辻村深月のレビュー一覧

  • 島はぼくらと

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    ネタバレ

    離島の難しさと素晴らしさの両面が描かれていて、いろいろ考えさせられた。

    私は疾患持ちで生まれたので、専門医がいる県に(親が)引っ越した経験を持つ。だから本作に出てくるような離島では絶対に暮らせないと思っている。
    それでもその土地を愛する人がいて、そういうところは憧れというか羨ましい気持ちがする。

    高校生4人はみんな素敵だった。それぞれがこれからも島と共に生きられることを願わずにはいられなかった。特に衣花ちゃん、彼女に幸あれ。

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    2026年07月01日
  • ロードムービー

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    人との関係性の中で、人は価値観が変容したり、自分自身の本当の思いに気が付いたり。
    一人じゃないことの素敵さを、いろんな話を通して改めて認識させてくれる。
    その先を想像させる終わり方がどれも良い。

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    2026年07月01日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙がヒグチユウコさん!
    美しく繊細でひっそりと不気味でとても好き。

    さて、中身は怖かった。
    冒頭から、かつて愛した人が死んでしまい、別の人と結婚式をする主人公の独白からスタート。
    前半の「恋」のパートは蘭花視点で指揮者・茂実との恋のお話。
    後半の「友情」のパートは蘭花の友達の留利絵視点で蘭花との友情のお話。

    業界で力のある室井に気に入られ、将来安泰であったはずの茂実が(自業自得ではあるが)業界を干され人生を転落していき、それでもなお、茂実に執着する蘭花の気持ちはちっともわからなかったし、出てくる登場人物の誰にも共感できなくて、私には縁のない華やかな世界のお話という感じだったが、続きが気に

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    2026年06月30日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    彼氏とか、恋愛に依存する私
    友達との関係に狂う私
    どちらも経験があるので面白かった。最後の結末にはおどろいた。

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    2026年06月30日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    相手と同じ出来事を共有してるはずなのに、その出来事の捉え方は人それぞれなんだと考えさせられた。
    自分の無意識な発言も相手の気持ちをできるだけ考えて気をつけようと思う。

    あと多分嫌な気持ちになったりネガティブな感情を持った時は、何がそうさせたのか相手に伝えた方がいいんだと思った。
    過去の出来事にあとぐされないように。
    それが難しいからできないんだけどねー笑

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    2026年06月30日
  • 噓つきジェンガ

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    詐欺を題材に描かれた短編集。特に『あの人のサロン詐欺』は展開が面白くて一気に読んでしまった。
    「好き過ぎてその人になってしまいたい!」という誰にでも起こる感情を軸に物語が進んでいく。
    「〇〇ならこう言うだろう、こう思うだろう」って普通その人の主観でしかないんだけど、紡はちゃんと裏付けるためのエビデンスを持ってるからすごい。その才能があるなら社会でやっていけるでしょ…とも思うんだけど、なぜかそういうのって好きなものにしか発揮できないんだよね。そういうリアルさもよかった。

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    2026年06月29日
  • かがみの孤城

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    終盤で畳み掛けるように謎が明らかになっていった。登場人物一人一人に個性があり、親しみもっていたため感情移入もしやすく夢中になって読んでいた。

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    2026年06月29日
  • 噓つきジェンガ

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    タイトル通り、ウソから始まって生活が崩れていく人たちの物語。
    ただ、もう一回遊ぶ時に積み直すように、希望をチラつかせた形で終わる。

    一番気に入ったのは「あの人のサロン詐欺」。
    漫画愛ゆえ、そして自分の生活にままならなさすぎるがゆえ、ついた嘘からサロンが始まる。

    共感したのは、両親に対して「私はこの漫画の原作者だ」と嘘をつくシーン。
    親を見返したいがためについ口から出るのだけど、親は本気で喜んでくれる。
    親の気持ちも、子の気持ちもわかりすぎてつらい。

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    2026年06月29日
  • 朝が来る

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    何年か前に映画で観て、その時に小説も買って一気読みをした覚えがあります。
    苦しくて切なくて、でも優しい物語。親子のつながりや家族のあり方について考えさせられた。読後は涙とともに、少しだけ前を向けるような温かさが残る一冊です。個人的には小説の方が好き。
    かぞくってむずかしい。。。

