安曇潤平のレビュー一覧

  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    背筋がひんやりとする怪談はもちろん、山の情景の表現が美しい!!山登りを擬似体験できます(笑)
    それと同様に怪談もしっかりしてるので普通にこっわ!!!となるし、たまに感動系のお話もあって強弱の付け方が◎
    一つ一つの話の書き方も工夫がしてあるので飽きずに読めた。
    シリーズ化しているようなので引き続き読もうと思います。

    0
    2023年07月11日
  • 山怪談

    購入済み

    すごく良かった

    山の怖い話なんだけど、感動する話もあったり、だけどやっぱり怖くて…また読み返したい話ばかりでした。登山に少し興味がわきました。

    0
    2021年10月09日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    購入済み

    山歩きの楽しみが増える

    なんと生き生きと道中を描く作家さんだろう。登ったことのある山もない山もありありと稜線が見えてくるようです。
    そこにふと訪れる怪異はとてもリアルで…私の憧れだったソロキャンプはこの先永遠に中止です。もし夜中に思い出してしまったら。
    さほど怖いタタリや原因などないのですが、もし1人で山道で出会ったら、直感的に逃げ出したくなるような現実味があります。

    0
    2020年09月25日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    購入済み

    登山の楽しみが増えます

    登山も怖い話も大好きですが、本書はそのどちらにおいても優れた良書だと思います。山怪も面白かったのですが、登山者目線の山歩きの楽しさや厳しさがリアルに描かれた安曇先生の作品が好きです。
    また怪現象でありながら、亡くなった方や山の不思議なものへの敬意が感じられ、ついひきこまれます。

    0
    2020年09月21日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    山好きな作者が自分の足で各地を回って取材した、山に関する実話怪談集。
    怪談自体も背筋がゾクッとするものが多く、夏には最適かもしれない。

    しかし、登山をしてる身からすると、この小説の凄さは山の描写が繊細で自分が歩いているかのように景色が想像されること。春夏秋冬それぞれの日本の山の持つ雄大さと、繊細さ。そこにほんの少し怪談が合わさると、なんだか異世界にでも迷い込んだ様な感覚に陥ることができる。

    その意味では、他の現代怪談集とは一味違う作品。

    0
    2019年09月06日
  • 山の霊異記 黒い遭難碑

    Posted by ブクログ

    著者の怪談を動画サイトで聴き、その語りの心地よさに惹かれて興味を持った。

    この手の本を読んだのは初めてだが、程よい怖さを味わえた。一部動画で聴いたことのある話もあったが、文字で追うとまた違う感じがする。文章自体は簡潔で読みやすいが、自然の美しさなど、山登りの醍醐味を感じさせる描写もあり、ただ怖いだけの話になっていない点がよいと思う。ただ、自分に登山の経験がないためか、イメージしにくい描写もあった。

    怪談を聴いた時、「いい人そうだな」と思ったが、本を読んでもその印象は変わらなかった。飾るところのない、素朴な”山ヤ”なんだろうなと。

    0
    2019年07月07日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当にあった山の怖い話を集めたもの。
    作者が体験したものやら、山仲間から聞き取ったものまでとにかくたくさん。続編も数冊あるらしい。読み放題じゃん!

    怖い話なんだけど、私は登山の経験がないので、やっぱり別世界の物語を読んでいるような感覚になる。山登りする人にとってはとても怖い、かもしれない。
    どこかで聞いたことがあるんだけど、山の怪談って桁違いに怖いらしい。怖さに単位はないので、桁違いって表現が正しいのかは知らない。
    ここで1つ選択を間違うと死んでしまってたな、ってエピソードが多すぎて、本当に山を登るってすなわち死にに行くようなものなのでは?って身震いする。なんでこんな恐ろしい思い(霊的にも、

    0
    2019年03月31日
  • 山怪談

    Posted by ブクログ

    山でおこった怪談というと山怪という本が怖かったが、本作はあの作家の原作ではないらしい。漫画家には疎いので伊藤潤二しか知らないけど、どのエピソードもゾクゾクして楽しめた。一番最後の話は怖いというより感動的だった。

    0
    2019年02月08日
  • 山怪談

    Posted by ブクログ

    山登りを始めたキッカケは、赤いヤッケの男でした。(収録されてません)
    画になると凄まじいなやはり。

    急行アルプスは収録されています。

    三途のトロは文字で読んでも漫画で読んでも怖い名作になりましたヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

    0
    2018年03月18日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    Posted by ブクログ

    山で起こる不思議だったり、恐怖の体験をテンポよく書かれている。1話の話自体もそんなに長くないので、読みやすい。自然の美しさ(時に厳しさも)登山の楽しさ、己との闘い、目的地で食べる食事の描写などもとてもリアルで、自分も一緒にそこにいるかのような感覚に陥った。
    私も以前は登山に行っていたが、残念ながらここに出てくるような体験をした事は一度もない。

    0
    2025年05月24日
  • 山の霊異記 霧中の幻影

    Posted by ブクログ



    命の影…燕岳
    ついてくる女…燕岳
    ぼくちゃん…金冠山~達磨山~船原峠
    石田の背中…甲武信ヶ岳???
    永遠の翼…玄岳
    三枚鏡…戸屋峰
    声が聞こえる…五竜岳???
    冬虫夏草…谷川岳???
    煙…沼津アルプス
    推定古道…箱根峠~三島
    霧中の幻影…K岳???
    山を這う蟻…妙義山

