感情タグBEST3
Posted by ブクログ
スピンオフやったとは知らず。
元ネタも読みたい。刺さるシーンがたくさんある。後から思えば体験してないようなことも、自分ごととして気持ち丸ごと思い出すような。
Posted by ブクログ
辻村深月の作品に登場していた人物達のオンパレード。大好きな彼らが織りなす物語。深く感情移入できて、惹き込まれた。
凍りのくじらの郁也君。その後、成長した彼に出会えて感激した。あんなに儚げな彼が周りから頼られ、人間性を認められ、嬉しくて仕方がなかった。
Posted by ブクログ
他の辻村深月作品に出てきた登場人物が出てきていて嬉しくなった。
「しあわせのこみち」が一番好き。
絵のセンスがあり、それを自負している優等生、清水あやめの苦悩や葛藤、自分に圧倒的な敗北を味合わせた田辺に影響を受ける姿がとても良かった。
終わり方も心が温かくなるような終わり方で良かった。
Posted by ブクログ
この作品に出てくる登場人物の関連作品を一つを除いてほとんど読んでいたため、本当にグッとくる作品だった。鈍感すぎてそれぞれ読んでる途中で、あっこれあの人だ!!というように気づいたので、関連作品ももう一度読んでそこからまた読み返したいと思った。
Posted by ブクログ
あまりに好きすぎて単行本、ノベライズ、文庫本の3冊買ったけど、なんでこんなにもいいんだろうか。
これまでの辻村作品を読んだうえで読むことをお勧めするのだが、清水さんの物語の心理描写が秀逸。他のみんなにも再び会える幸せよ…。
ちなみに3冊、収録作品が少し違うのがニクい。
Posted by ブクログ
しあわせのこみち、チハラトーコの物語、
樹氷の街に出てくる登場人物は、過去の
辻村作品の登場人物とリンクしていると
いう情報込みで読破。
樹氷のーは、名前探しの放課後。
チハラトーコは、スロウハイツの神様。
とピンと来たが、しあわせのこみちは、
冷たい校舎の時は止まると分からなか
った。(読んだのがだいぶ昔だった)
そのことがあったのか、しあわせのー
は、あまり印象に残らず。
アスファルトも、あまり乗らなかった。
しかし、チハラトーコと樹氷の街は、
引き込まれた。
登場人物の性格や生き方、考え方が、
とても上手く描写されていて、それぞ
れの人間性が伝わってくる。
辻村深月は、ミステリーより青春もの
の方が良作が多いと思う。
Posted by ブクログ
良かったです。スピンオフ短編集という事で、懐かしのあの人やこの人に再会できた喜びや、あれから後の未来を少し覗く事のできた感慨に胸が詰まりました。特に『樹氷の街』。郁也と多恵が大好きで、今回もまた2人に泣かされました。なんでこんなにも優しくて暖かいんでしょう。もっとずっと見ていたくなります。でもこれ、過去の作品知らない人はどんな感想を持つんでしょうか?面白さ半減してしまうんでは??そういう意味では辻村深月ファンブックって感じがします。もちろん私はファンなので大満足でした。
Posted by ブクログ
辻村美月さんの過去作、全然知らずに手にとってしまったけど読み進める手が止まらなかった
感情の描写がものすごく繊細で、身に覚えのある感覚があったりちくっと刺さる一文があったり、いろんな共感や記憶が呼び起こされる感じ
辻村すごろくというもの、スタートさせたいと思いました。
しあわせのこみちの田辺の言葉が好きだったけど、
個人的にはアスファルトの昭彦に共感
何もかもめんどくさくなることもあるんだけど、なんだかんだ人が好きなんだよなあ
Posted by ブクログ
辻村深月ワールドを初めて感じた!なんか見た事ある名前なんだよなぁって思って調べてみたらビックリ!お前あそこにいたやつじゃん!ってなって興奮が止まらない。前に見た辻村深月作品を再読したくなった。今まで読む順番を気にしてなかったけど、順番大事ですよ。
Posted by ブクログ
『辻村深月すごろく』通りに来ないと、これはなかなか…
『冷たい光の通学路』小学校教師として、再出発した榊が…
子供たちと雪合戦をする榊の新聞記事を見たのは…
彼女はどうしたのか⁇と思っていたが。
よかった、小学校の教師をしてたんだ、サトちゃん。
『しあわせのこみち』 T大生になった清水さん。『普通』になれない清水さん。
勉強、絵画、で、圧倒してきた清水さん。
そんな清水さんが圧倒され、初めての敗北感を味わう。
それが…へと。
T大生となった鷹野も登場。
深月も間接的に登場。
『アスファルト』 昭彦がベルリンへ。彼女と訪れるはずだったのに…
やっぱり深月と鷹野も登場。
昭彦がいうように、ふたりはずっと一緒にいるんだろう。
結婚もするし…
『チハラトーコの物語』 チハラトーコ⁇
どこにでてた⁇
赤羽環の登場で、謎が…
加々美梨里杏だったのか…
『樹氷の街』天木、秀人、椿ちゃんに、松永、芦沢理帆子、多恵さんが。
登場人物のその後がわかるのはいいなぁ。
なんかうれしくなる、なんだろう、親心だろうか?
