• 山の霊異記 幻惑の尾根

    山歩きの楽しみが増える

    なんと生き生きと道中を描く作家さんだろう。登ったことのある山もない山もありありと稜線が見えてくるようです。
    そこにふと訪れる怪異はとてもリアルで…私の憧れだったソロキャンプはこの先永遠に中止です。もし夜中に思い出してしまったら。
    さほど怖いタタリや原因などないのですが、もし1人で山道で出会ったら、直感的に逃げ出したくなるような現実味があります。

    0
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    登山の楽しみが増えます

    登山も怖い話も大好きですが、本書はそのどちらにおいても優れた良書だと思います。山怪も面白かったのですが、登山者目線の山歩きの楽しさや厳しさがリアルに描かれた安曇先生の作品が好きです。
    また怪現象でありながら、亡くなった方や山の不思議なものへの敬意が感じられ、ついひきこまれます。

    0