辻村深月のレビュー一覧

  • 太陽の坐る場所

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    辻村深月さんは、子供と大人の狭間で揺らぐ思春期の中高生を描くのが本当に上手いと感じる。
    こんなドラマチックな青春を過ごしていなくても、何故かしみじみとする懐かしさとチクチクとした痛みを覚える。
    大人となった今では教室という狭い世界で、なんであんなに一喜一憂していたのかと思うが、学生時代は家庭よりも大きな世界だった。
    社会に出てからの人生に比べて、一瞬で過ぎゆく学生生活は、いつまでも心にこびりついて離れない。
    大人になってからも引きずって、あの教室から一歩も進めない人も少なからずいるのだろう。

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    2025年11月17日
  • 鍵のない夢を見る

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    辻村さんの作品も久しぶりでした。
    5人の女性のお話。
    どの作品もモヤモヤとする内容で読んでて気持ちよくはないんです。
    でも自分にも通じるものがいっぱい。
    どんどん引き込まれていきました。
    汚くて傲慢でいやらしい部分。
    周りの人には気づかれたくなくて取り繕うけど...。
    とにかく気持ちよくはなかったけどすごく惹きつけられる作品でした。
    ありがとうございました!

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    2025年11月17日
  • ぼくのメジャースプーン

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    2025年43冊目『ぼくのメジャースプーン』

    最初は、主人公のぼくがその不思議な能力で多くの人を救っていく物語なのだと思っていた。けれど実際は、幼馴染のふみちゃんを助けるため、自分の力と向き合い、悩み、葛藤していく物語だった。

    ぼくも、ふみちゃんも、そして先生も、それぞれ個性が際立っていて魅力的だ。なかでも私は、先生の存在が特に好き。そこにいるだけで空気が落ち着き、読んでいるこちらまで安心できるような、そんな感じがする。

    辻村深月さんの作品を読むと、やっぱり「物語っていいな」としみじみ思う。現実とは少し違う世界に足を踏み入れて、登場人物の心の揺れを一緒に辿れるのが楽しい

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    2025年11月17日
  • 鍵のない夢を見る

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    本屋をうろうろしている時に見つけて帯を見て、作者のことは知ってたけどこの作品で直木賞取ったんだなと興味を持って読むことにした。昼に買ってその日の夜に読み終わるくらい面白かった。
    後ろの作品ほど日常とは離れていくような気がした。
    最後の話。これから父親になる男性がこれを読んで何も感じないのであれば、もう何を言ってもその男性は何も感じないのだと思った。私には子供がいないが”母親”の抱える孤独、責任、危うさ、愛情、心細さ、諸々の感情を感じた気がした。産後には読めないかもしれないと思った。
    各々の作品にそれぞれ違う、女の(言葉では言い表すのが難しい)あの感じが表れていて共感した。
    あとがきの林真理子さ

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    2025年11月16日
  • この夏の星を見る 上

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    自分も、コロナ禍を体験しているためとても共感できるお話だった。この本を学生におすすめする。読む前は天文だけの話だと思っていたが、天文についてほとんど知らない私でも理解することができた!

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    2025年11月16日
  • 図書室で暮らしたい

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    好きな作家さんの好きなものを知れる最高な一冊

    子育ての前に読めてよかったし
    自分の好きなものとちゃんと向き合おって思えたし
    特別付録にある短編の舞台が広島で
    今年の夏にちょうど旅行行った時に感じたとことと同じこと書かれてて嬉しかった! 

    心が辛い時にまた読みたいっておもえた

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    2025年11月16日
  • 青空と逃げる

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    傲慢と善良から来ました。

    早苗がおばあちゃんに歌を歌ってあげて、その後感謝をされるシーンでは涙が出そうになりました。

    すごく続きが気になるって感じではないけど、とても読みやすいです。

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    2025年11月15日
  • かがみの孤城 上

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    再読完了。

    主人公のこころは、中学生になったばかりの頃に、クラスメートから執拗な嫌がらせを受け、学校に行けなくなりました。
    家で自分の部屋で閉じこもる生活の中、ある時鏡が輝き出して入り込むと、そこには大きなお城、そしてオオカミの仮面をした女の子がいて、こころがこの城に招待されたと伝えます。
    この城には,他にも6人の同世代の子供が来ていました。彼らも何らかの事情を抱えた子達で、その城での関わり合いを通して少しづつ変わっていくという流れ。

    この上巻は少々辛いです。
    まず、こころが受けた仕打ちが、そんな理由でそこまでする?ってくらい酷くて、鳥肌立ちます。
    その後のこころの心理、心細さというか、誰

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    2025年11月15日
  • 青空と逃げる

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    父親が起こした事故が理由で自宅を離れ、高知、家島、別府、仙台と転々とする早苗と力。
    二人はただ逃げるだけではなく、出会った人たちにも助けられ、生きていくために強くなっていく。
    二人が、周りからの目と父親を追う人たちから逃れるだけだった状態からその地でよりよく生きていくようになっていくのを温かい目で見守ることができた。

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    2025年11月15日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    盲目的な友情の方が、盲目的な恋より狂気だった。
    読み手の憶測は作者の書き方で転がされていただけで、まさかの終わり方だった。

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    2025年11月13日
  • 名前探しの放課後(下)

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    負けず嫌いで完璧主義なあすなと自分が重なって
    でもあすなはしっかり逃げたことと向き合ってて
    うちもちゃんと自分の苦手な事と向き合わないとなって
    元気もらえた

    終盤のどんでん返しがすごくて
    ハルくんにずっとムカついてたけど
    ごめんって謝った笑笑 

    あとあの作品の2人が成長して出てきてくれたの
    むちゃくちゃ鳥肌たって感動した! 

