窪美澄のレビュー一覧

  • ルミネッセンス

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    中年期クライシスという言葉が浮かぶ短編集。
    子どもの頃の思い出や我が子を通して、現在の中年期の哀愁が際立つ。

    時間の流れ方は世代によって大きく違う。
    子どもの頃はゆっくり流れていたはずの時間が、中年期になり、自覚なく流れていってしまうのか。

    うすら寒く哀しい話しだった。

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    2024年06月02日
  • 私は女になりたい

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    久しぶりの窪美澄作品
    同じ女として奈美の気持ちもわかるし、周りの視線もわかる…それでも止められないのが恋なのかなぁ。すっごくふわふわして毎日幸せで…でも崩れるときって一気に崩れるんだよね。そこから立て直せたのは奈美が今まで仕事を頑張ってきたから。最後に残るのは自分のやってきたことなんだなとしみじみ

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    2024年05月28日
  • 私は女になりたい

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    女が、努力して、辛抱して、仕事や地位、お金、美しさ、恋愛を手に入れた結果、バチがあたるような展開に、途中ちょっと絶望しかけた。
    もっと軽やかに、女が、母が、幸せをつかめるような世の中になるといいな。

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    2024年05月21日
  • ははのれんあい

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    父親の無神経さに腹が立った。
    時間が父親に対する負の感情をだいぶ美化してくれてはいるものの、現実問題として父親が母親や3人の子供たちに不必要な苦しみや悲しみを与えたのは事実。結果的に良い方向へ皆が成長したということで良かったということになるが…
    どこまで行っても家族は家族。難しい。温かな締めくくりではあるが素直にそう感じられない部分が自分にはある。

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    2024年05月03日
  • たおやかに輪をえがいて

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    昭和〜令和問わずあるあるなのかもしれないけど、どうしても好きになれず。主人公が変わっていった後もご都合主義に感じてしまって合わなかった。

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    2024年04月23日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    誰が誰を助けたとかそういうことじゃなく
    人は結局は自分で行動して少し先の未来を変えていくんだと思った。

    それぞれが辛い思いをしてここまでやって来た。
    どこにもぶつけられない気持ちを抱えて。

    クジラが海に帰れたとしても、生き延びることができるかどうかはわからないのと同じで
    その選択をしたからと言って、いい未来が待っているかどうかは誰にもわからない。
    でも、ほんのちょっと先の未来がよくなりそうなら
    やってみてもいいんじゃないかなと思う。

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    2024年04月21日
  • ルミネッセンス

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    ネタバレ

    最近優しい作品が多かったから、初期の頃のような作品で嬉しかった。(優しい作品もいいのだけど)
    色々なものが溜まって溜まって取り憑かれた様に固執して自爆。妄想なのか、引き寄せてしまったのか。

    3話の実際不倫が現実になって最後と言われたら固執するところ、5話の素朴な女性に惹かれたのに昔のしつこい女が思い出されて目の前の彼女と距離を置きたくなる所、なんか分かる。

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    2024年04月21日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    面白かったです!
    けれども感想が難しいです。
    それぞれの人生を選んだ女性達のお話です。
    どんな人の人生にも影の部分があり、時代が変わっても悩まない事などないのだな…が感想かなと。

    私自身は最近結局は人生で1番大切なのはどれだけの人を愛せてその人たちと楽しい時間が過ごせたかではないかと思っています。

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    2024年04月20日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。
    主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうものなのか。

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    2024年04月18日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    浪江さんの「若い頃は、未来のずっと先まで光で照らされて明るくていい事しか起こらないと信じていたの」という言葉が沁みる。遠巻きに見がちな事も、できることからすると自分自身も新しい変化が起きるかも。生と死、終わりと始まりを経験して前を向いて生きる主人公にエールを送る。

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    2024年04月15日
  • いるいないみらい

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    2024.4.14
    子どもが欲しい、欲しくない、まだ考えられないと言った内容でぶつかったり悩む夫婦たちの短編集。
    子どもの話はとてもデリケートだし、夫婦だとしても丁寧に話していかないと難しい内容。
    この本に出てくる夫婦がみんな優しく寄り添ってくれる人たちばかりで、こういう話もちゃんと真剣に考えられる人とだったらどんな未来でも安心できるなと思う。
    子どもがいる未来、いない未来、どちらを選んでも幸せであれば良い。

