窪美澄のレビュー一覧

  • トリニティ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    女性の人生を描く内容大好きなのもあり、すっかり引き込まれて読みました。

    なんでも完璧にはいかないけど、3人とも、何を手に入れたいか認識して、自分の人生を生きた実感があったんじゃないかなぁと思いました。

    最近身のまわりで思うところがあり、人間関係の中で自分が一番だと感じさせてほしいと思う感情のやっかいさに、疲労感。

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    2022年10月22日
  • すみなれたからだで

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    読み応えのある短篇集だった。
    生きている限り切り離せない「生と性」がおそらくテーマで、そこに「死」のエッセンスが加わってくる。

    自分自身歳を重ねて思うのは、まさに「すみなれたからだ」で何十年もこの身体と付き合ってきているのに、いまだに掴み切れない…というか、歳とともに変化してゆく部分を実感せずにはいられないということだ。
    太りやすくなる、疲れやすくなる、など加齢とともに表れやすい一般的な変化もあるし、女性ならば生理や出産などでの変化は人それぞれで、同じ女性同士でさえ理解し合えないことも多々ある。
    そこに男女の性愛が加わろうものなら、悩み、虚しさ、過去に対する思いなど、様々なものがないまぜにな

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    2022年10月16日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子、朝井リョウ、長嶋有…。小説家は普段何を考え、どうやって作品を生み出しているのか。無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と作家たちが“自分のルール”を語りつくす。BSジャパンの同名番組を書籍化。

    作家が何を考えているかがうかがえて面白い。

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    2022年10月14日
  • ご本、出しときますね?

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    これ、とても良かったです。
    私がまた読書にはまるきっかけになりました。
    いろいろな作家さんの人柄がわかり、作品に興味を持てます。

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    2022年10月13日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    主要登場人物の中で、なんだかんだで一番安定してそうに見えた卓巳が、一番再浮上の兆しが見えなくてびっくりした(松永のお兄ちゃんや田岡は脇役なので除く)。
    「妊婦である自分に気遣いを見せたので大丈夫だと思う」って発言があったんだけど、発言者が、あまり人間観察力があると思えないのっちーだからなぁ。
    もちろん台風の際の松永邸でも、いざとなるとしっかりした一面は見せているのだが、それが卓巳の本質なだけに、傷はあまりにも深いように見える。
    何より、本人の意思が見えないのだ。より過酷な環境にいる良太やあくつには、生き抜こうと言う意思が感じられ、上昇志向も芽生えてきた。七菜はズレているけど、深く悩まずしたたか

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    2025年10月21日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    1960年代に出版社の新雑誌の編集部で出会った3人の女性たちのお話。
    まだ女性の大半が結婚・出産を機に退職するのが当たり前だった時代にイラストレーターやフリーライターとして世の中を渡っていこうとする妙子と登紀子に、事務職で入社し編集職に誘われたものの結婚を選んで専業主婦になった鈴子。
    3人の生活、結婚とその後、仕事振りが、昭和から平成の出来事とともに描かれる。
    妙子や登紀子にはモデルがあると知ってググってみたが、大橋歩という人も三宅菊子という人もまったく知らなかった。雑誌は「平凡パンチ」のようだが、私は「平凡パンチ」よりも「週刊プレイボーイ」のほうが好きだったもんなぁ。

    生まれも育ちも性格も

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    2022年10月06日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    窪さんの作品で初めて読んだもの。

    衝撃でしたね〜

    フィクションと書いてますが、これ本当なのでは?と思ってしまって、息を呑みながら読みました。

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    2022年09月23日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    共感できる人が多そう 登場人物がみんな普通に生きていたつもりなのに、「なんでこんな風になっちゃったんだろう」という感じがリアルで惹き込まれる。

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    2026年01月12日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    完読した際にどっしりとした重みが。600ページに及ぶ文庫本は僅かです。妙子、登紀子、鈴子3人のそれぞれの人生が綴られていて外から見ると羨ましく見えても本当の真実は分からないなって感じました。
    達成感と面白ろかった分厚い文庫本です。

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    2022年08月27日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    ネタバレ

    正直に言うと、後半は先が気になってどんどん読めた。でも前半は、重くて嫌な感じで、中々読めなかった。フィクションだとしたら、呆気なくて切ないけど面白いお話だと思う。

    ただ確かに、本当にあったことと考えると、被害者家族は嫌だろうな。倫太郎も一緒に死ねてればいいのにって思ってしまったし、最後のなっちゃんの様子は、悲しみで気が狂っちゃったってことじゃないのかな?

    職業柄は、晴信の成育史可哀想。親も人間で未熟だよなぁ、子どもができたらいきなりまともになれるわけじゃないし。血の繋がりって難しいな。

    涅槃と因果。
    私は、このタイトルは、輪廻からは良くも悪くも抜け出せないし、望んでしまった煩悩がやっぱり

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    2022年08月20日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    鈴子、登紀子、妙子の一生を綴った壮大な物語だが、共通点は潮汐出版にいたことで、鈴子は事務員、登紀子はフリーライター、妙子は早川朔というペンネームのイラストレーター.鈴子の孫の奈帆が登紀子の話を聞き取る形で話が展開する.戦後の様々な事件が巧みに織り込まれており、その時代の空気を思い出しながら読めた.鈴子が最も一般的な女性の歩みを辿っていたが、妙子の幼年期からの苦労話が最も楽しめた.登紀子はライターの家系でそれなりの資産もあったので、お嬢様風の立ち回りを演じていたが、奈帆への振舞にもその生い立ちの名残が見えたのも、面白かった.妙子の息子 謙と奈帆の出会いがこの物語の発展性を示していると感じた.

