辻村深月のレビュー一覧

  • 図書室で暮らしたい

    Posted by ブクログ

    作家さんって遠い雲の上の存在のように思えるけど、
    このエッセイを読んでいて、ああ、同じ人間なんだと思った。大好きなものを心待ちしたり、緊張したり、青春時代の苦い思い出を抱えてたり。辻村さん本当に本が好きなんだなあ。

    0
    2024年11月06日
  • きのうの影踏み

    Posted by ブクログ

    これが芦田愛菜さんおすすめなんだ。なんとなく意外な感じ。

    日常と闇のものが背中合わせに、でも確実に共存する感じがヒヤリとする。なんとなくよくわからない「殺したもの」、「丘の上」なんかもなおさら不気味。

    「噂地図」、「十円参り」など、本人にとっては静かに、でも革命のように世界が変わるのも面白い。

    「タイムリミット」や「ナマハゲと私」のように命が危ういのはやっぱりスリリングで引き込まれる。

    0
    2024年11月06日
  • 図書室で暮らしたい

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ辻村深月さんのエッセイ。最近わかりやすく辻村さんの本にハマっている。言葉の紡ぎ方が素敵。

    0
    2024年11月04日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻で読めるのか…と不安だったけれど
    続きが気になって 夢中で読み進めれた。
    どう繋がってくのか、動機と背景も不確かな
    気持ち悪い感じが、嫌悪感と悲しさを助長させる。

    月子も紫乃も孤塚も恭司も 身近に居そうなキャラだし なんなら自分の奥にひそむ 嫌な部分を見ている様で生々しい。

    0
    2024年10月25日
  • かがみの孤城 下

    Posted by ブクログ

    下巻になると一気にラストスパートにかけるかのようにどんどんストーリーの展開が進んでいきとても楽しかったです。

    ただ児童書だったのは少し恥ずかしかった…。
    だけど最後の最後では子供達の意思が伝わりそして現在そして未来へと繋げられる話しだと思いました。

    児童書でここまで泣ける話はないですし感動できるものも少ないと思います。
    これはいろんな方に読んでもらいたいです。特に10代や20代の人にオススメです。
    今度ちゃんとした児童書じゃないかがみの孤城が出たら買って読みたいと思います

    0
    2024年10月25日
  • かがみの孤城 上

    Posted by ブクログ

    映画を見る前に読みたいと思って本屋で買ってもらった本です。

    最初はデカい本だなぁと思って中身を見たら児童書でミスったと思いました。(その時にはもう高校生ぐらいでふりがななしで難しい漢字も読めていた)

    だけど買ってもらった手前読んで見ると面白く次々に謎という名の謎が出てきたと思えば子供達の話しの辻褄が合わないことが多く???と疑問が謎に包まれるようになったけど最後らへんで成程!と理解が出来るほどの面白い展開へとなりました。

    これは、10代や20代には共感ができる小説で特に高校生あたりは特に共感ができることが多く自分のことのように感じました。

    0
    2024年10月25日
  • レジェンドアニメ!

    Posted by ブクログ

    辻村深月さんの登場人物はみんな主人公で人間らしくて元気もらえる。日本のアニメ業界を誇りに思える!赤羽環さんにまた会えて嬉しい。

    0
    2024年10月22日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

    Posted by ブクログ

    フィクションなのでどこまでが本当にあったことかはさておき、戦中戦後の日本でやってやろうという敗戦したにも関わらず前向きに生きる人々に感動。

    0
    2024年10月22日
  • はじめての

    Posted by ブクログ

    「海のまにまに」と「好きだ」がYOASOBIの曲の中でも特に好きだったが、物話を通してもっと好きになった!

    0
    2024年10月19日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

    Posted by ブクログ

    とっても良かったー!特にすごい事件がおきるでも,すごくそれぞれの話がつながっているでもないのですが,どの話も心がホッと暖かくなる。読み終わった後も,とても幸せな余韻の残る作品でした。
    なんて事ない話をこんなに心に響く言葉で一つの作品にしてしまう、作家さんの筆力に脱帽です。
    東京会館も、この作品を読んで初めて知ったので,機会があればぜひ訪れてみたいとおもいました。

    0
    2024年10月17日
  • 図書室で暮らしたい

    Posted by ブクログ

    初辻村さん。山梨ご出身と知り一気に親近感。お母さん目線のエッセイを書くことへの躊躇、わかるかも。直木賞を受賞した時に憧れていた方に迎えられて……のところ、泣いてしまいました。

    0
    2024年12月12日
  • 傲慢と善良(1)

    Posted by ブクログ

    目次
    episode1 第1話
    episode2 第2話
    episode3 第3話
    episode4 第4話
    episode5 第5話
    巻末特別対談 辻村深月×鶴谷香央理

    原作者と漫画家の対談もよかったですが、ストーリーの先が気になります。原作先に文字で読むかなぁ、映画上映中なのでそちらを先にみてしまうかも。でも鶴谷さんの漫画でも早く続きを期待してしまうなぁ。

    0
    2024年10月06日
  • クローバーナイト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった。
    自分にはまったくわからない世界だったけれど。
    保育園、お受験。なんだかドキュメンタリーな気分で読みました。
    裕&志保。とてもいい夫婦だし、気持ちがいい。
    それに莉枝未ちゃんと琉大くん。家族というチームなんだ。
    とても素敵な物語でした。

    0
    2024年10月05日
  • V.T.R.

