窪美澄のレビュー一覧

  • よるのふくらみ

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    同じ一人の女性を好きになってしまった兄弟。
    他の登場人物も含めて、人を好きになるってことに少し考えたり。
    アーケードの商店街、幼なじみ、、。
    温かい気持ちになれた小説でした。

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    2024年01月28日
  • すみなれたからだで

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    無様に。だけど、私はまだ生きているのだ-。焼夷弾が降る戦時下、喧騒に呑まれる80年代、そして黄昏ゆく、いま。手さぐりで生きる人々の「生」に寄り添うように描かれた8つの物語。

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    2024年01月27日
  • いるいないみらい

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     子どもがほしい夫とそれを強く望まない妻や子どもが大嫌いな女性、子どもを亡くした男性などが主人公の、子どもに纏わる短編集。子どもがほしいと夫にお願いされても、妊娠から子育ても含めて負担がかかるのは女性の方なので、踏み切れない気持ちもわかるし無理しなくて良いと思う。産んでみてやっぱり無理でした、では済まない。『無花果のレジデンス』にあった妊活プレッシャーは夫と妻どちらの気持ちにも共感できる。望む人の元にすんなり来てくれるシステムだったらいいのに。『私は子どもが大嫌い』が1番好きだった。どんな価値観の人にも、その人の選択によって幸せな未来が訪れますように。

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    2024年01月25日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    ・お兄ちゃんはお兄ちゃんで大変だったんだな
    ・作者はこの小説の舞台となるマイルドヤンキー的地方都市で暮らしたことがあるのではないかと感じさせるほどのリアリティ.作家ってすごい.

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    2025年05月28日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    心情描写がかっこつけていない、というか、素直というか、生々しいというか。固い決意と脆い自分とと、浮かれる自分と悩める自分が同居する。そんな矛盾してるけど、実際そう。というような2人の主人公をいつのまにか心から応援したくなってしまう物語。
    言い換えると自分の家の椅子を確認してしまう話。

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    2024年01月13日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    2023/12/29

    死のうかなと思った由人。死にたくなってしまった野乃花と、死なせたくない由人。死にたくなってしまった正子と、死なせたくない野乃花。
    自分が死にたくても、死んで欲しく無い人はいるんだよね。
    鯨を見に行く3人。

    野乃花の人生がやり切れなかった。高校生に手を出す成人は総じてダメ男。

    正子の人生も涙が滲んだし、リストカットの描写が胸が痛かった。かまってちゃんで切ってるわけじゃ無い。

    人の人生、何があったかなんて外からはわからない。

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    2023年12月29日
  • ルミネッセンス

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    私は好きな話。現実味もあるけど、不思議な雰囲気もあり、少し怖い。短い短編のつながりも読みやすかった。

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    2023年12月23日
  • ルミネッセンス

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    窪美澄さんによるダークサイドな短編集。
    古い団地を舞台に、そこに住んでいたりそこに住む人と関わっている人物が主人公として登場する。
    寂れた団地と、その側にある池がまたダークな雰囲気。
    真っ当とは言えない過去や現在を生きる人物がたくさん出てくるので楽しいとは言えない小説だけど、私は好きでした。
    1つ1つが短めだからさらっと読めるけど、後を引く感じ。ホラーっぽい読後感のものもアリ。

    不倫(のような関係)、いじめ、記憶にない殺人などがテーマとして現れ、じめっと終わる作品群の中、1人の少女が主人公の「宵闇」だけは明るさというか光を感じる作品だった。
    暗いしダークなのだけど、それで終始するわけではない

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    2023年12月05日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    読書備忘録781号。
    ★★★★☆。

    軽い感じの表紙絵ですが、物語は現代日本が抱える大きな2つの問題を組み合わせている。
    でも、決して暗いエンディングではないので読後感は全然良いです。笑

    昭和、高度経済成長期に建てられたいわゆる団地。
    建物の老朽化と住民の高齢化が進む。
    そんな団地に、幼くして父親を亡くし母親は家を突然出ていき、その日その日を必死に生きる棚橋姉妹がいた。
    姉の七海は生きるために収入の良いデリヘルで働く。妹のみかげは夜間高校に通い、昼はパン工場で働く。
    みかげは、小中といじめに晒され、夜間高校に進学することにしたが、将来に何も希望を持てないでいた。