ほんとに『すごろく』通りに読んでないと、面白さが半減。
『スロウハイツの神様』『凍りのクジラ』『ぼくのメジャースプーン』『名前探しの放課後』『冷たい校舎の時は止まる』は読んどかないと。
チハラトーコのスロウハイツ時代が気になるので、『スロウハイツの神様』、もう一度読もうかと。
Posted by ブクログ
辻村さんの過去作品の登場人物たちが再登場してて、物語のその後だったり、過去だったりが知れて良かった。
『僕のメジャースプーン』組が個人的には好きなので、「樹氷の街」は特に良かった。
こういう短編読むと、過去作もまた読み返したくなる。
Posted by ブクログ
辻村深月の過去作品登場人物が各短編で登場します。昔読んだ作品の彼らにまた出会えるのは、嬉しさと懐かしさがあります。特に最後の樹氷の街は凍りのくじらからの繋がり、彼らの成長に泣けました。
それにしても辻村作品の繋がりっぷりはすごい。
他の作者でもスピンオフやその後の話などありますが、辻村作品ほど各作品で登場人物の過去未来がつながりあう作品は知りません。それぞれ独立した話だったはずなのに各話の登場人物たちが話を超えてつながり、リンクしていくのはものすごく不思議な感覚です。
もちろんこの短編だけで読んでも面白いですが、スロウハイツの神様、冷たい校舎の時は止まる、凍りのくじら、ぼくのメジャースプーン、名前探しの放課後、ロードムービーあたりを読んでからだとなお楽しめると思います。(こんなに繋がってる!)
Posted by ブクログ
「冷たい校舎の時が止まる」を読んでいたので、あの時の登場人物達のその後を読むのがとても嬉しかったです。
大学生になり、みんな自分が分からなくなって、迷ってもがいて足掻いて、考えて感じて前に進んでいく。
新しい出会いで挫折も味わうけど、その分強くもなれる。
辻村さんは、個性が強くてクセがある人を描くのもとても上手。
その登場人物の独特な雰囲気や世界観を、頷きながら想像できる。
他にも読みたい辻村作品が多々ありますが、最近皆さん高評価の「傲慢と善良」を購入しました。
これは、読むのとても楽しみにしているのです。
(о´∀`о)
Posted by ブクログ
ふみちゃんや秀人、天木、郁也、里帆子、たえさんにまた会えたのは嬉しい。
チハラトーコと赤羽環にもね。
鷹野とか清水あやめの話は、やっぱり冷たい校舎を読んでいないから分からない部分があって、
やっぱり冷たい校舎に再チャレンジしなきゃなあーと。
読んでから再読したい。
途中から公式やすごろくによる
読む順番を意識してきたけれど、
私としては、これらの作品より
もっと感動の大きい作品があり、
それを読んでいたからこそ、
辻村深月さんが大好きになって、
上下巻に渡る大作であっても
読破できてきたのだ。
だからこそ、
私はこんな順番で、勧めたい。
マイ辻村深月すごろく
ツナグ ※
かがみの孤城 ※
オーダーメイド殺人クラブ ※
サクラ咲く ※
朝が来る ※
ぼくのメジャースプーン ※
子どもたちは夜と遊ぶ
凍りのくじら
名前探しの放課後 ※
スロウハイツの神様
冷たい校舎の時は止まる
ロードムービー
光待つ場所へ
太陽の座る場所
傲慢と善良
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ
まだ読んでない作品もあるので、
それを省いていますが。
辻村深月デビューが凍りのくじらとかスロウハイツとかではのめり込めないんじゃないかと思う…
ちなみに※マークつけた作品がめちゃくちゃ感動するやつ。
Posted by ブクログ
短編集で、どの話もすごく読み応えがありました。
辻村さんの有名な作品にも登場しているというのを知らないまま読んでいたので、その作品たちもぜひ読んでみたいです!