    “欲しいと思ったものが手に入らないこともあるの。手に入らなくても欲しい、欲しい、って手を伸ばすのが人間だもの。だけど、すでに持っているものの幸せに気づかないことも、時にはあるわね。”

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    2024年04月14日
  • 二周目の恋

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    普段は読まない恋愛小説。
    人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
    もちろん初めての作家さんたちでした。
    二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
    「最悪より平凡」が1番好きでした。

    たまには恋愛小説も良いですね。

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    2024年04月11日
  • ルミネッセンス

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    短編小説は好きじゃないけど
    連作の短編小説は好き。

    でもね、、
    なんか怖いのよ、、、

    人間の怖さもだけど
    ホラー的な怖さが、、

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    2024年04月06日
  • いるいないみらい

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    いるいないみらい。それは子どもがいる未来、いない未来で。未曾有の少子高齢化時代とはいえ、なんだか息苦しさがそこにあった。子どもがいるのがえらいのか、子どもがいないことがみじめなのか。検査の技術が向上して、妊娠するための手段が増えて、情報は山ほどてんこ盛りで、焦るのは女性ばかり。結局は夫婦の問題で、ちゃんと話し合え。と、ただただそれにつきるのだが、幸せになるために結婚をしたはずなのに「子ども」が原因でぎくしゃくするのはナンセンスだし、子どもがいれば幸せになれるとも限らないわけで。なんだろうな世知辛いな。と。

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    2024年03月31日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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     読後少し心がザラつく、様々な家族の形を描いた短編集。植物には詳しくないので、各タイトルの植物にはほぼ馴染みがなく、うまく想像できず。『サボテンの咆哮』や『ちらめくポーチュラカ』は息苦しさがリアルに感じられた。特に『ゲンノショウコ』が良くも悪くも印象的。私自身障害を持つ姉がいたが、主人公にまったく共感できなかったのは、身体障害と精神障害の違いのせいだけではないはず。想像で書いたのだろうという印象が拭えなかった。親の立場、兄弟姉妹の立場で感じることは人それぞれとは思うけれども。

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    2024年03月27日
  • じっと手を見る

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    よかった。
    この作品をよかったと言うことは、なかなか外には出しにくい自分の内なる本質を自認することになりそうで、怖い部分もあるけど、よかったのだがらしょうがない。
    永遠じゃないから、いとおしいというのはとてもよくわかる。
    解説で朝井リョウさんが言っていた別作品も読もうと思った。

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    2024年03月24日
  • 私は女になりたい

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    タイトルに惹かれて読み始めた。
    多様性!とか口だけで世界は、日本は、そこまでいうほど進んでない。
    私も実際に飛び込むのが怖い人間なんだと読み進めるほどに感じた。
    SNSで幸せな人でも何かしらきっとある。
    きっと20代、30代、40代、50代で読むとそれぞれ感想が変わってくるのかもしれない。

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    2024年03月24日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    これほど過酷な状況に置かれている人と実生活の中でで会ったことがないので、とても勉強になりました。
    この日本でもこんな世界があるんですね。

    ぜんじいと出会って、団地警備員の活動を通してみかげはおおきく成長しました。
    それぞれが異なるコンプレックスを抱えながらもお互いを思いやり、そして助け合う友情関係が眩しかったです。


    自分がどれほどたくさんのものを持っていて、恵まれているか改めて思い知らされました。


    We may sometimes need to help others to save ourselves.
    I have to move forward with one step e

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    2024年03月15日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ⭐️3.3

    窪さんの作品は3冊目です。
    ふがいない〜と夜のふくらみの2冊が
    なかなか官能的だったので
    自分に合うかな?と思ったけど
    その2冊とは全然違う心温まるお話だった。
    家族の形は人それぞれ。
    うちの息子も障がいがあり兄弟児問題に直面してるので読んでて辛かったです。。
    かそけきサンカヨウ と
    ノーチェ・ブエナのポインセチアが
    個人的に凄く好きだった!

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    2024年03月14日
  • ルミネッセンス

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    主人公が違う話がどこかで繋がっている、いわゆる連作短編集。

    どの作品も悪くはないのだが、この本の前に読んだ『八月の母』のインパクトが強すぎて、そちらのことを思い出し、考えてしまう。そのせいか印象に残っていない。
    読まれる順番が悪かった、というべきか。

    ま、読む順番が違っても☆3つが妥当な評価かとは思う。

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    2024年03月10日