窪美澄のレビュー一覧

  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    誰が誰を助けたとかそういうことじゃなく
    人は結局は自分で行動して少し先の未来を変えていくんだと思った。

    それぞれが辛い思いをしてここまでやって来た。
    どこにもぶつけられない気持ちを抱えて。

    クジラが海に帰れたとしても、生き延びることができるかどうかはわからないのと同じで
    その選択をしたからと言って、いい未来が待っているかどうかは誰にもわからない。
    でも、ほんのちょっと先の未来がよくなりそうなら
    やってみてもいいんじゃないかなと思う。

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    2024年04月21日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    面白かったです!
    けれども感想が難しいです。
    それぞれの人生を選んだ女性達のお話です。
    どんな人の人生にも影の部分があり、時代が変わっても悩まない事などないのだな…が感想かなと。

    私自身は最近結局は人生で1番大切なのはどれだけの人を愛せてその人たちと楽しい時間が過ごせたかではないかと思っています。

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    2024年04月20日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。
    主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうものなのか。

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    2024年04月18日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    浪江さんの「若い頃は、未来のずっと先まで光で照らされて明るくていい事しか起こらないと信じていたの」という言葉が沁みる。遠巻きに見がちな事も、できることからすると自分自身も新しい変化が起きるかも。生と死、終わりと始まりを経験して前を向いて生きる主人公にエールを送る。

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    2024年04月15日
  • いるいないみらい

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    2024.4.14
    子どもが欲しい、欲しくない、まだ考えられないと言った内容でぶつかったり悩む夫婦たちの短編集。
    子どもの話はとてもデリケートだし、夫婦だとしても丁寧に話していかないと難しい内容。
    この本に出てくる夫婦がみんな優しく寄り添ってくれる人たちばかりで、こういう話もちゃんと真剣に考えられる人とだったらどんな未来でも安心できるなと思う。
    子どもがいる未来、いない未来、どちらを選んでも幸せであれば良い。

    “欲しいと思ったものが手に入らないこともあるの。手に入らなくても欲しい、欲しい、って手を伸ばすのが人間だもの。だけど、すでに持っているものの幸せに気づかないことも、時にはあるわね。”

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    2024年04月14日
  • 二周目の恋

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    普段は読まない恋愛小説。
    人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
    もちろん初めての作家さんたちでした。
    二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
    「最悪より平凡」が1番好きでした。

    たまには恋愛小説も良いですね。

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    2024年04月11日
  • いるいないみらい

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    いるいないみらい。それは子どもがいる未来、いない未来で。未曾有の少子高齢化時代とはいえ、なんだか息苦しさがそこにあった。子どもがいるのがえらいのか、子どもがいないことがみじめなのか。検査の技術が向上して、妊娠するための手段が増えて、情報は山ほどてんこ盛りで、焦るのは女性ばかり。結局は夫婦の問題で、ちゃんと話し合え。と、ただただそれにつきるのだが、幸せになるために結婚をしたはずなのに「子ども」が原因でぎくしゃくするのはナンセンスだし、子どもがいれば幸せになれるとも限らないわけで。なんだろうな世知辛いな。と。

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    2024年03月31日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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     読後少し心がザラつく、様々な家族の形を描いた短編集。植物には詳しくないので、各タイトルの植物にはほぼ馴染みがなく、うまく想像できず。『サボテンの咆哮』や『ちらめくポーチュラカ』は息苦しさがリアルに感じられた。特に『ゲンノショウコ』が良くも悪くも印象的。私自身障害を持つ姉がいたが、主人公にまったく共感できなかったのは、身体障害と精神障害の違いのせいだけではないはず。想像で書いたのだろうという印象が拭えなかった。親の立場、兄弟姉妹の立場で感じることは人それぞれとは思うけれども。

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    2024年03月27日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    これほど過酷な状況に置かれている人と実生活の中でで会ったことがないので、とても勉強になりました。
    この日本でもこんな世界があるんですね。

    ぜんじいと出会って、団地警備員の活動を通してみかげはおおきく成長しました。
    それぞれが異なるコンプレックスを抱えながらもお互いを思いやり、そして助け合う友情関係が眩しかったです。


    自分がどれほどたくさんのものを持っていて、恵まれているか改めて思い知らされました。


    We may sometimes need to help others to save ourselves.
    I have to move forward with one step e

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    2024年03月15日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ⭐️3.3

    窪さんの作品は3冊目です。
    ふがいない〜と夜のふくらみの2冊が
    なかなか官能的だったので
    自分に合うかな?と思ったけど
    その2冊とは全然違う心温まるお話だった。
    家族の形は人それぞれ。
    うちの息子も障がいがあり兄弟児問題に直面してるので読んでて辛かったです。。
    かそけきサンカヨウ と
    ノーチェ・ブエナのポインセチアが
    個人的に凄く好きだった!