    辻村さんほんまに隠すの上手い

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    2025年11月13日
  • 島はぼくらと

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    辻村スゴロク第2弾
    「島はぼくらと」

    「行ってきます」「行ってらっしゃい」

    瀬戸内海に浮かぶ冴島。
    幼馴染4人の高校生の話。
    少子化、Iターンで島に来る人、元々の住民、いろんな視点から見える島での生活や人々の葛藤。

    島から出ていく人、若者たちの成長、卒業と進路、別れ、決断。
    みんな一生懸命。みんなに幸せになってほしいと思える作品。

    「ただいま」「おかえり」

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    2025年11月12日
  • この夏の星を見る 下

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    何か目的がなくても好きなことを楽しむことの大切さを教えてくれた本。好きなことがあるってだけで人生は豊かになる。

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    2025年11月12日
  • ぼくのメジャースプーン

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    全体的に読みやすい文体で、さくさくよみすすめられる作品なんですが、ふみちゃんみたいな良い子が、悪意で病んでしまうシーンはかなり辛く自分ごとのように感じて、何とかしてあげたい! むずむず みぞみぞします。

    メジャースプーンって何?って思ってましたが
    なるほど、計量スプーンなのね。

    いくら特殊能力があるとはいえ、小学生の主人公が犯人に、立ち向かうのは無理があるなあと思いますが、ぼくとふみちゃんの優しさが滲みでている読後感のよい作品です。

    ワタシにもこんな姉さん的な友達、いた気がします。遠い記憶だけど。
    あの子は今どーしてるだろう?

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    2025年11月12日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    生者と死者を一夜限りだけつなぐ物語。 

    初めは使者(ツナグ)がただの高校生?なぜホテルで?など、ファンタジーだとしたらそれっぽくない現実的な設定に入り込めなかったけど、最後の章まで読んで腑に落ちた。

    もしかして、現実でもあったりするのかなとも思ったり、自分だったらどうするか、を考えてみたりする。

    まだ自分にとって、身近で心から大切な人を亡くした経験がない私は、現実的にいま誰と会いたいというのはなくて、それは幸せなことだと思った。
    ただその分、これからの人生では必ず大切な人を喪失する経験をするんだと思うと怖いなと。その前に自分の人生が終わるかもわからないけれど、そしたら誰が一番私に会いたい

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    2025年11月11日
  • 名前探しの放課後(上)

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    最初読み進めてるときに【冷たい校舎の時は止まる】と似てるんかなぁ?って思ってたんやけどまた違う切り口でどんな伏線が貼られてるのかワクワクしてる

    ずっと辻村さんの作品読んでて思ってんけど
    辻村さんって、児童文学とか童謡好きやったんかな?って
    この作品も童謡、物語の内容を踏まえて物語が進んでて
    うちも改めて童話とか児童文学読み直したいって思った!

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    2025年11月10日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    上巻よりもサクサクと読み進めることができた。菅原の深掘りパートのエピソードは、彼の抱える過去の重さが丁寧に描かれていて、読んでいて辛かった。でもその分、キャラクターへの理解が深まり、もっと幸せになってほしいという気持ちも強くなった。
    また、ヒロとみーちゃんが後々誰なのか分かった時の驚きも印象的だった。まさかそういう関係だったとは予想していなかった。物語を読み進めるうちに、登場人物たちがお互いを支え合おうとする姿に深く感情移入し、「みんな幸せになってくれー」と心から思った。青春の光と影を見事に表現した作品だった。

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    2025年11月10日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    無自覚な悪意って怖い
    人間だれしも正しいなんてことはないから、わたしの過去もあると思う、、、

    子供だから、若いから、みたいな理由は通用しなくて、受け取った側は一生言葉が残るんだろうな
    読んでいて胸がザワザワした本でした

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    2025年11月08日
  • かがみの孤城 上【試し読み】

    購入済み

    リアルないじめが描かれていますね。中学生くらいだと真田さんのような人は実際にいる。人を傷つけることを何の躊躇も無くできる。

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    2025年11月08日
  • ぼくのメジャースプーン

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    文庫本で500ページほどでした。
    細かく章が分かれていて読みやすかったです。

    「この後の展開が気になるから読みたい!」というより「彼の"闘い"と"答え"をそっと見守りたい」と思いこの本を読む手が止まりませんでした。私はとても素敵な本だと思いました。

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    2025年11月07日