あらすじ
辻村深月が選び抜いた巨匠の妖しい美の結晶
大乱歩没後50年を記念する傑作選第3弾は、猟奇の美に焦点を当てる。
恋する美女に嘲笑された孤独な男の妄執を綿密に描く「蟲」。
四肢を失って帰還した軍人と妻の関係を描いた名作「芋虫」。
さらに「盲獣」「鏡地獄」「押絵と旅する男」など全9編を収録。
【目次】
「白昼夢」
「鏡地獄」
「芋虫」
「人でなしの恋」
「蟲」
「押絵と旅する男」
「防空壕」
「目羅博士の不思議な犯罪」
「盲獣」
随筆「残虐への郷愁」
随想「レンズ嗜好症」
随筆「妖蟲」
監修・新保博久
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
わあぁ、すげーっ!一番好きなのは、芋虫かな。戦勝で、手足がなくなっちゃったなんて…。しかも最後ゆるすって鉛筆を口に咥えて書いてくれて、もうほんとに救われた気持ちになった。
昔の文体が好き(((o(*゚▽゚*)o)))♡
Posted by ブクログ
「蟲」は今回初めて読んだ。狂人といえばそれまでだが、なんとリアルなんだろうと感心してしまう。グロテスクな内容のものも多かったが、これこそ乱歩の世界観なのだろう。
怖い物見たさもあってついついやめられないとまらない。