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    2026年06月29日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    ぎゅっと胸を締め付けられるようなつらい場面が多かったけど、辻村美月さんの細やかでリアルな心理描写に不思議と読む手が止まらなかった。ひかりちゃんに最後に救いがあってよかった。

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    2026年06月29日
  • かがみの孤城

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    ミステリー要素を含んだファンタジー小説
    鏡の向こう側の城に集められた子供たち。城と現実を行き来する中で主人公たちは衝突し成長していく。登場人物がほぼ中学生だから中高生の時に読みたい小説だ。

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    2026年06月28日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    この物語の主人公は2人の女性。前半の『恋』と後半の『友情』がそれぞれの視点で描かれる。同じ時間軸で繰り広げられる出来事が視点が入れ替わると残酷なまでに2人の関係性が浮き彫りになる。
    後半の主人公の留利絵の「友情」とは何なんだろう。依存なのか承認欲求なのか。2人には感情移入はできないけど物語を俯瞰するような感覚になった。
    コンパクトにまとまった作品ながら読み応え十分で衝撃的な読後感。久しぶりに辻村深月さんの作品を読んだがやはり面白い!

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    2026年06月28日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    確かに盲目的な恋はありそうだけど、盲目的な友情はあまり聞かないから新鮮。友達に対しての感情がこんなに動くこと、そうないよね。同性愛者でもなかったし。だからなんか勿体ないなって思った。

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    2026年06月28日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    いじめとか学校の問題を扱った小説かと読み進めると
    メルヘン?SF?どうなっていくのか
    どんなジャンルなのか最後の方までよくわからなかった。最後の最後にそう言うことなのかと余韻に浸っている。

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    2026年06月28日
  • 闇祓

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    前半は答えのない短編かと感じるが、後半は謎が解ける気持ちよさで一気に読める。現実とフィクションのグラデーションが程よく心地よい。

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    2026年06月28日
  • ふちなしのかがみ

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    ホラー小説、と言いながら青春小説のきらいもあり。描く人によっての違いなんでしょうね。
    最後の8月の天変地異が良かった。

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    2026年06月28日
  • 凍りのくじら

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    500ページ超の作品なので読むのにだいぶ時間がかかってしまいました。
    最初は少し・不在な主人公の理帆子の内面からはじまり、高慢で挫折を味わったことがない少し・腐敗したダメ男の若尾と拗れていく。
    そんななか、少し・フラットな別所と出会い、彼をきっかけに複雑な家庭背景をもつ郁也と出会う。
    読み進めていると、出会いをきっかけとする理帆子の成長過程を描いていくのかな、どういった結末になるのかな、と思っていましたが、最後に怒涛の展開、そしてSF的なドラえもんらしい伏線の回収に、流石だなと感じました。
    少し・不在な彼女のような人は多いし、不器用なんだなと思うところもあり、名作のひとつだと思います。
    確かに

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    2026年06月28日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    心がえぐられるような、ハッとさせられる、ひやっとするような短編集でした。過去の自分の言動が、相手にどう受け取られるのか、そして相手の言動を自分がどう捉えているのか。確実なことなどなく、それぞれのシナリオが作られ、現在、未来へとつながっているのだと気づかされる作品でした。

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    2026年06月27日
  • V.T.R.

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    スロウハイツの神様を読み、これを読んだ。
    200ページないにも関わらず、すごく満足感のある内容。そして、辻村先生のつくる世界観に感動。

    最後の最後で、そういうこと?ってなるし、設定も面白かった。

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    2026年06月26日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    解説で「幽霊」に例えているのがわかりやすくて良かった。
    生きていくうえで、そういうつもりはないとか無意識とかで相手を傷つけてしまったり、相手の恨みを買ったりは絶対ないとは言えない。だからと言って全てを把握する事も出来ない。
    ではどうするかと言えば、ただただゾッとしてしまうだけでした。

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    2026年06月26日