窪美澄のレビュー一覧

  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    色んな作家さんが描く恋愛のお話。

    原田マハさんはもちろん素敵な物語で大好きでしたが、アポロ11号やシャンプーも初めて読んだ作家さんだったけれど、とても良かった。他の作品も読んでみたくなる。

    0
    2023年12月20日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

    0
    2023年11月25日
  • いるいないみらい

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんの5つの短編集

    「こどもをもつかもたないか」ということに真っ直ぐに向かい合った物語で、それぞれの主人公なりの考え方や生き方が描かれていて、正解を導くことはなかった。ここには、生まれ生きていく中で、新しい命を成すかどうかは、誰でもない自分あるいは自分たちで決めて行くのだから・・・という作者の意志が強く感じられた。

    妊娠・出産といったテーマを多く描かれている窪美澄さんらしく、多様な場面や人物設定だった。どの物語でも主人公の意志が、ごく自然体で表現されていた。読み手は、きっと主人公達の何処かに気持ちを寄り添わせることが出来る作品だとも思う。「こどもをもつ」ことに否定も肯定もしない姿勢は、どんな生き方も尊重されているように感じた。

    奥ゆかしさを美しんできた日本人は、性に対する意識がまだまだ閉鎖的だと思う。結婚適齢期には敏感だが、妊娠適齢期には鈍感なのも、その影響があるように思えてならない。昨今の初婚年齢の高齢化による高齢出産、それによる妊婦・こどもへのリスク、また女性特有の疾患や夫婦で取組む不妊治療に対する知識の乏しさ。
    当事者になって初めて知るケースが余りに多く、男女平等が叫ばれる中、男性と肩を並べて社会に出て働いて来た女性達が嘆き悲しむ場面を、私も身近に幾つも見て来た。

    第5章 金木犀のベランダ
    作中の節子さん曰く
    「昔はね、ふたつも選べなかった。結婚と仕事、ふたつ手に入れることは難しいことだったの。今の人は結婚も、仕事も、子どもも、手に入れることができる。ほんとうにいい時代になった。」
    とあった。
    まさにその通りだと思う。

    今の時代はどちらも手に入れることが出来る選択肢があったとしても、その両方の表だけでなく裏も側面も知った上で、「こどもをもつかもたないか」ということに向き合うための知識と教養を培うことが大切だと思う。日本では学校教育の場でこの分野について教わることは僅少だ。受け身で待っていては手遅れになることも多い。
    本作を手にした方にとって、そこに向き合うための一助となるように・・・という作者の温かい願いを感じる作品だった。

    0
    2023年11月17日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    未だに付き纏う女性の老いとか、誰しもある誰にも知られたくないこととか、そういった後ろめたいようなネガティブなものをプラスにしてくれるような、そんな作品だった。色々考えたことは多いけど、私はずっと詩織とみなもの関係がすきでした。

    0
    2023年11月06日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    主人公にまったく共感ができず、序盤はかなりイライラした。
    52歳の主婦絵里子は、夫と、20歳のひとり娘の3人暮らし。一見どこにでもいる家族だが、それぞれがフラストレーションを抱え、それが積もって絵里子は家を出る。

    絵里子は言いたいことを言わず、怒らず、家族のためを思って家のことをこなしてきた。絵里子の内面が描かれているから、余計に思っていることがあるなら言って!と思ってしまう。
    溜め込むタイプの人は爆発すると怖いな。
    家族だろうと親友だろうといくら心が通っていると思っても、言いたいことはやっぱり口で伝えなきゃいけない。わかった気になっているのがいちばんダメ。

    絵里子が家を出てからの変貌ぶりはすごい。絶対こっちの絵里子のほうが魅力的。ただ、ここにたどり着くまでが長い、、、絵里子のうだうだしてる時間が長すぎてキツかった。

    0
    2023年10月17日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    その人の地獄はその人の魂に紐づいているので、どうあっても救われないという話。
    テーマがちょっとしんどすぎた。

    0
    2023年10月07日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    怖かった。サイコパスとか性癖っていう言葉で人間を区別しきるなんて無理だと感じた。

    出来事の外側の事実と内面的な事実は、全く違う気がした。怖かった。

    0
    2023年10月04日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    戦後を生きた女性と心を閉ざしたシングルマザーの話し。

    古き良きなんて言われるものが全て素晴らしいとは思わないけど、豊かさと引き換えに失われたものってあるんだろうなぁ、なんて。

    人との繋がりが如何に大事かって認識する一冊でした。

    0
    2023年09月10日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    52歳のパート勤めの主婦、絵里子。
    ある程度幸せに過ごしてきたと思っていたが、
    ある日夫の持ち物らしい風俗のポイントカードを見つけてしまう。一人娘の萌も最近帰りが遅い。
    そんなきっかけで、夫を信じられない、家族とは一緒にいられないと家出…
    え?そんなことで?
    風俗くらいで済んでよかったじゃん。しかも風俗のポイント貯めるなんて…なんか憎めない
    それ以外は穏やかで優しそうな夫なのに…
    まあ、人それぞれ怒りのポイントは違うからね。
    あまり絵里子に共感出来なかったけど、夫をはじめ人に恵まれている人だよね。それがよかった

