辻村深月のレビュー一覧

  • 闇祓

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    流石は辻村深月。物語の組立が上手く描写力も高い。あとちゃんとホラーっぽくて良い。怖いというよりは不気味かな。読んで損はなし。

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    2026年07月17日
  • 神様の罠

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    ミステリーのアンソロジー。色んな作家をお試しで読めるな、と思って古本屋で買った。たまに思い出したように行く小さな店。今回は、店主のマダムがしばらく留守にしていて、代わりにお客さんが「ちょっとそこまで出かけてらっしゃいます」と店番代わり。どうしよう買おうかなぁ、今日はやめようかなぁと思いながら、いつもは店主の背中側にあってなかなか手が出せない棚をじっくり見たりしていると、掘り出し物を見つけたり。やっぱ待つことに。おかげで買い過ぎず、少な過ぎず、良い本を買えた。

    さて、いきなり1話目からどんでん返し。これはやられた。短いこともあり、読み終わってすぐにまた冒頭から読み直した。乾くるみ『夫の余命』。

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    2026年07月13日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読みやすく、1時間ほどで一気に読み進めてしまった。蘭花と留利絵の視点から描かれるこの物語だけれど、美波の視点からはどのように見えているのかも気になった。
    蘭花にとっては留利絵は親しい友人のひとりだけれど、留利絵は彼女の唯一になりたがったがために、結局誰よりも愛しく思う彼女を破滅へと導いてしまった結末に胸がいたんだ。

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    2026年07月13日
  • 闇祓

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    表紙もタイトルもいかにもホラーで怖いものみたさで読み進めたけれど、やっぱり怖かった。
    何が怖いって、人間が怖い。

    高校生、ママ友、会社の同僚、小学生、章ごとに場面が変わるので飽きない。

    優しくて頼りがいがあり憧れていた先輩に心を許して相談しているうちに、だんだん先輩が本性をあらわして、一方的な考えを押し付けてきたり行動を指図してくるようになった。
    何でも愚痴を聞いてくれて悩みも丸ごと受け入れてくれて、常に肯定され同僚に気持ちよく話を聞いてもらっているうちに、自分は間違っていない、自分は正しいと思い込み、暴走していく。
    洗脳にもいろいろなやり方があるのだなと思ったし、洗脳されているときは自

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    2026年07月13日
  • 家族シアター

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    ネタバレ

    最後の作品の、「のびちゃんがこれからランドセルを背負うところもその先も見ていたいけど、それはできないんだろうね。」「覚えててね」っていう言葉に祖母が重なって泣きそうになった。

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    2026年07月12日
  • 琥珀の夏

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    子どもの頃の、ひとりになりたくない、仲間はずれにならないようにと必死になっていた感情がありありと思い出され胸が苦しくなった。
    最後は涙があふれた

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    2026年07月12日
  • かがみの孤城 下

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    上下巻まとめ

    成長=忘れないことではなく、受け継ぐこと。

    かがみの孤城は、孤独だった子どもたちが、誰かに救われた記憶を胸に、いつか誰かを救う人になる物語。

    スピンオフみたいのが出たら是非読みたい。

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    2026年07月12日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ー坂崎あすなについて、いつかが知っていることはそう多くない。ー上巻
    ー坂崎あすなについて、いつかが知っていることはそう多くない。だけど、決して少なくもなかった。ー下巻

    「ぼくのメジャースプーン」→「名前探しの放課後」の順で読んでほしい。ぼくのメジャースプーンの登場人物が次から次へと出てくるし、なんなら「ぼく」と「ふみちゃん」の姿がまた見れて本当に嬉しいし。

    そしてたぶん、
    実際はいつかはタイムスリップしていない。秀人の「条件ゲーム提示能力」にかかっただけ。

    「たとえばさ、今から3ヶ月後、自分が本当に気になってる女の子が死ぬと仮定してみてよ=A、そういうのがないならいつか君の人生はすごい寂

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    2026年07月11日
  • 名前探しの放課後(上)

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    ー坂崎あすなについて、いつかが知っていることはそう多くない。ー


    初めから、いつかとあすなの物語だって書いてあったわ。

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    2026年07月11日
  • 朝が来る

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    辻村さんは、女同士のいざこざややり取りの描写がとても分かりやすく、とても読み応えがありました。
    女性ならではの焦り、責任、感覚が痛いほど分かりました。
    物語のその後を読みたかった気もします。

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    2026年07月11日
  • かがみの孤城 下

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    上下巻ですが、あっという間に読み進められる作品。
    それぞれが自分の居場所がわからなくなってしまった子供たちの感情が子供のころの自分の感情を想起させられました。

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    2026年07月11日
  • 名前探しの放課後(上)

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    ネタバレ

    寝る間も惜しんで読んでしまった。
    僕のメジャースプーンの後書きに引き寄せられて。
    メジャースプーンの後書きで読んで欲しいと添えられて、誰が関連しているのだろう?と
    先入観入りまくって読んで。
    ああ!って。
    ただ、まだわからないのが、あの子の彼女が果たして
    ふみちゃんなのかはまだわからない。
    そして、改めてメジャースプーンを読んで思ったのが、主人公の「ぼく」が名前かでて無かったことに!!
    気にならなかったのがびっくりした。
    ぼくが「ぼく」でしかなく、ぼくのことを名前で誰も読んでいなかったこと。
    からの、「ぼく」だった彼の名前が今作で分かった事。
    メジャースプーンの後書きに書いてなかったら、多分気