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    2024年03月14日
  • いるいないみらい

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    結婚するかどうか。子どもをもつかどうか。
    家族のあり方というテーマを扱った短編集。

    私は2人の子を授かったが、1人目のときは治療を受けた上での妊娠だった。
    夫と「子どもは2人がいいね」なんて会話していたから、子どもを授かれないかもしれないと知ったときはとても絶望したし、子どもがほしいという夫の希望を叶えるには離婚すべきか?と悩むこともあった。
    結果として授かることができたのだけれど、仮にそうでなかったとしても、話し合いの末、夫から「そのときには猫でも飼おう」と言ってもらえて嬉しかったことを覚えている。

    "家族のあり方"というのは簡単だけれど、それは答えのない難しい問題だ

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    2024年03月06日
  • 二周目の恋

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    大人な恋だったり、
    同性愛だったり、
    どうしようもない恋だったり。
    7人の先生の作品だったので
    ゆっくりゆっくり読みました。

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    2024年02月29日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ネタバレ


    不倫の話だけは、読んでいてきつかった...
    他はとても面白くて
    心あたたまる瞬間がたくさんあった。
    様々な家族の形があるんだな。
    わたしに家庭ができたら、どんな
    家庭ができるんだろうか。
    辛いことがもちろんあるだろうが、それを乗り越えて愛のある家庭にしたいと
    思わせてくれる1冊だった。

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    2024年02月28日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    (1960年代以降の)時代と女性の人生を切り取った小説だなと思いました。
    3人の女性が描かれますが、家庭と働き方はそれぞれバラバラで、どの道を選んでも苦労と努力が求められる様が、時代背景とともにありありと描かれます。
    働く自分は女なのか、男なのか、人生の三要素は異性、結婚、仕事なのか、それとも仕事、結婚、子どもなのか。現代でもこの問題に頭を抱える人は多いのではないでしょうか。

    どうしても必要なのかもしれませんが、説明量が多く、同じ時代を生きていない自分からすると退屈に感じてしまう部分もありました。

    実在の雑誌や人物から着想を得たフィクションとありますが、どこまでが実話なのか気になります。駆

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    2024年02月27日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    私の感想としては星3.6。
    最初のプロポーズから、え、そうなるの?それって運命なの?とか思ってしまったけど、なんだかんだいい方向に行ったり、ちょっと成長もあったり。小説ならではかな。
    美しさが垣間見える文章だった。
    ただお母さんにはモヤモヤするなー。

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    2024年02月25日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    子育て真っ只中なので、共感できる部分がたくさんだった。
    端から見れば幸せそうで羨ましいあの人もこの人にも、それぞれ陰があって、まさに隣の芝は青いってこういうことだなぁと感じた。
    劇的なハッピーエンドじゃなくて、日常が少し良い方向に傾いたような終わり方がリアルでそこもいいなと感じた。

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    2024年02月25日
  • ぼくは青くて透明で

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    窪美澄さんのBL小説。とはいえ、章ごとに主人公が変わり、様々な視点から浮かび上がる親と子の絆や確執、夢を追う生き方などの恋愛以外のテーマも盛り込まれており、シンプルなBL小説とは少し違うものだった(普段読まないので、推測ふくむ)。手に取るのにやや躊躇する方もいるかもしれないが、窪さんらしい、誰しもが弱さも持つ人間っぽさがしっかりと感じられるヒューマンドラマのような作品でもあるので、ぜひ多くの方に読んで欲しい。
    それにしても、時代小説だったり、ディストピアっぽいテイストの作品を作ってみたり、様々な作品を届けてくれる窪さんは本当にすごい。次作はどんな内容の小説を届けてくれるのか。楽しみに待ちたい。

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    2024年09月07日
  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • よるのふくらみ

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    性欲とは、処理しなくてはいけないもの、コントロールできるべきもの、あたり前のようにその不完全さを愛情で補完できるはずのもの。そういうふうに捉えてしまうが、その実、どうしようもなくなすすべもないもので、愛情だとか思い遣りだとかそういった感情とリンクさせて理屈で考えようとすればするほど、自分の欲望と感情との不一致に悩まされてしまう。
    性欲に突き動かされて形振り構わず行動するのは、インラン、と軽蔑されるようなことかもしれないが、その必死さ、褒められた欲ではないからこその葛藤や罪悪感にも少し理解できるところはある

    「やめるときも、すこやかなるときも」を読んだ時にも感じたけど、登場人物が軽く恋に落ちる

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    2024年02月16日
  • いるいないみらい

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    ネタバレ

    本屋さんで文庫に目が止まり、あらすじを読んで興味を引かれ購入。

    心に残ったのは、私は子どもが大嫌い。嫌いと言いつつ、子どものことが、みくちゃんのことが気になってしまう主人公。
    みくちゃん、どうなっちゃうのかな。先が気になるお話でした。

    読んでて辛い…ってなったのは無花果のレジデンス。もし自分が原因の不妊だとしたら…と考えるとあまりにも辛かった。自分が積極的に子どもを欲しがっていた訳じゃないけれども、落ち込んでしまう主人公の姿に同情した。奥さんの立場からしたら休もうか?ってしか言えないけれども、主人公の立場に立つとその言葉は無くない??気を遣ってるつもり???って腹を立ててしまう不思議。〆で

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    2024年02月02日