窪美澄のレビュー一覧

  • トリニティ(新潮文庫)

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    久しぶりに再読。
    どう生きるかは正解がないなぁと、この本読むと思う。もちろん時代も違うし、今は選択肢もめちゃめちゃ増えてるのかもしれないけれど、
    欲しい物全部望む人もいれば欲さない人もいるし、タイミングで気持ちは変わるし。でも何かを決めるその選択が正しいのか知りたい、安心したい、でも誰かの答えが私の正解にも安心にもなる訳もない、と、とりとめもなく考えながら読んだ。
    いつでも誰だって大変なんだな、という感想にたどり着くのかも。

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    2024年08月16日
  • 妖し

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    ネタバレ

    10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。

    恩田陸『曇天の店』
    北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。

    米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
    バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。

    村山由佳『ANNIVERSARY』
    小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
    夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って

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    2024年08月16日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    酒鬼薔薇聖斗でしたか。
    グロい描写、リアリティのある世界観、ドキドキワクワクして読んでいましたが、最後は放り出された感覚。考察していらっしゃる方のものを見て、なあるほど、放り出されていて正解か、ってな感じでした。

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    2024年08月15日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    ネタバレ

    結末は誰かが救われるわけでなく、読後感はあまりよくはないものでした。

     人の内部をみたいという欲求、それ自体は誰にでもある感情だと思います。犯人である人物は、それを物理的な手段をもってしか満たすことができない部分で、常人と相容れない考えの持ち主でした。
     ものを書くことで人の内部を覗こうとする女性作家の存在は、他人からは理解され難い感情を持つという点で犯人との共通点を持つものでした。この女性作家の持つ感情は、作者のこれまでの人生や考え方を強く投影させたものであると感じました。個人的にですが、終盤の女性作家の感情描写について、実在の残酷な事件を取り上げることへのエクスキューズに感じてしまいまし

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    2024年08月04日
  • いるいないみらい

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    窪美澄さん、お久し振りの10冊目(アンソロジーを除く)。

    子どもがいない夫婦の話が3つに、養父母と暮らし続ける独身女性の話と子どもを幼くして亡くし妻にも先立たれた初老の男性の話がひとつずつ。
    いずれも子どもや家族が「いるみらい」への思いが今の生活に揺らぎを与えるお話。

    世間並みの年齢で結婚して深い考えもなく子づくりをして苦労するもなく子を授かった者からすると、妊活(第2話)や養子縁組(第5話)の話は読んでいるのが場違いな感じがするほどに読み進めるのがきつい話だったが、どちらの話も人生の先輩たる女性の言葉で物語が良い方向で落ち着くところに救われた。
    残る話も主人公の胸の内の不穏さにはやるせな

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    2024年08月03日
  • たおやかに輪をえがいて

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    専業主婦である主人公、前半は読んでいて面白さが分かりませんでしたが、中盤から展開が変わります。後になって皆から「変わった」と言われる主人公ですが、実際変わり始めるある行動を取ってから面白く感じました。
    専業も兼業も、主婦をリスペクトしたくなる一冊です。

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    2024年08月02日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    社会の中での人との繋がりや、自分なりの役割を持って生きていくことは大切なことなんだと思いました。
    その人がその人らしく力を発揮できることは素晴らしいです。

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    2024年07月30日
  • よるのふくらみ

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    1回目読んだ時、みひろって突拍子もない女だなと思ったけど、
    ホルモンバランスで人格変わった感じとか経験してるとなんかそうだよね、、ってなった。
    生々しく感じるけど、純愛ぽい要素もあってファンタジーだなって思う。

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    2024年07月26日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ネタバレ

    家族の形について問いを投げかけるような短編集。
    なんとなく記憶に残ってるのは「ゲンノショウコ」
    障害を持った妹をもつ女性が大人になって家族をもつが娘に障害があるのではないかととか不安に駆られながら生きていく物語。本人にしか分からない苦悩で、周りの人間とのすれ違いがすごく悲しい。
    あとは「サボテンの咆哮」
    バリキャリの妻が子供を産んで、産後うつになり、自分の意義について考える旦那を描いた作品。
    これは、男女でだいぶ受け取りかだが違うと思う。
    例えば、「育児を手伝う」という言葉が地雷を踏む可能性があるとか…。

