辻村深月のレビュー一覧

  • 家族シアター

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    人の心を描く、逃した感情を描く辻村深月さんらしさを感じれた作品だなと思っな。家族というコミュニティを通じて、そこにある人間の感情を描いている。確かにこんな感情を抱えていたかもって思える温かい作品だった。単話ずつ毎回心が優しくあったかくなる感触があった。

    特に好きなのは、1992年の青空。2人の姉妹の話だけど、グッと来た。隣の芝は青い的な、でもそんなことには一人間単位としては見えないことで。だからこそ妬ましく見える、でもどうしようもなく切れない姉妹の繋がりに、泣きそうになった。

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    2026年04月12日
  • 傲慢と善良

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    読んでいて自分自身に備わる傲慢さと善良さまでもがまざまざと突きつけられて、つらい。
    でももう一歩考えてみると、それはとても普遍的だからこそ私にも刺さるのであって、痛みを共有できるような気持ちにもなった。

    傲慢な部分も善良な部分もあるし、その上で自分の人生は自分で決めて良いのだと、不正解を避けようと必死にならなくて良いのだとも思わされた。読後感はなんだかさっぱりとしていて、不思議だった。

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    2026年04月13日
  • 鍵のない夢を見る

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    愚かな女性たちの話。みんなダメ男が好きだなあ。。印象に残った話をメモ。
    芹葉大学の夢と殺人:教授を殺した元彼に会いに行っちゃう。好きという感情は理屈じゃないんだなと思わされる。
    君本家の誘拐: 育児ノイローゼの話。お母さんは多かれ少なかれこういう思いをするんだろうなと。ちゃんとお父さんしてくれる人とじゃないと子どもは作れないなと思う。

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    2026年04月11日
  • 青空と逃げる

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    「傲慢と善良」に少し登場する母子の物語があるのを知って読んでみました。ロードムービーのように転々とする土地で出会う人々とのやりとりに心が温まります。サスペンス的要素もあり読み応えありました。

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    2026年04月10日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    友達から借りた本
    泣いた、もう一度読みたい
    スイスイ読めた
    理帆子の 少し、不在 はかなり共感できた
    楽しみたい気持ちはあるけど、はっちゃけられない自分と重ねて見ることができたし、若尾ほど私の彼氏はひどくないけど、なんかわかるわーって感じがした

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    2026年04月10日
  • ぼくのメジャースプーン

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    軽い気持ちで読み始めたのに、内容は哲学問答のようで深く重苦しかった。
    設定的にはあり得ない話。でも、もし
    そんな選択ができたのだとしたら自分ならどうするか?
    使われる言葉は平易でも、難しい内容だった。

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    2026年04月09日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    後半泣けた。短編のパズルをラストに向かってうまく収束させていくなぁ。親友の心得ではゾクっとするところもあって、中弛みせずに一気読みできた。辻村さん、才能の塊だなぁ。

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    2026年04月09日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

     エンタメのジャンルにしましたが、ミステリーの要素を十分に含んでいました。
     学生時代からの幼馴染の友達から成るストーリーで、これぞ「辻村小説」っていう感じでした。青春時代の難しい年頃の時代を経て社会人になり、一人が失踪し親友といわれた女性が探すというあらすじでした。
     短大・四年制大学、未婚・結婚、契約社員・正社員の中での無意識の差別意識の中で女性たちが団結して強く生きていくことの素晴らしさを感じました。「すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている」っていう言葉が印象に残っています。確かに事件も母親の言葉がきっかけで起こってしまったのですから。
     「チエミ」という女性が母を刺殺してしま

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    2026年04月08日
  • かがみの孤城 上

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    子供向けなのかな、字が大きかった

    読んでいるだけで自分の学生時代が思い出されると共に、同じ年代の我が子に被せて読んでいました。
    途中、子どもながらの辛さに感情移入しすぎて
    電車で泣きそうに。
    娘に読ませたいなと思った本でした
    面白くて上下巻1週間ちょっとで読み終えました!

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    2026年04月07日
  • 朝が来る

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    子どもを望んだ者と望まなかった者。勧善懲悪では決して語れない世界観を特別養子縁組という枠組みを通して物語にした傑作。各々の背景や視点が丁寧に描かれており、小説ならではの表現に満ちた作品。数ページだけ挟まれる朝斗くんの視点も良い。最後は特別な出来事を共有した者同士しかわかりえない通じた想いにホロリとくる。辻村深月氏の作品は人に対する温かさと希望があり良い。
    解説は映画監督の河瀨直美氏なんだと思ったら映画化もされている模様。今度観てみようと思う。

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    2026年04月07日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    エンタメ小説として面白かった。傲慢な人間と善良な人間の2種類がいるのではなく、1人の人間に傲慢さと善良さがあるのである。