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    2022年08月10日
  • アカガミ

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    ネタバレ

    あくまで、フィクション。でも現実。
    そんな内容で、引き込まれる作品。
    -あんたたちはどんな身分なん-
    違和感が徐々に募るサツキ。
    伴って不安感が募る読者である私たち。
    最後にはハッピエンドのようなバッドエンドのような、不思議な終わりを迎える。
    引き込まれる作品でした。 

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    2022年07月28日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    若い頃は恋愛の先のゴールが結婚で
    とても幸せなことだと思っていた

    時間をかけながら夫婦や家族の形が変わっていく
    夫婦の数だけ形もあって
    結婚の意味がある
    それはまさにこの短編集の最後の
    「いつか、二人で。」の一節にあったように
    夫婦の最後にならないと結婚の意味は分からない

    この本は黒い結婚と白い結婚に分かれている
    黒はダークで少し現実離れをした設定
    白は現実的な設定
    バラエティーの富んでいてどの話も面白かった
    窪美澄さん
    滝羽麻子さん
    中島京子さん
    の作品は読んだことがあるけれど
    殆どの作家さんの作品を初めて読んだ

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    2022年07月15日
  • すみなれたからだで

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    窪さんの小説を読んで、いつも思うのですが。
    ほかの作家さんにない、奥行きというか心の動きというか、そういったものが怖いくらいに伝わってくるのです。

    どうして踊るんだ?そこで触れたもの、見つけた物から感じたもの。そしてそれをどうして??とかね。

    フィクションもあるけれど、ノンフィクションでもあるというようなことがあとがきにありました。

    ひとはけして人には言わないけれど、いろいろなものを抱えて生きているんだ、誰にも言えないこともあるでしょう。きれいごとだけでは生きていけない。そうですね、孤独なのかもしれないなあ、と改めて。

    うまく書けなくて申し訳ないのですが、すばらしい作家さんだと毎回思い

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    2022年06月03日
  • 妖し

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    ネタバレ

    「喪中の客」終始いやな予感にドキドキさせられ、身構えていたのにやはり最後にゾクリ。やられた。

    「細川相模守清氏討死ノ事」時代物は苦手だが我慢して読み続けただけの価値はあった。読後爽快!ニンマリ

    「フクライ駅から」なーんだネット系の都市伝説かぁ…期待せず読み進めたら意外な展開になり引き込まれた。フェスタのその後を知りたくなる。

    「真珠星スピカ」なんて素敵な家族。泣けた。

    「わたしキャベンディッシュ」バナナに対する認識が変わった。シゲルの味が気になって仕方ない。

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    2022年05月19日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家さんの生の声というか、フィクションではない部分を知る機会ってあまりないので、こういう対談集で人となりを知るのはとても興味深い。ますます好きになったり、まだ読んだことのない作品を読みたくなったり。
    知らなかった作家さんも、まずこんな人なんだということがわかってから読んでみたい!と思うのも新鮮。

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    2022年04月06日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家ってぶっ飛んでる!と思ったり、意外と庶民的、と思ったり。なかなか知ることのできない彼らの本音やキャラクターを垣間見れてうれしい。
    対談形式なので、すらすら読めた。

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    2022年01月10日
  • 雨のなまえ

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    奥行きのある描写がは流石です。
    いろいろな人生・生き方を感じました…が、
    さらに最後のあとがきがまたすばらしい。

    「人生の幸福なイベントのさなかに存在として根源的な不安と恐怖が紛れ込み、・・・」(あとがきより)

    そうそう。
    全体に通じてあるのは、人生は表向き幸福にみえても、(ひとは言わないだけで)背景には不安や恐怖が見え隠れしている。
    そして、それははたから見て修復不能かもしれない、修復するつもりがないかもしれない、等々思いつつ、私たちははらはらしながら読むわけだ。

    そのどきどきがいいわけね。
    凄い本かもしれない。

    そんな何十年も幸せが続くわけがないよな~
    そんなところはお金持ちも貧乏

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    2021年12月12日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    まだまだ女性は結婚して専業主婦になるのが当たり前だった昭和の時代に仕事、結婚、男、子どもで悩む女性。

    今は専業主婦にならない方が多い時代になったが、その分、仕事、結婚、男、子どもに悩む女性が増えた。全部を手に入れるのは難しいし、全部持ってます!って言われても嘘っぽいと感じてしまうな。
    幸せになりたいだけなのになぁ。。。

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    2021年12月08日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    580ページも初めて読んだ。

    昭和時代を駆け抜けた女性3人
    (イラストレーター・ライター・雑務→専業主婦)の話だった。

    昔の話といいたいが、いま現在も女性の社会での扱いは厳しいものがある。

    3人ともお互いのことを羨ましく思っているが、
    その裏には問題を抱えて生活している。そこがもし男性であればと考えてしまう。

    こらから社会を見直す為に必要な一冊なんじゃないかなと思いながら読んだ作品でした。



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    2021年12月01日