窪美澄のレビュー一覧

  • いるいないみらい

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    2024.4.14
    子どもが欲しい、欲しくない、まだ考えられないと言った内容でぶつかったり悩む夫婦たちの短編集。
    子どもの話はとてもデリケートだし、夫婦だとしても丁寧に話していかないと難しい内容。
    この本に出てくる夫婦がみんな優しく寄り添ってくれる人たちばかりで、こういう話もちゃんと真剣に考えられる人とだったらどんな未来でも安心できるなと思う。
    子どもがいる未来、いない未来、どちらを選んでも幸せであれば良い。

    “欲しいと思ったものが手に入らないこともあるの。手に入らなくても欲しい、欲しい、って手を伸ばすのが人間だもの。だけど、すでに持っているものの幸せに気づかないことも、時にはあるわね。”

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    2024年04月14日
  • 二周目の恋

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    普段は読まない恋愛小説。
    人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
    もちろん初めての作家さんたちでした。
    二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
    「最悪より平凡」が1番好きでした。

    たまには恋愛小説も良いですね。

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    2024年04月11日
  • いるいないみらい

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    いるいないみらい。それは子どもがいる未来、いない未来で。未曾有の少子高齢化時代とはいえ、なんだか息苦しさがそこにあった。子どもがいるのがえらいのか、子どもがいないことがみじめなのか。検査の技術が向上して、妊娠するための手段が増えて、情報は山ほどてんこ盛りで、焦るのは女性ばかり。結局は夫婦の問題で、ちゃんと話し合え。と、ただただそれにつきるのだが、幸せになるために結婚をしたはずなのに「子ども」が原因でぎくしゃくするのはナンセンスだし、子どもがいれば幸せになれるとも限らないわけで。なんだろうな世知辛いな。と。

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    2024年03月31日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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     読後少し心がザラつく、様々な家族の形を描いた短編集。植物には詳しくないので、各タイトルの植物にはほぼ馴染みがなく、うまく想像できず。『サボテンの咆哮』や『ちらめくポーチュラカ』は息苦しさがリアルに感じられた。特に『ゲンノショウコ』が良くも悪くも印象的。私自身障害を持つ姉がいたが、主人公にまったく共感できなかったのは、身体障害と精神障害の違いのせいだけではないはず。想像で書いたのだろうという印象が拭えなかった。親の立場、兄弟姉妹の立場で感じることは人それぞれとは思うけれども。

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    2024年03月27日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    これほど過酷な状況に置かれている人と実生活の中でで会ったことがないので、とても勉強になりました。
    この日本でもこんな世界があるんですね。

    ぜんじいと出会って、団地警備員の活動を通してみかげはおおきく成長しました。
    それぞれが異なるコンプレックスを抱えながらもお互いを思いやり、そして助け合う友情関係が眩しかったです。


    自分がどれほどたくさんのものを持っていて、恵まれているか改めて思い知らされました。


    We may sometimes need to help others to save ourselves.
    I have to move forward with one step even though I’m in a strict reality.

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    2024年03月15日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ⭐️3.3

    窪さんの作品は3冊目です。
    ふがいない〜と夜のふくらみの2冊が
    なかなか官能的だったので
    自分に合うかな?と思ったけど
    その2冊とは全然違う心温まるお話だった。
    家族の形は人それぞれ。
    うちの息子も障がいがあり兄弟児問題に直面してるので読んでて辛かったです。。
    かそけきサンカヨウ と
    ノーチェ・ブエナのポインセチアが
    個人的に凄く好きだった!

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    2024年03月14日
  • いるいないみらい

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    結婚するかどうか。子どもをもつかどうか。
    家族のあり方というテーマを扱った短編集。

    私は2人の子を授かったが、1人目のときは治療を受けた上での妊娠だった。
    夫と「子どもは2人がいいね」なんて会話していたから、子どもを授かれないかもしれないと知ったときはとても絶望したし、子どもがほしいという夫の希望を叶えるには離婚すべきか?と悩むこともあった。
    結果として授かることができたのだけれど、仮にそうでなかったとしても、話し合いの末、夫から「そのときには猫でも飼おう」と言ってもらえて嬉しかったことを覚えている。

    "家族のあり方"というのは簡単だけれど、それは答えのない難しい問題だと思う。

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    2024年03月06日
  • 二周目の恋

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    大人な恋だったり、
    同性愛だったり、
    どうしようもない恋だったり。
    7人の先生の作品だったので
    ゆっくりゆっくり読みました。

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    2024年02月29日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ネタバレ


    不倫の話だけは、読んでいてきつかった...
    他はとても面白くて
    心あたたまる瞬間がたくさんあった。
    様々な家族の形があるんだな。
    わたしに家庭ができたら、どんな
    家庭ができるんだろうか。
    辛いことがもちろんあるだろうが、それを乗り越えて愛のある家庭にしたいと
    思わせてくれる1冊だった。

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    2024年02月28日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    (1960年代以降の)時代と女性の人生を切り取った小説だなと思いました。
    3人の女性が描かれますが、家庭と働き方はそれぞれバラバラで、どの道を選んでも苦労と努力が求められる様が、時代背景とともにありありと描かれます。
    働く自分は女なのか、男なのか、人生の三要素は異性、結婚、仕事なのか、それとも仕事、結婚、子どもなのか。現代でもこの問題に頭を抱える人は多いのではないでしょうか。

