窪美澄のレビュー一覧
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ネタバレⅠ.ソラナックスルボックス
田宮由人
北関東の農家の次男として生まれる。東京の三年生のデザインの専門学校に進む。デザイン会社に勤める。失恋と激務でうつを発症した。
溝口
由人の会社の同僚。同じデザイン学校を出た先輩。
ミカ
輸入物の子ども服や雑貨の店で働く。専門学校の一つ上の科に通っていた。由人と付き合っていたが、浮気しておるところを由人に見られた。
由人の二歳年上の兄。
由人の二歳年下の妹。
亜優太
由人の妹が中学三年で産んだ男の子。
中島野乃花
由との会社の社長。年齢不詳。潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。
畠
会社でいちばん年長の男性。経理。
長谷川
いちば -
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予備知識なく読み始めたら、最初から性描写で、電車の中で読み始めた私は、ドギマギしてしまった。そうだった、これは「女による女のためのR-18文学賞」の大賞作品だったのだ。BSのテレビ番組「あの本読みました?」で紹介されたのを見て、手にとったのに、そんなことも忘れてた。
高校生斉藤くん、そのセックスフレンドで人妻の里美(あんず).斉藤くんの同級生松永七菜、あくつちゃん、セイタカこと福田くん、そのバイト先の田岡さん、そして斉藤くんの母親の助産師。なんだかみんな、見えない蜘蛛の糸に絡め取られてるみたいに、生きづらい毎日を送ってて、泥沼に足を掬われて動けないような物語が続く。結構、苦しい。ほんとうに生き -
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ネタバレ昔のティーンズ小説っぽい文章だなぁ…それのBL版?ストーリー的には目新しさはない。でも印象深い表現は読んでておもしろいなぁと。
受け、攻め、女友達、攻めの元カノ、受けの父親、受けの継母それぞれの視点から。いじめられていた璃子とさおりが旧友のように馴染むのと、受けの父親を呼び捨てにするノリがよくわからない…。
あと気になったのは受けは女の子っぽいと言及しているので性同一性障害ではないのかな?と認識していたのだけど。途中で女の子要素はなくなったのか。
まぁそれだと“ゲイ”である攻めとは相容れなくはなりますね。
どちらもゲイだからこその苦しみと、お互いの家庭環境に対する妬み。くっつくのが電光石火だっ