窪美澄のレビュー一覧

  • 水やりはいつも深夜だけど

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    わたしはあんまり好きじゃなかったな。
    こういう人いるよね、とは思うけど、身近じゃないというか。
    共感できなかったし、サラッとしている話が多かった気がする。もう少し、精神が大人になったら感覚も変わるかな。

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    2025年12月11日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    友達におすすめしてもらって読んだ。人の生涯だからやっぱり長くて、友達におすすめしてもらってなかったらもっと読むのに時間がかかっていたかもしれない。友達が、人生ってこういうもんかっていってて、それ聞いたらすごく共感した。そう思ったら確かに、礼子は若い頃に出会った水本に心惹かれてその後誰と付き合っても水本は頭から離れず、結局60代になっても水本水本と、、。ほんとにいま20代の自分がそうなりそうで怖かったけど、まあそう言う生き方もあるのかと思ったらちょっとだけ人生に希望がもてたというか、まあ良かった。

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    2025年12月04日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    十人十色の人生がありました。
    全員闇深い。
    ただただ全員の闇の部分を知り、その時各々が感じたことをありのままに受け止める感じで読み進めました。
    かける言葉が見つからず己の未熟ささえ見つけてしまった本でした。

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    2025年12月03日
  • 夜に星を放つ

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    直木賞受賞作の本作は、全5篇からなる短編集。

    どの物語も“大切な人との別れ”や“もう会えない寂しさ”を静かに描いており、読後には胸の奥にじんわりと温かくも切ない余韻が残ります。

    始まったばかりのコロナ禍を背景にしたエピソードもあり、あの頃の先の見えない不安や孤独を思い出しながら、登場人物たちの感情に自然と寄り添ってしまいました。
    それでも彼らの心の奥には、希望のような小さな光が確かに灯っており、その光こそが“星”として描かれているように感じます。
    タイトルの通り、物語の中には星座や夜空が繰り返し登場します。読んだあとには、ふと空を見上げたくなる。

    そんな静かな力を持った作品で優しさと哀し

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    2025年11月29日
  • じっと手を見る

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    この本を選んだきっかけは、Twitterか何かで紹介されていたような気がする。性描写がすごく丁寧で官能的で生々しかった。
    結局いっときの気の迷いで、よく見える人についていくと、破滅に向かうなということがわかった。
    生まれてきた環境の違いで、人生の簡単さがこんなにも変わるのかとある主残酷性があった。
    あんまり明るい話じゃないので、気持ちが落ち込んでいるときには読まないほうがいいと思った。

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    2025年11月29日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    人妻とイチャコラしてたら旦那さんに拡散されて大変なことになった高校生の話…でいいのかな?
    お金も貰ってるし買われてるから…未成年ナンチャラで捕まるのは人妻の方だろうか?
    ストーカーであっても働かなくていいよって言われたら結婚するもの?
    色々疑問は出てくるが…楽しめました

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    2025年11月25日
  • アカガミ

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    2030年代の日本が舞台だが、その頃の若者は他者との繋がりも希薄化し、結婚はおろか、恋すら遠い存在になってしまっていた。
    そこに国が設立したお見合いシステム「アカガミ」に参加することになったミツキは、国に管理された生活の中、出逢った相手サツキと国が推奨する「まぐわい」の末に子を成すのだが、、、。

    読んでいて、どうにも胡散臭さがいっぱいなのに、それに気がつけない(疑問に思わない)若者たち。
    生きることにも未来にも、あまり意思や欲求が感じられない、言われることにも受け入れるばかりの子たちが、子供を持ち、恋をしり、だんだん私の知っている「人らしさ」を持ち出すのだが、そこで徐々に今の手厚い生活に疑問

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    2025年11月12日
  • 夜に星を放つ

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    人は人との繋がりの中でがむしゃらに生きているんだなと感じた。
    人はずっと変わらない関係を築けなくて、たえず変わっていく関係の中で自分の立ち位置を探し続けている。
    不安定な人間関係の中で安心するために。人との繋がりを感じた記憶をつくっていくのかもしれない。

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    2025年11月11日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • 夜に星を放つ

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    ちょっぴり切ない5話からなる短編集。
    ただ生きているだけで、思いもよらない哀しみがやってくる。

    ・真夜中のアボカド
    ーーー婚活アプリで恋人を探す。
    フリーでプログラマーをしているという麻生さんは、妙に女慣れしていなくて、前に出会った人みたいに食事の後すぐに、ホテルに行こうとも言わなかった。

    ・銀紙色のアンタレス
    ーーー 16歳の夏。僕は田舎のばあちゃんちで、泣いてるような顔で赤ちゃんを抱えたあの人に出会う。
    幼馴染の朝日は言う「水着着たわたし、かわいかった?」