    そんなみかげが夜間高校で初

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    2025年08月11日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    生きる意味を失い、生きる気力を無くした三人それぞれの苦悶に胸が苦しくなったが、クジラを見に行くというきっかけで三人が行動を共にし、現地の人々のやさしさのなかで三人の絆が強まっていく様子と、もう一度前に進んでみようという心の動きに感動した。生きることで失う悲しみや苦しみも味わうはめになるけれど、新たな光を見出し大切な何かを得ることができる。生きることが許される限り強く生き続けていこうと思わされる作品だった。

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    2023年11月25日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に

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    2023年11月20日
  • 二周目の恋

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    短編アンソロジー作品。大人な内容でした。恋にも色々なカタチや想いや愛情がある。作家さん達の個性や魅力が溢れていました。

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    2023年11月14日
  • ルミネッセンス

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    前向きになれる宵闇がいちばん好き。
    他は沼に引き摺り込まれた感じかな。
    古い団地と暗い沼らにははとても不安にさせる。

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    2023年11月09日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    同じ商店街の中で育った圭佑•裕太の兄弟とみひろ。3人が交互に主人公となる短編が繋がって一つの話になっていた。圭佑と裕太の父親は不倫を繰り返して家庭不和になる。みひろの母親は浮気相手と家出したかと思ったら3年後にちゃっかり戻ってくる。狭い商店街の中でそれぞれが親の異性問題で悩まされたことが自身の人生にも大きく影響する。そのトラウマも影響し圭佑とみひろは別れてしまう。双方が大きく傷ついてしまったが、みひろは裕太と、圭佑は京子と幸せになれそうな終わり方で良かった。

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    2023年11月06日
  • アカガミ

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    ネタバレ

    アカガミは国が少子化対策として打ち出した制度。利用者はアカガミが用意した団地で生活する間は生活が保障される。そして、アカガミを通して生まれた子供は国のものになる。初めから嫌な予感はしていたけど、国が子供を増やすための効率的な制度だった。今の時代はお節介おばさんやお見合いも無くなっているので、このような制度があることは子供を増やす上で効率的だと思う。しかし、それは国としてメリットがあるだけで、1個人としては自由恋愛から自分の意思で相手を選び結婚して子供を授かりたい。初めて読む小説テーマだったので、作品として面白いと感じた。

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    2023年11月04日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    ネタバレ

    様々な作家による「結婚」についてのお話。
    白い結婚側は素敵な結婚で、黒い結婚は不幸な結婚だった。
    特に黒い結婚の方で、似た話があってゾッとした。入り口は気づかないところにあるもんだ。
    白い結婚の方の初恋のバンドマンの話はこんなカップルもありだよなと思わせてくれる、幸せなお話だった、

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    2023年10月24日
  • ルミネッセンス

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    ほんの少しの執着から
    突然ダークサイドに堕ちる

    憑き物が落ちた話(宵闇)と
    何かに取り憑かれたかのような行動を起こす話(それ以外)

    2023.10

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    2023年10月23日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    大人3人の恋愛のお話。あっという間に読んでしまった。そして読み終わってからも、あの人の何がいけなかったのか、どうしたら上手くいってたのかな、とか色々考えてしまった。
    同じ商店街で生まれ育った圭祐と裕太の兄弟とみひろ。設定は少女漫画にありそうだけど、この物語はそんな爽やかなものじゃなくて、人間のずるいところや汚い部分もたくさん出てる。こういうタイプのお話って、最終的に誰もくっつかないことが定番だと思っていたので予想外の展開に驚いた。個人的には裕太を応援してたので嬉しいけど、圭祐の苦しさも想像しきれない。
    単に組み合わせが悪かったのかな。自分の思いをちゃんと伝えていたとしても、それでも上手くいかな

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    2023年10月06日
  • ご本、出しときますね?

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    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

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    2023年10月05日