辻村深月のレビュー一覧

  • この夏の星を見る 上

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    あのコロナ禍での青春ストーリー。そう一言で片付けてしまいたくないほど、読んでいてちょっと苦しくもなるくらいリアルな気持ちが書かれていると思います。
    私たち大人ですら混乱していたあのコロナ禍の記憶がまだ鮮明にのこっているから、だからここに書かれている中高生たちはたまったもんじゃないよなぁと思う。下巻にも期待です。

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    2026年03月30日
  • この夏の星を見る 上

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    ネタバレ

    自分はコロナ禍のときには、大人と呼べる年齢だったし、職業柄仕事面ですごく影響を受けたとか、プライベートにも影響が大きかったとか、そういうわけではなかった。それでも、辛いことや悔しいこと、理不尽なこと沢山あったなと思う。
    その時期に、まだ精神的にも未熟で、色々とその時にしか経験できないことが多い学生だった人たちは、色んな感情や苦悩があっただろうと改めて感じる。そんな、感情や苦悩がすっと入ってくるお話だった。
    家族シアターで出てきた、はるかとうみかが出てきて、もう一回家族シアターを読み直してしまった。

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    2026年03月29日
  • 本日は大安なり

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    11月22日、大安。いい夫婦の日に結婚式を迎える4組のカップルと、一人のウェディングプランナーの話。
    結婚式は、男女と両家の常識と固定概念とエゴと本音と金とがごちゃごちゃになるテーマ。

    双子の新婦。叔母の結婚を心配する小学一年生。辛い過去を持つプランナー。式をしたくない新郎。
    物語中盤に話が大きく展開する。辻村深月さんお得意の叙述トリック満載。
    予想外の展開に驚かされましたが、そんなことある?という気持ちが強かった。漫画やドラマっぽい。
    それでも十分楽しめたんだけどね。

    孤塚と恭司も出てきました。

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    2026年03月29日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    特に『2020年のロマンス詐欺』が面白かった。真面目に生きてきた大学生が絡め取られるように詐欺に知らぬ魔に加担しもう戻れない…という様子が追体験するようにリアルに入ってきてぞくぞくした。最終的にはどの話も救い?があったので安心して読めた。でも『あの人のサロン詐欺』はどうしても主人公の罪がなあなあになって漫画家の自殺をとめるThe主人公すぎる展開にはもやっとした。

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    2026年03月29日
  • 闇祓

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    ネタバレ

    1章読んで、2章読み始めたらまったく別の話がはじまった!と思ったけど繋がってた。それに気付きはじめるとゾワゾワする。

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    2026年03月28日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    自分にとっては些細な言葉や何も考えずに言った言葉でも、相手の受け取り次第で、嫉妬、妬み、目的になってしまうことがある。発言する時にどう捉えられるかを考えないとと感じた

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    2026年03月28日
  • 神様の罠

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    アンソロジーはいつも読まない作家さんの作品に出会えるのでたまに読むのですが、正直一作のクオリティがイマイチだなと思うことがたまにあって。今回は作家さんが豪華で期待も大きくなってしまいましたが、見事に期待を超えてきました。さすが!
    大山さんだけ初読み作家さんでした(ドラマでは拝見してました。)が面白い‼︎他の作品もチェックしてみたいと思います。

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    2026年03月27日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    最後の最後で全てが繋がるのがよかったです。
    これまでの描写から生きている時代が違いそうというのはなんとなく予想がついていたんですが、そこからさらに一歩踏み込んで、この世界ができた背景や喜多嶋先生の繋がりが明かされる展開が気持ちよかったです。
    みんなに救われた晶子が未来のみんなを救っていた、というのは胸が熱くなりました。
    リオンくんのお姉さんは、、、願いを神様が叶えてくれたんだとしてもちょっと悲しい気持ち。やっぱり子供が病気でやりたいこともできずに亡くなってしまうのはとても無念で悲しい。

    ふと振り返ってみると、なんで『狼と七匹の子山羊』モチーフであることが隠されていたんだろうか。直接言ってはい

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    2026年03月26日
  • はじめての

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。
    日本エンターテインメントの最前線&最高峰!

    日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション!

    小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。
    これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。

    「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
    「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
    「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
    「『ヒカリノ

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    2026年03月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    話の構造がすごく良くて、例に漏れず度肝を抜かれた一人ではあるのだけど、それよりもこの本を通して、人への執着とか、恋とか、愛とかの、人間のすごく美しくて醜い部分を見たことに対するメンタルの削られ方が尋常じゃなかったことに言及したい。あまりにも怖かったので目をぎゅって瞑るみたいに、一気に読んだ。これまで忘れられてた、嫌だった思い出がすごく蘇ってきまり悪かった。
    傲慢と善良読んだ時にも思ったけど、執着する余り周りが見えなくなって暴走する人間を沢山描写することで、こういう行為の滑稽さを見せ付けて、適宜客観視してこうな〜ってのを伝えたいんかなって思った。

