辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ取り敢えず、上巻だけを読み切った。
面白い、いやぁ、下巻を早く見たい。
見ず知らず年齢も性別もバラバラの中学生が集められ、初めは他人行儀だったけれど、徐々に仲間意識が芽生えていき、三学期の一日目だけ皆んなで学校へ行こう、一緒に闘おう、そう約束をして、下巻へ続く。
思春期真っ只中の中学生たち。それぞれ個人の悩みがある中で、人間関係を徐々に築き上げ、信頼していく様が読んでいて、あたたかい気持ちになる。
学校に行くことができない理由、不登校には様々な理由や原因があるということを、改めてこの作品で感じた。
一緒に、闘える。最後の一行が下巻につながる。
さぁ、どうなる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的に、いい話だったと声を上げたくなる話と、始終胸糞悪い話の両極端だった。
どの話の主人公も特定の誰かにモヤモヤを抱いていたり、価値観が噛み合わなかったりする(7話目の「タマシイム・マシンの永遠」以外)のだが、最終的には分かり合い、暖かな日常に戻るというのが大体の流れだ。
だがこのモヤモヤが、話によっては理不尽だったりする。「お前その性格どうにかならないの?」と、主人公に対して憤ることもあった。具体的には1話目と3話目。
特に3話目は、主人公である母親が娘の進路等にモヤる話なのだが、そもそも母親が無自覚な毒親である。オマケに、今まで培ってきた価値観も、歩んできた人生も、常人では理解 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格