辻村深月のレビュー一覧

  • 凍りのくじら

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    どらえもんの道具や話とリンクさせながら物語がすすむので読みやすいが、若尾の話はスコシ・ホラー
    本当にこういう人と付き合っていたことがあるのかというくらい、リアルで怖かった

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    2026年08月14日
  • かがみの孤城 上

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    中学生の頃に二度開いたときは、散りばめられた伏線の美しさや怒涛のストーリー展開に純粋に心を踊らせていました。展開を知っているからこそ、物語の結末や仕掛けは頭の中に残っていたはずなのに、実際に不登校を経験した今の自分がもう1度読み返すと前とは違った印象を持ちました。
    特に第一章で描かれる、家の中で息を潜めて過ごす日々の空気感や孤独感の描写は、かつてその渦中にいた自分にとって胸が締め付けられるほど切実なものでした。「不登校のときのあの気持ちは、まさにこれだった」と頷くと同時に、少し読むのが苦しくなるほどの解像度の高さに、著者が描く人間の心の深さを思わずにはいられません。
    絶妙な人数で描かれる登場人

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    2026年08月14日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    おもしろ怖いと思いながら読みました。
    自分も無意識に加害行為、加害的発言をしてしまったことがあるはずと思い、ざわざわと、ここまでは無いはずと信じたい気持ちが混ざり合いました。

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    2026年08月13日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    誰かの1番になりたい気持ちはもの凄く分かる。
    嫉妬や羨む気持ちは度が過ぎなければ人間らしさがある。

    恋人への、友人への心情がリアル過ぎて怖い。

    でも最後のオチは嫌いじゃない。

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    2026年08月12日
  • 凍りのくじら

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    読んだのはもう10年も前のことで、内容はあまり覚えていないけれど、それでもやっぱりこの本がとても好きだったということだけは覚えている。

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    2026年08月12日
  • かがみの孤城 下

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    すごい…!ただの感動小説なのかと思ったら、そこで終わりじゃない。辻村先生の伏線回収の巧みさに驚いた。本屋大賞受賞作なのも納得。読後感もすっきり。おすすめです!

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    2026年08月11日
  • この夏の星を見る 下

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    夏に読みたいと思っていた青春小説。
    もうとっくの昔に青春時代を過ぎて当時何も打ち込める事がなかった自分からはみんながとても眩しく煌めいてみえた。
    スターキャッチコンテスト開催で物語が終わるのかと思いきや、その後のことも。
    コロナでは多くのものが失われたり奪われたりした方に目が行きがちだったけど、オンラインで遠くの人とも繋がったおかげで知らない事を知れたり、ことに得られたものも確かにあったと気付かされる。
    先生が生徒の自主性に任せて見守り、いざという時にサポートしてくれるのが良かった。

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    2026年08月11日
  • はじめての

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    2026.08.11
    名うてのストーリーテラーによる連作短編集。
    それぞれ面白い。こういう作品は並び順にも、特に先頭と最後にはプレッシャーがかかると思うがそれもはねのけている感あり。

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    2026年08月11日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ●感想
    母親を殺して姿を消した幼なじみ・チエミを、みずほが追う物語。地方で生きる女性たちの友情や母娘関係、逃れにくい閉塞感を描いたミステリー。

    誰一人完全な人間はいない、その不完全さを描き切った作品だ。多かれ少なかれ、自分を含めて、人ってこういう正義感あるよな、嫌なところあるよな、と読みと読み進めることができる。

    母と娘の確執、地方、結婚、どうしても考えてしまう付き合う人間の「ランク」。普通って何?と問いかけてくる作品だ。


    ●本の概要
    地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。

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    2026年08月11日
  • きのうの影踏み

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    辻村さんが「現実と地続きの物語」「身近な誰かの血の通った物語」と書かれている通り、ありそうで怖い物語。
    子供の頃学校の怪談や七不思議を読んで、もしかしたらそこの影に…と怖くなるような感覚がこの本にはある。
    こっくりさんのように古い神社ってそれだけで不思議な場になる。子供たちに伝わる言い伝えが引き起こす「十円参り」
    作家に届くファンレターが近づいてくる「手紙の主」
    子供がなぜか急に言う「だまだまマーク」
    噂を辿るとどこに着くのか「噂地図」
    他にもどれも面白い話ばかり。

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    2026年08月11日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    執着がすごい。
    感謝はないのかと、私がしてやったことへの感謝はないのかと、彼女が思っていることにぞっとした。
    最初は軽い恋愛の話からスタートして、どうなっていくんだろうと思っていた。
    最後、警官から同行してくれと言われた彼女が笑う。
    笑った理由を色々考えてしまう。
    すごい、また読む。

