山の霊異記 幻惑の尾根

山の霊異記 幻惑の尾根

704円 (税込)

3pt

3.8

閉ざされた無人の山小屋で起きる怪異、使われていないリフトに乗っていたモノ、山道に落ちていた小さな赤い靴の不思議。登山者や山に関わる人々から訊き集めた、美しき自然とその影にある怪異を活写した恐怖譚。
※本書は、二〇一三年五月に小社より刊行された単行本『山の霊異記 ヒュッテは夜嗤う』を改題し、文庫化したものが底本です。

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山の霊異記 幻惑の尾根 のユーザーレビュー

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    購入済み

    山歩きの楽しみが増える

    2020年09月25日

    なんと生き生きと道中を描く作家さんだろう。登ったことのある山もない山もありありと稜線が見えてくるようです。
    そこにふと訪れる怪異はとてもリアルで…私の憧れだったソロキャンプはこの先永遠に中止です。もし夜中に思い出してしまったら。
    さほど怖いタタリや原因などないのですが、もし1人で山道で出会ったら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    とにかくこのシリーズは山の描写や雰囲気がありありと浮かんで来て登ったことも見たこともない山々の風景が見えるよう。しかしそのぶん、見たことも感じたこともない怪異がありありと、、、。
    怖い中にもほんわりするお話があるのはありがたい。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月21日

    山の怪談集は何度か読んだことがありますが、こんな風に登山の楽しさ、美しさ、大変さを描写した本はなかったと思います。不思議な話がいくつも掲載されていますが、はっきり理由がわからないまま終わっていたりするお話も多くて、だからと言ってぞっとするよりはなんだか不思議な話だなという感じで、一味違った怪談で楽し...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年03月31日

    本当にあった山の怖い話を集めたもの。
    作者が体験したものやら、山仲間から聞き取ったものまでとにかくたくさん。続編も数冊あるらしい。読み放題じゃん!

    怖い話なんだけど、私は登山の経験がないので、やっぱり別世界の物語を読んでいるような感覚になる。山登りする人にとってはとても怖い、かもしれない。
    どこか...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月07日

    面白いことは面白いし、山ならではの怪談として楽しめるのだが、前半の山行の描写がちと多過ぎて冗長になっていた気がしないでもない。純粋に「怖い話」の続く中に、「不思議だけれどいい話(泣かせる話)」が織り交ぜられて、いい塩梅になっている。

    前者は、理由も何も不明なままだが怖い「五号室」や「異臭」、「豹変...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年10月22日

     先日読んだ「山怪」とは違い、こちらは人間が関わる山の幽霊話集の趣だ。

     今のところ、登山している途中で幽霊に出会ったことはない。
     シーズンでは月2回以上低山から高山まで立ち入っている俺からすると、山に幽霊なんていないよなぁと、読んでいてもあまり怖さを感じない。

     人は自分で体験しない限り、信...続きを読む

    0

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