辻村深月のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
3つの物語からなる短編集で、テーマは「騙す側と騙される側」。どのお話も現実に起こりそうな内容ばかりで、気づくとぐっと引き込まれてしまいます。
ニュースなどで詐欺事件を見ると「そんなの信じるかな?」と思ってしまいがちですが、この作品を読むとその判断の危うさがよく分かります。ちょっとした不安や孤独、期待が重なった時、人は誰だって弱くなる瞬間があるんですよね。
そして、嘘をつく側もまた同じ。
自分を守るために重ねた小さな嘘が、いつのまにか大きくなって、引き返せないところまで行ってしまう……
まさにジェンガのように、積み上げたものは崩れる時がいちばん怖い。
読みながら「わかる…」と共感する気持ち -
Posted by ブクログ
創作をする人間にとっては天才と凡人の違いに打ちひしがれる瞬間ってめちゃくちゃあって
こうやって文章で読むと中途半端にどこにも一番に力を注げないから駄目なんだぞって怒りがちになるだろうけど、わかる、めっちゃわかるんだよ、全力でやって駄目だった時の保身とか考えちゃうよなぁとか
余りにも凄い存在に圧倒されちゃうよなぁとか
天才秀才からしたらなんでやらないの?だし
バイト先でなんかもう上手く行かない!なスーちゃんがめちゃくちゃわかるしスーちゃん可愛いよスーちゃんとなるなど。
とりあえず下巻に期待だけど
チヨダコーキの偽物とかどう絡むのだろうとか思ったりして
楽しみです。
そしてかがみの孤城しか辻村深月 -
Posted by ブクログ
青春ファンタジー小説みたいなものはあまり読んだことなかったけど面白い。
あることがきっかけで学校に行けなくなった中1のこころが家に引きこもってるときに鏡の中の世界に吸い込まれるファンタジーな話。え?って思うけど、その鏡の中には他の子どもたちもいる。そして、案内役の狼のお面を被った小さな女の子。
こころの心情を中心に物語が進むが、この不思議な世界と現実世界を行き来して、他の子どもたちや家族と向き合っていく中で、こころの心の変化の描写が良い。
学生の頃に読めばこころたちに感情移入するだろうし、大人になって(特に子どもを持って)読めば親たちに感情移入するかも。
いろんな性格、考え方があるけど、