窪美澄のレビュー一覧

  • いるいないみらい

    Posted by ブクログ

    短編小説だからか、ひとつ一つの話に何か物足りなさを感じた。核心をついていないような、、重要な部分、もっと深く知りたい部分までが描かれていなく浅い物語が並んでいるように思えた。デリケートな話が題材になっているからこそ、細かく描くべきだった部分が描ききれていない印象。当本人はもっと苦しく深い思いがあるはずなのでは?と思ってしまった。

    0
    2024年12月08日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    主人公2人がなんだかわからない間に惹かれ合っていてちょっとその辺がモヤモヤしたし、壱晴は飲みに行った帰りによく女性を部屋に連れ込む人みたいに書かれていたが物語の中での言動は決してチャラくはなく、どちらかというと忘れられない過去から逃れられていない人だし、
    なんか「?」と思う箇所はあるにはある。
    でもそれを除けば純愛もの。
    2人の真摯な向き合い方が浮ついてなくて好感が持てた。

    0
    2024年11月27日
  • 私は女になりたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奈美に同情した。
    奈美が家庭を壊したという描かれ方をしているけど、もし自分がこの本のような人と暮らしたら、きっと奈美と同じ気持ちになると思う。子供にも恨まれてしまっているのは本当に切ない。お金を錆びる父親が良い人であるはずがない。
    最後、恋人と再会するシーンは自分には要らなかったかな。思い出として美化したまま話が終わって欲しかったです。

    0
    2024年11月26日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

    Posted by ブクログ

    ちょっぴり辛いような中でのキラキラした出会いと生活。日々ってそういう感じだったりするのよね。 ぜんじいー!

    0
    2024年11月20日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024

    本屋をぐるぐる徘徊して、ときめいた本の1冊。初めてこの著者の本を読んだけど、読みやすかった。内容はなんだかお父さんが暴力を振るう描写が多くて少しげんなり、、あとは土下座の安売り感、なんだかあまり読んでて気持ち良いものではなかった。

    相手の中に忘れられない人がいる場合、それを越える人に出会わないと物事が進んでいかないよねえ〜。ふーー、恋愛って難しいねえ。

    0
    2024年10月22日
  • よるのふくらみ

    Posted by ブクログ

    読みやすくてさくさく読んだわりには特に感想がなくて何を書こうか悩んでしまった。
    この3人、あんまり好きじゃなくて。
    えーーー!とツッコミたくなる場面が所々あり、そこがいまひとつのめりこめなかった理由だと思う。
    でも幸せになりそうな感じで終わったので安心した。

    0
    2024年10月01日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    7人の短編。初めて読んだ波木銅の「フェイクファー」が意外に面白かった。学生時代のサークル「ミッシング」で着ぐるみを作ったり着たりして楽しんだ頃と仲間たちの話し。
    「裁縫は暴力の逆だから好き」と言う発想も面白かった。

    0
    2024年09月28日
  • いるいないみらい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どのお話も、子どもを産むことや、子どもっていいよね、いつか欲しいよねみたいな結論に向かわないのが本当によかった。
    もっぱら自分の最近の悩みが、子ども欲しくないけど持たない人生を決断しきれてない、ということなので、子どもを持たない選択肢も肯定されたような気がして嬉しかった。

    個人的には「無花果のレジデンス」が好きだったかなぁ。
    妊活、大変なんだよね…めちゃめちゃわかる。
    最終的にひと息ついて、2人の関係が良い方向に向かいそうな終わり方をしたのがよかった。救われた。
    この後もしんどい時期がくると思うけど、旅でもしながらゆるりと妊活していってほしいなぁ。

    そうそう、この本では養子という選択肢が提示されているのも素敵だと思った。
    子どもができないけど欲しいという人にも道を残している気がして。

    こういう小説、意外とけっこう需要あるんじゃないかな〜
    私はとっても救われました。窪さん、ありがとう。

    0
    2024年09月27日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    いつかは必ず終わりを迎えるこの生活を、大切な人との時間を、もっともっと大切にしながら過ごしていきたい。そう思わせてくれる作品でした。

    "貝のむき身みたいな自分"か〜。

    26/2024

    0
    2024年09月26日
  • いるいないみらい

    Posted by ブクログ

    色々な事情で子どもがいない人達のお話。
    難しいことだし、子どもを持つ、持たないに正解不正解はない。
    だからみんな悩むし、未来を想像する。
    でも自分たちにとってどちらが正解なのかもちろんわからない。
    本書の話でも登場人物たちが明確な答えを出す訳ではない。
    ただ考えて悩んで、それでも日常を生きていく。
    そしてそれでも良いんだと肯定してくれているような気がする。