Posted by ブクログ
4作品+αの短編集。
短編だけど他の作品で脇役で出ている子のスピンオフなので短編という短さを感じず、かつ、脇役だからこそ抜きん出た個性はないもののどことなく共感できる話が多く、そう思う時も一度はあったなぁと思わせる話。
樹氷の街は凍りのくじらがmustだけど、他の作品はこれが初でも楽しめるかな。
伏線がある作品が多いけど、こういう普通の話もよい。やはり学生ものは辻村さんの得意分野!こんな、脇役にもストーリー作れるなんてすごっ!細部覚えていすぎて作者の記憶力がこわい。。
しあわせのこみち…冷たい校舎にでてくる清水さんのその後。絵画の腕がありつつも秀才止まりで自分の才能に酔うところはあるがどこか自身をもてない。そんな彼女が天才に出会い、その天才も誰かを追う立場になりたいともがいている様子をみて自分の殻を破る決意が出た。
→朝井リョウの作品に少し似ていた。天才がゆえに自己分析に走るのではなくふんわりと分析する描き方がよかった。文学のよりどんどんネガティブになるのが苦手なのでお洒落な感じでよかった。ストーリーとしてはこの中で一番でした。
アスファルト…八方美人気味の男子大学生が卒業旅行で1人ドイツに旅して、自分を見つめ直す話。
→これが一番共感できるのが多かった。これも冷たい校舎に出てきた昭彦の話だけど、すっかりこのキャラ忘れていた。それだけ目立ったキャラがなかったこの子をフューチャーしたのがよかった。多分また忘れるキャラだけど。
他人に対してそこまで興味なく上部で付き合える自分に気づき周りを遮断するけどまた復活できる。こんな子で溢れているのかも。ストーリーの起伏はないけど、この中で一番好きな作品でした。
・英語が初めて実体を持った言葉と知識に変わった
・世界の当事者になんかならなくていいと思った
・気がついてから思った。気がつかなければ良かったと思った。あの居心地のいい闇には戻れない
チハラトーコの物語…好きなスロウハイツの中に出てた脇役。嘘つきだけど自慢ではなくみんなを幸せにする嘘しかつかないと自分の美学を持っている。こんな自分にプライドある子がまさかオタクの先生を好きなんて。なんかほっこりした。
樹氷の街…これは凍りのくじらを読んでいたから、タエさんが倒れた時は涙もの。郁也はやっぱりいいね。音楽会に向けた青春ものとしては薄めだけど、背景があるからこそ良さを感じる作品。
冷たい光の通学路..冷たい校舎読者にむけたオマケ作品。榊とサトちゃんのその後の話。
Posted by ブクログ
背表紙に「清水あやめ」という文字を見つけ、『冷たい校舎の時は止まる』を読んで日が浅い私は嬉しくなりました。
他にも辻村ワールドで覚えのあった登場人物が結構出てきます。これがかなり嬉しくて、出会う度に「元気してたー?!」って言いたくなります。逆に、これを辻村深月読みたい人の1冊目にオススメはしないかも。
「樹氷の街」は読んでて学生時代の事を思い出さずにはいられない。思い出すというか、フラッシュバックというか、記憶が無理やり掘り起こされて登場人物と一緒に物語を追わずにはいられません。
Posted by ブクログ
“辻村ワールドの強み”
「スロウハイツの神様」と、「名前探しの放課後」と、「天木・秀人・椿」の話。
初めはロードムービーの続きかと思っていたが、
「チハラトウコ」がかすかに引っ掛かり、振り返ればそれはスロウハイツの世界。
〆は天木・秀人・椿・松永。
スロウハイツの神様を読んでから半年が経っていた。
それでも、千原冬子の存在に気づけた。よかった。
天木グループの話は、どこかほっこりする。名前探しと比べて。
リアル味が強いからなのだろうか。
最初と最後の、榊とちーちゃん。
すごく短い文章の中で、彼らの現在と過去の想いがわかるすばらしさ。
彼らのがっつりした物語を見たい気持ちもありつつ、
これが見れただけでも満足のような、そんな感じ。
ロードムービーと似たような感じだが、
こっちの方が好き。
登場人物が好み。
ああ、キャラクターに恋してる。
Posted by ブクログ
彼女彼らのエピローグでありそれぞれの新たな物語の始まり。樹氷の街はちょっと違うかな。清水さんと昭彦はほんとに懐かしい。「冷たい光の通学路」が一番嬉しかった。
Posted by ブクログ
絵画教室に通っている女子大生、芸能活動をしている嘘つきの少女、合唱コンクールで伴奏者となった女子高生など。
今の自分に何かしらのもどかしさや空虚さを抱えている人たちが新たな一歩を踏み出す。
読後、ちょっと清々しい気持ちになりました。
特に好きだったのは「樹氷の街」
校内合唱コンクールでの伴奏をする倉田さん。立候補したのに上手くピアノをひけずにもがき、これまで関わってこなかった人と繋がり周囲の人にも変化があらわれていく。
とても良かった!
昔、学校での合唱コンクールを思い出し懐かしい気分になりました。
絵画教室に通う少女が感じた初めての敗北感とその後を描いた「しあわせのこみち」も良かった。
作品を通しての繊細な心理描写やいくつものシーンが心に残りました。
ラストはしんみり優しい気持ちになった。
そして、こちら解説が朝井リョウさん。
解説もまた良かったなぁ。
たくさん共感したし、その言語能力を少し分けて欲しい…としみじみ思いました。
以下、抜粋します。
『「日々は、繋がっていく。世界は、広がっていく」 私だけだ、と思っていたことが、ある文章に触れることで、ふ、と突然ふくらんで、どんどんどんどん広がっていく。』
Posted by ブクログ
スピンオフ短編集
本編の小説を読んだ後にどんどん記憶が曖昧になってくる登場人物たちや物語が、再び鮮明になってくるので何だか懐かしい感じ。
ずっと会えていない同級生や親戚が今も元気にしてます、活躍してます、って言う報告を聞いて昔を思い出してほんわかする感じ?
Posted by ブクログ
日々は繋がっていく。世界は、広がっていく。
文庫版の解説朝井リョウ良かった。
今まで読んできた辻村深月作品の登場人物が少しずつ重なりあっていく感じがとても好き。