    0
    2024年10月13日
  • 山の霊異記 霧中の幻影

    Posted by ブクログ

    身近な里山の話はゾクゾクする…そもそも単独で行かなければ回避できるものも多い。
    っつってもふと空いた時間にフラッと行きたくなるのよね〜(気をつけろ

    0
    2024年07月11日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次のところに簡単な日本アルプスの地図が載ったが「これはいらないのでは?」と思った。イニシャルでぼかしている話もあるし、載っていない山もある。
    個人的にはミステリーではないのだから位置関係や距離感はぼんやりしている方がいいのではないかと思う。分かる人はイニシャルだけでもすぐに気付くし、イメージが湧かない人には実名と詳細な地図でも実像は伝わらない。

    中身の話は相変わらず面白い。
    しんみりくる話もあるが、前作よりややホラー寄りになったのではないかと思った。前作は心がほんわかする話がもっとあった気がするが、今作は連れて行かれる(引っ張られる)怖さのある話が増えたように感じた。中立(=不思議なだけ)

    0
    2024年04月22日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なかなか良いホラー短編集。
    市街地や田舎とは雰囲気の異なる、山・登山独特の異界感や孤独が合わさってじわじわ怖い話が多いが、優しい気持ちになるものもある。ホラーというより山の伝説という方があっているかも。
    話の最後にはある程度の種明かしのようなものが付いているので、理不尽すぎる(=意味が分からなさすぎる)話はない印象。はっきり言って作者の後書きが一番怖い。

    風景の描写が上手く、話の所々に出てくる実在の山小屋や目印、天候・気候、登山の際の心理も相まって山を登っている感じが味わえる。
    特に導入部では怪談の本体には影響しない細かな記述がなされていることが多いが、怪談に現実感や具体性を与えるフレーバー

    0
    2024年04月06日
  • 山の霊異記 幻惑の尾根

    Posted by ブクログ

    とにかくこのシリーズは山の描写や雰囲気がありありと浮かんで来て登ったことも見たこともない山々の風景が見えるよう。しかしそのぶん、見たことも感じたこともない怪異がありありと、、、。
    怖い中にもほんわりするお話があるのはありがたい。

    0
    2023年03月11日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    山は好きだが根性と体力と技術がないので、登山は学生の頃の強制登山くらいしか体験がないが、
    相変わらず文章を読むだけで山岳の風景がありありと目に浮かぶ。
    山の厳しさと美しさ。その爽快さと剣呑さ。
    そして今回も、柔らかい気持ちになる話と怖気に鳥肌が立つ話が盛り込まれている。
    手を差し伸ばされて救ってもらえるのならまだすも誘い込まれてあの世に連れて行かれるのだけは遭遇したくもない(泣)

    0
    2023年02月15日
  • 山の霊異記 霧中の幻影

    Posted by ブクログ

    無料だったので読んでみた
    遅刻だと思った人が早めに着いていた話と女の人が後ろをついてくる話が好き
    最後に収録された対談で実話ではなさそうなことを言っていらしたのでこんな面白いオチのある話がそうそうあるわけでもないものなと納得した たまたまこの本を最初に読んだのだけど、初めの方のシリーズは実話ベースらしいとのことでそちらも読みたい
    夢枕獏さんの実話怪談も気になる

    0
    2021年06月24日
  • 山の霊異記 ケルンは語らず

    Posted by ブクログ

     シリーズ5巻、今回はこれを国見温泉で張ったテントの中で読んでました。
     
     山登ってると序文の山、全部登ってるわぁ。
     なのはどうでもよくて、山で幽霊的な体験は全くない。
     不思議体験はあるけど。
     その不思議体験も15年前の話だし。

     たまには起きろよ霊的体験。
     新調したテントで今年も山に登りたい。

    0
    2020年07月25日
  • 山の霊異記 黒い遭難碑

    Posted by ブクログ

    2018061

    山の怪談話ですが山好きならば、描写を読んだだけで楽しくなってきてしまう。怖いけれどホロリとするお話もあり。

    乾燥室、霧幻魍魎なんかはグロテスクで本当に怖かったし、青いテント、三途のトロなんかはテントやツェルトの中からひとり異様な外の世界に恐怖する。

    ポニーテールの女は面白い話だと思うし、櫛はホロッとする話。

    舞台が丹沢や白馬、アルプスなど山好きとしては嬉しく思う一冊。怖いけど。

    0
    2018年06月13日
  • 山の霊異記 赤いヤッケの男

    Posted by ブクログ

    山は地上とはどことなく違う。
    空気なのか何なのか、上手く言えないけれど
    やはり何が違う。
    幼い頃、母に連れられ割と沢山の山に登りました。
    その影響もあってか、山岳小説も大好き。
    しかし本書の中に出てくるような体験をして、
    果たして再度山に登りたいと思えるだろうか…。

    そこまで恐怖を感じる内容な訳ではないのですが、
    山の不思議さと相まって恐ろしさ倍増。

    山小屋、私絶対泊まれないな。

    0
    2017年09月29日