    どうしても必要なのかもしれませんが、説明量が多く、同じ時代を生きていない自分からすると退屈に感じてしまう部分もありました。

    実在の雑誌や人物から着想を得たフィクションとありますが、どこまでが実話なのか気になります。駆け出しのイラストレーターをしている自分からすると、出版業界のことがうかがい知れて興味深い部分もありました。
    雑誌について少し調べてみようと思いました。

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    2024年02月27日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    私の感想としては星3.6。
    最初のプロポーズから、え、そうなるの?それって運命なの?とか思ってしまったけど、なんだかんだいい方向に行ったり、ちょっと成長もあったり。小説ならではかな。
    美しさが垣間見える文章だった。
    ただお母さんにはモヤモヤするなー。

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    2024年02月25日
  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • よるのふくらみ

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    性欲とは、処理しなくてはいけないもの、コントロールできるべきもの、あたり前のようにその不完全さを愛情で補完できるはずのもの。そういうふうに捉えてしまうが、その実、どうしようもなくなすすべもないもので、愛情だとか思い遣りだとかそういった感情とリンクさせて理屈で考えようとすればするほど、自分の欲望と感情との不一致に悩まされてしまう。
    性欲に突き動かされて形振り構わず行動するのは、インラン、と軽蔑されるようなことかもしれないが、その必死さ、褒められた欲ではないからこその葛藤や罪悪感にも少し理解できるところはある

    「やめるときも、すこやかなるときも」を読んだ時にも感じたけど、登場人物が軽く恋に落ちる。どうしてこの人に惹かれたんだ?と若干引っかかる部分もありつつ、まあ現実もこんなもんかと。

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    2024年02月16日
  • いるいないみらい

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    ネタバレ

    本屋さんで文庫に目が止まり、あらすじを読んで興味を引かれ購入。

    心に残ったのは、私は子どもが大嫌い。嫌いと言いつつ、子どものことが、みくちゃんのことが気になってしまう主人公。
    みくちゃん、どうなっちゃうのかな。先が気になるお話でした。

    読んでて辛い…ってなったのは無花果のレジデンス。もし自分が原因の不妊だとしたら…と考えるとあまりにも辛かった。自分が積極的に子どもを欲しがっていた訳じゃないけれども、落ち込んでしまう主人公の姿に同情した。奥さんの立場からしたら休もうか?ってしか言えないけれども、主人公の立場に立つとその言葉は無くない??気を遣ってるつもり???って腹を立ててしまう不思議。〆で素直になった主人公を見れてよかった。

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    2024年02月02日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    少年Aの事件はどうして起きたのか。
    事件の後、少年Aはどうしているのか。
    被害者家族の人生はどのようなものなのか…。

    どこまでが真実で、どこからが創作なのか。

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    2024年01月28日
  • 二周目の恋

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    一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
    窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。

    でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな

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    2024年01月19日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・平凡パンチがモデルなのね。世代じゃないから、読んでいてもわからなかった
    ・人は必ず死ぬのに、なんで必死こいて働くんだろうな

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    2024年01月17日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
    恋愛小説のアンソロジー。

    同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
    もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
    昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよくある。憧れだったのか、恋をしてるふりをしていたのか、世間体を気にしていたのか。
    登場人物たちは、縛られていた何かから放たれて過去を振り返らずに突き進んでいく。

    一番良かったのは、一穂ミチさんの「カーマンライン」。空と宇宙の境界部分のことをカーマンラインというらしい。
    時代設定が平成初期だけど、意外と良かったのが遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」。今も同じような男性はいるだろうな。どんな人もできるだけ自然な自分を出せる相手が何人かいるだけでずいぶん楽になると思う。
    あとね、窪美澄さんって苦手かもって思ってたけど、ここでレズビアンの女性の話が出てきて、これが良かった。上手くどこがどう印象的だったのか分からいんだけど、幸せな気持ちになった。

    目次
    最悪よりは平凡 島本理生
    深夜のスパチュラ 綿矢りさ
    フェイクファー 波木銅
    カーマンライン 一穂ミチ
    道具屋筋の旅立ち 遠田潤子
    無事に、行きなさい 桜木紫乃
    海鳴り遠くに 窪美澄

    そういえば、「フェイクファー」を読んでるとき、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の小説を思い出した。

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    オール讀物2023年2月号に掲載された女性作家による短篇をまとめたアンソロジー。タイトルの「二周目の恋」は雰囲気で付けましたという感じかな。
    お初の作家・波木銅さん「フェイクファー」は、ちょっと特殊な設定の作品で興味深く読んだ。
    綿矢りささん「深夜のスパチュラ」は、4回のデートを重ね明日のバレンタインデーはどうしようかと悩む女子大生の、告ったほうが負け(?)な話で笑えた。
    一穂ミチさん「カーマンライン」は、国際結婚で生まれた男女の双子が父親の死後離れ離れとなり、14年振りに再会するが……。断トツによかった。

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    2024年01月05日
  • 二周目の恋

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    初めて読んだ
    アンソロジー。
    やっぱり作家さんによって文や物語の雰囲気が違くて一冊読んでる感覚がなかった!
    でも素敵な方にたくさん出会えるのはいいことだね。
    一つ一つ本当に色が違うから感じたこともそれぞれだけど、恋愛の形って本当に色々あるなってのが所感。
    実ったものも実らないものも実らせちゃいけないものも心に秘めておくだけのものも全部恋。愛。
    正しい形に囚われすぎなくたっていいんだって思わせてくれた。
    お気に入りは大好き島本理生さんの作品「最悪よりは平凡」と一穂ミチさんの「カーマンライン」

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    2023年12月27日