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    2026年08月09日
  • 朝が来る

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    佐都子にとっての朝はひかりがもたらしてくれたものだしひかりにとっての朝は佐都子がもたらしてくれたんだな〜と思うと素敵なタイトルすぎて涙

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    2026年08月09日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    学生同士のちょっとした会話のやりとりが苦しいぐらいリアル。辻村深月さんの作品は中学生の頃に読んだ「ツナグ」以来だが、心動かされる描写が多く改めて好きな作家さんだなと感じた。
    宗教団体であると分かる前は私もこの学校の人たちの考えに賛同する部分もあったので、それぐらい現実世界でも知らないうちにそういった問題に巻き込まれる可能性はあるなとヒヤッとした。

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    2026年08月09日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    ちょっと賢い男の子と、子供相手でも敬語で話す教授の会話劇大好き人間なのでとても良かった。
    賢さの中に子供の怖いまでの素直さが覗く感じがある意味リアルで良いんですよね。
    最後はモヤモヤっとしたが、このあと名前探しの放課後と子どもたちは夜と遊ぶを読み、ぐっとこの本に対する解釈が深まりすっきり。最終的にこの3作品の中では僕メジャが1番好きかな。

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    2026年08月08日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    読後間の悪い感じも含め面白かった。人は過去を自分の都合のいい面でしか見ないものだなぁ。

    スミちゃんの母とママの話だけ何があったのか理解しきれず気になった。。

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    2026年08月08日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    この先の希望をわずかに残して終結した物語だが、読み終えた感想は、絶望、絶句──。

    表出の仕方は違えど、間違いなくそこに愛はあって、だけど当事者には伝わらなくて。
    誰しもが持つ劣等感や嫌悪感、コンプレックス、ついつい他人と比較してしまう卑屈な自分と、相手を卑下して自分を守ろうとする自分…といった、女性の心理的描写がすべてリアルに包み隠さず描かれている。
    人間不信になりそうだけれど、みんなこんな気持ちと折り合いをつけながらうまくやって、一部では自分を正当化しながら、立って前を向いて歩いているんだと人間関係の真理を見せつけられたように思った。

    物語が進むにつれ判明していく新たな事実に驚かされる楽

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    2026年08月08日
  • ハケンアニメ!(下)

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    アニメに関わるお仕事小説、下巻。
    上下巻で3人の女性が主人公ですが、私は下巻の並澤さんの話が一番好きです。アニメーターの並澤が聖地巡礼の企画を公務員の宗森と進めていくのですが、2人がお互いの理解(仕事も含めて)を深めていく過程が良い。

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    2026年08月08日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    2026.08.08
    歌舞伎座から帰って一気読み

    現実は変わらないけれど
    こんなふうに
    大丈夫、だから生きてと
    バトンがつなげたら
    今度はわたしの番だと思えたら
    いいな

    年代の違いだろうなとは上巻でうっすら思っていたけど、だからこそ生まれる閉城とエピローグのそれぞれのシーンは、胸がぎゅっとなる
    仕掛けを仕掛けで終わらせない
    どんでん返しだの伏線だので終わらせないあたたかなエピソードに、だから私は辻村深月が好きなんだと、そう思う

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    2026年08月08日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    2026.08.07
    電車を使った長距離移動は、なぜか読書に没頭できる

    辻村深月はなぜこんなにも中学生が、中学生の気持ちが描けるんだ…
    身に覚えのある苦くてツラくて甘くて嬉しい気持ち

    同時に、やはり自分はわかったフリをしている、当事者になりきれない大人なのかもしれないと、それこそ苦く思う
    寄り添っているつもり、でも、本当に…?

    上巻を読み終わった今、彼ら彼女らの最後の決断は全く予想がつかないけれど、どうか7人の中学生のこれからに幸多からんことを

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    2026年08月08日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    短篇集なので、その後の描写が気になる人もいるかも。全体的に読みやすかった。

    ナベちゃんのヨメ
    →こういう人、本当にいそうで解像度高い。自分はナベちゃんと良き友達だと思っているけど恋人にはなってあげられない、だからナベちゃんのヨメとの結婚に反対などできない。ナベちゃんが幸せならそれでいいんじゃないかな。

    パッとしない子
    →私も中学校のとき教師に恵まれず、作品ほどではないけど嫌悪感を持ってたのを思い出した。大人になって打ち明けたとしても向こうは知る由もないだろうな〜と思う。

    ママ・はは
    →普通にホラー。うちは厳しい家庭ではないけど、親にこうあって欲しいと思うことはよくある。特に子供のためを思

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    2026年08月07日