辻村深月のレビュー一覧

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    面白かった。
    自分は何とも思っていなくても、他の人は違う。自分ではそんな程度の事と思っていても、他の人にとっては人生が変わるくらいの事かもしれない。
    それは「噛みあわない」と思った。

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    2025年12月26日
  • ふちなしのかがみ

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    辻村深月先生の作品は好きでよく読んでいるが、いつもと違う毛色のホラーに感じた。
    妖怪とか幽霊より、人間的な怖さが一番怖いんだなと、改めて思った。
    短編集だったのでスラスラ読めた。

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    2025年12月25日
  • かがみの孤城 下

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    ファンタジー溢れるとても素敵なストーリー。
    もし多感な頃の自分が小中学生の時に読んでいたらと想像してしまった。ラストの伏線回収は予想外のこともあり面白かった!
    城での別れは寂しくて辛かったけど明るい未来に向かって鏡に入っていく後ろ姿を親心目線で見送った。

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    2025年12月25日
  • 凍りのくじら

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    高校時代に思っていた将来に向けての不安だったり微妙な心持ちだったりを思い出した。
    今の歳になったら、なぜあんなに不安だったりしたのかさえわからなくなるのに、当時は当時で真剣に考えていたり。

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    2025年12月25日
  • サクラ咲く

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    辻村深月先生の書く本で、私が好きな短編がどんどん繋がっていく素敵な時系列。
    こんな学生生活を送りたかったと思ったりもするけど、自分には気づかなかったドラマがたくさんあったのかもしれない。

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    2025年12月25日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    もし一生に一度だけ死者に会える権利があるとしたら。。短編として描かれる5人それぞれ動機も違えば、結末も違くて、自分の場合いつどのタイミングで誰に対してその権利を使うのか、あるいはそもそも使わないのか等、色々考えさせられながら読みました。短編ということで辻村先生の長編に比べると1話1話の感動はやや浅めなものの、最後に全てが繋がる構成は見事で素敵なラストでした。

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    2025年12月22日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    ドラえもん大好きなので、作中の真剣な秘密道具議論はとても大変楽しかったです。
    作者もドラえもんで育ったんだなとヒシヒシと伝わってきます。
    章ごとに入るイラストと秘密道具の解説も味があってとても良い。
    結末が思いの外SF(少し・不思議)に着地して少し意外でもありました。
    薄々感じていたこれはどう読むんだ? で答え合わせが出来た気持ちです。

    序盤のSF当て嵌めはしつこすぎて食傷でした。
    語る必要もないと言えばそうなのですが、若尾とその関係性の決着は描かれないんだなーとか。
    映画館で見ても何度見ても途中で飽きてしまっていた、辻村さん脚本の『ドラえもんのび太月面探査記』改めて見てみようかなとか思いま

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    2025年12月21日
  • はじめての

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    豪華な4人のアンソロジー
    色んな「はじめて」を詰め合わせた素敵な作品集でした。

    島本理生 私だけの所有者
    はじめて人を好きになった時に読む物語。
    誰かへの初恋のお話かと思いきや、アンドロイドとそれを所有する人間のお話。

    辻村深月 ユーレイ
    はじめて家出した時に読む物語。
    学校でいじめを受けた女の子が死ぬことを意識して家出するお話。

    宮部みゆき 色違いのトランプ
    はじめて容疑者になった時に読む物語。
    鏡のように自分と全く同じ顔の人間がいる世界があり、そのもう一つの世界で自分の娘が捕まってしまったら…?という話。

    森絵都 ヒカリノタネ
    はじめて告白した時に読む物語。
    三度も告白して玉砕して

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    2025年12月21日
  • かがみの孤城 上

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    学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

    輝く鏡をぐぐり抜けた先にあったのは、城のような建物。
    そこにはオオカミの面をつけた少女が待ち受け、こころを含め、似た境遇の7人が集められていた。

    城に隠された鍵を探すことで願いが叶えられるという。
    すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。

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    ずっと読みたかった本。
    でもファンダジーは好きじゃない。

    読まず嫌いはよくない。
    読んでよかった。おもしろかった。

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    2025年12月21日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    【 亡くなった人に会いたいですか? 】
    亡くなった人に会うなんてタブーな行い。でも使者(ツナグ)を介して会いたくなる気持ちもわかる。

    私だったら、亡くなった人で会いたい人は誰かな?
    もし今私が亡くなったら、誰に会いに来てほしいかな?
    これを読んだら、きっと考えてしまうと思います。
    そうすると自然と「後悔のないように伝えたい」「大切な人との時間を大切に生きよう」と思わせてくれる、とても素敵な小説でした。
    読んだ後の何とも言えない気持ち、皆さんにも味わっていただきたいです。

    亡くなったはずの人に会いたい理由。
    未練なのか、後悔なのか、問題解決なのか。
    また、会った後の気持ちも人それぞれ違う。

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    2025年12月21日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    上下巻の長編作品。
    上巻では意図して複雑に、これでもかというくらい伏線になり得ることが描かれていて、下巻はどんな展開になるのか、読み始める前、私は全く予想がつきませんでした。
    この作品の中で回収できた伏線、別の作品で回収する伏線といろいろですが、辻村さんの頭の中はどうなっているのかと思いました。
    放ったらかしになってしまうのかなと思う登場人物もきちんと意味を持つ、改めて凄い方だと思いました。

