窪美澄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まずこれだけ言わせてほしい。
なぜ単行本の書影ままにしなかったーーーー!
あの真っ赤な背景に斧一本。
衝撃的な書影だっただけに残念。
少し久しぶりの窪美澄さん。
今回は自分と作品のジャンルが相性悪かったなぁぁ
毒親。暴力が日常茶飯事の父親の元に生まれた主人公。
生みの親に捨てられて施設で育ったヒロイン。
"私たちは同じ"みたいなセリフ、
この背景で言われてしまうとどうしても安っぽく感じてしまうのよ…(これは完全に個人の意見)。
勿論救いのあるお話でしたが、
史也と梓は最後の最後まで同志以上恋人未満でいて欲しかったな〜共感性が無いとなかなかハマれない。 -
Posted by ブクログ
窪美澄さん2冊目です
前に読んだ作品もよかったので
次何読もうかな、、と思っていたら
1年以上経ってしまっていました
海と忍の恋の物語。
いろんな人の視点で語られていて
それ以外にもいろんな生きづらさが描かれています。
2人は強烈に惹かれあっていて、
純粋な愛に胸を打たれます。
ただ好きなだけなのに
なんでこんなに苦しまないといけないんでしょうか。
なんで空気のように、目立たないようにしてないといけないのでしょうか。
なんでも持っていたように見えた忍が、自分らしくあることが苦しくて、海のことを羨ましく思う。そして追い込まれていく。普通に生きる難しさってこういうことなんだろうなと思 -
Posted by ブクログ
ほぼ自分と同年代の作者が描く女性は、まるで自分のことを見透かされたような表現があちこちに出てきてイタイ。
スーパーでそろえる色気のない下着で満足し毎日夫と大学生の娘のために家事をする、「ただのおばさん」が、夫が風俗に通っていることを知ったところから物語は始まる。
完璧に「姉」キャラの絵里子。言いたいことを胸におさめ、ただ嵐が過ぎ去るのをじっとがまんして。
「どうして怒らないのか」と後で娘に言われる。それから、こどものころからなんとなくなじめなかった母親にも「何か言うのが怖かった」と。
そんな絵里子が、希望を抱けない自分の未来に疑問を持ち、親友詩織の理解を得てとうとう家を出る。レズビアンの詩織や -
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ネタバレ10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。
恩田陸『曇天の店』
北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。
米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。
村山由佳『ANNIVERSARY』
小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って -
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ネタバレ結末は誰かが救われるわけでなく、読後感はあまりよくはないものでした。
人の内部をみたいという欲求、それ自体は誰にでもある感情だと思います。犯人である人物は、それを物理的な手段をもってしか満たすことができない部分で、常人と相容れない考えの持ち主でした。
ものを書くことで人の内部を覗こうとする女性作家の存在は、他人からは理解され難い感情を持つという点で犯人との共通点を持つものでした。この女性作家の持つ感情は、作者のこれまでの人生や考え方を強く投影させたものであると感じました。個人的にですが、終盤の女性作家の感情描写について、実在の残酷な事件を取り上げることへのエクスキューズに感じてしまいまし -
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窪美澄さん、お久し振りの10冊目(アンソロジーを除く)。
子どもがいない夫婦の話が3つに、養父母と暮らし続ける独身女性の話と子どもを幼くして亡くし妻にも先立たれた初老の男性の話がひとつずつ。
いずれも子どもや家族が「いるみらい」への思いが今の生活に揺らぎを与えるお話。
世間並みの年齢で結婚して深い考えもなく子づくりをして苦労するもなく子を授かった者からすると、妊活(第2話)や養子縁組(第5話)の話は読んでいるのが場違いな感じがするほどに読み進めるのがきつい話だったが、どちらの話も人生の先輩たる女性の言葉で物語が良い方向で落ち着くところに救われた。
残る話も主人公の胸の内の不穏さにはやるせな