辻村深月のレビュー一覧
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中盤少し中弛みしたけど、終盤近づくにつれてぐいぐい引き込まれた。
別所が何者なのかには終盤気づいていたんだけど、もはやその種明かしは最重要事項じゃないかもしれない。最後のテキオー灯が出てくるくだり、映画のワンシーンのようにバチっと脳に焼きついた感じがする。
理帆子が呪いを書き換えてあげれてよかった。彼女自身の呪いも、きっとこの時とけたよね。
好きなところ、もう一つあげるとしたら誰一人として完璧じゃないことかもしれない。
若尾は言わずもがなだけど、なんでそうなるかな…という不器用ぶり。でもそれは俯瞰で見てるから思えることで、人間てのは脈絡のない、理屈で説明できない、不合理な生き物なんだろう -
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ネタバレ最後の最後に名前やニックネームに隠されたトリックに気付いて、読んでいて感じていた分かりにくさには訳があったのかと納得がいった。それを踏まえた上でもう一度サーっと読み返してみたら、発言の真意や作者の伝えたいことがようやく見えてきた感じがして、読み返してよかった、そして自分の読解力の低さも感じた笑
◾️過去の栄光とトラウマ、恨みに取り憑かれた人たち
むしろ今が充実していないと足が遠のく印象だったが、年に数回会うだけなら、多少の誤魔化しがきくから、過去に取り憑かれた人たちの安心の場になっているパターンがあるのか。。。
そんな人たちが、キョウコに諭されたり?、自ら悟ったり、他のことに興味が出たりして -
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今のご時世、なんでもかんでもハラスメントにしてしまう。
そもそもタイトルが闇を祓うで、ヤミハラ・・・
冒頭の説明を読むと・・・
ヤミ-ハラ【闇ハラ】 闇ハラスメントの略。
(; ̄ー ̄)...ン? タイトルの闇祓は、ハラスメントじゃない?
どういうこと??と思いながら読んだのですけどね。
これ、第一章からして、下手に触れないことに気付いた。
ネタバレになるから不用意に書けない(;^_^A
ホラー小説だから、ある意味、誇張されてますが
友人やクラスメイト、職場、恋愛、マウント、承認欲求で
自分以外の標的を蝕み続ける輩はいる。
ものすごくリアルな闇の描写。
リアルだからこそ、感じる恐怖が大き -
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ネタバレ結婚とは、恋愛とは、なんだろうなあと読んでて考えさせられました。
傲慢と善良、相手を選ぶ立場にあると思っている傲慢さ、自分の意見がない周りの言うことに素直従う善良さ。
すでに結婚している人たちは、自分の善良さを捨てていい意味で器用に生きているか、あるいは傲慢な心がない人、自分を過大評価していない人たちなのかなあと思いました。
自分に置き換えてみると、私は傲慢な部分もあるし善良ないい子ちゃんであった部分もあるなと、いろいろ我が身を振り返るような言葉がたくさんありました。
自分がどうしたいのか、どんな相手といたいのか、どんな相手といる自分が好きか、世間体や周りの意見に流されないで結婚を決められるよ -
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ネタバレ評価:3.5
事前調べの通り上は下で回収するための伏線の散りばめと、人物像の掘り下げのために進んでいく
日常パートがそもそも好きなので、特に退屈することなく読めた
作品作りに譲れないこだわりのある狩野と正義
働きたくもないが自身の作品の営業もできない性格のスー
環に憧れたが越えられないことに耐えられず、家を出ることにしたエンヤ
もちろん黒木や環やコーキもそれぞれの悩みがあったが(黒木は知らんけど)、作家の卵組の悩みの方がリアルで自分には刺さった
また正義とスーの恋愛についても、作家同士ならではの悩みがあった(正義は「女に全力で仕事をさせてやれない男はダメだ」的なことを言っていた)
以上の日常パ -
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よく作り込まれた世界観だなあと惚れ惚れしてしまいました。
家に真田さんたちがカチコミかけてくるのはちょっとアグレッシブ過ぎて、そんなことある?こころちゃんの妄想幻覚?と最初思いました。ご近所の目、突然親が帰ってきたら?など女子中学生は気にしないのでしょうか。やることが突き抜けてて真田さんガッツあるなと妙に感心しました。
こころちゃん、絶対かわいい女の子ですよね。
ちょっと出来過ぎているほどに、終盤こころちゃんはかなり恵まれた環境にいます。最後に示唆された明るげな未来も。東条さんの功績が大きすぎます。
リアリティとご都合主義的なファンタジーが同居している作品という印象でした。
お母さんに正 -
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2026.07.03 ★4.2
背筋が寒くなるホラー短編集だった。
夜や暗闇が怖くなるタイプではなく、人が怖くなる。
古い友人・知人と語り合う過去がそれぞれに食い違う。
自分の覚え違いなのか、相手の認識が間違っているのか。
重なり合うはずの共通の過去が、全く違う側面を見せた時、こんなにも恐ろしい話が出来上がるのか。
辻村深月の洞察力の深さに感嘆する作品だった。
↓↓↓内容↓↓↓
あなたの「過去」は、大丈夫?
美しい「思い出」として記憶された日々――。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集!
大学の部活で仲のよかった -
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ネタバレ世界が大変でも、好きで繋がる、楽しめる。
読む前は多すぎて不安だったのに、あっという間に登場人物全員が好きになり、早く見届けたいという思いで下巻も駆け抜けた。
あまりにも鉄板だが直球ゆえに素敵な物語に、終始ウルウルしていた。
正直タイトル等からして、2020年の夏のコンテストがクライマックスで終盤は競技としての面白さがやってくる、と想像していたので、あっさり秋へ展開していった時には拍子抜けも感じた。
ただやはりこの物語のキモはそこではなかった。
「コロナさえなければ」にぶち当たりながら、その中でやりたいことを最大限楽しみ、「コロナがなければ」得られなかった宝物を共有する。大事なのは勝った負け -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画版が気になってるのに地方だと上映されず一向に配信もされないということで、小説を手に取った。
ストレートな青春部活モノでずっとグッときてた。
未知のウイルスに世界中が困ってからあっという間に6年が経った今、あの頃が青春だった中高生たちの群像劇。
当時自分はもう社会人で、仕事での対応が大変で飲み会ができない辛さがあったというのは覚えているが、学生の立場であれば二度とやって来ない青春をコロナに奪われてしまった。もちろんそれ自体は知っている。部活動での発表や試合が思うように開催できなかった、さんざニュースでは見たがやはり当事者目線で描かれる当時の空気は辛いものがある。
3か所でのそれぞれ抱えた