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    2026年03月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    まさにタイトル通り

    盲目的な恋
    盲目的な友情
    の二部構成。

    恋のパートより、友情のパートの方が狂気的に思えた。

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    2026年03月26日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ


     最初は一話ごとの長さが短く、内容もあっさりしているように感じ、物足りなさがあった。けれど、読み進めるにつれて物語の深みが増し、最後にかけてどんどん引き込まれていった。

     特に第三章の「親友の心得」が最も印象に残った。嫉妬という感情の怖さがリアルに描かれており、ちょうど自分自身も似たような感情を抱いていたため、共感できた。

     また、この作品を読む前に、「もし過去の選択が違っていたらどうなっていたか」を描く作品(「if」という作品)を読んでいたこともあり、「後悔をしないためにはどうすればよいのか」ということを深く考えさせられた。後悔には、やらなかったことによるものだけでなく、やってしまった

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    2026年03月26日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    よかったです。

    まず、死者に一度だけ再会させてくれる、ツナグという人物?職業?の設定が面白いなと思いました。

    待ち人の心得、という話が切なくて、涙が出そうになりました。
    でも、いい話ばかりじゃないところが、辻村深月さんらしくてとても好きです。

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    2026年03月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    登場人物一人一人の性格が分かるのも、全員に物語があるからだと思いました。
    誰しも過去を背負って(乗り越えて)生きているのだと感じました。
    困難な出来事でも、そばに支えてくれる人がいることで乗り越えることができる。
    友情、愛情の大切さが心に沁みました。
    (ちょっと長く感じてしまった…。)

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    2026年03月25日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

    はーあ。母娘の話で泣いちゃった。
    ずっとドイツ語で会話したかった。
    でもそれより、生きててほしかった。
    でブワーー

    ツナグ①で出てきた美砂(私はもう完全に橋本愛でしか再生されない)が再び、、?!と思ったけど、かすっただけだった。
    使者が少女に代替わりしたと思ったら、親戚の子だった。そんな1話。

    歩美、恋に落ちるの巻。
    2人が結ばれたら、工房のおじさんは喜ぶだろうねえ

    「あの人だったら何て言うだろう」って歩美が言ってたけど、それ、私もすぐ心の中で唱える。
    一緒に過ごした時間よりいなくなってしまってからの方が長くなってしまったけど、それでも尊敬していた祖父、今でも生きていたら、
    私がこう思っ

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    2026年03月24日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    夢中になりました。まとまった時間があまりとれなくて、少しずつしか読めなかったことが残念。一気に読んで話に浸りたかった。月子と狐塚の関係、月子が秘めてた浅葱への想いと、浅葱とその浅葱自身が作り出したもう1人の人格。月子と浅葱の対話では切なくて悲しくて、外出先にも関わらず涙腺が緩んで困った。最初から最後まで楽しく読めました。大好きです。

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    2026年03月24日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ぼくの周りで1番物知りだったふみちゃん。
    いつも味方でいてくれたふみちゃん。

    でももうそんなふみちゃんはいない。
    あの事件を機に心を閉ざしてしまった。

    「人間って、絶対に他人のために泣いたりできないんだって。」
    いつか、どこかで見た言葉。
    ふみちゃんのことを思っているはずのぼくでさえ、本当に彼女のためなのか分からなくなる。
    人間は身勝手だ。

    もう、何もかも信じられなくなったぼくに、
    秋山先生が「愛」について語る。
    とても感動した。

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    2026年03月24日
  • あなたの言葉を

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    子供向けに書かれた新聞の記事をまとめたもの。
    大人が読んでもおもしろい。
    むしろ今だからこそ共感したり、尚学びになるメッセージがたくさん込められている。
    なぜ本を読むのか、言葉とは何か、友達とは、、
    生きる上で様々な悩みを抱えるみんなに沁みると思う。

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    2026年03月23日
  • 凍りのくじら

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    辻村深月さん初読みだからか
    最初共感できない主人公、暗めな物語のスタートに自分と合わないのかな…なんて思っていたが、もしもボックスあたりから物語に入ることができ一気に読むことができた。
    最後の方で郁也を探しに行く場面での心理描写とスピード感に圧巻された。まさかののファンタジー落ちにたまげてしまったが逆にドラえもんがテーマなのでファンタジーでよかったのでは…
    作者の才能を感じれる作品であり他の作品も読みたいと思う。

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    2026年05月11日
  • かがみの孤城 下

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    辻村深月の作品を読むのは、「善良と傲慢」に続いて2作目だが、作風はかなり違う印象。上下巻あるものの、続きが気になり、読む手が進んだ。

    いじめや不登校を扱った題材で、中高生向けに書かれている印象。難解な表現は少なく、スラスラ読める。いじめや不登校がほとんどない中高生活を送った私としては、深く考えさせられることは少なかった。

    7人が現実世界で会えない理由はだいたい予想通り。一方で、それ以外の伏線にはあまり気づけなかった。

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    2026年03月23日