作品一覧

  • 山の霊異記 ケルンは語らず
    4.0
    1巻704円 (税込)
    山の空気を堪能する母娘の後をつけてくる黒い影、山登りの最中に知人からかかってきた電話に隠された秘密、暴風雨の夜テント泊の男性が遭遇した恐怖。山という場所の魅力と恐怖を畏怖の念とともに描きだす。
  • 山の霊異記 霧中の幻影
    4.0
    1巻660円 (税込)
    霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、死ぬ人の顔が見えるという三枚鏡。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。
  • 山の霊異記 黒い遭難碑
    4.3
    1巻748円 (税込)
    木陰に立ち並ぶ数十体の地蔵の、ある法則に気づいた瞬間に戦慄する「顔なし地蔵」。風雨と霧に閉ざされたヒュッテの乾燥室にうずくまる青い雨具の男の正体が切ない「乾燥室」、奇妙なほど行く先々の山で遭遇する女性の言動が謎と不安を誘う「ポニーテールの女」他。避難小屋、山奥のトンネル、テント――心身ともに強靭な山男たちを震撼させる、恐ろしくも不可解なできごとを山の霊気とともにつづる。文庫オリジナル作品2篇を収録。 ※本書は二〇一三年四月に小社よりMF文庫ダ・ヴィンチで刊行された作品を、加筆・修正して再文庫化したものです。
  • 山怪談
    5.0
    1巻660円 (税込)
    山にはこの世ならざるものがいる……。安曇潤平による最恐の山怪談、初のコミカライズに豪華執筆陣が集結! 山小屋で聞いた滑落事故の話。見通しのいい場所でなぜ事故は頻発するのか? その裏に隠された真実とは……!? ほか全5話収録!
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男
    4.6
    1巻748円 (税込)
    赤いヤッケを着た遭難者を救助したため遭遇した怪異、山の空き地にポツリと置かれた大きなザックから夜出てくるモノ……自らも登山を行う著者が、山で訊き集めた数々の怪談実話。新たな書き下ろし2篇収録。
  • 山の霊異記 幻惑の尾根
    3.9
    1巻704円 (税込)
    閉ざされた無人の山小屋で起きる怪異、使われていないリフトに乗っていたモノ、山道に落ちていた小さな赤い靴の不思議。登山者や山に関わる人々から訊き集めた、美しき自然とその影にある怪異を活写した恐怖譚。 ※本書は、二〇一三年五月に小社より刊行された単行本『山の霊異記 ヒュッテは夜嗤う』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • そっと、抱きよせて 競作集 <怪談実話系>
    2.8
    1巻572円 (税込)
    「正月の二日に女が死ぬと、七人道連れにする」田舎町で囁かれる不吉な噂、古いマンションに漂う見えない子どもの気配、霧深き山で出会った白装束の男たち、どこからともなく聞こえる「ほおみい」という謎の言葉……現実と虚構のあわいに広がる不穏な世界へようこそ。辻村深月、香月日輪、藤野恵美、朱野帰子、伊藤三巳華、小島水青、安曇潤平、松村進吉、朱雀門出、詠坂雄二、10名の人気作家がつむぎだす、豪華怪談競作集。
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    背筋がひんやりとする怪談はもちろん、山の情景の表現が美しい!!山登りを擬似体験できます(笑)
    それと同様に怪談もしっかりしてるので普通にこっわ!!!となるし、たまに感動系のお話もあって強弱の付け方が◎
    一つ一つの話の書き方も工夫がしてあるので飽きずに読めた。
    シリーズ化しているようなので引き続き読もうと思います。

    0
    2023年07月11日
  • 山怪談

    購入済み

    すごく良かった

    山の怖い話なんだけど、感動する話もあったり、だけどやっぱり怖くて…また読み返したい話ばかりでした。登山に少し興味がわきました。

    0
    2021年10月09日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    購入済み

    山歩きの楽しみが増える

    なんと生き生きと道中を描く作家さんだろう。登ったことのある山もない山もありありと稜線が見えてくるようです。
    そこにふと訪れる怪異はとてもリアルで…私の憧れだったソロキャンプはこの先永遠に中止です。もし夜中に思い出してしまったら。
    さほど怖いタタリや原因などないのですが、もし1人で山道で出会ったら、直感的に逃げ出したくなるような現実味があります。

    0
    2020年09月25日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    購入済み

    登山の楽しみが増えます

    登山も怖い話も大好きですが、本書はそのどちらにおいても優れた良書だと思います。山怪も面白かったのですが、登山者目線の山歩きの楽しさや厳しさがリアルに描かれた安曇先生の作品が好きです。
    また怪現象でありながら、亡くなった方や山の不思議なものへの敬意が感じられ、ついひきこまれます。

    0
    2020年09月21日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    山好きな作者が自分の足で各地を回って取材した、山に関する実話怪談集。
    怪談自体も背筋がゾクッとするものが多く、夏には最適かもしれない。

    しかし、登山をしてる身からすると、この小説の凄さは山の描写が繊細で自分が歩いているかのように景色が想像されること。春夏秋冬それぞれの日本の山の持つ雄大さと、繊細さ。そこにほんの少し怪談が合わさると、なんだか異世界にでも迷い込んだ様な感覚に陥ることができる。

    その意味では、他の現代怪談集とは一味違う作品。

    0
    2019年09月06日

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