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです!
    まず、辻村さんがこういう文体も書けるんだ、という面白さ。
    話も面白かったんですが、なるほど確かに中高生の間にハマって、大人になったら自然と抜ける~という世界観だなって納得できたところも、面白かったです。

    それは、幼稚であるとかそういうことではなく。
    こういった格好いい世界観、いい女、主人公の格好悪さと格好良さのバランスっていうのが、中高生好きそう~!って感想を抱かせる。ライトノベル感がありました。

    種明かしは想像通り。ようやくミステリーで先を想像する頭が養われてきたのかな?
    確かにあまりにも事情をわかりすぎていたなって、後から気づきました。

    また、洗濯機や乾燥機に入れら

    0
    2024年10月04日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    ホラー短編集。『踊り場の花子』『ブランコをこぐ足』『おとうさん、したいがあるよ』『ふちなしのかがみ』『八月の天変地異』の5編が収録されている。
    ポピュラーな怪談ネタを使いつつ、辻村流の世にも奇妙な物語に仕上げている。

    【感想】
    『踊り場の花子』☆5
    抜群の構成力。じわじわと真相が明かされる描写が上手い。この短編集の中で一番怖い。

    『ブランコをこぐ足』☆4
    前の話を逆手に取って読者を混乱させる見事なオチ。

    『おとうさん、したいがあるよ』☆3
    シュール。死体がどんどん出てくる。

    『ふちなしのかがみ』☆5
    そういうことかーー!!と膝を打つ。全ての伏線が回収される快感が物凄い。

    0
    2024年10月01日
  • あなたの言葉を

    Posted by ブクログ

    毎日小学生新聞に掲載されていた文章を単行本にまとめたもの。4〜5ページごとに移り変わっていくので、区切りもつけやすく、ちょっとずつ読み進められました。学校生活を送ってる頃に読めていたら、良かったのかもしれないけど、物事を俯瞰で見れる大人でありたいし、子供の感性も潰さない優しい辻村さんの言葉は胸に刻んでおきたい。・゚・(ノ∀`)・゚・。

    『大人になってよかった、と思うこともたくさんあります。その1つが「自分の言葉」で気持ちが伝えられるようになったことです。』-あなたの言葉-

    『あなたの仲間は、教室の外にもいるかもしれません。今すぐに出会えなくても、たとえばあなたが読んでいる1冊の本の向こう側

    0
    2025年12月06日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

    Posted by ブクログ

    東京會舘を舞台にした連作短編、という感じ。なのだけど、なんだか、出てくる登場人物や空気感がとても強く伝わってくるようで、ワクワクしたりドキドキしたり、予想以上に素敵な作品だった。

    上巻終盤の話はとても良くて、読んでいてグッとくるものがあった。そして、きっと東京會舘を好きになる、そんな作品な気がする。

    0
    2024年09月26日
  • きのうの影踏み

    Posted by ブクログ

    2024-14

    短編集。
    初読み作家さん。

    ジャンルはホラーでいいのかな?
    ゾッとしてしまうお話が多め。何話か「??」となったものもあるけど、読むと(おわ〜)となる話が多くて楽しめました。

    「手紙の主」と「十円参り」「噂地図」あたりがなかなか凝っていてすき。手紙の主は、昔流行ったチェーンメールを思い出して懐かしくなりました。今はLINEが主流になって、こういったこともなくなっちゃったけど。
    「7つのカップ」は思わず泣きそうになってしまった。ラストにこれを持ってくるなんてうまいなあ。

    0
    2024年09月21日
  • ロードムービー

    Posted by ブクログ

    過去は繋がっていないようで今の自分を作っている。
    当時何にもない景色が、素晴らしかったこと、後から思い出すかもしれない。
    それが今の自分の活力になるかも。
    昔に思いを馳せたくなる良い作品。

    0
    2024年09月16日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ

    踊場の花子さん
    学校七不思議の一つ、花子さんの話。
    一人で宿直する小学校教師をかつての教育実習生の
    大学の後輩の子が訪れてくる。
    ただ、電話してからやって来るのが早過ぎる、鍵を
    かけたはずなのに、校内に入ってくるという伏線が
    あとになって、じわじわと効いてくる。
    世にも奇妙な物語で実写化されているけど、原作を
    読む方がおすすめ。

    他作品に、ブランコをこぐ足、おとうさん、したいがあるよ、ふちなしのかがみ、8月の天変地異とあるが、ホラーではないような作品だけど、天変地異は、小学生の男の子の友情をテーマにしていて、辻村深月らしいラストだった。

    0
    2024年09月07日