    0
    2023年09月06日
  • トリニティ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    紆余曲折を経て、決断と運が作用して出来上がる人生。そんな他人の人生の結果を俯瞰して
    こうすればよかったのに、あの人のああいうところが悪かった、結局こういう生き方が一番丸いとか
    考えてしまうのはやだな。

    物事はなるようにしかならないし
    一時は良くても最終的にはお金を無心するような惨めな暮らしになる、誰も周りにいなくなることだってある

    安全なところから他人に関してどうのこうのおもうのやめたい

    0
    2023年09月10日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

    0
    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相をつかみたい人 古井由吉 辻
    ⚫次から次に変人が出てくる 村上龍 ライン

    0
    2023年08月18日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    装丁はやさしいい雰囲気に感じたけど、
    いろんな意味でショックをうけた。

    嫌な人物たちの登場。
    理解不可(私にとって)な母親(少年Aの母)、
    作家の妹(とても困るキャラ―)・・・・・・
    (ノンフィックションみたい)

    加害者を崇拝するということも私は最後まであまり理解できなかった。

    性的表現や、少年Aの殺害状況?ルーのネズミ実験?
    などあまりにもリアルすぎて気持ち悪かった。


    ※【この国のすべての病は、母親から起こる】 わぁ・・・
    心が痛い・・・

    0
    2023年08月13日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    忘れることも出来る。
    忘れずにいることも出来る。
    けれど忘れられないことがある。
    本当にあった凶悪事件を忘れかけていたけど
    こうしてノンフィクション×フィクションにして、色んな立場の色んな感情達が絡み合って想像してしまう。それが楽しかった。
    著者らしい描写もありながら著者らしくないなと思う部分もあり複雑な気持ちになったので星3。

    0
    2023年08月11日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    人生を変えた絵里子。娘の萌とやり直せたことは本当によかった。子供にとっても元の絵里子のように毎日義務のように家族のためだけに生きている母親より、楽しみながら前向きに生きている親の方がいいと思えるのだろう。しかし、みんな家族の世話や家事に追われる。現実は厳しい

    0
    2023年08月08日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    言いたいことも言わず、怒らず、我慢する絵里子に対して、逆に反発する娘の気持ちに共感。
    今時そんな主婦いるかなぁと思ったり。

    窪さんの『ふがいない僕は空を見た』もそうだったけど、ちょっと不甲斐なくても結局人間らしいのが一番なんですよね。

    正しいとか、優しいとか…
    もちろんそれは良いことだけど、自分を殺して、自分が何をしたいのかもわからなくなるのは違うかなと。
    他の人に理解されなくても、自分の幸せは自分で決めるべき!

    0
    2023年07月30日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    3世代のそれぞれの女性。物語は震災が起きた日から始まり、それぞれの昔話へ。そしてその先に続いていく。戦争とか震災、親との確執、妊娠出産。劇的な展開があるわけではないけれど読みやすくさくさく読めた。誰にも感情移入出来る話ではなかったけど千代子さん好き。笑
    岸本は結局いい人では無かった。

    0
    2023年07月26日
  • 雨のなまえ

    Posted by ブクログ

    表題作と、「あたたかい雨の降水過程」はとても好きでした。
    他の収録作は、人間の狂気を感じて、窪美澄さんってこういうのも描くんだという感想。
    窪美澄さんの描く人間のどうしようもなさ、どうにもならなさが好きなので、それとは少し違う感じ。これはこれで好きではあるものの、いつも最後にある一握りの希望みたいなものが見つけられなかった。

    0
    2023年07月11日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    主人公となる専業主婦の絵里子は、結婚して20年近くなる52歳。
    夫の俊太郎、娘の萌の3人暮らしで、なんの疑問もなく、ごくごく普通の主婦として夫の世話と娘の子育てにと、あたりまえのように日々暮らしていたが、ある日夫の秘密を知ってからと云うもの、これまでの自らの人生に大きな疑問を抱くようになる。
    ある日絵里子は、夫が風俗に通っているのではとの疑惑が生じる。
    絵里子は、そもそも風俗とはどのようなものかも知らず、サイトで検索したりして実態を知る。
    がしかし、夫に真相を聞き出す勇気が絵里子にはなく、疑惑を抱いたまま悶々とした日々を過ごす。
    そんな絵里子の唯一の理解者である親友の詩織は、親身になって絵里子のチカラになる。
    詩織は絵里子とは正反対の性格で、可能な限り整形で若さと美しさを保ち、高級ランジェリーのショップを経営している現代に生きる女性だ。
    そんな詩織と密に接することにより、絵里子は徐々に新たな考え方と生き方を模索するようになる。
    妻でも母でもない、絵里子自身の道を見つけることはできるのか⋯、静かながらも新たな女性の生きる指標が綴られた物語だ。

    0
    2023年07月01日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    長編のわりには、あまりおもしろくはなかった。
    晶子の章は、昭和の時代を生きる女性のドラマのようでそれはそれでおもしろかったのだが、真菜の章はなんだか・・・。
    真菜がどういう女性か最後までよくわからないというか。何を考えているのかわからないというか。
    それに引き換え、千代子はさっそうとしたハツラツとした人で、こういう人といれば真菜も少しは明るくなるのではないかと思った。
    ここまで書いてわかったけど、真菜には明るさがないのね。何を考えているのかわからないと私が思ったのも、明るさがないからだ。
    お母さんは元気でないとね。元気になってほしい。

    0
    2023年06月28日