で犯罪を取り扱うもののミステリーやサスペンス要素は少ない。ただ主人公達のモノローグが、緊迫感と緊張を高めていく。
    なんて嫌味なダメな主人公達、と割り切れない。誰もが何かの拍子にその穴に落ちる可能性がある。そういう怖さがこの小説にあり、それだけ辻村さんの書く描写が真に迫ってくる。

    タイトルの「鍵のない夢を見る」、五つの短編に共通するタイトル。辻村さんの小説のタイトルは読み終わった後になるほどこのタイトルはこういう意味だったのか、といつも感心するのだが、ただこの短編の中には鍵に関するものは出てこない。読んだ後もタイトルの意味

    0
    2025年12月16日
  • レジェンドアニメ!

    Posted by ブクログ

    ハケンアニメを読んだのがもうかなり昔なので、話もキャラクターも忘れていて、今ひとつのれなかった。
    でも物語は面白かった。

    0
    2025年12月16日
  • 朝が来る

    Posted by ブクログ

    特別養子縁組がテーマの作品。生みの親と育ての親、2つの視点から描かれます。切なくも温かさのある作品でした。

    0
    2025年12月15日
  • 朝が来る

    Posted by ブクログ

    不妊治療、親子関係、反抗期、妊娠と出産全てリアルに描かれた作品。

    先が気になり過ぎて1日で読んでしまいました。

    命ってなんだろう、家族ってなんだろう、生きるってなんだろうとふと考えさせられる。

    血が繋がっていなくても親子になれる家族もあるように、血が繋がっているのにうまくいかない家庭もある。

    現実世界の中にも登場人物たちと同じように生きている人たちがいると思うと、人生何があるかわからない。周りの環境や人によってやはり人生は左右されると思う。

    0
    2025年12月15日