辻村深月のレビュー一覧

  • ファイア・ドーム 下

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    25年前の誘拐事件からはじまる社会派ミステリー。

    誘拐、子供の行方不明のようなセンセーショナルな事件は、人々の興味を惹いてまるでエンタメのように消費される。

    そして、根拠のない根も葉もないような噂が広がる。
    噂の内容が過激であるほどに事件のストーリーが面白くなるから。
    まるで一気に燃え上がる炎のように広がっていく。

    そして噂話をしている本人たちはなんの悪意もない。
    むしろそこには正義感や良心があることも。

    読んだ人ならきっと共感してくれると思うけど、上巻終盤から下巻にかけての面白さが異常。

    どんでん返しがないのにここまで面白いのは、ストーリーだげでなく人の噂話の恐ろしさを表現する感情

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 下

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    人と言葉が怖くなる本でした。
    悪意すら自覚しない人々、悪意の裏に隠れた人々、驚くほどの価値観のズレ…。
    ここまで極端ではないものの、思い当たる人、事があるのにまた寒気が…。
    ホラーのような展開に手に汗握り、爽やかな子どもたちに少し救われ、最後まで辻村深月の手の上で転がされておりました。

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    2026年06月20日
  • 傲慢と善良

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    結婚とはなにか。
    結婚するためにはいかに己の頑ななプライドを捨て、許し、ともに生きることを受容するかが重要だと私は思っている。しかし、そこには年齢、容姿、価値観、金銭的余裕、社会性、家族など様々な要因が関わってくる。また男性と女性では求められる条件も変わる。
    本作で描写されていた婚活の生々しさに思わず目を背けたくなった。人々は苦しい思いをしてでも現実と向き合い続けるのはなぜだろう。そこまでしても孤独や周囲からの圧力を恐れ、既婚者という社会的ステータスを得たい人が多いのかなぁ…などと考えていたら読後に疲労感が残った。最近は若者を中心に、より自由に生きたい、多様性を認めよう、といった言葉が飛び交う

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    2026年06月20日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

     『噛みあわない会話と、ある過去について』は、過去の記憶の齟齬がもたらす人間関係の不穏さを、静かに、そして容赦なく浮き彫りにする短編集である。各物語では、かつての知人や関係者たちが再会し、過去の出来事について対話する場面が描かれる。しかし、そこで交わされる言葉は、決して噛み合うことがない。
     本作で描かれているのは、話し手の無自覚さと、受け手の内面に残り続ける深い傷という、容易には解消されない認識の隔たりである。多くの場合、話し手に明確な悪意はなく、むしろ相手への配慮や善意として過去の行動を記憶している。しかし、受け手はその無自覚な言動によって深く傷ついており、時を経て、その感情が静かに、そし

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 下

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    大人と子供、兄姉と弟妹、孤立と共生、喪失と獲得、真相と噂…それぞれの主張を孕み、みんな生きているこの社会。
    自分は何を信じ、どう在りたいかなど、たくさんのことを考えさせられた。
    もうページを捲る手が止められず、久しぶりに歩き読書しちゃいました(ダメw

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    2026年06月20日
  • 闇祓

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    辻村作品を出版順に読み始めて、たぶん33作目。
    過去のホラー短編は合わなかったので、期待度低めで手に取る。

    読め終わったら、かなり良かった。
    超常現象要素が薄いホラー。
    身の回りにいそうなメンヘラが、実は……という物語。

    物理的な被害ではなく、メンタルを削りにくる。
    どうしようもない人を、どうしようもないまま描き、そのまま救済せずに終わる。
    ある意味リアルで、とても好き。

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    2026年06月20日
  • 傲慢と善良

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    4.0/5
    久しぶりに辻村さんの小説を読む
    言語化がうまくて、毎回イメージがしやすかったり、すっと頭に入ってきたりする。今回ももちろんそう。

    人には傲慢と善良が共存していることを
    婚活というテーマで書かれている

    傲慢も善良もある種、他人ありきのもので、自分にしかない価値を見つけるということもテーマだったのかもしれない
    (だから、傲慢と善良と自信とかがタイトルでもおもしろいのかも、、?)

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    2026年06月19日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    こころの気持ちすごくわかるな。自分と重ねて読んでしまった。そのくらい心理描写が繊細で、人間関係の描写も圧倒的だった。

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    2026年06月19日
  • ファイア・ドーム 下

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    読み進めるうちに、当事者でないと分からない事を噂、マスコミなど信じて…怖くなりました。みんな、それぞれが正しいと思っているから…
    長編だけど、すぐ読み終わった感じ。

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    2026年06月19日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ファタンジー系かと思いましたがなかなか心に刺さるものがありました。読み進める中で、私なら誰を選ぶだろうかとつい考えてしまいました。
    明日を頑張ろうと思える一部、人間くささの感じる二部、イヤミス系な三部、今を大切にしようと思える四部、切なさの残る五部、どの話もとても素敵でしたが個人的には四部の待ち人の心得が好きでした。
    後悔しないように今日を、明日を生きようと思います。

