窪美澄のレビュー一覧

  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    酒鬼薔薇聖斗でしたか。
    グロい描写、リアリティのある世界観、ドキドキワクワクして読んでいましたが、最後は放り出された感覚。考察していらっしゃる方のものを見て、なあるほど、放り出されていて正解か、ってな感じでした。

    0
    2024年08月15日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結末は誰かが救われるわけでなく、読後感はあまりよくはないものでした。

     人の内部をみたいという欲求、それ自体は誰にでもある感情だと思います。犯人である人物は、それを物理的な手段をもってしか満たすことができない部分で、常人と相容れない考えの持ち主でした。
     ものを書くことで人の内部を覗こうとする女性作家の存在は、他人からは理解され難い感情を持つという点で犯人との共通点を持つものでした。この女性作家の持つ感情は、作者のこれまでの人生や考え方を強く投影させたものであると感じました。個人的にですが、終盤の女性作家の感情描写について、実在の残酷な事件を取り上げることへのエクスキューズに感じてしまいました。

    0
    2024年08月04日
  • いるいないみらい

    Posted by ブクログ

    窪美澄さん、お久し振りの10冊目(アンソロジーを除く)。

    子どもがいない夫婦の話が3つに、養父母と暮らし続ける独身女性の話と子どもを幼くして亡くし妻にも先立たれた初老の男性の話がひとつずつ。
    いずれも子どもや家族が「いるみらい」への思いが今の生活に揺らぎを与えるお話。

    世間並みの年齢で結婚して深い考えもなく子づくりをして苦労するもなく子を授かった者からすると、妊活(第2話)や養子縁組(第5話)の話は読んでいるのが場違いな感じがするほどに読み進めるのがきつい話だったが、どちらの話も人生の先輩たる女性の言葉で物語が良い方向で落ち着くところに救われた。
    残る話も主人公の胸の内の不穏さにはやるせなさを感じたが、それぞれにこれからの行く先に光が灯るような結末には人の営みに対する作者の肯定的な思いを感じたところ。

    0
    2024年08月03日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    専業主婦である主人公、前半は読んでいて面白さが分かりませんでしたが、中盤から展開が変わります。後になって皆から「変わった」と言われる主人公ですが、実際変わり始めるある行動を取ってから面白く感じました。
    専業も兼業も、主婦をリスペクトしたくなる一冊です。

    0
    2024年08月02日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

    Posted by ブクログ

    社会の中での人との繋がりや、自分なりの役割を持って生きていくことは大切なことなんだと思いました。
    その人がその人らしく力を発揮できることは素晴らしいです。

    0
    2024年07月30日
  • よるのふくらみ

    Posted by ブクログ

    1回目読んだ時、みひろって突拍子もない女だなと思ったけど、
    ホルモンバランスで人格変わった感じとか経験してるとなんかそうだよね、、ってなった。
    生々しく感じるけど、純愛ぽい要素もあってファンタジーだなって思う。

    0
    2024年07月26日
  • 水やりはいつも深夜だけど

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家族の形について問いを投げかけるような短編集。
    なんとなく記憶に残ってるのは「ゲンノショウコ」
    障害を持った妹をもつ女性が大人になって家族をもつが娘に障害があるのではないかととか不安に駆られながら生きていく物語。本人にしか分からない苦悩で、周りの人間とのすれ違いがすごく悲しい。
    あとは「サボテンの咆哮」
    バリキャリの妻が子供を産んで、産後うつになり、自分の意義について考える旦那を描いた作品。
    これは、男女でだいぶ受け取りかだが違うと思う。
    例えば、「育児を手伝う」という言葉が地雷を踏む可能性があるとか…。

    0
    2024年07月25日
  • よるのふくらみ

    Posted by ブクログ


    タイプの異なる兄弟から、愛され、兄を選ぶも、自分の気持ちが変化していく。小学校から大人になるまで、色々なことをへてつかんでいく幸せ。
    これって純愛だよね。
    と、思わせる作品でした。