    架は恋愛市場における強者として始めは傲慢な人間として描かれるが、自身の加齢と真美の失踪、数々の人間との対話を通して自身の傲慢さを認識していき、善良さを獲得していく。真美は逆に、善良だと思っていた自分の中に傲慢さを認識していく。

    この辺りの心情の変化を、東京・群馬・仙台と場所を変えながら描いていた。最終的に、2人とも自分を正しく認識・修正できたのでハッピーエンドだったが、多くの人は認識の段階でつまづくかもしれないが。

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    2026年04月06日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    一気に読み進めてしまった。オーダーメイド殺人、と謳っているので、最終的にはまさか本当に死んじゃうのか?と思いきや、細かい伏線を回収しつつ、辻村作品らしい誰も悲しまないエンドに落ち着いたのはさすがだなと思った。
    ミステリと思わせつつ、10代の頃の女の子同士のややこしさとか、危うい心理状態を描くのが本当に上手い。
    死は救済だと思ってるのは10代だけであって、結局二人は現実を生きないといけなくなったわけだけど、結局生きた先に幸せがあるんだよね、などと思わせられる一冊でした。

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    2026年04月05日
  • 太陽の坐る場所

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    面白かったけど性格悪い人ばかりで少し疲れた。
    サエコの話が好き。
    自分の価値観フィルターを通して物事を見ていること。
    自分の見ている世界が正解とは限らないことがよくわかる。

    同窓会から抜け出した人は今を生きているのだろうか。

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    2026年04月05日
  • 鍵のない夢を見る

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    安定の読みやすさで5つのお話を一晩で一気読みしてしまった、、、
    全て地方の町で生きる女性の話のためか、自分には共感できない行動や感性だけど、なにか“解る”ところもあったり。
    『美弥谷団地の逃亡者』に関しては、結末に驚いてもう1回初めから読み直してしまった。美衣はどんな気持ちでハンバーガーを食べて、キョンシーの話をしたのだろうと思いながら。

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    2026年04月05日
  • ハケンアニメ!

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    アニメを作ることに関わる人々の、リアルな生活や日常の人間関係がよくわかって、読んでて楽しかった。アニメ監督とプロデューサーのタッグ、信頼関係の濃密さも面白かった。
    王子千春や斉藤瞳といった「才能のある人」が、一生懸命に仕事に打ち込んで、凄まじいプレッシャーと戦いながら悔いのない作品を完成させようと1話1話格闘しながら絵コンテをつくり、関わるスタッフたちが同じ思いを持って全力で形にしていく。
    自分がまるでアニメ業界で働いているような感覚になれて、なんだか読むのが楽しかった。

    原画を描く、アニメーターという仕事のすごさもわかった。神原画を描く和奈は、あくまで監督の世界観を体現する「働きアリ」とい

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    2026年04月04日
  • かがみの孤城

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    なんとなく結末は分かる。鍵探しと願いの部屋はオマケみたいな感じだった。オオカミさまの正体はずるいな。

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    2026年04月04日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    おもしろかったな〜ドロドロの恋愛でありながらサスペンスというか。人間がいっちゃんこえ〜かつなんか、思い出したくない経験があることばかりで、登場人物たちの心情は共感の嵐。この感情をこう表現するのか〜とそういう点でも楽しめた。最後まで読み切りたくて3時間で読み終わる、夜更かししたくなるほどに(笑)

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    2026年04月03日
  • 噓つきジェンガ

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    マルチとかの話が興味がある。

    そんなわけで、最初の話がテーマ的に一番自分好みだった。

    嘘がバレたその後のほんわかは要らないなってなんとなく思ったけど、あれがないと後味が悪いのかなとも思う。

    二話目の受験の話はちょっと興味ないかも、
    と思いつつ結果面白かった。この場合後半の方に行くに従って自分の中で盛り上がってくる。

    一話目は最初からおもろい、二話目は最後の方見るとスッキリする。

    あれ?

    三話目も二話目とおんなじ感想。

    全部最後は嘘の答え合わせみたいな話があって救いがあるな〜と思った。

    初めて辻村深月さんの作品読んだけど
    結構どろどろ救いのないダークな作家さんではないのかなと思っ

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    2026年04月03日
  • ぼくのメジャースプーン

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    心理学の授業みたいだった。

    人間は皆、先生と主人公が持つ特殊能力を持っていることを伝えるために作られたみたいな本。言葉とは力強く、重たいものだ。忘れないようにしよう。

    ただの学校で起きている出来事を描く小説と思いきや、後半で急にネタが明かしが起きる展開は、凍りのくじらを如何にも彷彿とさせる、流石の仕掛けだった。

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    2026年04月03日
  • 闇祓

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    最初の章、どんでん返しがいい感じだった。闇ハラしてくるのは白石かと思いきや、、。
    澪が闇ハラされている場面は、わたしの最初の彼氏みたいでもうこれはモラハラじゃないか!と思った。その後の章はホラーみが増して怖かった。

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    2026年04月03日