辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書友達にクローズド・サークルでオススメを訊いたところ勧められた作品。校舎に閉じ込められた学生達に共通するのはある同級生の自殺事件。その面々ということは分かるのに、誰も亡くなった生徒の名前も、その事件の詳細も思い出せない。そんなあらすじがまず印象的で、全く想像つかないストーリー展開に期待して読み始めた。
まず登場人物のキャラクターが立っていて掛け合いが純粋に面白いのと、表面上の付き合いではなく友人の家庭環境や過去の出来事等内側まで理解している皆が人として出来上がっていて、嫌な気持ちにならずに読み進められる。ではそんな出来た彼らが閉じ込められてるのは、同級生が自殺してしまったのは何故か?と考えて -
Posted by ブクログ
辻村深月さんの小説は、自分自身の傲慢さをじんわりと突きつけてくる小説だなあと思った。
友達と対等でいれない感じとか。
友達、という表現もすごく難しい表現だよなと思う。
いろんな価値観があるし、違う価値観とは自然と距離をとることは間違いなくあるし、めんどくさいと思うこともある。
その上で、その場その場で取り繕うこともあるし、あなたと私は同じよねって顔をする時もある。
心の奥底では、見下ろしている時もある。
もちろん見下ろしてたらいつか見下されるでとも、そういうときの自分の考え自体は偏った方面からしか見てないとも理解はしているつもりだけれど、でも瞬間的には人の価値を比べている時は、正直ある。