    ーーー真珠星スピカ
    酷いイジメにあっている私は、今日も保健室にいる。
    亡くなった人は話すことができないのだと知ったのは、死んだ母

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    2025年10月31日
  • じっと手を見る

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    田舎の閉塞感と人間の弱さ•脆さ•不確かさみたいなものが真綿のように詰め込まれた本。

    地方は向上心を持たなくてもいいし、
    限られ、閉ざされたコミニュティのなかで
    やるせなさと共に傷を舐め合うんよな。

    故郷を思い出した。
    まあ流されるっていうのも一興なんですけどね。

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    2025年10月28日
  • じっと手を見る

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    自分にはもっと違う生きかたがあるんじゃないか、こんなはずじゃなかったと感じた隙間に出会う人や出来事、、、。
    登場人物は歪んだ一面を持ちながらも懸命に生きていて、愛しい気持ちで読み進めることができた。人間ってみんな戻るべき場所に戻っていくものかもしれない。
    根無し草のようにいなくなった畑中真弓と裕紀が幸せであれと、この先が気になってしまった。

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    2025年10月16日
  • 夜に星を放つ

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    別れや喪失感をもつ人たちのストーリーに星座をからめた短編集。
    全て切ない話だけれど主人公が前向きで、悲しみすぎないちょうど良い加減の描写だった。

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    2025年10月13日
  • じっと手を見る

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    「はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」
    という石川啄木の短歌は教科書にも出てくるくらい有名な国民的短歌らしい。(知らなった。)

    この小説は恋愛小説だが、主人公の日奈と海斗は介護士の仕事をしており、この石川啄木の歌は二人の生活をまさに言い表している。恋愛だけでない色んなことを伝えてくれる小説だと思う。

    狡くて滑稽だけど、優しくて愛らしい、すごく矛盾した、一筋縄ではいかない人間の姿が書かれている。恋愛の胸キュンというよりも、日々の暮らしと労働をメインに、誰かに支えてもらわないと生きていけない矛盾だらけの男女の様子を描いている。

    海斗の日奈への一途な想い

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    2025年10月06日
  • じっと手を見る

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    ネタバレ

     登場人物全員が思い通りにいかず、もがき、それでも、思い通りにいかないにしろ、自分の居場所を見つける様子が胸に沁みた。

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    2025年09月22日
  • 恋愛仮免中

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    ネタバレ

    5人の作家さんが恋愛をテーマに描いた短編集。年齢も様々な登場人物が物語を動かしている。人の数だけ恋愛の形があると感じさせてくれる本。特に原田マハさんの「ドライビング・ミス・アンジー」が面白かった。甘くて、切ない。

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    2025年09月05日
  • アニバーサリー

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    母親が売れっ子の料理研究家の娘の真菜、戦時中に子育てに奮闘したマタネティスイミングインストラクターの晶子 。
    二人の人生、子育てを描いた作品。
    それぞれに負を抱え前向きに人生を謳歌しているが、闇の部分もある。
    女性は強く、そして繊細である事を考えさせられた。

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    2025年08月23日
  • たおやかに輪をえがいて

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    ネタバレ

    女性は、長らく、自分の人生を自ら選択して歩むことが難しかった。できるよ、と言われても、多くは慣習や前例によって阻まれた。時代が流れて、できる女性とできない女性、しなくてもいい女性とせざるを得ない女性、ときに分断が生まれることもあり、主体的に人生を歩むことに対する否定的ななまなざしはなかなか減少しなかった。
    その理由のひとつにロールモデルが少ないことはあるけれど(できる女性とせざるを得ない女性がいるのでいるはいる)、それ以前に自分が置かれてる状態への違和を感じるきっかけがなかなかないことも理由のひとつだと思う。主人公のように、夫の風俗のカードを見つけたりしない限り。また、違和を感じても、自ら選択

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    2025年08月10日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマに、ということでもっとドロドロとした無情で無慈悲で綺麗事なしの恋愛を期待していたけど、その期待は外れた。あくまで個人的な見解だけれど、一般的な略奪愛のイメージではなく、「偏愛」アンソロジーの意味合いが強いと思う。
    そういう意味では個人的には肩透かしを食らった気分だったけど、ひとつひとつのストーリーは面白かった。特に文鳥の話はお気に入り。

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    2025年08月07日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    2025-07-27
    大半は辛い。特に2章、社長の話は読むのが苦痛だった。たぶん、その状況だけは自分に絶対理解できないものだから、余計に辛かったのだと思う。
    世界は自分のせいではなく残酷で、クジラは自分とは無関係に存在している。けれど、自分もクジラとは無関係に存在しているし、存在していていいんだ。

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    2025年07月27日