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    2026年07月11日
  • 鍵のない夢を見る

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    蓋をしたくなるような感情を、知っているけど知らないふりしてきた部分を洗いざらい突き付けられた様な感覚になるような短篇集が5作入っていて、「こういう人居るわ~~」とか、もちろん自分にも当てはまる汚い部分だったり、、なんだかモヤッとしながらも納得してしまうような。でもそれがやっぱり人間臭くて面白い。辻村さんの作品はこういう魅力があるよな~好きだな~と改めて感じました。
    私的にはこの本は再読するたびに面白くなるのではないかと思いました。又少し時間を空けてから再読してみようと思います

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    2026年07月10日
  • かがみの孤城 下

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    序盤はあまりつまらないかもと思って積読していたが、腰を上げて読み始めたらするする読めた。

    こころが感じていることがどれもまっすぐで良い。
    誰かによって気持ちをねじまげられることは理不尽なことだと、こころがまっすぐ感じて言葉にしてくれたのがなんか嬉しかった。

    最後のアキを助ける場面のセリフにも胸が打たれたな。
    自分に呼びかけてもらえてるみたいだった。

    「アキ、生きて!アキ、大丈夫だよ!大丈夫だよ、アキ!私たちは助け合える!会えるよ!会える!だから生きなきゃダメ!頑張って、大人になって!アキ、お願い。私ー、未来にいるの。アキの生きた、大人になった、その先にいるの!」

    登場人物みんな魅力的だ

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    2026年07月09日
  • ロードムービー

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    ネタバレ

    ロードムービーの親の想像が追いつかなくて、後から確認して驚き。あまりに先の話すぎて気づけなかったことを恥じました><
    時はしっかりと進んでいてよかった。
    誰かが誰かの支えになる、辻村作品の題材になりがちなリアルな悩みだからこそ、生々しく、思春期ならではの悩みだなと思うが、それが今後の人生に影響することは間違いない。今同じ悩みを抱える人にもこんな存在がいればいいなと思う作品でした。

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    2026年07月08日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    終わり方についてはさっぱり淡い救われるものになっていた。いろんな想像をしながら読み進めていたが、これを高校生の時に書き上げた作者はすごいなぁと純粋に感動した。

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    2026年07月08日
  • 島はぼくらと

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    田舎、島、狭くてプライベート筒抜けの環境のなか、若者たちは色んな悩みを抱えて、それでも時期が来たら、外へ前へ歩み出さなければならない。

    都会の雑踏では誰も気にしないこと。それは人の心地よい温かみであり、時に妬みや嫉妬の不快な温度でもある。Iターンであれ、Uターンであれ、もともとの故郷であれ、同じ土地で暮らすというのは、その場所で色んな温度が交わるということ。
    心地良さに浸かって過ごしていくのか、不快に感じて風にあたりにいくのか、選択肢は自分にしか決められない。
    それぞれの葛藤や、成長や未来が見えて、爽やかな読後感でした。

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    2026年07月08日
  • 家族シアター

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    ネタバレ

    最後にブワッと涙が出てくる感じだった!温かい気持ちになった!
    家族はなんだかんだで大切な存在で、解説に少し❔ってなるところがあったけど家を出たらその気持ちが分かるのかなー私もあと1年も家には居ないと思うかな残りの家族と過ごす日々を大切にしようと思ったし、悲しくなってきてもきた、、でもこんな風には思わなそうな気もしてきた、どうだろう、
    タマシイム・マシンがあるなら本当に気が抜けないけどこの考えいいなーとも思った、!

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    2026年07月08日
  • 闇祓

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    読み始めは、ストーカーやモラハラの話かと思った。しかし読み進めるうちに、人の心に巣食う「闇」を祓う物語だという輪郭が見えてきた。

    章ごとに視点や舞台は変わり、学校、職場、家庭など、それぞれ異なる人間関係の中で現代社会の闇が描かれる。一見バラバラだった出来事が少しずつ繋がり、「神原」という存在の役割も見え方を変えながら一本の物語へ収束していく構成が印象的だった。

    読みながら感じたのは、怪異そのものよりも、パワハラやセクハラ、モラハラなど、人が生み出す悪意や歪みのほうがよほど恐ろしいということ。だからこそ、この作品はホラーでありながら、人間の闇を極端な形で描いた虚構空間ホラーという読後感だった

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    2026年07月08日
  • 噓つきジェンガ

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    バタバタした日が続き、久々のレビューとなった(._.)

    ひょんなことなら思わず軽い嘘をついてしまい、さらに重たい嘘を塗り重ねて、どうにもならなくなった3つのストーリー。2つ目の「5年目の受験詐欺」は、騙される側の話だが、子供への愛情に付け込まれて騙されていることへの疑惑を長年抱え続ける葛藤はスリリングであった。「恋愛」と「受験」と「推し」、どれも冷静な目で見ると不合理な要素なのに、相手を麻痺させて正常な感覚を奪い取るパワーがあり、嘘の世界に飲み込まれていく様子が生々しく描かれ、ページをめくる手が止まらなかった。

    会社のコンプライアンス研修で「不正のトライアングル」という言葉を学んだ。機会、

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    2026年07月08日