辻村深月のレビュー一覧
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鏡を通って不思議なお城に集められた中学生7人。
この前に読んでいた「冷たい校舎の…」はそこまででしたが、こちらは登場人物みんなにガッツリ感情移入。等身大の中学生のしんどさに共感しすぎて疲れるくらい。
特に、伊田先生と真田の、こころに対する感覚がリアルで恐ろしい。どう働きかけてもムダって、これはもう絶望しかない。これで困っている子どもたちって実は多いのではないか。大人もか。
いくつかの伏線にうっすら気づいたのは、多分、以前娘たちがテレビで見てたのをチラ見してたから。もったいなかった、まっさらで読みたかった。それでも胸にグッときましたし、読み終えた時のじんわり感は半端なかったです。 -
Posted by ブクログ
ハケンアニメのスピンオフのような短編。
面白くてサクッと読めた。
「音と声の冒険」:若かりし頃の王子を音響監督の五條の目線で描く。無音のシーンに挑んで挫折した王子が、リデルライトでやりたいことができるようになったことがカッコイイ。
「夜の底の太陽」:ハケンアニメで斎藤監督の話で出てきた太陽君のお話。あのときこんな事があったのねと知れて面白かった。
「執事とかぐや姫」:ハケンアニメに収録されてたので、読んだことあるな〜と思いながら読んだ。
「ハケンじゃないアニメ」:30周年を迎える定番アニメ「お江戸のニイ太」のプロデューサー和山さんの話。わずか1分30秒のOPアニメにかける斎藤監督の姿勢が素敵で -
Posted by ブクログ
辻村ワールドすごろく7マス目の下巻。
ミステリ、青春、SF要素のバランスがちょうどいい按配で融合していて、あっという間にストーリーに引き込まれていた。特に終盤のスピード感溢れる展開には、息を呑むほど痺れた!
そして、まさかあんなオチが待っているとは…。
すっかり騙されていた。なんかちょっと、ん?と思うことあるよな、ぐらいに感じていたことが、一つ一つちゃんと意味があったなんて。
で、あの人がこの人ってことは…と著者の他作品の登場人物を思い浮かべ……なるほど、つまりそういうことか…と腹落ちする。
分かった時は、まじかーって思った(汗)
普通にストーリーだけでも、意外性があり楽しめたけど、著者が