辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最後に使者=ツナグである歩美くんのパートがあるのがいいですね。
生きてる人が死者に会うことができて本当にいいのか、実際に後味悪い結果に終わってる場合もあるし。もし自分だったら依頼するか…?ということをずっと考えながら読んでいた。
「それは確かに、誰かの死を消費することと同義な、生者の自己欺瞞かもしれない。だけど、死者の目線に晒されることは、誰にだって本当は必要とされているのかもしれない。どこにいても何をしてもお天道様が見てると感じ、それが時として人の行動を決めるのと同じ。」
なので、この部分を読んでなんとなく「ま、いっか」と思えた。
基本的には感動系の話が多いけど、「傲慢と善良」が初め -
Posted by ブクログ
入り込みすぎてしまったのか、見終わった後すごく暗い気持ちになった。
恋に関して…
ここまで落ちぶれた茂実を見ると、きっと落ちぶれる前にもそういった片鱗はどこかにあったのだろうなと思う。そのちょっとした違和感を感じ取れないのも、恋は盲目と言われるゆえんなのでしょうか。
友情に関して…
まず、相手に感謝してほしいという気持ちがおかしい。相手が求めていなくて、自分が良かれと思ってした行動は、見返りを求めるべきではない。自分がしたくてしたことである。留利絵がしていることはお節介と言われてもおかしくないことで、相手にとっては余計なお世話にもなり得る。
そして、なんで友情より恋の方が比重が重くなってしまう -
Posted by ブクログ
見事な伏線回収でした。終盤ですべてのピースが完璧にはまり、大きな衝撃を受けました。3月30日がなぜ最後の日なのか、オオカミさまの正体と彼女の想い――すべての謎が解けた瞬間の感動は忘れられません。途中で少し退屈に感じた方も、ぜひ最後まで読み切ってほしい一冊です。
この物語を通して、子どもは大人が想像する以上に自身の考えを持って行動していること、そして大人は子どもが思うほど万能ではないことに気づかされました。これからは自分の価値観を押し付けるのではなく、相手がどのような考えで行動しているのかを深く理解し、寄り添えるよう心がけていきたいです。 -
Posted by ブクログ
辻村深月さんの
「ツナグ」良すぎた!!
一生に一度だけ夜〜明け方まで死者との再会を叶えてくれるツナグという役割を与えられた少年、生前に関係があった依頼者はいずれも伝えられなかったり聞けなかった後悔に苛まれているが死者と会話することで前向きに、自身の後悔と向き合うようになる。
生きる気概がなく利用されていたが、アイドルの推しに救われたOL
年老いた母に病気を告げられなかった後悔がある不器用な男性
演劇部の親友に抱いた嫉妬心から衝動に駆られる女子高生
ふとした出会いから何もかもを新鮮に受けてくれる妻が行方不明に
なってから数年が経過してもまだ好きな社員の男性
高校生という若さで役割を引き継がれ、 -
Posted by ブクログ
無責任だなと思った。他人の人生を噂話にして話題になるところだけ知ったかぶりして、そのくせ当事者の意識はないのが。大嫌いよ、世界と繋がりたいなら自分でやりなさいよ。
人と繋がりたいなら自分でやりなよ。他人の不幸で主張しないでよ気持ち悪い、という人々が沢山出てきてとても辛かった。それがスタンダードな人間として描かれてるのが、、何と言うかあるんだろうと分かってるのに実感はなかったからキツかった。
************************************************
すごい勢いで読んでしまったから再読した。
自分は「他人の人生を消費する感覚」がすごく嫌で、自分に実害が -
Posted by ブクログ
ネタバレ花子さんとふちなしのかがみがこわい
ふちなしなしのかがみ、高幡かなちゃんが恋する高幡冬也は、かなちゃんの旦那さんの不倫相手の息子。冬也はサックスの天才で、私生児だけど、父親であるゆういちろうに、認知されて愛されている。かなことゆういちろうは別居しているが、ちいさな娘がおり、父親とくらしている。かなちゃんはすでに、最初から壊れていたんだと思う。娘を夢の中での冬也との子供だと、幻の子だと思って殺してしまう。自分のむすめを。。。メモ。
最後の話、八月の天変地異を読んで✧︎ 一個増やしました。泣ける。短編だけど、辻村ワールドらしい素直な気持ちで思いきり泣ける。一軍男子だったシンジ。体の弱いいじめら -
Posted by ブクログ
ネタバレ
上巻では、赤羽環は鋭利な感情を抱いていました。雑にいうと、キツい人だよなあ、私のような人間は、面接に落とされるんだろうなあ。読むにつれて、環の弱さに心打たれていました。すごく少女で、可愛かった。特に最後とか、可愛かった。
あらゆる物語のテーマは結局愛だよね、と最後に正義は言っていましたが、ここまで愛に溢れた作品は私にとって初めてでした。雑な言い方になるけど、登場人物、各人の行動言葉全てが「愛だよね」で表現できる。
重すぎる愛には嫌悪感を感じるイメージもありますが、チヨダコーキの環に対する愛は、きっと重すぎるに値するけど、気持ち悪さとか全く感じられなかった。チヨダコーキの人柄、かな。
ス -
Posted by ブクログ
い、生きてる、、、。
あぶない。ほんとに死にたくなった。こんな私は生きている価値がない。死にたい。
すげぇよ辻村さん、、振り幅えぐ。
この夏の星を見る、みたいなめちゃくちゃ感動的な青春物語書けるかと思ったら、傲慢と善良みたいな話もかけちゃって、そしてこんな、、こんな読んでてゲロ吐いちゃいそうなのも書けるなんて。えぐい観察力。
2個目の話、パッとしない子、を読んで震えた。美穂みたいな過去がないと誰に言えるの?美穂は私なんじゃないかって思ったら震え出てきて、しかも佑は何様なの?どっちの気持ちにもなれる。きもちわる。
でも完全にスッキリ出来ないのは自分に美穂みたいな後ろめたさがあるからなんだろうな