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    2026年06月19日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    蘭花視点と留利絵視点で考え方も見え方も変わって面白かった
    恋は盲目とはよく聞くけど、友情も盲目になり得る、、、最後の展開が怖かったです

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    2026年06月19日
  • かがみの孤城

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    伏線回収がすごかった!分厚い本なので読めるかなと思いましたが、最後まで面白かった。
    エピローグで喜多嶋先生って!!!!そういうことだったんだ!!!!と鳥肌立ちました。涙止まらなかった。

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    2026年06月19日
  • 傲慢と善良

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    自分につけられた評価、自分が求めた理想それぞれぞれが交差し起こる出来事、まさかの結末でしたが面白かったです。敷かれたレールではなく一歩踏み出す勇気って大切ですね

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    2026年06月19日
  • ファイア・ドーム 上

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    ★ 4.8

    凄くグイグイ引き込まれます!

    北陸のある地方の小学校で起きた児童の行方不明と、25年前に起きたデパート受付嬢誘拐事件と同時期に起きた児童行方不明事件。

    これは社会派ミステリーでしょう。
    地方の事件に絡む噂話が膨らんで、普段なら何でもないことが児童の行方不明と重なったことで誹謗中傷の嵐。SNSでもあることないこと拡散されてまるで加害者扱い。
    もう読んでいると胸が悪くなるわ [̲̅⁠$̲̅⁠(̲̅⁠ ͡⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠)̲̅⁠$̲̅⁠]!
    だけど先が気になって読んでしまう。

    またこの上巻がスリリングなところで終わっている。。。

    下巻も一緒に買っておけば良かった。

    これはなにか

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    2026年06月19日
  • 傲慢と善良

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    久しぶりに本を読んだ。
    かなり前に買っていた本。
    Xで最近読書のことばかり出てきたから、本を読んでみようと思って。あずさの中で読めるように急いで手に取ったのがこの本だった。

    西澤架、39歳の婚約者、坂庭真実が突然姿を消した。
    架は真実を探し出す上で、真実は自分と向き合う中で、たくさんの人と出会う。
    そして、改めてお互いのことを考える。
    そういうお話。

    不思議な感覚になる本だった。
    たしかに人間は傲慢で、それでも善良なところもある、矛盾した生き物だなって。

    たしかに、私も傲慢な人間だと思う。
    自信が無いくせに、自分は違うって思う時がある。
    親も、妹もそう。
    勝手に彼氏やそのお母様のことを評

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    2026年06月19日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    面白くて、続きが気になってあっという間に読んでしまった。この本を読めたことで今日という日が価値のある素晴らしい1日になった。

    下巻の序盤に見つかったことが驚き。いくつか大きな事件が起きたけど綺麗に繋がり、それぞれハッピーエンドだったのは読み終えて心地が良かった。被害者家族、犯罪者の家族、犯罪者、忘れたい者、忘れてはならないと思う者。それぞれ苦悩があった。みんなで背負うっていう言葉がとても良かった。
    おじいちゃん大好き。厳しいけど愛のある人。

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    2026年06月18日
  • 噓つきジェンガ

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    結末がどう転ぶのかわからず、ページを捲るのが本当に怖かった。ただどの話の結末も自分の思っていた範囲を超えていて辻村深月はさすがだなと思った。

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    2026年06月18日
  • ファイア・ドーム 上

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    ネタバレ

    たくさんの人が興味を持つよう、本当と嘘を混ぜたニュースが炎上し、
    悔しいし訂正したいのに上からは何もしないよう強いられ、
    周りからは白い目で見られ、
    SNSや写真がばら撒かれ(友人と間違えるよく調べもしない民衆)、
    コメント欄に正義をかざして誹謗中傷する
    家族に泣き崩れて土下座するところは読んでいて涙が出た。
    ニュースや噂話を消費して、すぐに忘れてしまう。
    一時期芸能人の誹謗中傷やそれによる自殺が話題になったが、近年のSNS等で匿名で誹謗中傷するのは本当に良くないと改めて考えるきっかけになった。

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    2026年06月18日
  • ファイア・ドーム 上

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    絶対に上下巻まとめて買う事!
    空き時間にちまちま読もうなんて絶対に無理
    ページを捲る手が止まらなくて
    時間過ぎるのもあっという間で
    気が付いたら読み終わってる
    そして下巻読み始めている

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    2026年06月18日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    ・女友達の性格が悪すぎて。でもあぁいうタイプまじで居るんだよなぁ。その度を超えた悪ノリみたいなのをいつまでもやってる連中とはツルめないよって架には気づいて欲しかった。最後に真実も言ってたけど、架はまじ鈍感。
    ・毒親ってことなのか、しかし娘も親離れ出来ていないような。すごく特殊な関係性に見えるけど、多分世の中にはありふれた親子なんだと思う。
    ・自己評価額が適正価格なのか自分自身に問いかけよう。
    ・人の気持ちがよく描かれた小説で満足!

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    2026年06月18日