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    2025年12月21日
  • スロウハイツの神様(下)

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    上巻は正直、スロウハイツの住人の関係だとか時系列が分かりづらく読み進めていくのも少し辛かったのですが、下巻で全ての伏線が回収されスッキリしました。

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    2025年12月21日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    幼馴染みのチエミが母親を殺し失踪して半年。
    みずほは彼女が逃げ続ける理由を探っていく。
    母と娘の関係性、女同士のしがらみが鮮明に描かれていました。チエミの全体像が見えてきたとき、辻村さん作品の『傲慢と善良』の真実に似たものを感じました。女同士の仲の良さの裏に、同情や嫉妬が絡んでいる描写に心が抉られます。そんな感情と同居しながらも、相手の考えることがわかってしまう所も女同士の友情ならでは。
    チエミが母親を殺して逃げている真相は、みずほでなければ気づけなかったこと。2人の強い絆を感じられるラストでした。

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    2025年12月21日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    不思議な空気感をまといながら進んでいく中、ドラえもんの話を使って描写されていくのが面白い。
    周りの人物とともに起きるトラブルという風を受けて、理帆子が成長していく様が素敵。
    お母さんのお父さんに向けたラブレターは泣いた。

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    2025年12月20日
  • 青空と逃げる

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    この母子が平和に長く暮らせますように…と願いながら読みました。
    生きていくために強くなる二人にジーンとしつつ、ちょっとミステリーっぽい要素もあり、最後まで一気に読みました。
    傲慢と善良との繋がりは知らなかった…

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    2025年12月20日
  • ぼくのメジャースプーン

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    愛とは何か?泣くことの意味は?人間について深く深く考えさせられる小説だった。少年のぼくは純粋で一生懸命でとても美しい。色んな意味で【まっすぐ】な彼にとても魅力を感じた。『子どもたちは夜に遊ぶ』で張られた伏線がまさか小説をまたいで回収されるとは、辻村深月ワールド恐るべし。ファンにはたまらない二重の感動を与えてもらった。もう一度、凍りのくじらも読み返したくなった。

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    2025年12月19日
  • ぼくのメジャースプーン

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    心を閉ざしてしまった優しくて賢いふみちゃん。
    未知の力に怯えながらも、罰を与えることの意味と向き合うぼく。
    少年少女が年齢に見合わない苦労を背負い込む姿はとても切なくて、そんなにひとりで抱え込まなくていいんだよと涙してしまう場面がちらほら。

    しかしぼくが賢すぎて小4の設定に無理があるだろうと感じてしまったり、世界観に没入しきれなかったりという部分があったため★4。

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    2025年12月19日
  • 凍りのくじら

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    同じ作者の作品『傲慢と善良』『かがみの孤城』が刺さったので読んでみたが、今作はそれほどだった。
    まず要素が多い、ドラえもん、失踪した父、重病の母、金持ちの知り合い、ミステリアスな青年、失語症の少年、メンヘラ元彼、内心人を馬鹿にしてる主人公、などなど…要素が渋滞を起こしている、だがその割に物語が動く終盤まで展開はもたもたと動かない。
    終盤に作品に散りばめられた、ピースがハマって行くが…
    終盤の展開を『S•F』と納得できるかでも評価が分かれるかと…自分的には『スコシ•フヒョウ』だった

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    2025年12月18日
  • スロウハイツの神様(上)

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    深月さんの小説は近作の方が多く読んでいたため、ブクログ上でも登録数・高評価の本作品を読んでみました。これまで読んだ深月さんの中でも、群を抜いて読みやすい、早く読めるという印象でした。人物の会話(発言と発言)の間に細やかに心理描写や状況描写をされるのが深月さんの作品の特徴だと思っていたのですが、本作は人物の比較的短めな会話が続く場面が多く、スロウハイツというひとつ屋根の下に暮らす7人全員に主人公級の役割を充てた結果なのかなと感じました。
    上巻を読んだ限りでは、オーナーの赤羽環でも、有名なチヨダコーキでもなく、狩野や長野といった漫画家等の卵的存在(ハイツ内の立場が上ではなく脇役的存在)の人物か

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    2025年12月18日
  • この夏の星を見る 下

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    幸いにも自分はコロナの頃は大学を卒業していたので、
    学生時代を潰されることはなく同じ境遇ではなかったが、それでもなおあの期間は今思い返してみても異質なほどに閉塞感が蔓延していた。

    学生時代の青春をコロナで潰された人たちの想いは計り知れないが、それでもなお自分たちの好きなこと、熱中できるものに対して真っ直ぐに取り組む登場人物たちの姿に心を打たれた。

    どうしようもない状況に立たされ、行き場もなく陰鬱とした感情に呑み込まれそうな時、自分を救ってくれるのは心から熱中できるものなのだと教えてくれた。

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    2025年12月18日