    今手にしているもの、今の幸せを大切に。
    隣にいる人とは怖がらずにしっかり話す。
    それが大切なのだと教えてもらえた。

    0
    2024年09月15日
  • 私は女になりたい

    Posted by ブクログ

    取って付けたような理由をあれこれ並べて
    女である事をやめてしまいたくなる時もあるけれど
    それでもどうしようもなく女なんだよな私。
    と、本を読み終わってぼんやりと思っている。

    0
    2024年09月08日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。
    出てくる人たちそれぞれに思惑がちらつくのがリアリティあった。でも壱晴さんも桜子さんも、早い段階からお互いを大切な人だと思ってるのは、あれ?いつの間にそんな感じになったんだろうと、追いつけない感じは少しあった。
    全体的に話の流れが早くて読みやすく、苦しい出来事もあったけど、最終的には素敵な恋愛小説だった。
    師匠と壱晴さんの造る椅子に座ってみたい。

    0
    2024年09月04日
  • 朔が満ちる

    Posted by ブクログ

    まずこれだけ言わせてほしい。
    なぜ単行本の書影ままにしなかったーーーー!
    あの真っ赤な背景に斧一本。
    衝撃的な書影だっただけに残念。
    少し久しぶりの窪美澄さん。
    今回は自分と作品のジャンルが相性悪かったなぁぁ
    毒親。暴力が日常茶飯事の父親の元に生まれた主人公。
    生みの親に捨てられて施設で育ったヒロイン。
    "私たちは同じ"みたいなセリフ、
    この背景で言われてしまうとどうしても安っぽく感じてしまうのよ…(これは完全に個人の意見)。
    勿論救いのあるお話でしたが、
    史也と梓は最後の最後まで同志以上恋人未満でいて欲しかったな〜共感性が無いとなかなかハマれない。

    0
    2024年09月01日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2013年(第6回)。6位。
    いろんな目にあって、迷ってる3人と迷ったクジラの話。
    人間がクジラを救うとか、おこがましいね。すべて自然の摂理。
    って、由人くん、きもい。ミカかわいそうw
    ののか、会社がんばれ
    まさこ、親と離れるは正解

    0
    2024年09月02日
  • たおやかに輪をえがいて

    Posted by ブクログ

    ほぼ自分と同年代の作者が描く女性は、まるで自分のことを見透かされたような表現があちこちに出てきてイタイ。
    スーパーでそろえる色気のない下着で満足し毎日夫と大学生の娘のために家事をする、「ただのおばさん」が、夫が風俗に通っていることを知ったところから物語は始まる。
    完璧に「姉」キャラの絵里子。言いたいことを胸におさめ、ただ嵐が過ぎ去るのをじっとがまんして。
    「どうして怒らないのか」と後で娘に言われる。それから、こどものころからなんとなくなじめなかった母親にも「何か言うのが怖かった」と。
    そんな絵里子が、希望を抱けない自分の未来に疑問を持ち、親友詩織の理解を得てとうとう家を出る。レズビアンの詩織やそのパートナー、またその友人の「風の子(風俗)」と話をするうちに少しずつ自分の生き方を模索するようになる・・・

    詩織の経営する高級ランジェリーショップで隠れた才能?「人の話を聴く」を発揮し店長となり、自身もランジェリーだけでなく洋服やヘアスタイルに気を配るようになり、たまたま用事で帰った元のマンションに戻って荒れている様子を見てつい手を出しそうになるのをぐっとこらえて放置する。
    そうして静かに絵里子は強くなっていく。
    ひとりぐらしとなり、上機嫌で自分のために朝食を作る。ひとりとはなんと贅沢なのだろう。
    これは、わかる。 父が亡くなりひとりとなった母親もそんなことを言っているし、
    たまたま自分の家族がみな留守になったときにはそのような解放感を味わうこともあるから。ただそれがずっととなるとどうなのだろう

    「ただのおばさん」から華麗に?変身した絵里子、3度結婚した絵里子の実母、レズビアンの詩織とみなも、風の子の楓、旅先で出会った乳がんで乳房を失った鹿子、いろんなおんなたちの物語。

    いちばんインパクトがあったのは、楓の「風俗が介護の仕事だと気づいたら気が楽になった、性的な交わりを通して人を介護してお金をもらってる」というセリフ。
    なるほど。風俗も介護も家族以外の誰かにケアしてもらうっていう点ではいっしょ・・かなぁ。
    ***

