感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
良かったです。スピンオフ短編集という事で、懐かしのあの人やこの人に再会できた喜びや、あれから後の未来を少し覗く事のできた感慨に胸が詰まりました。特に『樹氷の街』。郁也と多恵が大好きで、今回もまた2人に泣かされました。なんでこんなにも優しくて暖かいんでしょう。もっとずっと見ていたくなります。でもこれ、過去の作品知らない人はどんな感想を持つんでしょうか?面白さ半減してしまうんでは??そういう意味では辻村深月ファンブックって感じがします。もちろん私はファンなので大満足でした。
Posted by ブクログ
辻村深月ワールドを初めて感じた!なんか見た事ある名前なんだよなぁって思って調べてみたらビックリ!お前あそこにいたやつじゃん!ってなって興奮が止まらない。前に見た辻村深月作品を再読したくなった。今まで読む順番を気にしてなかったけど、順番大事ですよ。
Posted by ブクログ
“辻村ワールドの強み”
「スロウハイツの神様」と、「名前探しの放課後」と、「天木・秀人・椿」の話。
初めはロードムービーの続きかと思っていたが、
「チハラトウコ」がかすかに引っ掛かり、振り返ればそれはスロウハイツの世界。
〆は天木・秀人・椿・松永。
スロウハイツの神様を読んでから半年が経っていた。
それでも、千原冬子の存在に気づけた。よかった。
天木グループの話は、どこかほっこりする。名前探しと比べて。
リアル味が強いからなのだろうか。
最初と最後の、榊とちーちゃん。
すごく短い文章の中で、彼らの現在と過去の想いがわかるすばらしさ。
彼らのがっつりした物語を見たい気持ちもありつつ、
これが見れただけでも満足のような、そんな感じ。
ロードムービーと似たような感じだが、
こっちの方が好き。
登場人物が好み。
ああ、キャラクターに恋してる。