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    2024年07月25日
  • よるのふくらみ

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    タイプの異なる兄弟から、愛され、兄を選ぶも、自分の気持ちが変化していく。小学校から大人になるまで、色々なことをへてつかんでいく幸せ。
    これって純愛だよね。
    と、思わせる作品でした。

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    2024年07月25日
  • アカガミ

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    近い将来、このような未来が待っているのかなと思いながら読んでいた。初期の頃の2人の様子が微笑ましい。そして、なんだったのだろうという読後感。どう帰結するのか気になり、一気に読んだ。

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    2024年07月17日
  • じっと手を見る

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    出てくる人出てくる人、みんな生きづらそう。
    そこに介護という職業や富士山に閉ざされている(という印象の)地方都市という設定が絶妙な相乗効果を生み出している。
    主人公たちは、幼少期に辛い経験をしたことも共通していて、おまけにすぐに体の関係になってしまうのも共通していて、そこがまた余計に悲しくなる。
    全体的に決して明るい話ではなかったが、最後には明るい兆しも見えたので安心。
    富士山や湖という絵になる場所での、介護や寂しさやなんだかわからない焦りやつまらなさ、の対比が泣けてくる。

    良かったのだが、性描写が多すぎて私にはマイナス点。

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    2024年07月13日
  • 二周目の恋

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    「道具屋筋の旅立ち」
    「無事に、行きなさい」は、読んでてモヤモヤしつつ要点が掴めずにいた。
    カーマンラインはタイトルに合ってる気がした。
    ただ二週目ってなに?! 二度目ではなく二週目なのが、わからない。

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    2024年07月08日
  • 私は女になりたい

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    人としてどう生きるか?
    難しい問題ですね。
    仕事を取るか母親として生きるか、女として生きるか?

    実際にこんなことがあるのかどうか知りませんが、自分の身のまわりでは起きないでほしいと願うのみです。
    小説の世界だと思い読みました。

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    2024年07月01日
  • じっと手を見る

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    掴んだり離したりしてたら、隙間から何かが溢れ落ちていくよう__生きることのもどかしさや苦しさが淡々としながらも深く描かれていました。登場人物に共感できない部分もあったけど、「背負わなくていいんだよ、楽な方選べよ」という台詞を見てなんか腑に落ちました。

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    2024年06月26日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    自分の周りにいそうな人物たち、ありそうなリアルな描写で共感できた。
    共感できるからこそ、ふわーっとしたまま終わってしまう話が多く、根本解決していないのでは?と消化不良なところもあった。

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    2024年06月21日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    これは、3つ目だっけ?かが、好きだった気がした、、、?後期試験の帰りに大宮駅で買ったんだっけ?多分?で、帰りで読んだ?3ヶ月前だから忘れちゃったᐪᐤᐪ

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    2024年06月11日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    これ多分去年から少しずつ読んでた!笑
    安定の女の子視点はするする読めるんだけど、男の人視点だとなかなか読めないけど、やっぱり終盤の盛り上がりはさくさく読めた!
    結婚したい女性と、ある時だけ声が出なくなる、結婚する気がない男性のお話。
    搾取されまくっていた桜子が、幸せになれるといいなあ。きっとなるんだろうなあ。
    不穏から始まるハッピーエンドだと思います。

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    2024年06月10日
  • じっと手を見る

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    他者から見て新たな世界に行くわけではないが、本人にとって新たな扉を開いていく様が丁寧に描かれていた。

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    2024年06月09日
  • ははのれんあい

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    この本のように暮らしている家庭がいそうだなと思いながら、興味深く読んだ。
    最後少し読み疲れてしまったので、☆3にした。

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    2024年06月09日