    離婚してからガンになった父をひとりで看病し看取るところは胸にせまるものがあった。
    共感するところも大いにあるけれど、高級下着ショップを経営し仕事を与えてくれて、空いているマンションを提供してくれるような都合の良い友達はいないしな・・・

    窪美澄作品は3?4作目かな。さすがに女性の細やかな心情を描くのはとても上手。

    0
    2024年08月21日
  • やめるときも、すこやかなるときも

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公二人の視点がから物語がすすんでいく構成。それぞれの過去や心情が読んでいくにつれてわかってきて、感情移入できる。自分的には桜子の方には共感できるところがあり、涙した。壱晴の方は、さすがに気持ちを想像することしかできないものの、大変なものを背負いながら、その切ないトラウマ経験の元となった人と似たような女性にまた惹かれていく、この男性の運命と、その人との結婚を決意することによって、過去と罪悪感と精神のカタルシスを得るという、ハッピーエンドな物語。これからの二人には、明るく幸せな未来があるはず!

    0
    2024年08月21日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

    Posted by ブクログ

    軽く読めたけど、七海ちゃんに感情移入してしまってしんどかった。
    類くんのお母さんとか。
    近所にぜんじいみたいな人が居たらいいな。

    0
    2024年08月19日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

    Posted by ブクログ

    団地に住むみかげと姉の七海。
    ネグレクト、貧困、いじめ、孤独死、自殺、夜の学校、夜の仕事
    世の中の普段は見えてない、見ようとしていない暮らしにスポットを当てた話
    決して不幸ではなく、友だちや助けてくれる人もいて救われた。

    0
    2024年08月19日
  • トリニティ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに再読。
    どう生きるかは正解がないなぁと、この本読むと思う。もちろん時代も違うし、今は選択肢もめちゃめちゃ増えてるのかもしれないけれど、
    欲しい物全部望む人もいれば欲さない人もいるし、タイミングで気持ちは変わるし。でも何かを決めるその選択が正しいのか知りたい、安心したい、でも誰かの答えが私の正解にも安心にもなる訳もない、と、とりとめもなく考えながら読んだ。
    いつでも誰だって大変なんだな、という感想にたどり着くのかも。

    0
    2024年08月16日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。

    恩田陸『曇天の店』
    北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。

    米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
    バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。

    村山由佳『ANNIVERSARY』
    小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
    夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切っている気持ちになるのはしんどいですね。何回も繰り返すのかな。おかしくなりそう。

    窪美澄『真珠星スピカ』
    いじめられてる女の子。死んだお母さんが自分だけには見えている。空気の読めない担任(隣のお兄ちゃん)、いいお姉さん感がすごい保健の先生、不器用なお父さん。中学生の女の子の一人称で書かれていて、思春期のヒリヒリやヒヤヒヤが感じられてよかったです。ラストのお父さんのセリフ、泣いちゃいました。

    彩瀬まる『マイ、マイマイ』
    鈴白くんと別れることになるだろう。好きなのに。鈴白くんの落とした白い石には、彼の“恥”が入っていた。マイマイを戻さない選択をした主人公が偉いなと。

    阿部智里『李果を食む』
    兄弟で同じ現象を体験してるはずなのに、見てるものがまっっったく違う。怖い。スモモ?リカ?どっち!? 読み返しました。

    朱川湊人『フクライ駅から』
    友人が精神病院に入院した。彼の妹曰く、彼が都市伝説の生みの親だという。それがきっかけでおかしくなったと。しかし、友人は主人公にだけあるメッセージを送ってきて。人の裏の顔。そして、ラストは自爆していくのかな。疑心暗鬼のおまじないをかけられたのだろうか。こうなったらもう、戻れない。怖い。

    武川佑『細川相模守清氏討死ノ事』
    時代もの。幕府から追放された細川清氏と、彼に仕える小姓、孫七郎。彼らと烏天狗の因縁。時代ものは分からないところもあるのですが、アクションあり、情ありでおもしろかったです。烏天狗になるのは嫌なことかもしれないけれど、なってしまったら、それすら嘲笑うようになるのかな。

    乾ルカ『かぐわしきひと』
    自殺した双子の兄の遺品整理中に見つけた写真。そこに写っている美女に魅入られて…。そっちか!と見事にだまされました。残酷で美しい話。

    小池真理子『喪中の客』
    鳴らないはずのブザーが鳴った。訪ねてきたのは、妹の不倫相手の妻。終始、不穏な空気が流れていて、ゾクゾクしました。ラストは怖いからあんまり想像しないようにします。笑

    0
    2024年08月16日