    0
    2024年07月25日
  • アカガミ

    Posted by ブクログ

    近い将来、このような未来が待っているのかなと思いながら読んでいた。初期の頃の2人の様子が微笑ましい。そして、なんだったのだろうという読後感。どう帰結するのか気になり、一気に読んだ。

    0
    2024年07月17日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    「道具屋筋の旅立ち」
    「無事に、行きなさい」は、読んでてモヤモヤしつつ要点が掴めずにいた。
    カーマンラインはタイトルに合ってる気がした。
    ただ二週目ってなに?! 二度目ではなく二週目なのが、わからない。

    0
    2024年07月08日
  • 水やりはいつも深夜だけど

    Posted by ブクログ

    自分の周りにいそうな人物たち、ありそうなリアルな描写で共感できた。
    共感できるからこそ、ふわーっとしたまま終わってしまう話が多く、根本解決していないのでは?と消化不良なところもあった。

    0
    2024年06月21日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

    Posted by ブクログ

    これは、3つ目だっけ?かが、好きだった気がした、、、?後期試験の帰りに大宮駅で買ったんだっけ?多分?で、帰りで読んだ?3ヶ月前だから忘れちゃったᐪᐤᐪ

    0
    2024年06月11日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    これ多分去年から少しずつ読んでた!笑
    安定の女の子視点はするする読めるんだけど、男の人視点だとなかなか読めないけど、やっぱり終盤の盛り上がりはさくさく読めた!
    結婚したい女性と、ある時だけ声が出なくなる、結婚する気がない男性のお話。
    搾取されまくっていた桜子が、幸せになれるといいなあ。きっとなるんだろうなあ。
    不穏から始まるハッピーエンドだと思います。

    0
    2024年06月10日
  • ははのれんあい

    Posted by ブクログ

    この本のように暮らしている家庭がいそうだなと思いながら、興味深く読んだ。
    最後少し読み疲れてしまったので、☆3にした。

    0
    2024年06月09日
  • ははのれんあい

    Posted by ブクログ

    父親の無神経さに腹が立った。
    時間が父親に対する負の感情をだいぶ美化してくれてはいるものの、現実問題として父親が母親や3人の子供たちに不必要な苦しみや悲しみを与えたのは事実。結果的に良い方向へ皆が成長したということで良かったということになるが…
    どこまで行っても家族は家族。難しい。温かな締めくくりではあるが素直にそう感じられない部分が自分にはある。

    0
    2024年05月03日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    昭和〜令和問わずあるあるなのかもしれないけど、どうしても好きになれず。主人公が変わっていった後もご都合主義に感じてしまって合わなかった。

    0
    2024年04月23日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰が誰を助けたとかそういうことじゃなく
    人は結局は自分で行動して少し先の未来を変えていくんだと思った。

    それぞれが辛い思いをしてここまでやって来た。
    どこにもぶつけられない気持ちを抱えて。

    クジラが海に帰れたとしても、生き延びることができるかどうかはわからないのと同じで
    その選択をしたからと言って、いい未来が待っているかどうかは誰にもわからない。
    でも、ほんのちょっと先の未来がよくなりそうなら
    やってみてもいいんじゃないかなと思う。

    0
    2024年04月21日
  • トリニティ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったです!
    けれども感想が難しいです。
    それぞれの人生を選んだ女性達のお話です。
    どんな人の人生にも影の部分があり、時代が変わっても悩まない事などないのだな…が感想かなと。

    私自身は最近結局は人生で1番大切なのはどれだけの人を愛せてその人たちと楽しい時間が過ごせたかではないかと思っています。

    0
    2024年04月20日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。
    主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうものなのか。

    0
    2024年04月18日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

    Posted by ブクログ

    浪江さんの「若い頃は、未来のずっと先まで光で照らされて明るくていい事しか起こらないと信じていたの」という言葉が沁みる。遠巻きに見がちな事も、できることからすると自分自身も新しい変化が起きるかも。生と死、終わりと始まりを経験して前を向いて生きる主人公にエールを送る。

    0
    2024年04月15日