窪美澄のレビュー一覧
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『たおやかに』とは上品でしとやかな表現のこと。結婚二十年、52歳の主婦が主人公。一人娘は大学生、住宅ローンもほぼ完済。人生は穏やかにこれから収束するはずが…意外な展開に。
真面目なだけと思っていた夫の風俗通いが発覚、大学生の娘がドラッグの売買に関係して警察に呼び出されたり、同窓会で久しぶりにあった友人が整形して同性愛だったり、自分の人生には関係の無かったような出来事に戸惑いながら自分自身の人生についても考えてゆく…そんな物語。
僕が男だからかなあ。女性ってなんでそう考えるのかなぁ…とか、そんなことないのになあ…主人公の感情に共感するところと意外に思う部分はあったが、他に登場する女性たちか個 -
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窪美澄さん4冊目。重い話であり、結末は甘すぎるかもしれない。それでも理不尽に父親から暴行を受け続け殺しかけた男と生まれてすぐに乳児院の前に捨てられた女が、それぞれの痛みを分かち合う努力をしながら求め合う物語は少なくとも幸せな家族を予感させるものとして終わって、私にとってはよかったと思える。それなのに13歳の時に男を救ってくれた元駐在さんから、男の父が男の祖父から暴行を受けていたことを聞かされる必要はなかったと思う。暴力は連鎖するとの伝説をここで想起させることで男の血にも殺しかけた父の血が流れていると問いかける必然があると思えない。希望を語るのであればDNAの話は抜きにした方がよかったと思った。
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窪さんのBL小説w
こうゆう感じの話はデリケートでバリケードな感じ、
異性に置き換えて読んでみるとドキドキするんですけど。
それぞれの視点で描かれているのが判りやすい。ものの見方は一方向だけでは見失うことも、双方向からならより鮮明になる。
特性だけ見てると個性を見失うし、人間性だけ見ていると悩みの原因がわからないし、バランスよく見ることが大事なんだと気づかされる。
継母の美佐子さんの視点が健気に不器用で海のことをよく理解してていい感じに思えました。
海は凄く良い環境で育ったようで、いじめられっこの璃子やカミングアウトの忍、海を捨てた父親の緑亮と一緒に食事している光景が異次元だけどそんなあり方が -
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ネタバレⅠ.ソラナックスルボックス
田宮由人
北関東の農家の次男として生まれる。東京の三年生のデザインの専門学校に進む。デザイン会社に勤める。失恋と激務でうつを発症した。
溝口
由人の会社の同僚。同じデザイン学校を出た先輩。
ミカ
輸入物の子ども服や雑貨の店で働く。専門学校の一つ上の科に通っていた。由人と付き合っていたが、浮気しておるところを由人に見られた。
由人の二歳年上の兄。
由人の二歳年下の妹。
亜優太
由人の妹が中学三年で産んだ男の子。
中島野乃花
由との会社の社長。年齢不詳。潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。
畠
会社でいちばん年長の男性。経理。
長谷川
いちば